30 / 33
第三章
最後の力を振り絞り
しおりを挟む
戦闘不能にまで持ち込んだはずのガブリエルが超回復し今までの倍は強くなった。
「これで私はさっきの倍は強いぞ、さあどうする降伏するか」
ガブリエルは涙を流していたが、無表情だった。
「お前・・・」
「彼女はまだ神に縛られてるんだよ、天使が感情を持てばその人は堕天使になる、ルシファーはプライドを持ったから神に堕天使にされた」
「何で泣いてるやつと戦わなくちゃいけないんだよ」
「蒼馬戦えないなら俺が出てやろうか」
そんなサタンの言葉に蒼馬の表情は変わった。
「いらない、こいつは俺の獲物だ取ったらいくらお前でも殺すぞ」
蒼馬は暴走した。
「そうかよ、あーあ怒っちゃったよ憤怒は俺なのに」
蒼馬は鎖を使った、さっきのサタンの動きをまねてしかも自分なりに改良を加えて。
「マジかよ、一回見ただけなのにそれにあの動きあの体でできるはずはないんだが」
「蒼馬は風と地面とかいろんな条件を体に合うように作り変えてるんですよ」
「どんな集中力してんだよ」
蒼馬は速さと力でガブリエルを圧倒した、またガブリエルが踏み込むときにはそこを大地の力を使いくぼませたり、強風を使って敵をこっちに強制的に連れてきたり今の蒼馬ならヘラクレスでも倒せるんじゃないかってぐらいに蒼馬は進化した。
ガブリエルはそんな蒼馬の攻撃を受け、ボロボロになっていた。
「私止めてきます、暴走した状態ではガブリエルを殺してしまいますそれで悲しむ蒼馬の顔は見たくないので」
「そうかい、まあ俺からしちゃどちらも一興、だからどっちでもいいんだが、お前あそこに行ったら巻き込まれて死ぬぞどうするつもりだ」
「声です、私の声を蒼馬に聞かせたら、止まってくれるはずです」
サタンは意地悪するように
「大した自身だな、そんな力お前にあるのか」
「大丈夫です、私蒼馬を思う気持ちならだれにも負けてないと思ってるんで」
何だよそれ、と笑ったサタンだったが
「分かったよ、俺とそっくりの岩を作って俺を憑依させろ、俺も蒼馬を止めるのを手伝ってやるよ」
土や水を使って固めた岩を作り、そこにサタンを憑依させた。まあ岩版の式神みたいなものだ。
「では、よろしくお願いします」
そういいサタナはラドゥエリエルに教えてもらった癒しの歌を歌った。
確か対象についての思いを歌で表現する、だったわね。
蒼馬元に戻ってあなたなら怒りになんか負けるはずないわよ意識を取り戻して・・・。
サタンは蒼馬を止めていたがなんせ体が岩だ、すぐボロボロになってしまった。
「すまねえサタナもう体がもたねえ」
サタンを形作っていた岩がばらばらに壊れ、蒼馬がサタナの方へ向かってきた。
蒼馬止まってよ、私を思い出してよ。
蒼馬の殴り掛かっていた手が止まった。
「・・・サタナか」
蒼馬は殴る寸前に意識を取り戻したようだ、サタナは蒼馬に泣きながら抱き着いた。
「もう、恐かったじゃないの本気で殺されるかと思ったわよ」
「すまない、俺のせいでまた俺は人を殺そうとしてた」
「そんなことないわよ、だって止まってくれたじゃない、思いが伝わったってうれしかったわよ」
「ああそうだな、ありがとうここでガブリエルを殺してたら一生後悔してた」
少しの間その場所には静かな時間ができた。
「あ、ガブリエルはどうなった」
「もういい雰囲気だったのに~、ガブリエルならルシファーが医務室に運んで行ったわよ」
「そうか、俺は殺さずに済んだのか」
「ええそうよ」
「ありがとな」
蒼馬はサタナの頬にそっとキスし、倒れた。
バタンッ
「すまねえもう動けねえや」
「もうちょっと空気を読みなさいよ」
俺は深い眠りに入った。
「これで私はさっきの倍は強いぞ、さあどうする降伏するか」
ガブリエルは涙を流していたが、無表情だった。
「お前・・・」
「彼女はまだ神に縛られてるんだよ、天使が感情を持てばその人は堕天使になる、ルシファーはプライドを持ったから神に堕天使にされた」
「何で泣いてるやつと戦わなくちゃいけないんだよ」
「蒼馬戦えないなら俺が出てやろうか」
そんなサタンの言葉に蒼馬の表情は変わった。
「いらない、こいつは俺の獲物だ取ったらいくらお前でも殺すぞ」
蒼馬は暴走した。
「そうかよ、あーあ怒っちゃったよ憤怒は俺なのに」
蒼馬は鎖を使った、さっきのサタンの動きをまねてしかも自分なりに改良を加えて。
「マジかよ、一回見ただけなのにそれにあの動きあの体でできるはずはないんだが」
「蒼馬は風と地面とかいろんな条件を体に合うように作り変えてるんですよ」
「どんな集中力してんだよ」
蒼馬は速さと力でガブリエルを圧倒した、またガブリエルが踏み込むときにはそこを大地の力を使いくぼませたり、強風を使って敵をこっちに強制的に連れてきたり今の蒼馬ならヘラクレスでも倒せるんじゃないかってぐらいに蒼馬は進化した。
ガブリエルはそんな蒼馬の攻撃を受け、ボロボロになっていた。
「私止めてきます、暴走した状態ではガブリエルを殺してしまいますそれで悲しむ蒼馬の顔は見たくないので」
「そうかい、まあ俺からしちゃどちらも一興、だからどっちでもいいんだが、お前あそこに行ったら巻き込まれて死ぬぞどうするつもりだ」
「声です、私の声を蒼馬に聞かせたら、止まってくれるはずです」
サタンは意地悪するように
「大した自身だな、そんな力お前にあるのか」
「大丈夫です、私蒼馬を思う気持ちならだれにも負けてないと思ってるんで」
何だよそれ、と笑ったサタンだったが
「分かったよ、俺とそっくりの岩を作って俺を憑依させろ、俺も蒼馬を止めるのを手伝ってやるよ」
土や水を使って固めた岩を作り、そこにサタンを憑依させた。まあ岩版の式神みたいなものだ。
「では、よろしくお願いします」
そういいサタナはラドゥエリエルに教えてもらった癒しの歌を歌った。
確か対象についての思いを歌で表現する、だったわね。
蒼馬元に戻ってあなたなら怒りになんか負けるはずないわよ意識を取り戻して・・・。
サタンは蒼馬を止めていたがなんせ体が岩だ、すぐボロボロになってしまった。
「すまねえサタナもう体がもたねえ」
サタンを形作っていた岩がばらばらに壊れ、蒼馬がサタナの方へ向かってきた。
蒼馬止まってよ、私を思い出してよ。
蒼馬の殴り掛かっていた手が止まった。
「・・・サタナか」
蒼馬は殴る寸前に意識を取り戻したようだ、サタナは蒼馬に泣きながら抱き着いた。
「もう、恐かったじゃないの本気で殺されるかと思ったわよ」
「すまない、俺のせいでまた俺は人を殺そうとしてた」
「そんなことないわよ、だって止まってくれたじゃない、思いが伝わったってうれしかったわよ」
「ああそうだな、ありがとうここでガブリエルを殺してたら一生後悔してた」
少しの間その場所には静かな時間ができた。
「あ、ガブリエルはどうなった」
「もういい雰囲気だったのに~、ガブリエルならルシファーが医務室に運んで行ったわよ」
「そうか、俺は殺さずに済んだのか」
「ええそうよ」
「ありがとな」
蒼馬はサタナの頬にそっとキスし、倒れた。
バタンッ
「すまねえもう動けねえや」
「もうちょっと空気を読みなさいよ」
俺は深い眠りに入った。
0
お気に入りに追加
28
あなたにおすすめの小説
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
オタクおばさん転生する
ゆるりこ
ファンタジー
マンガとゲームと小説を、ゆるーく愛するおばさんがいぬの散歩中に異世界召喚に巻き込まれて転生した。
天使(見習い)さんにいろいろいただいて犬と共に森の中でのんびり暮そうと思っていたけど、いただいたものが思ったより強大な力だったためいろいろ予定が狂ってしまい、勇者さん達を回収しつつ奔走するお話になりそうです。
投稿ものんびりです。(なろうでも投稿しています)
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
[恥辱]りみの強制おむつ生活
rei
大衆娯楽
中学三年生になる主人公倉持りみが集会中にお漏らしをしてしまい、おむつを当てられる。
保健室の先生におむつを当ててもらうようにお願い、クラスメイトの前でおむつ着用宣言、お漏らしで小学一年生へ落第など恥辱にあふれた作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる