上 下
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本編

END

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私はあいつがいなくなったあとも。
たくさんの勇者を見送った。
そして…皆帰ってこなかった。
私はお父様にお願いして…石碑を建ててもらった。
名前は掘れない。
だって知らないもん
…名前も知らないうちに…皆死んでったんだ…
「…ずるいよ。皆は…」
私は日課のお参りを終え立ち上がった。
「さて…そろそろ次の勇者が来る頃かな…」
前回は弱っちかったしね
少しは強い人が来てくれるといいんだけど
私は王宮の広間に出た。
…そういえばあれからもう何年も経ってるんだろ
向こうの世界はどれくらい進歩したのかな
「…優馬が来てくれたらいいのに…」
「俺がなんだって?」
「ひゃぁ!!」
私はびっくりして咄嗟に距離をとった。
「ゆゆゆゆゆ優馬!?」
「…テンパりすぎだ。来るのが遅くなった…ごめん」
優馬は優しく私を抱きしめた。
「…ちなみに。勇者召喚じゃないからな」
「…え?」
私は少し離れて優馬を見上げた。
「向こうの世界で…シィンクルの完全仮想型のゲームが出来上がったんだ。要するに…現実の意識をゲームの中に入れられるようになったんだ」
「え?何それ?やりたい」
「最後まで聞け。それで…俺はなんとかそれを手に入れてプレイしたんだ。そしたら奇跡的にここと繋がった。だからほら」
優馬は離れて後ろを見せた。
優馬の後ろにはたくさんのプレーヤーがいた。
…!?
こいつ…知ってたな…
私は少し浮かんできていた涙をふき…笑顔で皆に向き合った。
「ようこそ!!勇者様!!」
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みんなの感想(25件)

龍牙王
2018.03.17 龍牙王

お疲れ様でした作者様

如月花恋
2018.03.17 如月花恋

ほんっとにお疲れですよ〜
途中から友達がネタ提供してくれなくなったんでいろんな話を読み漁ってたんですよ?
で…それから前に思いついたENDを書いておいたのを思い出してそれをこの話用に少し書き換えて投稿しました
龍牙王様
ご愛読
ありがとうございました

解除
龍牙王
2018.03.17 龍牙王

おおう良かったな

解除
龍牙王
2018.03.17 龍牙王

今までどうやって移動した?!

解除

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