7 / 54
7 壮介 ※背後注意
しおりを挟む
※ぬるいですが、背後注意です。
_____________________
そのあと2時間ほど部活で絞られた後、汗に濡れた道着を着替えようとしたが、着替えがなかった。
そういえば、そうだ。
制服はびしょ濡れなんだった。
いつもは置きっ放しのジャージも年末だからと昨日持ち帰ったばかりだった。
部活を始める前にちらほらと降り出した雪は、本格的に降り続け、校舎も校庭もうっすらと白く雪化粧に染まっていた。それほど激しくはないものの、凍りそうに寒い。
部活後のこの汗だく道着で帰るのはちときつい。
俺は一瞬顔をしかめたが、あっさり諦めた。
ま、仕方ない。裸で帰るわけにもいかないしな?
今更濡れた制服を着ることを考えるだけでも気分が落ちる。
(今日は、寒中トレーニングとしよう)
俺は道着のまま、リュックとお宝をくるんだ制服を抱えると、普段なら電車を使って通っている、1時間ほどの距離にある自宅まで走って帰った。
体を動かしていた方が寒くないに決まってる。
それに間近で見た勇太の瞳を思い出すだけで、いくらでも力が湧いてくる気分だ。
(一度でいいからあの髪に触れてみたい。柔らかそう・・・)
確かに、「姫」と言われるのもわかる。
華奢な体躯に、ふわふわした癖っ毛、大きな瞳、白い肌、長い睫毛。小さなピンク色の唇‥‥‥
うっすらと筋肉ののった体は間違いなく男のものだけど、存在そのものがなぜかまさに「姫」なのだ。
むしろその筋肉すら手を這わしてみたくなるほどエロいに違いない。
活発な勇太からしたら「姫」呼びは心外なのだろうが、これほどその呼び方がピッタリな人間がいるだろうか。
(なんか、いいにおいだったなぁ)
側に近づき初めて嗅いだ勇太の匂いは、俺を無条件で興奮させた。
もっと近づきたい。もっと、もっと・・・
ま、現実は厳しいがな。
その日の夜のことだった。俺が自室のベットの上でゴロゴロしていると、姫が突然訪ねて来た。
さも当たり前のように俺の部屋に入り、微笑んでいる。
その場には、あの柑橘の匂い。ぐらぐらする。
でも、おかしいよな?なんかスケスケの服着てんだよ。
エロ漫画に出てくる女の子が来てそうな短いやつ。
乳首とか大事なところとかなんかうっすら見えてて、エロくてイイね!
「壮介、好き・・・オレのこと、どうにでもして・・・」
え、いきなりの名前呼び!いいけど!大歓迎だけど!!
「え!良いのか?」
「うん。オレ、壮介のたくましさに惚れちゃったみたい・・・なんか抱かれたくてたまらないんだ」
こんな美味しい話があるのか?!あったら俺、迷わないよ?!
「いただきます!!」
俺は姫の口にむにゅっと口を押し付けた。
姫はエロく口を開くと、小さな舌を入れ、ゆっくりと俺の舌に絡ませて来た。
ぐっちょぐっちょ。
なんか、こんな展開エロ漫画になかったっけ?
「あ・・・ん、もっとお」
いや、俺童貞だし、拙くてスミマセン。
俺は姫の乳首を触ってみた。
「ああーん、感じちゃうう~~♡♡♡」
もう辛抱たまらん、姫の乳首見たい。
俺はどう脱がしたらいいのかわからないスケスケの服を首元から破った。
ビリリリリリーーーーー!!ガツン!!
「痛え」
俺は枕元のレースのカーテンを盛大に破りベッドのヘッドボードに頭をぶつけていた。
夢かああああ。ま、そりゃそうだよな。
濡れたまま帰ってきて風呂に入ったあと、飯も食わずにそのまま寝てしまったようだ。
しかし、俺どういう寝相だよ。
「うん、でも良い夢だった♡」
むふふ。
俺のジュニアは臨戦態勢でガチガチだ。
その後、スケスケ姫をおかずに抜きまくったのは言うまでもない。
飯は俺が満足してからな!
だって若いんだもん。妄想力、バンザイ!
_____________________
そのあと2時間ほど部活で絞られた後、汗に濡れた道着を着替えようとしたが、着替えがなかった。
そういえば、そうだ。
制服はびしょ濡れなんだった。
いつもは置きっ放しのジャージも年末だからと昨日持ち帰ったばかりだった。
部活を始める前にちらほらと降り出した雪は、本格的に降り続け、校舎も校庭もうっすらと白く雪化粧に染まっていた。それほど激しくはないものの、凍りそうに寒い。
部活後のこの汗だく道着で帰るのはちときつい。
俺は一瞬顔をしかめたが、あっさり諦めた。
ま、仕方ない。裸で帰るわけにもいかないしな?
今更濡れた制服を着ることを考えるだけでも気分が落ちる。
(今日は、寒中トレーニングとしよう)
俺は道着のまま、リュックとお宝をくるんだ制服を抱えると、普段なら電車を使って通っている、1時間ほどの距離にある自宅まで走って帰った。
体を動かしていた方が寒くないに決まってる。
それに間近で見た勇太の瞳を思い出すだけで、いくらでも力が湧いてくる気分だ。
(一度でいいからあの髪に触れてみたい。柔らかそう・・・)
確かに、「姫」と言われるのもわかる。
華奢な体躯に、ふわふわした癖っ毛、大きな瞳、白い肌、長い睫毛。小さなピンク色の唇‥‥‥
うっすらと筋肉ののった体は間違いなく男のものだけど、存在そのものがなぜかまさに「姫」なのだ。
むしろその筋肉すら手を這わしてみたくなるほどエロいに違いない。
活発な勇太からしたら「姫」呼びは心外なのだろうが、これほどその呼び方がピッタリな人間がいるだろうか。
(なんか、いいにおいだったなぁ)
側に近づき初めて嗅いだ勇太の匂いは、俺を無条件で興奮させた。
もっと近づきたい。もっと、もっと・・・
ま、現実は厳しいがな。
その日の夜のことだった。俺が自室のベットの上でゴロゴロしていると、姫が突然訪ねて来た。
さも当たり前のように俺の部屋に入り、微笑んでいる。
その場には、あの柑橘の匂い。ぐらぐらする。
でも、おかしいよな?なんかスケスケの服着てんだよ。
エロ漫画に出てくる女の子が来てそうな短いやつ。
乳首とか大事なところとかなんかうっすら見えてて、エロくてイイね!
「壮介、好き・・・オレのこと、どうにでもして・・・」
え、いきなりの名前呼び!いいけど!大歓迎だけど!!
「え!良いのか?」
「うん。オレ、壮介のたくましさに惚れちゃったみたい・・・なんか抱かれたくてたまらないんだ」
こんな美味しい話があるのか?!あったら俺、迷わないよ?!
「いただきます!!」
俺は姫の口にむにゅっと口を押し付けた。
姫はエロく口を開くと、小さな舌を入れ、ゆっくりと俺の舌に絡ませて来た。
ぐっちょぐっちょ。
なんか、こんな展開エロ漫画になかったっけ?
「あ・・・ん、もっとお」
いや、俺童貞だし、拙くてスミマセン。
俺は姫の乳首を触ってみた。
「ああーん、感じちゃうう~~♡♡♡」
もう辛抱たまらん、姫の乳首見たい。
俺はどう脱がしたらいいのかわからないスケスケの服を首元から破った。
ビリリリリリーーーーー!!ガツン!!
「痛え」
俺は枕元のレースのカーテンを盛大に破りベッドのヘッドボードに頭をぶつけていた。
夢かああああ。ま、そりゃそうだよな。
濡れたまま帰ってきて風呂に入ったあと、飯も食わずにそのまま寝てしまったようだ。
しかし、俺どういう寝相だよ。
「うん、でも良い夢だった♡」
むふふ。
俺のジュニアは臨戦態勢でガチガチだ。
その後、スケスケ姫をおかずに抜きまくったのは言うまでもない。
飯は俺が満足してからな!
だって若いんだもん。妄想力、バンザイ!
0
お気に入りに追加
76
あなたにおすすめの小説
ある日、木から落ちたらしい。どういう状況だったのだろうか。
水鳴諒
BL
目を覚ますとズキリと頭部が痛んだ俺は、自分が記憶喪失だと気づいた。そして風紀委員長に面倒を見てもらうことになった。(風紀委員長攻めです)
【完結】終わりとはじまりの間
ビーバー父さん
BL
ノンフィクションとは言えない、フィクションです。
プロローグ的なお話として完結しました。
一生のパートナーと思っていた亮介に、子供がいると分かって別れることになった桂。
別れる理由も奇想天外なことながら、その行動も考えもおかしい亮介に心身ともに疲れるころ、
桂のクライアントである若狭に、亮介がおかしいということを同意してもらえたところから、始まりそうな関係に戸惑う桂。
この先があるのか、それとも……。
こんな思考回路と関係の奴らが実在するんですよ。
幸せのカタチ
杏西モジコ
BL
幼馴染の須藤祥太に想いを寄せていた唐木幸介。ある日、祥太に呼び出されると結婚の報告をされ、その長年の想いは告げる前に玉砕する。ショックのあまり、その足でやけ酒に溺れた幸介が翌朝目覚めると、そこは見知らぬ青年、福島律也の自宅だった……。
拗れた片想いになかなか決着をつけられないサラリーマンが、新しい幸せに向かうお話。
始まりの、バレンタイン
茉莉花 香乃
BL
幼馴染の智子に、バレンタインのチョコを渡す時一緒に来てと頼まれた。その相手は俺の好きな人だった。目の前で自分の好きな相手に告白するなんて……
他サイトにも公開しています
ハッピーエンド
藤美りゅう
BL
恋心を抱いた人には、彼女がいましたーー。
レンタルショップ『MIMIYA』でアルバイトをする三上凛は、週末の夜に来るカップルの彼氏、堺智樹に恋心を抱いていた。
ある日、凛はそのカップルが雨の中喧嘩をするのを偶然目撃してしまい、雨が降りしきる中、帰れず立ち尽くしている智樹に自分の傘を貸してやる。
それから二人の距離は縮まろうとしていたが、一本のある映画が、凛の心にブレーキをかけてしまう。
※ 他サイトでコンテスト用に執筆した作品です。
【BL】声にできない恋
のらねことすていぬ
BL
<年上アルファ×オメガ>
オメガの浅葱(あさぎ)は、アルファである樋沼(ひぬま)の番で共に暮らしている。だけどそれは決して彼に愛されているからではなくて、彼の前の恋人を忘れるために番ったのだ。だけど浅葱は樋沼を好きになってしまっていて……。不器用な両片想いのお話。
出戻り聖女はもう泣かない
たかせまこと
BL
西の森のとば口に住むジュタは、元聖女。
男だけど元聖女。
一人で静かに暮らしているジュタに、王宮からの使いが告げた。
「王が正室を迎えるので、言祝ぎをお願いしたい」
出戻りアンソロジー参加作品に加筆修正したものです。
ムーンライト・エブリスタにも掲載しています。
表紙絵:CK2さま
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる