誰も僕なんて見ていない

例えば愛しい妻の代わり、憎い兄の代わり、貴重の勇者の血統の人間。そんな風に誰も個人を見てくれない。

勇者の血統がそれなりに広がりただの家の格を誇示する、あるいは裕福さの証明、交渉材料にしか成らなくなってしまった時代に、父親の着服が発覚し、屋敷財産と同じ括り差し押さえられ、罰金と損害の補填の為に売り出されたユーリヤ。
自分を死んだ妻の代わりとしてしか扱わなかった父の次は、能力も無いのに長男というだけ家督を継いだと兄を恨む叔父の元だった。

ただただ主人公に救いが無くてかわいそうに成っちゃうエロ集めです。練習の様に何でもぶっこんで行くつもりです。

『戦いに負けた魔王はヤンデレ勇者に囲われました』に出て来る、勇者の過去話というかヤンデレ拗らせるに至るまでのお話です。
このお話の中では一切救いはありませんが、あっちの方で社畜気質魔王の胃を痛める存在に超進化し、幸せ…?になるんだとお思い下さい。
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