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2022年6月1日
つい先日のことです。
なんの話をしていたのかわすれましたが、多分私は日課の妄想をしていたのではないかと思います。
(いきなりつかみでおかしなことを言ってすみません。大抵の空き時間は妄想してるか小説書いてるかエッセイのネタ組んでるかという日常です。ここはスルーでお願いします)
旦那と息子が聞き捨てならないことを言っていることに気がつきました。
「女は感情的」
「特に毎月アップダウンがある」
なんの脈絡だったか忘れましたが、突然、耳にぶち込まれた爆弾になんの妄想をしていたのかすらすっかり忘れました。
思わず聞き返します。
「は?なんの話?」
「ほら、毎月女の人は感情のコントロールが難しくなるから」
と言うのです。
かちん、ときます。
なにそれ。
なんでいきなりそんなこと言われてんの。
そのときの話の文脈は覚えていませんが、無性に腹が立ったことを覚えています。
とはいえ、ここで怒っては相手の思う壺です。
ムカついた気持ちを抑え、妄想にもどったのか、本を読むことにしたのか、ちょっと覚えていません。
ただ、旦那と息子のニヤニヤ顔が妙に鼻につきました。
一応念のため言っておきますと、うちは夫婦仲は悪くないです。
結構仲良しな方だと思います。
息子に至っては溺愛しています。
それでもです。
許しがたい。
その時の「何言ってんだこいつら、ゴルァ」的な思いは数日たち、「いまだにこんななの?」と言う思いに変化していきました。
私は昔から生理痛が重く、特に高校時代は担任に「休みが多すぎるから留年させる」と脅されたほどです。
誰にも、親にすらその辛さを理解してもらえませんでした。
当時は生理痛で病院にかかる、という考えすら浮かびませんでした。
日常生活に支障があるほどの痛みや苦しみがそこにある、ということが知られていなかったのです。
私の場合は婦人病があり、それがはっきりしたのはずいぶん後の話です。
それまではずっと、婦人科の医者にすら「単なるわがまま」と言われてきました。
だれでも我慢してることなんだから、耐えるしかないでしょ、と。
もしかしたら、今、どこかに現在進行形で悩んでいる高校生がいるかもしれません。
そうだとしたら、ここでエッセイを公開することで少しでも助けになることができるのではないかと思い、書くことにしました。
旦那も息子も性格的には穏やかだし、人間的にはいい人に入ると思います。
でも、どうしても理解できない壁がそこにあるのでしょう。
であれば、知ってください。少しの思いやりだけでとても救われる方がいまそばにいるかもしれません。
そして、生理中の女性にあたられたときの対処法も伝授します(笑)
そういえば、大学時代、生理で貧血を起こして真っ青になって倒れた私を、医務室に担ぎ込んで助けてくれた友人(男性)がいました。
その時に彼は、
「周りにそんな人(生理痛が重い人)がいないから生理がこんなに辛いって知らなかった」
「生理って気持ちいいもんだと思ってた」
と、正直な気持ちを思わずこぼしたことがあります。
そして、
「大変なんだね」、と。
それだけで十分なんです。
つい先日のことです。
なんの話をしていたのかわすれましたが、多分私は日課の妄想をしていたのではないかと思います。
(いきなりつかみでおかしなことを言ってすみません。大抵の空き時間は妄想してるか小説書いてるかエッセイのネタ組んでるかという日常です。ここはスルーでお願いします)
旦那と息子が聞き捨てならないことを言っていることに気がつきました。
「女は感情的」
「特に毎月アップダウンがある」
なんの脈絡だったか忘れましたが、突然、耳にぶち込まれた爆弾になんの妄想をしていたのかすらすっかり忘れました。
思わず聞き返します。
「は?なんの話?」
「ほら、毎月女の人は感情のコントロールが難しくなるから」
と言うのです。
かちん、ときます。
なにそれ。
なんでいきなりそんなこと言われてんの。
そのときの話の文脈は覚えていませんが、無性に腹が立ったことを覚えています。
とはいえ、ここで怒っては相手の思う壺です。
ムカついた気持ちを抑え、妄想にもどったのか、本を読むことにしたのか、ちょっと覚えていません。
ただ、旦那と息子のニヤニヤ顔が妙に鼻につきました。
一応念のため言っておきますと、うちは夫婦仲は悪くないです。
結構仲良しな方だと思います。
息子に至っては溺愛しています。
それでもです。
許しがたい。
その時の「何言ってんだこいつら、ゴルァ」的な思いは数日たち、「いまだにこんななの?」と言う思いに変化していきました。
私は昔から生理痛が重く、特に高校時代は担任に「休みが多すぎるから留年させる」と脅されたほどです。
誰にも、親にすらその辛さを理解してもらえませんでした。
当時は生理痛で病院にかかる、という考えすら浮かびませんでした。
日常生活に支障があるほどの痛みや苦しみがそこにある、ということが知られていなかったのです。
私の場合は婦人病があり、それがはっきりしたのはずいぶん後の話です。
それまではずっと、婦人科の医者にすら「単なるわがまま」と言われてきました。
だれでも我慢してることなんだから、耐えるしかないでしょ、と。
もしかしたら、今、どこかに現在進行形で悩んでいる高校生がいるかもしれません。
そうだとしたら、ここでエッセイを公開することで少しでも助けになることができるのではないかと思い、書くことにしました。
旦那も息子も性格的には穏やかだし、人間的にはいい人に入ると思います。
でも、どうしても理解できない壁がそこにあるのでしょう。
であれば、知ってください。少しの思いやりだけでとても救われる方がいまそばにいるかもしれません。
そして、生理中の女性にあたられたときの対処法も伝授します(笑)
そういえば、大学時代、生理で貧血を起こして真っ青になって倒れた私を、医務室に担ぎ込んで助けてくれた友人(男性)がいました。
その時に彼は、
「周りにそんな人(生理痛が重い人)がいないから生理がこんなに辛いって知らなかった」
「生理って気持ちいいもんだと思ってた」
と、正直な気持ちを思わずこぼしたことがあります。
そして、
「大変なんだね」、と。
それだけで十分なんです。
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