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第二章
動き出した天使と蒼馬達
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ラファエルはルシファーたちに負け、自分一人では倒せないと考えミカエルに助けを頼んだ。
「ミカエル、ルシファーたちにはまだ大したことないが放っておくと大変な奴がいたんだ、今のうちに倒しておかないと脅威になりかねない」
「そうだな、お前が逃げるのがやっとな敵だからな、分かった、ガブリエルとウリエルにも話しておこう」
「ありがとう、すまない私にもっと力があれば・・・」
「そんなに自分を恨むな、神は全てを許してくれる、だから安心していろ」
その頃
「なあサタナエル、俺に魔法を教えてくれよ」
「魔法じゃありません、自然や地獄の神にお願いして力を貸してもらってるんですよ」
「そういや、俺がラファエルの檻に使った炎を出すときの詠唱に地獄の炎よって言ってるな」
「地獄の炎を使ったんですか、あれを使うには地獄と契約が必要なのに・・・」
「なんだそれ、お前のを見よう見まねでやってみたらなんか炎が出たぞ」
「そうなんですか、私に向かって打ってみてくださいませんか」
「いいけどお前は大丈夫なのか」
「大丈夫です」
俺はサタナエルにそう言われ、サタナエルに向かって打った。
「地獄の炎よ、サタナエルを焼きはらえ」
俺は広範囲に影響が出ないように少し力を抑えて、打った。
ゴオオオォォォーボカーーン
「だ、大丈夫か・・・」
「は、はい凄い威力ですね私のより強いしコントロールもいいですね、これ私が教えることあるんですか」
「俺は炎しか使えないからな、他のも使えないと不便だろ」
「そうですかいいですよ、でも私の相手もしてくださいね」
「ああ、実戦も大事だからな、よろしく頼む」
それから俺たちは二人で人のいない場所に行き技を教え合うことになった。サタナエルは呑み込みが早く、どんどん俺が教えたことを覚えていった。が俺はそれ以上にたくさんのことを覚えていった。
そんなある日
鬼が俺たちの実戦しているところに走ってきた。
「風よ、俺に力を貸せ」
すると風が蒼馬の体を押し動くスピードが格段に上がった。
「地球よ彼にこれまで以上の重力を」
とてつもない力が俺を押さえつけてきた。くっこれはきつい、
「く、雷を落とせ」
ゴロゴロピカッドカーン、きゃあーーー
「こら、あなたは攻撃をしちゃだめって言ったでしょ、あなたの攻撃を受けたら死んじゃうかもしれないじゃない」
「俺も危うくつぶされそうになったわ」
「そこは加減するわよ」
「できてなかったから、雷落としたんだろうが」
そこにようやく終わったかと鬼が
「あ、あのルシファー様から早く戻ってこいとの伝言が・・・」
「ああそうかお疲れ様、おいサタナ帰るぞ」
「エルをつけなさいよ、エルを私は神を裏切って堕天したわけじゃないわよ」
「そのわりには、様がないぞ様が」
「細かい男ね」
サタナが吐き捨てるように言った。
「何だと」
「何よ」
俺たちがけんかしていると怒った鬼が、
「早くしてくださいルシファー様がお呼びです。」
「「はい」」
俺たちはルシファーのいるバベルの塔の最上階に向かった。
「ミカエル、ルシファーたちにはまだ大したことないが放っておくと大変な奴がいたんだ、今のうちに倒しておかないと脅威になりかねない」
「そうだな、お前が逃げるのがやっとな敵だからな、分かった、ガブリエルとウリエルにも話しておこう」
「ありがとう、すまない私にもっと力があれば・・・」
「そんなに自分を恨むな、神は全てを許してくれる、だから安心していろ」
その頃
「なあサタナエル、俺に魔法を教えてくれよ」
「魔法じゃありません、自然や地獄の神にお願いして力を貸してもらってるんですよ」
「そういや、俺がラファエルの檻に使った炎を出すときの詠唱に地獄の炎よって言ってるな」
「地獄の炎を使ったんですか、あれを使うには地獄と契約が必要なのに・・・」
「なんだそれ、お前のを見よう見まねでやってみたらなんか炎が出たぞ」
「そうなんですか、私に向かって打ってみてくださいませんか」
「いいけどお前は大丈夫なのか」
「大丈夫です」
俺はサタナエルにそう言われ、サタナエルに向かって打った。
「地獄の炎よ、サタナエルを焼きはらえ」
俺は広範囲に影響が出ないように少し力を抑えて、打った。
ゴオオオォォォーボカーーン
「だ、大丈夫か・・・」
「は、はい凄い威力ですね私のより強いしコントロールもいいですね、これ私が教えることあるんですか」
「俺は炎しか使えないからな、他のも使えないと不便だろ」
「そうですかいいですよ、でも私の相手もしてくださいね」
「ああ、実戦も大事だからな、よろしく頼む」
それから俺たちは二人で人のいない場所に行き技を教え合うことになった。サタナエルは呑み込みが早く、どんどん俺が教えたことを覚えていった。が俺はそれ以上にたくさんのことを覚えていった。
そんなある日
鬼が俺たちの実戦しているところに走ってきた。
「風よ、俺に力を貸せ」
すると風が蒼馬の体を押し動くスピードが格段に上がった。
「地球よ彼にこれまで以上の重力を」
とてつもない力が俺を押さえつけてきた。くっこれはきつい、
「く、雷を落とせ」
ゴロゴロピカッドカーン、きゃあーーー
「こら、あなたは攻撃をしちゃだめって言ったでしょ、あなたの攻撃を受けたら死んじゃうかもしれないじゃない」
「俺も危うくつぶされそうになったわ」
「そこは加減するわよ」
「できてなかったから、雷落としたんだろうが」
そこにようやく終わったかと鬼が
「あ、あのルシファー様から早く戻ってこいとの伝言が・・・」
「ああそうかお疲れ様、おいサタナ帰るぞ」
「エルをつけなさいよ、エルを私は神を裏切って堕天したわけじゃないわよ」
「そのわりには、様がないぞ様が」
「細かい男ね」
サタナが吐き捨てるように言った。
「何だと」
「何よ」
俺たちがけんかしていると怒った鬼が、
「早くしてくださいルシファー様がお呼びです。」
「「はい」」
俺たちはルシファーのいるバベルの塔の最上階に向かった。
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