24 / 103
23
しおりを挟む
眼が覚めたのは次の日の日曜日の夕方だっだ。
備え付けの時計に眼を寄せて時間を確認してビックリした。
もう身体の疼きは無い…。
気持ちはスッキリしてるが身体が死ぬほど怠い。
正直動きたくない。
寮の部屋には身体が大きい学生でも寝やすい様にクイーンサイズのベッドが支給されているでも何故か狭い。
左右を見て安心した…。知らぬ間に頬が緩む。
大きい二人が俺を抱きしめながら寝ていた。やはりこの二人も相当疲れたんだろう。
あどけない寝顔に考えた事も無い気持ちが過ぎる。それにドキリとして身動いだ。
俺が動いたからか翔が先に起きる。
「ん…起きたか?身体大丈夫か?」
「あぁ…だりぃが大丈夫だ。すまなかった…」
「気にするんな。お前が悪い訳じゃない」
俺の髪を梳きながら身体の心配をしてくれる。
翔に触られるだけで安心した。だいぶ俺の思考が変わっていくのが分かる。まだ初エッチから2週間程しか経って無いのに…濃い高校性活だと思う。
「ふぁ…あ?剛…起きてたのか?」
「和也。おはよう…お前にも悪い事したな…すまない」
「気にするなって。俺は気持ち良かったからOK」
自分の気持ちに正直だな…でもコイツの軽口が嬉しい。
さぁ起きるかと身体を起こす。地面に足を着けて一本踏み出そうとして崩れ去る。
力が入らない。もう呆れて笑うしかなかった。
翔に運んでもらいリビングに座る。昨日見つけてもらった経緯を簡単に説明してもらった。
ワカメに見つかった翔はガン無視をしてキレて叫び出したワカメを何処からか湧いてきた副会長が拉致したらしい。
和也も同じタイミングで解放され俺の所に行こうとしたら俺の席に居た安田に遭遇。
挙動不審の安田を問い詰め気持ち良くなる薬を俺の料理に入れたことを暴露。
翔と和也にリンチされ保健室に行ったそうだ。
その時に俺が若潮に手を引かれ何処かに行ったと目撃していたクラスメイトに聞いて空教室に到着したんだそうだ。二人が行動してくれて良かった。
俺を目撃してくれたクラスメイトにも感謝をする。
「そうだったのか…本当に助かった。二人が来なかったら俺は後輩にとんでもない事をさせちまってたかもな…」
「ん?アイツはやる気満々だったと思うぞ。雄の顔してたし…まぁ…最後までヤられて無くて本当に良かった」
「本当はあいつも殺そうかと思ってたんだが素直にお前を心配してしな…。注意で終わってやった」
和也と翔の顔が苦い顔をしている。若潮が取り敢えず無事で良かった。
しかし…今年の新入生歓迎会は散々だったな…。俺SEXしかしてねぇぞ。
でもまぁこれからは特にイベントなどもないから暫くはは平和に暮らしたい。
安心すると腹が減ってくる。起き抜けよりもだいぶ身体が動く様になってきたので三人で食堂に向かう。
「今日は身体を治す為に…よし!生姜焼きだな」
身体を動かした日は豚に限る。食堂内のいい匂いに気分が良くなる。
「本当に剛の身体の半分は食事で出来てそうだな…」
「そんな事言ってたのか?くっは…剛らしい」
二人がメニューを決めながら失笑していたが気にしない。俺は早く身体を回復させたいんだ。
料理が来るのを待っているとテーブルの席に座っている俺の頭上に一つの影が落ちる。
「ん…?」
見上げたら顔を真っ赤にした若潮が立っていた。何か言いたいのかソワソワしている。
「若潮か…昨日は済まなかった」
「いえ!俺もすみませんでした!身体がおかしいって分かってて手ェ出しました。本当にすみません」
「俺の不注意だから気にするな。顔を上げてくれ」
見事な90度の礼を見せてくれているが周りの視線も痛いので早急に止める。
「これは俺のケジメっす!あっあの…俺はもう祐の事好きじゃありません。
まだ自分でも分かりませんが本当の気持ちに気付きました。頑張りますので応援してくだい!」
再度綺麗な礼を見せる。
何故か知らないが変な宣言をされた。一応俺は先輩だ。快く応援してろうじゃないか。
「良く分かんねぇけど応援してやるよ。頑張れ」
「うっすっ!ありがとうございます!」
姿だけはデカイ若潮がニコかに走り去って行った。
うん…何か俺も気分が良ぞ。
「くそっ!アイツもか…?」
「俺は和也以外とは共有しないぞ。ガキにやって堪るかよ」
料理が来てそれに集中していた俺は二人の呟きなんて聞こえない。
でも何故か二人のボルテージが上がっているのは分かった。
備え付けの時計に眼を寄せて時間を確認してビックリした。
もう身体の疼きは無い…。
気持ちはスッキリしてるが身体が死ぬほど怠い。
正直動きたくない。
寮の部屋には身体が大きい学生でも寝やすい様にクイーンサイズのベッドが支給されているでも何故か狭い。
左右を見て安心した…。知らぬ間に頬が緩む。
大きい二人が俺を抱きしめながら寝ていた。やはりこの二人も相当疲れたんだろう。
あどけない寝顔に考えた事も無い気持ちが過ぎる。それにドキリとして身動いだ。
俺が動いたからか翔が先に起きる。
「ん…起きたか?身体大丈夫か?」
