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「ちょっ…剛っ!」
「んぁ?どうした?和也」
和也が席を外した十分くらいで俺は出来上がっていた。親父さんがどんどんお酌してくれるのでピッチが早かったのは分かる。身体がポカポカして気分が良い。
「親父飲ませんなよ。ってかどんだけ飲ませたんだ?」
「なぁに言ってやがる。全然だぞ?たった二合ぐれぇで」
二合とはどれ位か分からないから取り敢えずニコニコしておこう。まだ和也が親父さんに突っ掛かって居たが俺は眼の前にある食事を堪能していた。
「うるせぇな…。だったらお前も飲めば良いだろ?ほら」
智也さんが和也にお猪口ではなくコップを渡して一升瓶から直接注ぎ入れた。
「まぁ…良いけどな」
グッと一気に煽って飲み干す。やっぱり和也は酒が強ぇ…。智也さんにどんどん注がれて飲んでも顔色一つ変えず飲み干す。
遺伝子か?俺には分からないがここの人達は酒を水の様に飲み干す。そんなピッチで俺が飲んだらこうなるのも分かるよな…和也よ。
「っはぁ…」
「「「「「「「っは!」」」」」」」
程よいふわふわ感で身体が熱くなってTシャツの下を掴み腹筋が見えるまで上げパタパタと仰ぐ。顔も熱いから多分真っ赤だろう。
「ちょっ!剛!」
「んだよっ!ってかあっちい…」
「なぁ…智也よ。今の高校生はこんな色っペぇのか?」
「俺が学生の時はこんな種族居なかったぞ…」
目の前の親父さんと智也さんがガン見して喉を鳴らしてるのがわかった。
「お前もう飲むな。ほらっ!水飲め」
和也に無理やり水を飲まされる。上を向かされコップを口につけて傾けてくる。
ゴクゴクと飲んでいても急に角度が変わるから少し溢れてしまった。
「んっ…流れた…」
水はどれ位溢れたろう?眼を少し下に向けて口の周りの溢れた水を舌を出して拭う。
「「「「「「がはっ!」」」」」」
早急に酔っ払ってしまったのがおかしいんだろう…周りの怖いお兄さん方の眼線が痛い。
血走って眼光がひらいている。
「ちょっ!親父っ…剛を休ませるから先に部屋いくわ。ぜってぇ入ってくんじゃねぇぞ…」
和也が凄んで周りに伝える。頭に花が咲いている俺は終始ニコニコ…。
部屋に行くだと!ふざけるなっ!
「いやだっ!俺まだ食うんだよ…見てみろよ!奥に牛肉の赤身のお寿司だぞっ」
「今は無理だ今度食わせやるからな!っな!」
んだよ…そんなに必死になるなよ。お前にそんな顔されたらなんも言えねぇだろうが。
「はぁ…勿体ない…。勿体ない…」
「取り敢えずこっち来いっ!」
グッと俺を立たせてまだ歩けるうちに俺を部屋に運ぼうとしてるんだろう。足早にその場を後にしようとした。
「すみませんっ…酔ってしまったので…はぁ…お先に失礼します。はっ…ごちそうさまでした」
部屋を出る前にお礼を言って和也に手を引かれ後にした。
「ありゃ…はぁ…和也抱いてやがるな…」
「親父もわかったか?俺はノーマルだが剛くんなら余裕で抱けるな…」
「「「「「コクコクコクコクっ!」」」」」
一緒に飲んでた舎弟全員も同じ気持ちになった。それだけ酔った剛の姿は官能的だった。
翔と和也に身体を開発されているからなのか身体が火照った時の色気は尋常じゃない…。流し眼の下の泣き黒子。
思い出しただけで下半身が反応しそうになる…。
取り敢えず邪魔はしないで飲み直す。この場がその意見で一致した。
和也を怒らせるといい事はない。この場の全員が知ってる事実。
剛君無事でいてくれ…。
「んぁ?どうした?和也」
和也が席を外した十分くらいで俺は出来上がっていた。親父さんがどんどんお酌してくれるのでピッチが早かったのは分かる。身体がポカポカして気分が良い。
「親父飲ませんなよ。ってかどんだけ飲ませたんだ?」
「なぁに言ってやがる。全然だぞ?たった二合ぐれぇで」
二合とはどれ位か分からないから取り敢えずニコニコしておこう。まだ和也が親父さんに突っ掛かって居たが俺は眼の前にある食事を堪能していた。
「うるせぇな…。だったらお前も飲めば良いだろ?ほら」
智也さんが和也にお猪口ではなくコップを渡して一升瓶から直接注ぎ入れた。
「まぁ…良いけどな」
グッと一気に煽って飲み干す。やっぱり和也は酒が強ぇ…。智也さんにどんどん注がれて飲んでも顔色一つ変えず飲み干す。
遺伝子か?俺には分からないがここの人達は酒を水の様に飲み干す。そんなピッチで俺が飲んだらこうなるのも分かるよな…和也よ。
「っはぁ…」
「「「「「「「っは!」」」」」」」
程よいふわふわ感で身体が熱くなってTシャツの下を掴み腹筋が見えるまで上げパタパタと仰ぐ。顔も熱いから多分真っ赤だろう。
「ちょっ!剛!」
「んだよっ!ってかあっちい…」
「なぁ…智也よ。今の高校生はこんな色っペぇのか?」
「俺が学生の時はこんな種族居なかったぞ…」
目の前の親父さんと智也さんがガン見して喉を鳴らしてるのがわかった。
「お前もう飲むな。ほらっ!水飲め」
和也に無理やり水を飲まされる。上を向かされコップを口につけて傾けてくる。
ゴクゴクと飲んでいても急に角度が変わるから少し溢れてしまった。
「んっ…流れた…」
水はどれ位溢れたろう?眼を少し下に向けて口の周りの溢れた水を舌を出して拭う。
「「「「「「がはっ!」」」」」」
早急に酔っ払ってしまったのがおかしいんだろう…周りの怖いお兄さん方の眼線が痛い。
血走って眼光がひらいている。
「ちょっ!親父っ…剛を休ませるから先に部屋いくわ。ぜってぇ入ってくんじゃねぇぞ…」
和也が凄んで周りに伝える。頭に花が咲いている俺は終始ニコニコ…。
部屋に行くだと!ふざけるなっ!
「いやだっ!俺まだ食うんだよ…見てみろよ!奥に牛肉の赤身のお寿司だぞっ」
「今は無理だ今度食わせやるからな!っな!」
んだよ…そんなに必死になるなよ。お前にそんな顔されたらなんも言えねぇだろうが。
「はぁ…勿体ない…。勿体ない…」
「取り敢えずこっち来いっ!」
グッと俺を立たせてまだ歩けるうちに俺を部屋に運ぼうとしてるんだろう。足早にその場を後にしようとした。
「すみませんっ…酔ってしまったので…はぁ…お先に失礼します。はっ…ごちそうさまでした」
部屋を出る前にお礼を言って和也に手を引かれ後にした。
「ありゃ…はぁ…和也抱いてやがるな…」
「親父もわかったか?俺はノーマルだが剛くんなら余裕で抱けるな…」
「「「「「コクコクコクコクっ!」」」」」
一緒に飲んでた舎弟全員も同じ気持ちになった。それだけ酔った剛の姿は官能的だった。
翔と和也に身体を開発されているからなのか身体が火照った時の色気は尋常じゃない…。流し眼の下の泣き黒子。
思い出しただけで下半身が反応しそうになる…。
取り敢えず邪魔はしないで飲み直す。この場がその意見で一致した。
和也を怒らせるといい事はない。この場の全員が知ってる事実。
剛君無事でいてくれ…。
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