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「それでは、皆さんチーム決まりましたね。最後に簡単に説明します。
クイズは各場所に隠されたタブレットに表示されます。組の番号を入力して答えてください。問題が難しいとポイントが高くなります!
合計ポイントを頑張って稼いでください。
それでは、会長の挨拶でスタートです」
「今日の主役は一年だ。クイズを通して各学年楽しく交流してくれ。それでは開始!」
会長の挨拶で全体が動き始める。少し時間が経ってから俺達も動き始める。相変わず翔は三年生にサイドを固められていた。俺は後輩と移動する事にした。
「剛…さんって呼んで良いっすか?」
「ん?あぁ良いぞ」
「俺も良いですか?」
この二人は害が無いと判断し名前呼びをOKする。すげぇ嬉しそうな顔をしてやがる…。
可愛い後輩だ…。でもワカメは別なので釘を刺す。
「アイツには教えるなよ」
「祐っすか?教えないっす!」
「そうか…それは助かる。お前らには悪いが友達にはなりたくないタイプだ」
素直な後輩で助かる。二年に上がってから、初めての後輩との絡みで俺も少し楽しいと思ってしまう。
腕が勝手に動いて迷いもなく二人の頭をヨシヨシと撫でた。
「あっあの!剛さん!」
「嫌だったか?お前らが可愛いからついな…」
「可愛いって…自分剛さんよりデカいっすよ」
若潮が自分と同じ赤い髪の様に顔を真っ赤にして狼狽えてる。
仕方ないだろう…可愛いと思ってしまったのだから。
まぁ…翔にベッタリな三年生は外見は可愛いのだろうが掛かりたくない。
「まぁ気にすんなよ。後輩は黙って先輩に可愛がってもらうもんだ」
「っ!はいっ!」
橋本も良い返事だ。いつもより頬が緩む。
「うおっ!」
「剛…そっちすげぇ楽しそうだな」
グイッと腕を引かれて翔の方に引き寄せられる。歩きながらだったから足がもつれて翔の胸に飛び込む形になってしまった。
翔の後方から三年生のAとBが何か叫んでいたが突然の事で思考が追いつかない。
「おぉ…積極的じゃねぇの」
「お前が引っ張ったんだろ?どうしたんだよ?…んっふ…」
「俺の相手もしてくれよ」
その低音で俺の耳に語り掛けるな…変な声出そうになったじゃないか。
「くっ…翔離せよ」
「嫌だ。何こいつらとイチャイチャしてんだよ」
「してねぇだろ!眼ぇ腐ってんのか?」
「俺には分かるんだよ…なぁ?」
「「っ!」」
ガバっと翔から離れる。後輩二人は固まっていた。
次に翔を見ると二人を睨んでやがる…。
俺の中では可愛い後輩に昇格してる二人になんて仕打ちだ。
「翔…睨むな。取り敢えずクイズ探そう」
「ちっ…」
「おいっ!ちょっ…翔っ!」
舌打ちした翔が俺の腕を掴んで進んで来た道の反対に進んで行く。
足が全然止まらない。
振り返ると三年と後輩二人が唖然としていた。俺も力強い方だが翔を振り解けない。いきなりどうしたのか…?何処に連れて行かれるのか分からない。
クイズは各場所に隠されたタブレットに表示されます。組の番号を入力して答えてください。問題が難しいとポイントが高くなります!
合計ポイントを頑張って稼いでください。
それでは、会長の挨拶でスタートです」
「今日の主役は一年だ。クイズを通して各学年楽しく交流してくれ。それでは開始!」
会長の挨拶で全体が動き始める。少し時間が経ってから俺達も動き始める。相変わず翔は三年生にサイドを固められていた。俺は後輩と移動する事にした。
「剛…さんって呼んで良いっすか?」
「ん?あぁ良いぞ」
「俺も良いですか?」
この二人は害が無いと判断し名前呼びをOKする。すげぇ嬉しそうな顔をしてやがる…。
可愛い後輩だ…。でもワカメは別なので釘を刺す。
「アイツには教えるなよ」
「祐っすか?教えないっす!」
「そうか…それは助かる。お前らには悪いが友達にはなりたくないタイプだ」
素直な後輩で助かる。二年に上がってから、初めての後輩との絡みで俺も少し楽しいと思ってしまう。
腕が勝手に動いて迷いもなく二人の頭をヨシヨシと撫でた。
「あっあの!剛さん!」
「嫌だったか?お前らが可愛いからついな…」
「可愛いって…自分剛さんよりデカいっすよ」
若潮が自分と同じ赤い髪の様に顔を真っ赤にして狼狽えてる。
仕方ないだろう…可愛いと思ってしまったのだから。
まぁ…翔にベッタリな三年生は外見は可愛いのだろうが掛かりたくない。
「まぁ気にすんなよ。後輩は黙って先輩に可愛がってもらうもんだ」
「っ!はいっ!」
橋本も良い返事だ。いつもより頬が緩む。
「うおっ!」
「剛…そっちすげぇ楽しそうだな」
グイッと腕を引かれて翔の方に引き寄せられる。歩きながらだったから足がもつれて翔の胸に飛び込む形になってしまった。
翔の後方から三年生のAとBが何か叫んでいたが突然の事で思考が追いつかない。
「おぉ…積極的じゃねぇの」
「お前が引っ張ったんだろ?どうしたんだよ?…んっふ…」
「俺の相手もしてくれよ」
その低音で俺の耳に語り掛けるな…変な声出そうになったじゃないか。
「くっ…翔離せよ」
「嫌だ。何こいつらとイチャイチャしてんだよ」
「してねぇだろ!眼ぇ腐ってんのか?」
「俺には分かるんだよ…なぁ?」
「「っ!」」
ガバっと翔から離れる。後輩二人は固まっていた。
次に翔を見ると二人を睨んでやがる…。
俺の中では可愛い後輩に昇格してる二人になんて仕打ちだ。
「翔…睨むな。取り敢えずクイズ探そう」
「ちっ…」
「おいっ!ちょっ…翔っ!」
舌打ちした翔が俺の腕を掴んで進んで来た道の反対に進んで行く。
足が全然止まらない。
振り返ると三年と後輩二人が唖然としていた。俺も力強い方だが翔を振り解けない。いきなりどうしたのか…?何処に連れて行かれるのか分からない。
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