「あぁ…だりぃが大丈夫だ。すまなかった…」
「気にするんな。お前が悪い訳じゃない」
俺の髪を梳きながら身体の心配をしてくれる。
翔に触られるだけで安心した。だいぶ俺の思考が変わっていくのが分かる。まだ初エッチから2週間程しか経って無いのに…濃い高校性活だと思う。
「ふぁ…あ?剛…起きてたのか?」
「和也。おはよう…お前にも悪い事したな…すまない」
「気にするなって。俺は気持ち良かったからOK」
自分の気持ちに正直だな…でもコイツの軽口が嬉しい。
さぁ起きるかと身体を起こす。地面に足を着けて一本踏み出そうとして崩れ去る。
力が入らない。もう呆れて笑うしかなかった。
翔に運んでもらいリビングに座る。昨日見つけてもらった経緯を簡単に説明してもらった。
ワカメに見つかった翔はガン無視をしてキレて叫び出したワカメを何処からか湧いてきた副会長が拉致したらしい。
和也も同じタイミングで解放され俺の所に行こうとしたら俺の席に居た安田に遭遇。
挙動不審の安田を問い詰め気持ち良くなる薬を俺の料理に入れたことを暴露。
翔と和也にリンチされ保健室に行ったそうだ。
その時に俺が若潮に手を引かれ何処かに行ったと目撃していたクラスメイトに聞いて空教室に到着したんだそうだ。二人が行動してくれて良かった。
俺を目撃してくれたクラスメイトにも感謝をする。
「そうだったのか…本当に助かった。二人が来なかったら俺は後輩にとんでもない事をさせちまってたかもな…」
「ん?アイツはやる気満々だったと思うぞ。雄の顔してたし…まぁ…最後までヤられて無くて本当に良かった」
「本当はあいつも殺そうかと思ってたんだが素直にお前を心配してしな…。注意で終わってやった」
和也と翔の顔が苦い顔をしている。若潮が取り敢えず無事で良かった。
しかし…今年の新入生歓迎会は散々だったな…。俺SEXしかしてねぇぞ。
でもまぁこれからは特にイベントなどもないから暫くはは平和に暮らしたい。
安心すると腹が減ってくる。起き抜けよりもだいぶ身体が動く様になってきたので三人で食堂に向かう。
「今日は身体を治す為に…よし!生姜焼きだな」
身体を動かした日は豚に限る。食堂内のいい匂いに気分が良くなる。
「本当に剛の身体の半分は食事で出来てそうだな…」
「そんな事言ってたのか?くっは…剛らしい」
二人がメニューを決めながら失笑していたが気にしない。俺は早く身体を回復させたいんだ。
料理が来るのを待っているとテーブルの席に座っている俺の頭上に一つの影が落ちる。
「ん…?」
見上げたら顔を真っ赤にした若潮が立っていた。何か言いたいのかソワソワしている。
「若潮か…昨日は済まなかった」
「いえ!俺もすみませんでした!身体がおかしいって分かってて手ェ出しました。本当にすみません」
「俺の不注意だから気にするな。顔を上げてくれ」
見事な90度の礼を見せてくれているが周りの視線も痛いので早急に止める。
「これは俺のケジメっす!あっあの…俺はもう祐の事好きじゃありません。
まだ自分でも分かりませんが本当の気持ちに気付きました。頑張りますので応援してくだい!」
再度綺麗な礼を見せる。
何故か知らないが変な宣言をされた。一応俺は先輩だ。快く応援してろうじゃないか。
「良く分かんねぇけど応援してやるよ。頑張れ」
「うっすっ!ありがとうございます!」
姿だけはデカイ若潮がニコかに走り去って行った。
うん…何か俺も気分が良ぞ。
「くそっ!アイツもか…?」
「俺は和也以外とは共有しないぞ。ガキにやって堪るかよ」
料理が来てそれに集中していた俺は二人の呟きなんて聞こえない。
でも何故か二人のボルテージが上がっているのは分かった。
0
お気に入りに追加
702
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語
紅林
BL
『桜田門学院高等学校』
日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ
しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ
そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である
目が覚めたら囲まれてました
るんぱっぱ
BL
燈和(トウワ)は、いつも独りぼっちだった。
燈和の母は愛人で、すでに亡くなっている。愛人の子として虐げられてきた燈和は、ある日家から飛び出し街へ。でも、そこで不良とぶつかりボコボコにされてしまう。
そして、目が覚めると、3人の男が燈和を囲んでいて…話を聞くと、チカという男が燈和を拾ってくれたらしい。
チカに気に入られた燈和は3人と共に行動するようになる。
不思議な3人は、闇医者、若頭、ハッカー、と異色な人達で!
独りぼっちだった燈和が非日常な幸せを勝ち取る話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる