2 / 84
2
しおりを挟む
「シュルク!!起きろ!!」
「んにゃ…お父様…まだシュルクおねむ~…寝るの~…」
「う…ってそんなことしてる暇はない!!起きろ!!」
お父様は私の布団を剥がした
「寒い……」
「シュルク!!婚約者が来た!!」
「…う?」
「婚約者だ!!」
「…お父様。ちゃんと話してください。私婚約した覚えないんですけど…」
「お前が生まれた瞬間からの婚約者だ。俺と王は幼なじみでな。自分達に息子と娘が産まれたら結婚させる約束だったんだ。」
…………………………ん?
「お…お父様?今…国王陛下と幼なじみと聞こえましたが…?空耳です?」
「いや事実だ。」
「わ…私…夢から覚めてないみたいなので…もう1回寝ます…」
私はそのままぶっ倒れそうになったのだがお父様に無理矢理起こされた
「いいから着替えろ!!」
「え~…シュルク会いたくない…」
「笹崎。後は任せた。」
「え…俺がやるんですか?」
ん?笹崎?普段の口調が出てますわよ?
「お子様の着替えとかしたことないんですけど…」
「お子様じゃないわ!!っていうか部屋から出て行ってよ!!メイド呼んでよ!!」
「…あぁそうか。その手があった。」
笹崎はそのまま急ぎ足でメイドを呼びに行った
「全く…使えるのか使えないのか分かんない秘書だこと。」
私は急いで支度を終えお父様のもとへ向かった
「う~ん…1回会って婚約破棄すればいいよね?」
私はこの時…重大なことを忘れていた
お父様の幼なじみが国王だということを…
「んにゃ…お父様…まだシュルクおねむ~…寝るの~…」
「う…ってそんなことしてる暇はない!!起きろ!!」
お父様は私の布団を剥がした
「寒い……」
「シュルク!!婚約者が来た!!」
「…う?」
「婚約者だ!!」
「…お父様。ちゃんと話してください。私婚約した覚えないんですけど…」
「お前が生まれた瞬間からの婚約者だ。俺と王は幼なじみでな。自分達に息子と娘が産まれたら結婚させる約束だったんだ。」
…………………………ん?
「お…お父様?今…国王陛下と幼なじみと聞こえましたが…?空耳です?」
「いや事実だ。」
「わ…私…夢から覚めてないみたいなので…もう1回寝ます…」
私はそのままぶっ倒れそうになったのだがお父様に無理矢理起こされた
「いいから着替えろ!!」
「え~…シュルク会いたくない…」
「笹崎。後は任せた。」
「え…俺がやるんですか?」
ん?笹崎?普段の口調が出てますわよ?
「お子様の着替えとかしたことないんですけど…」
「お子様じゃないわ!!っていうか部屋から出て行ってよ!!メイド呼んでよ!!」
「…あぁそうか。その手があった。」
笹崎はそのまま急ぎ足でメイドを呼びに行った
「全く…使えるのか使えないのか分かんない秘書だこと。」
私は急いで支度を終えお父様のもとへ向かった
「う~ん…1回会って婚約破棄すればいいよね?」
私はこの時…重大なことを忘れていた
お父様の幼なじみが国王だということを…
10
お気に入りに追加
427
あなたにおすすめの小説
【完結】もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?
冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。
オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・
「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」
「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」
アルバートの屈辱
プラネットプラント
恋愛
妻の姉に恋をして妻を蔑ろにするアルバートとそんな夫を愛するのを諦めてしまった妻の話。
『詰んでる不憫系悪役令嬢はチャラ男騎士として生活しています』の10年ほど前の話ですが、ほぼ無関係なので単体で読めます。
「君の為の時間は取れない」と告げた旦那様の意図を私はちゃんと理解しています。
あおくん
恋愛
憧れの人であった旦那様は初夜が終わったあと私にこう告げた。
「君の為の時間は取れない」と。
それでも私は幸せだった。だから、旦那様を支えられるような妻になりたいと願った。
そして騎士団長でもある旦那様は次の日から家を空け、旦那様と入れ違いにやって来たのは旦那様の母親と見知らぬ女性。
旦那様の告げた「君の為の時間は取れない」という言葉はお二人には別の意味で伝わったようだ。
あなたは愛されていない。愛してもらうためには必要なことだと過度な労働を強いた結果、過労で倒れた私は記憶喪失になる。
そして帰ってきた旦那様は、全てを忘れていた私に困惑する。
※35〜37話くらいで終わります。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
悪役令嬢ってこれでよかったかしら?
砂山一座
恋愛
第二王子の婚約者、テレジアは、悪役令嬢役を任されたようだ。
場に合わせるのが得意な令嬢は、婚約者の王子に、場の流れに、ヒロインの要求に、流されまくっていく。
全11部 完結しました。
サクッと読める悪役令嬢(役)。
【改稿版・完結】その瞳に魅入られて
おもち。
恋愛
「——君を愛してる」
そう悲鳴にも似た心からの叫びは、婚約者である私に向けたものではない。私の従姉妹へ向けられたものだった——
幼い頃に交わした婚約だったけれど私は彼を愛してたし、彼に愛されていると思っていた。
あの日、二人の胸を引き裂くような思いを聞くまでは……
『最初から愛されていなかった』
その事実に心が悲鳴を上げ、目の前が真っ白になった。
私は愛し合っている二人を引き裂く『邪魔者』でしかないのだと、その光景を見ながらひたすら現実を受け入れるしかなかった。
『このまま婚姻を結んでも、私は一生愛されない』
『私も一度でいいから、あんな風に愛されたい』
でも貴族令嬢である立場が、父が、それを許してはくれない。
必死で気持ちに蓋をして、淡々と日々を過ごしていたある日。偶然見つけた一冊の本によって、私の運命は大きく変わっていくのだった。
私も、貴方達のように自分の幸せを求めても許されますか……?
※後半、壊れてる人が登場します。苦手な方はご注意下さい。
※このお話は私独自の設定もあります、ご了承ください。ご都合主義な場面も多々あるかと思います。
※『幸せは人それぞれ』と、いうような作品になっています。苦手な方はご注意下さい。
※こちらの作品は小説家になろう様でも掲載しています。
断る――――前にもそう言ったはずだ
鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」
結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。
周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。
けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。
他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。
(わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)
そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。
ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。
そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる