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マリース・アースドロイト
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「いたっ…」
「マリース?どうかした?」
今は貴族学の授業中…
なんだけど…
教科書を捲ろうとした私は指に少し違和感を感じた。
「ちょっと紙で切っちゃったみたい…」
「大丈夫?」
「大丈夫。これぐらいならすぐに止まるから」
「ならいいんだけど…」
いやレイ
あなたの性格上絶対放っておかない気がする…
授業終了後…
「マリース。傷見せて」
やっぱり
「傷という程の傷でもありませんわ」
「いいから見せて」
仕方なく私は手を差し出した。
「…これ…紙で切った傷跡じゃない…」
「え?」
「紙で切った時は真っ直ぐの傷跡のはずでしょ?これは1点だけだよ。まるで針か何かで指したみたいな…」
「針?そんなものありませんでしたわよ?」
「じゃあいつ…」
あの…レイ?
いつまで手を握っているのでしょうか…
「ロゼッタ嬢か?いや…でも今日は会ってないはず…」
「あの…レイ?」
「じゃあいつこの傷は…」
「レイ~」
「毒とかないよな…」
「レイ~」
ダメですわ
聞く耳を持ちませんわ
「マリース?どうかした?」
今は貴族学の授業中…
なんだけど…
教科書を捲ろうとした私は指に少し違和感を感じた。
「ちょっと紙で切っちゃったみたい…」
「大丈夫?」
「大丈夫。これぐらいならすぐに止まるから」
「ならいいんだけど…」
いやレイ
あなたの性格上絶対放っておかない気がする…
授業終了後…
「マリース。傷見せて」
やっぱり
「傷という程の傷でもありませんわ」
「いいから見せて」
仕方なく私は手を差し出した。
「…これ…紙で切った傷跡じゃない…」
「え?」
「紙で切った時は真っ直ぐの傷跡のはずでしょ?これは1点だけだよ。まるで針か何かで指したみたいな…」
「針?そんなものありませんでしたわよ?」
「じゃあいつ…」
あの…レイ?
いつまで手を握っているのでしょうか…
「ロゼッタ嬢か?いや…でも今日は会ってないはず…」
「あの…レイ?」
「じゃあいつこの傷は…」
「レイ~」
「毒とかないよな…」
「レイ~」
ダメですわ
聞く耳を持ちませんわ
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