33 / 103
32
しおりを挟む
無事俺の頭から糸が抜かれ数日が経った。
ここ数日で俺の周りは少し騒がしくなってしまった…。
何故かあれから勝利と遭遇する時が多い。
昼休みに入ったらわざわざ俺の教室まで足を運んで昼飯を誘ってくる。
「剛!今日は一緒に飯食えるか?」
「「ダメだ」」
俺が返事する前に和也と翔が待たず返事をする。俺の意見は聞かないのか?俺は別に勝利が嫌いではないしお昼くらい良いと思うのだが二人曰くダメらしい。
「お前は自分の影響力分かってんのか?生徒会長と一般の生徒が普通に飯食ってたら親衛隊に知られて剛に何かあったらどうするんだ?」
「俺ら生徒会の親衛隊はそんな事するわけないだろう。あれからちゃんと話し合ったし和解した。」
「はってめぇが知らねぇだけじゃねぇの?ってかいい加減毎回昼にこっち来るの辞めろよ。正直ウザいって」
「それはお前らの考えだろ。剛に俺は直接言われていない」
毎回こんな感じで三人で言い争っている。
俺の大事な昼休み…。いい加減ウザイ。
その言い争いでいつも時間が過ぎるのだ。
でも今日はダメだ…腹の減りが尋常じゃない。
いつも騒がしくしてるのに文句も言わず耐えてくれるクラスメイトに感謝する。
「はぁ…うるせぇ。もういいだろ?飯行こうぜ。
ってかさ勝利も食べたかったら勝手に来ればいいだろ?でも二階席には行かないから好きにしろ」
俺の飯の時間は大事だ。
まだブツブツ言ってる三人を置いて食堂に向かう。まぁ俺の後をすぐ追ってきてるのは足音でわかっていたけどな。
食堂で都合よく空いてるテーブルに座ってメニューを見る。
結局勝利も一緒に座った。会長が一階席で飯を食うのはかなり珍しい。生徒達の好奇の眼線が集まって少しイラっとしてしまう。
翔と和也が舌打ちしてイライラして不機嫌を隠そうともしない。
メニューを決めて二人を見る。
「そんなに機嫌悪くするなよ。折角飯の時間なのに…」
二人の意識がこちらに向くように項垂れている和也の目印に指を這わせる。
途端和也の目が大きく開かれガバっと抱きついてきた。この二人のスキンシップは結構有名になってるのでそれ位では周りの生徒は動じない。
「剛ーっ!」
「機嫌治ったか?小せぇ事で楽しい飯の時間台無しにしたら勿体ねぇだろ?」
「俺はまだ機嫌治ってねぇぞ…」
和也を引き剥がし今度は翔が被さってくる。
仕方がないな…背中に腕を回して背中をトントンしてやる。
その時俺は覆い被さられていたから分からなかったんだ…。
二人がニヤリと勝利に嫌味な笑みを浮かべていた事を…。
料理も運ばれてきたので翔を離し料理に集中する。今日はハンバーグだ。美味い…。自然と頬が緩むのがわかった。
「っ…」
「おい…見てんじゃねぇよ」
翔が勝利に何か言ってるが聞こえない。
「あっ…そうだ。剛に言っておく事がある」
勝利が何か思い出したのか、真剣な顔でコッチをを見てきた。
「どうしたんだ?」
「明日祐の謹慎が解ける。一応教えないと…と思ってな…」
なる程…。俺はあの時の勝利の言葉を信じているのでまぁ俺に害はないだろう。
「あぁ…わかった。教えてくれて助かる」
「前にも言ったがお前には関わらせる事はない。生徒会でしっかり管理していく」
偽りのない言葉なんだろう思った。前の勝利なら俺は絶対信じていないけどな…。
しかし今はちゃんと生徒の事を考える会長の姿だなと感じた。
「当たり前だ。俺があれで我慢してやってんだぞ?またなんかあったら…分かってるよな?」
「ってかさ俺だって我慢してんだ。翔が俺の分までやってくれたから黙ってるだけってこと忘れんなよ」
翔と和也が畳み掛けている。
まぁ…勝利がこれだけ頼もしい事を言ってくれたのだ。俺は安心しても大丈夫だろう…。
すると食堂内の雰囲気が変わった。所々で叫び声が聞こえる…。
勝利の時もあったが今も凄い。
すると数名の足音がこっちに近づいてくる。
「おや?ここにいたのですか?」
「「珍しーじゃん!勝利が此処で食べてるなんてー」」
「皆川…何か喋ってくれないか?」
副会長と双子会計と変態発言している書記が俺のテーブルの前に立っていた。
「お前らか…ってかこっちに来るな!うるせぇだろ」
「ここ最近昼になると生徒会室からダッシュで居なくなるから心配していたんですよ?まぁ…ここでお昼を食べて居たのはわかりました…」
副会長の言葉の語尾が下がった。どうしたんだ?とそちらに目を向けたら副会長と目が合う。
「何か俺に用か?」
「いえ…今回の祐の事ちゃんと謝っていませんでした…。本当に申し訳ありません」
「副会長もか…何故あんたが謝る?」
「えっ?でもっ!」
「悪いのはあんたじゃねぇだろ?だったら謝る必要はない」
「「うわーめっちゃおっとこまえ!!」」
俺から帰ってきた返事が想像と違うのか副会長が唖然としている。その後ろで双子がハモっていた。
変態書記は何も言わずに俺をガン見している…キモいな。
「あの一年のことは勝利から聞いてる。だから気にしないでくれ。これはもう終わったことだ」
「「えー!しょうりって呼んでるー!!いつの間にっ!」」
この双子会計ウゼェな。返事もする気にもならないので無視をする。
すると先程から少し思考が回復した副会長から声が上がる。
「そう…ですか…。勝利が伝えていたなら大丈夫ですね。あの…良かったら僕も名前で呼んでくれませんか?」
「断る」
「…え…何故ですか…?」
俺は即答した。こんな簡単なこともわからないのか?
「俺は自分に興味がねぇのは覚える気がない。事実勝利は俺によくしてくれた。友達と言っても良いだろう。でもアンタは違う…そんなに名前を覚えて欲しいなら俺に興味を持たせてみれば良いんじゃないか?」
ふっと最後挑発のように笑ってやる。まぁ残りの生徒会連中と掛かることは無いだろうがな。
隣を見たらすげぇ嬉しそうな勝利と頭を抱えて項垂れている二人いた。
「そうですか…確かにそうですね。分かりました!ちゃんと名前覚えてもらうように頑張りますよ」
答えた副会長は何故か嬉しそうに笑った。
「良い笑顔だ…楽しみにしてる」
一瞬副会長が止まったが行きますよと会計と変態に声を掛けて二階席に上がって行った。
話してみると意外に人間味がある生徒会だと思う。
ってことはあのワカメがグチャグチャにしたんだな…。
明日か…。俺には和也と翔が居るから大丈夫だ。項垂れている二人をニッコリ見つめてやった。
ここ数日で俺の周りは少し騒がしくなってしまった…。
何故かあれから勝利と遭遇する時が多い。
昼休みに入ったらわざわざ俺の教室まで足を運んで昼飯を誘ってくる。
「剛!今日は一緒に飯食えるか?」
「「ダメだ」」
俺が返事する前に和也と翔が待たず返事をする。俺の意見は聞かないのか?俺は別に勝利が嫌いではないしお昼くらい良いと思うのだが二人曰くダメらしい。
「お前は自分の影響力分かってんのか?生徒会長と一般の生徒が普通に飯食ってたら親衛隊に知られて剛に何かあったらどうするんだ?」
「俺ら生徒会の親衛隊はそんな事するわけないだろう。あれからちゃんと話し合ったし和解した。」
「はってめぇが知らねぇだけじゃねぇの?ってかいい加減毎回昼にこっち来るの辞めろよ。正直ウザいって」
「それはお前らの考えだろ。剛に俺は直接言われていない」
毎回こんな感じで三人で言い争っている。
俺の大事な昼休み…。いい加減ウザイ。
その言い争いでいつも時間が過ぎるのだ。
でも今日はダメだ…腹の減りが尋常じゃない。
いつも騒がしくしてるのに文句も言わず耐えてくれるクラスメイトに感謝する。
「はぁ…うるせぇ。もういいだろ?飯行こうぜ。
ってかさ勝利も食べたかったら勝手に来ればいいだろ?でも二階席には行かないから好きにしろ」
俺の飯の時間は大事だ。
まだブツブツ言ってる三人を置いて食堂に向かう。まぁ俺の後をすぐ追ってきてるのは足音でわかっていたけどな。
食堂で都合よく空いてるテーブルに座ってメニューを見る。
結局勝利も一緒に座った。会長が一階席で飯を食うのはかなり珍しい。生徒達の好奇の眼線が集まって少しイラっとしてしまう。
翔と和也が舌打ちしてイライラして不機嫌を隠そうともしない。
メニューを決めて二人を見る。
「そんなに機嫌悪くするなよ。折角飯の時間なのに…」
二人の意識がこちらに向くように項垂れている和也の目印に指を這わせる。
途端和也の目が大きく開かれガバっと抱きついてきた。この二人のスキンシップは結構有名になってるのでそれ位では周りの生徒は動じない。
「剛ーっ!」
「機嫌治ったか?小せぇ事で楽しい飯の時間台無しにしたら勿体ねぇだろ?」
「俺はまだ機嫌治ってねぇぞ…」
和也を引き剥がし今度は翔が被さってくる。
仕方がないな…背中に腕を回して背中をトントンしてやる。
その時俺は覆い被さられていたから分からなかったんだ…。
二人がニヤリと勝利に嫌味な笑みを浮かべていた事を…。
料理も運ばれてきたので翔を離し料理に集中する。今日はハンバーグだ。美味い…。自然と頬が緩むのがわかった。
「っ…」
「おい…見てんじゃねぇよ」
翔が勝利に何か言ってるが聞こえない。
「あっ…そうだ。剛に言っておく事がある」
勝利が何か思い出したのか、真剣な顔でコッチをを見てきた。
「どうしたんだ?」
「明日祐の謹慎が解ける。一応教えないと…と思ってな…」
なる程…。俺はあの時の勝利の言葉を信じているのでまぁ俺に害はないだろう。
「あぁ…わかった。教えてくれて助かる」
「前にも言ったがお前には関わらせる事はない。生徒会でしっかり管理していく」
偽りのない言葉なんだろう思った。前の勝利なら俺は絶対信じていないけどな…。
しかし今はちゃんと生徒の事を考える会長の姿だなと感じた。
「当たり前だ。俺があれで我慢してやってんだぞ?またなんかあったら…分かってるよな?」
「ってかさ俺だって我慢してんだ。翔が俺の分までやってくれたから黙ってるだけってこと忘れんなよ」
翔と和也が畳み掛けている。
まぁ…勝利がこれだけ頼もしい事を言ってくれたのだ。俺は安心しても大丈夫だろう…。
すると食堂内の雰囲気が変わった。所々で叫び声が聞こえる…。
勝利の時もあったが今も凄い。
すると数名の足音がこっちに近づいてくる。
「おや?ここにいたのですか?」
「「珍しーじゃん!勝利が此処で食べてるなんてー」」
「皆川…何か喋ってくれないか?」
副会長と双子会計と変態発言している書記が俺のテーブルの前に立っていた。
「お前らか…ってかこっちに来るな!うるせぇだろ」
「ここ最近昼になると生徒会室からダッシュで居なくなるから心配していたんですよ?まぁ…ここでお昼を食べて居たのはわかりました…」
副会長の言葉の語尾が下がった。どうしたんだ?とそちらに目を向けたら副会長と目が合う。
「何か俺に用か?」
「いえ…今回の祐の事ちゃんと謝っていませんでした…。本当に申し訳ありません」
「副会長もか…何故あんたが謝る?」
「えっ?でもっ!」
「悪いのはあんたじゃねぇだろ?だったら謝る必要はない」
「「うわーめっちゃおっとこまえ!!」」
俺から帰ってきた返事が想像と違うのか副会長が唖然としている。その後ろで双子がハモっていた。
変態書記は何も言わずに俺をガン見している…キモいな。
「あの一年のことは勝利から聞いてる。だから気にしないでくれ。これはもう終わったことだ」
「「えー!しょうりって呼んでるー!!いつの間にっ!」」
この双子会計ウゼェな。返事もする気にもならないので無視をする。
すると先程から少し思考が回復した副会長から声が上がる。
「そう…ですか…。勝利が伝えていたなら大丈夫ですね。あの…良かったら僕も名前で呼んでくれませんか?」
「断る」
「…え…何故ですか…?」
俺は即答した。こんな簡単なこともわからないのか?
「俺は自分に興味がねぇのは覚える気がない。事実勝利は俺によくしてくれた。友達と言っても良いだろう。でもアンタは違う…そんなに名前を覚えて欲しいなら俺に興味を持たせてみれば良いんじゃないか?」
ふっと最後挑発のように笑ってやる。まぁ残りの生徒会連中と掛かることは無いだろうがな。
隣を見たらすげぇ嬉しそうな勝利と頭を抱えて項垂れている二人いた。
「そうですか…確かにそうですね。分かりました!ちゃんと名前覚えてもらうように頑張りますよ」
答えた副会長は何故か嬉しそうに笑った。
「良い笑顔だ…楽しみにしてる」
一瞬副会長が止まったが行きますよと会計と変態に声を掛けて二階席に上がって行った。
話してみると意外に人間味がある生徒会だと思う。
ってことはあのワカメがグチャグチャにしたんだな…。
明日か…。俺には和也と翔が居るから大丈夫だ。項垂れている二人をニッコリ見つめてやった。
0
お気に入りに追加
702
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語
紅林
BL
『桜田門学院高等学校』
日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ
しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ
そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である
目が覚めたら囲まれてました
るんぱっぱ
BL
燈和(トウワ)は、いつも独りぼっちだった。
燈和の母は愛人で、すでに亡くなっている。愛人の子として虐げられてきた燈和は、ある日家から飛び出し街へ。でも、そこで不良とぶつかりボコボコにされてしまう。
そして、目が覚めると、3人の男が燈和を囲んでいて…話を聞くと、チカという男が燈和を拾ってくれたらしい。
チカに気に入られた燈和は3人と共に行動するようになる。
不思議な3人は、闇医者、若頭、ハッカー、と異色な人達で!
独りぼっちだった燈和が非日常な幸せを勝ち取る話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる