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和也の家二日目。相変わらず強面の方々が闊歩してる家の中で俺は朝食を四人で食べていた。
正面にはニコニコ顔の和也父と智也さん。夜中の出来事を話したんだろう。それでも嫌な顔されていないのは心地いい。
「さぁ…いっぱい食べてくれよ。昨日は付き合わせてすまなかった…疲れただろう?」
「いえ…とても美味しいです」
二人のニヤニヤに和也もドン引きしている。俺は心地良いが居心地が悪い…。もうバレているし俺は和也を大事にすると智也さんに宣言している。俺は男だ!やる時はやる。
「それで?今日の予定は決まってるのか?」
「ん?特に決めてねぇな。剛はどっか行きたいか?車出せば海とか行けるぜ?」
「海かぁ…ん?いや…やめておく」
「なんでだ?…はっ…ごめんなっ」
二人で顔を真っ赤にして下を向く。俺の身体には昨日縛られた跡が残ってる。そんなんで水着を着たら変態だ。俺は書記じゃねぇ…。
「くっ…はっ…」
智也さんが笑ってる。親父さんも何か気づいたのか、わけぇなぁと呟いた…。
居た堪れない。
「どうせなら夜ご飯食べに行かないか?智也と行く食事会があるんだが…」
「はっ親父…それはどっちのヤツだ?」
「何言ってやがる。ちゃんと堅気の仕事の方のお呼びだ」
堅気…。箸が止まった。
「剛くん。家は見ただけでわかると思うが堅気じゃねぇんだ。でも先代から不動産や土地を転がして商売ちゃんとしてるんだぜ?だから今日の食事会はいろんな職種が集まって交流会する場って事で集まるんだ。良かったらどうか?俺の婿を見せびらかしてぇ…」
「ブッフォっ!」
味噌汁を吹いた。
「剛!」
ゲホゲホっ。
涙眼になりながら親父さんを見る。頬が赤い…。
「こんなイケメンが和也を貰ってくれるんだぞ?周りに見せびらかしたいと俺は思う」
「俺も賛成だ。やる事ないなら夜くらい美味しいもの食えよ」
「これは公認でいいのか?」
俺と同じく固まってる和也に聞いてみる。俺としては美味しいものを食べるのは好きだから良いが…。いきなり和也のスペースに俺が入ってしまう。いくら大事でもそれは違うと思う。
「はっ…親父達の言葉嬉しくて固まってた…俺は全然良いぜ!ってかスーツ買いに行こう。ショッピング!」
俺の考えすぎだと分かった。
今までにないくらいテンションが上がってる和也。お金の心配はない…。あのババァから奪い去ってるカードがある。
「ははっ…。そっかっ…ご迷惑じゃないならよろしくお願いします。よければ食事会のイメージを教えてくれたら嬉しいです」
なんか幸せだな…。自分らの気持ちが周りに認められると嬉しい。顔が緩んでもしかたない。
「俺の婿はかわいいなぁ…」
「俺の義理弟はかわいいなぁ…」
「おいっ見てんじゃねぇ」
和也も楽しそうに戯れている。少し羨ましくなってしまう。俺には常に仕事してる母親しか分からなかった。俺はこの人達に多分色んなものをこれから教えてもらうんだろう。
「ごほんっ…今日はフォーマルで大丈夫だったな。食事も立食だろう。殆ど情報交換だからそっちはこちらに任せてゆっくり美味しいものを食べてくれれば良い。あっ!でも呼んだら来てくれよ…自慢したいからなっ」
それは譲れないってか。
「分かりました。楽しみにしてます。それじゃ少しお時間ください。和也と買い物してきます」
二人で買い物の準備する為に部屋に戻る。
「はぁ…なんて良い婿だ。器量がいい度胸もある。男気もある…色気も…完璧だな!」
「そうだな!はっはっはっはっ…!」
和也父と智也さんが抱き合って喜んでるのを隅で待機してたブラックスーツは涙を流しながら頷いて見ていたなんて誰もわからない。
そんな事があったなんて露知らずに俺はまた和也と駅前に来ていた。
「んー。フォーマルって言ってもどんな感じにする?」
「そうなんだよな…。パンツとジャケットとベストは決まってるからな…あとは小物と靴だな。色どうするか迷うな」
会場の証明の印象で随分変わってしまう無難で行くか若さで攻めるか…。
「和也がよく言ってる店とかあるか?取り敢えずそっち言って決めよう」
「OK。んと…あそこならスーツも大丈夫だな…よし!行こう」
促され歩き出す。
ふと気になったことを聞いてみた。
「気を悪くしないでくれよ?和也の母親に俺はまだ挨拶してないんだが」
「ああ…俺の母親は…っはは!世界中を回ってるただの旅行好きの母さんだ。俺達が手が掛からなくなったから遊びまくってるぞ。暇になったら帰ってくるから今度運が良ければ会える」
笑いながら答えてくれた。そうかなら良いんだ…。今度会えたら挨拶しよう。
店に到着した。
どんなお店か…良いじゃねぇか…。とてもシックで落ちついてる外見のお店。尚且つ置いてる商品は派手ではないのにワンポイントで遊びも入れてる。これは恥ずかしくない。
「良い店だ。さて選ぶぞ」
俺達が入店して店内が騒ぎ出す。一人の男性定員が寄ってきた。
『何かお探しでしょうか?宜しければ御伺いいたします』
「気にしないでください。自分達で選べます」
俺がピシャリと言う。流石店員だ…畏まりましたと。すぐ離れてくれる。それからの俺達はすごかった…。
恋人同士の様にあれが良いこれが良いお互い身体に当てて比べてみる。
それで決まったことは…俺が和也をコーデして、和也が俺をコーデする。
そう決まったら俺はすぐ行動に移す。和也は筋肉質でも着痩せするタイプだから…あぁ…金髪も生かしたい…。
よし。俺はこれに決めた…グレーのジャケットと同色のベスト。シャツはブルーでネクタイは紺色に赤の唐草模様。下は勝負して真っ白なストレッチ素材のチノパン。
靴は光沢のあるダークブラウンの本革。
簡単にカフスをスワロスキーがワンポイントで入ってるのにした。
「よし!試着してこい」
和也を促す。暫くして出てきた和也は最高だった。チノパンは足の筋肉のバランスを良く映えさせている。ダボったいと言われる白も足が長い和也が履くと嫌味に見える。襟裳のワイシャツのブルーも良い。
完璧だな。
「それ俺がプレゼントするよ」
親の金だが将来俺が働いて返すから大丈夫だ。最初からその約束だし。俺はちゃんと守る。
「マジか?俺が全然選ばない色だわ…でもありがとう。俺が選んだのは俺がプレゼントするな」
「あぁ…わかった。じゃあ頼む」
椅子に座って和也が持ってくるのを待つ。
「いいぜっ!これ俺好み」
「結構攻めてるなっよし…着てくる」
試着室に入ってマジマジと見る。和也らしい…和也が選んだのは光沢のある紺色のスーツでベストもセットのやつだ。
ただ紺色のスーツに薄く黒色で迷彩の模様が描かれている。遊びだ…兎に角それを着た。ネクタイは…同じ紺色だった。しかし結んだ時丁度結び目より少し下に黄色で天の川の様な模様が斜めに掛かっている。これは良い。
靴はライトブラウンの革靴で俺は出た。
「どうだ?」
「おぉ!いいじゃん。イメージ通り。今日楽しみだな」
「あぁ…そうだな。あっ一ついいか?和也革ベルトの腕時計持ってたら貸してくれ。俺のは家にある」
「いいぜ。沢山あるから選んでくれよ」
「さんきゅ」
思ったほどに早く終わった買い物を終え、帰ってきた。夜までの時間に時計とかハンカチとか色々貸してくれると言うので物色する。
そして夜俺は美味しいご飯の誘惑に誘われる。
正面にはニコニコ顔の和也父と智也さん。夜中の出来事を話したんだろう。それでも嫌な顔されていないのは心地いい。
「さぁ…いっぱい食べてくれよ。昨日は付き合わせてすまなかった…疲れただろう?」
「いえ…とても美味しいです」
二人のニヤニヤに和也もドン引きしている。俺は心地良いが居心地が悪い…。もうバレているし俺は和也を大事にすると智也さんに宣言している。俺は男だ!やる時はやる。
「それで?今日の予定は決まってるのか?」
「ん?特に決めてねぇな。剛はどっか行きたいか?車出せば海とか行けるぜ?」
「海かぁ…ん?いや…やめておく」
「なんでだ?…はっ…ごめんなっ」
二人で顔を真っ赤にして下を向く。俺の身体には昨日縛られた跡が残ってる。そんなんで水着を着たら変態だ。俺は書記じゃねぇ…。
「くっ…はっ…」
智也さんが笑ってる。親父さんも何か気づいたのか、わけぇなぁと呟いた…。
居た堪れない。
「どうせなら夜ご飯食べに行かないか?智也と行く食事会があるんだが…」
「はっ親父…それはどっちのヤツだ?」
「何言ってやがる。ちゃんと堅気の仕事の方のお呼びだ」
堅気…。箸が止まった。
「剛くん。家は見ただけでわかると思うが堅気じゃねぇんだ。でも先代から不動産や土地を転がして商売ちゃんとしてるんだぜ?だから今日の食事会はいろんな職種が集まって交流会する場って事で集まるんだ。良かったらどうか?俺の婿を見せびらかしてぇ…」
「ブッフォっ!」
味噌汁を吹いた。
「剛!」
ゲホゲホっ。
涙眼になりながら親父さんを見る。頬が赤い…。
「こんなイケメンが和也を貰ってくれるんだぞ?周りに見せびらかしたいと俺は思う」
「俺も賛成だ。やる事ないなら夜くらい美味しいもの食えよ」
「これは公認でいいのか?」
俺と同じく固まってる和也に聞いてみる。俺としては美味しいものを食べるのは好きだから良いが…。いきなり和也のスペースに俺が入ってしまう。いくら大事でもそれは違うと思う。
「はっ…親父達の言葉嬉しくて固まってた…俺は全然良いぜ!ってかスーツ買いに行こう。ショッピング!」
俺の考えすぎだと分かった。
今までにないくらいテンションが上がってる和也。お金の心配はない…。あのババァから奪い去ってるカードがある。
「ははっ…。そっかっ…ご迷惑じゃないならよろしくお願いします。よければ食事会のイメージを教えてくれたら嬉しいです」
なんか幸せだな…。自分らの気持ちが周りに認められると嬉しい。顔が緩んでもしかたない。
「俺の婿はかわいいなぁ…」
「俺の義理弟はかわいいなぁ…」
「おいっ見てんじゃねぇ」
和也も楽しそうに戯れている。少し羨ましくなってしまう。俺には常に仕事してる母親しか分からなかった。俺はこの人達に多分色んなものをこれから教えてもらうんだろう。
「ごほんっ…今日はフォーマルで大丈夫だったな。食事も立食だろう。殆ど情報交換だからそっちはこちらに任せてゆっくり美味しいものを食べてくれれば良い。あっ!でも呼んだら来てくれよ…自慢したいからなっ」
それは譲れないってか。
「分かりました。楽しみにしてます。それじゃ少しお時間ください。和也と買い物してきます」
二人で買い物の準備する為に部屋に戻る。
「はぁ…なんて良い婿だ。器量がいい度胸もある。男気もある…色気も…完璧だな!」
「そうだな!はっはっはっはっ…!」
和也父と智也さんが抱き合って喜んでるのを隅で待機してたブラックスーツは涙を流しながら頷いて見ていたなんて誰もわからない。
そんな事があったなんて露知らずに俺はまた和也と駅前に来ていた。
「んー。フォーマルって言ってもどんな感じにする?」
「そうなんだよな…。パンツとジャケットとベストは決まってるからな…あとは小物と靴だな。色どうするか迷うな」
会場の証明の印象で随分変わってしまう無難で行くか若さで攻めるか…。
「和也がよく言ってる店とかあるか?取り敢えずそっち言って決めよう」
「OK。んと…あそこならスーツも大丈夫だな…よし!行こう」
促され歩き出す。
ふと気になったことを聞いてみた。
「気を悪くしないでくれよ?和也の母親に俺はまだ挨拶してないんだが」
「ああ…俺の母親は…っはは!世界中を回ってるただの旅行好きの母さんだ。俺達が手が掛からなくなったから遊びまくってるぞ。暇になったら帰ってくるから今度運が良ければ会える」
笑いながら答えてくれた。そうかなら良いんだ…。今度会えたら挨拶しよう。
店に到着した。
どんなお店か…良いじゃねぇか…。とてもシックで落ちついてる外見のお店。尚且つ置いてる商品は派手ではないのにワンポイントで遊びも入れてる。これは恥ずかしくない。
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俺達が入店して店内が騒ぎ出す。一人の男性定員が寄ってきた。
『何かお探しでしょうか?宜しければ御伺いいたします』
「気にしないでください。自分達で選べます」
俺がピシャリと言う。流石店員だ…畏まりましたと。すぐ離れてくれる。それからの俺達はすごかった…。
恋人同士の様にあれが良いこれが良いお互い身体に当てて比べてみる。
それで決まったことは…俺が和也をコーデして、和也が俺をコーデする。
そう決まったら俺はすぐ行動に移す。和也は筋肉質でも着痩せするタイプだから…あぁ…金髪も生かしたい…。
よし。俺はこれに決めた…グレーのジャケットと同色のベスト。シャツはブルーでネクタイは紺色に赤の唐草模様。下は勝負して真っ白なストレッチ素材のチノパン。
靴は光沢のあるダークブラウンの本革。
簡単にカフスをスワロスキーがワンポイントで入ってるのにした。
「よし!試着してこい」
和也を促す。暫くして出てきた和也は最高だった。チノパンは足の筋肉のバランスを良く映えさせている。ダボったいと言われる白も足が長い和也が履くと嫌味に見える。襟裳のワイシャツのブルーも良い。
完璧だな。
「それ俺がプレゼントするよ」
親の金だが将来俺が働いて返すから大丈夫だ。最初からその約束だし。俺はちゃんと守る。
「マジか?俺が全然選ばない色だわ…でもありがとう。俺が選んだのは俺がプレゼントするな」
「あぁ…わかった。じゃあ頼む」
椅子に座って和也が持ってくるのを待つ。
「いいぜっ!これ俺好み」
「結構攻めてるなっよし…着てくる」
試着室に入ってマジマジと見る。和也らしい…和也が選んだのは光沢のある紺色のスーツでベストもセットのやつだ。
ただ紺色のスーツに薄く黒色で迷彩の模様が描かれている。遊びだ…兎に角それを着た。ネクタイは…同じ紺色だった。しかし結んだ時丁度結び目より少し下に黄色で天の川の様な模様が斜めに掛かっている。これは良い。
靴はライトブラウンの革靴で俺は出た。
「どうだ?」
「おぉ!いいじゃん。イメージ通り。今日楽しみだな」
「あぁ…そうだな。あっ一ついいか?和也革ベルトの腕時計持ってたら貸してくれ。俺のは家にある」
「いいぜ。沢山あるから選んでくれよ」
「さんきゅ」
思ったほどに早く終わった買い物を終え、帰ってきた。夜までの時間に時計とかハンカチとか色々貸してくれると言うので物色する。
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