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第一章

悪魔たちの祝勝会

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今夜はアスモデウスを助け出したことと俺が初陣でラファエルから逃げ切った二つのことを祝った。

「おい、蒼馬この祝勝会はお前の初陣のことも兼ねているんだぞ、もっと飲んで食って楽しめ」

とルシファーが悪魔たちの食べている料理を見て呆然と立ち尽くしている俺にそんなことを言ってきた。

「ふざけんな、これは嫌がらせか、なんだよこの黒い液体、そしてこの何かよくわからない物体は」

「それは人の悪感情を飲み物にしたもので、その物体はおそらく怪物の肉を切り落として焼いたものだろうどれもうまいぞ」

「は、そんなもん食えるか、もっとこう、なんだ普段人が食べているようなもんは出せねのか」

「これは最上級のものだぞ、例えばこの飲み物なんか人の憤怒の感情100%の高級品だぞ」

「そんな果汁100%みたいな感じで言うんじゃねぇ、俺にもせめてサタナエルが食べているようなもんを出せ」

サタナエルには下界でも食べられていそうな高級そうな料理を出されていた。それを毒見もせず普通に食べているサタナエルの度胸は本当にすごいな。多分今まで食べてきたものとは違う物なのに。

「あれは、悪魔たちが嫌いな食べ物で料理したものだぞ、そんなものがいいならサタナエルに分けてもらえ」

「そうするよ」

俺はサタナエルの横に座り、料理を少し分けてもらった。

「お前俺たちがいない間どこで何をしていたんだ」

「私は神がどんな者なのかについて教えられていました、悪魔の方たちの情報の正しさはすごいですね、神のしていることを99%ぐらい的中させてました」

「そうなのかちなみにその1パーセントって何なの」

「それは神にしかできないことしかちゃんとやらないと悪魔の方は言っていましたが、天使を創造する権利は神の特権でしたが、その権利をラドゥエリエルに与え、神はさぼっています。つまり、神にしかできないことも他の天使にやらせているということです」

「俺の神に対する価値観がどんどん下がってくよ」

「そうですね、下界の人が思っているより神はずいぶんだらしない人ですね」

「そうなのか、天使は偉いな、ちゃんとそんな神に従って」

「いいえ神は命令する権利も天使に与えていますよ」

「もうそんな話を聞いても驚けねえな」

サタナエルは俺と神について話をし、どんどん俺の神の価値観を落としていった。
その後俺はサタナエルにルシファーに対する愚痴を聞いてもらい、すっきりして与えられた部屋に言って寝た。
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