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68. 雷は誰の仕業?
しおりを挟む今、凄い大きな雷が落ちました。
凄い音と光が辺りを包んでいます。
「えー!嘘~!あの方が怒っているみたいよ」
アフロディーテ様…こ、声が出てますよ、大きい声が…。
皆さんに気づかれますよ。
アフロディーテ様って…何だか軽い感じがするのは気のせいかな?
『これで良いの?でも心の会話ってめんどくさいわ~』
『我慢してください。私達は隠れて様子を見ているんですから』
『は~い。わかったわよ…でも、さっきの雷だけどね…』
「おい!なぜ貴女がここにいるんだ?」
へ?
見上げるとさっきまでご主人様達の所にいた黒髪の神様が目の前に立っていた。
「やだ~、見つかっちゃった」
だから、声が大きいって言ったんですよ。
どうするんですか!
見つかっちゃいましたよ!
アフロディーテ様ってば、てへぺろっ…て感じの見つかっちゃった…でしたね。
反省してませんよね。
「サファイア!…と神様?どうしてここにいるのですか?」
ご主人様も気がついたみたいです。
驚いて目が見開いています。
「アデちゃんも久しぶりね~。何だか大変そうだから様子を見に来たんだけど…邪魔しちゃったみたいね…」
アデちゃん…?
ププッ…。
ご主人様ってアデちゃんって呼ばれているんだ。
「おい!俺が質問しているんだ」
黒髪の神様が怒っています。
「あら、ごめんなさい。貴方は変わらないわね…その短気な所とか治した方が良いわよ」
アフロディーテ様って…本当に空気読まない人みたい…。
「貴女は変わりませんね…その緊張感の無いところ…」
溜め息つかれてますよ。
「フフッ…ありがとう」
いや、アフロディーテ様誉められてませんよ。
「あっ、でもね…こんな話をしている場合ではないと思うのよ…ほら、あそこの男の子雷にやられてるわよ…」
みんなが一斉にアフロディーテ様が指差す方を見た。
その先には…ハイリが倒れていた。
「今だ!ハイリを捕まえろ」
ご主人様が言うと黒い服を着た人達が出てきてハイリを捕まえろようとしている。
黒髪の神様が片手を挙げて何かをしようとしている…。
「貴方はも姿を消した方が良いわよ」
アフロディーテ様が笑顔で黒髪の神様に言った。
黒髪の神様は挙げていた手を下ろしてアフロディーテ様を見て言った。
「何故だ?」
「さっきの雷…誰の仕業かわからなかった?今度は貴方を狙って落ちると思うけど…」
笑顔で言うアフロディーテ様が怖いです。
「…アイツか」
黒髪の神様は少し考えていたけど、誰のことかわかったみたいです。
「だから、早く消えた方が良いんじゃない。あんな人間の事で大ケガをするなんてバカらしいじゃない」
「…そうだな…とでも言うと思ったのか」
黒髪の神様が不敵な笑みを浮かべています…。
どうなるの~?!
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