へぇ。美的感覚が違うんですか。なら私は結婚しなくてすみそうですね。え?求婚ですか?ご遠慮します

如月花恋

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本編

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『あれ?ティアに僕が魔術籠持ってるって言ったっけ?』
「言ってない。ちょっと助けてほしいの」
『…助けて?』
「スミタの町に来て。お願い」
『事情は?』
「…聖女と名乗る人を捕らえてほしい。このままだとここ以外にも被害が出そう」
『了解。すぐ行くね』
割とまともだった
…なんだったんだ
あの執着は
私は魔術籠をまたインベントリにしまった。
「これで変…ゲフンゲフン。助けは来るから…あとは…」
その瞬間神官の後ろのドアが勢いよく開き神官はぶっ倒れた。
「サナ様ご無事ですかぁぁ!!」
「うん。マナ。私は大丈夫だから落ち着いてね」
「サナ様!!このマナが買い物に行っている間にサナ様を危険に晒すなんて…!!これから旦那様にどう顔を見せれば…!!」
「いつも通りでいいと思うよ?」
「いけません!!これは立派な失態です!!さぁサナ様!!マナに罰を!!」
「え!?…う~ん」
私の良心が痛まなくてマナの罰になる罰…
私は指を構えて…デコピンをした。
「いっつぅ…」
「…これでいい?」
「ありがとうございます!!」
…なんか罰を与えてお礼を言われるって変な気分
「さぁお昼ご飯にしましょう。リズとレンの分も買ってきましたよ」
「え!?すみません!!治癒師様!!マナ様!!まだ用意してなくて!!」
「あ。大丈夫よ。私が買ってきたから!!」
マナは手に持っていた紙袋を見せた。
「何を買ったの?」
「う~ん…安くて美味しいものです」
「…料理名を言ってくれないと分からないよ」
「串焼きとポテトサラダ、それにそこのパン屋さんの焼きたてロールパンとクロワッサンです」
「美味しそう!!リズ、レン。ご飯にしましょう」
「「治癒師様…私達/僕達の分まで用意してくれて…ありがとうございます!!」」
「…用意したのはマナよ?」
「お金はサナ様のものです」
…あの貯めてたお金か
…なんで持ってったん?
「…だってサナ様…私のお金で買うと『私は何も出来てない!!』って言いそうだなって思ったので…」
…うん
ちょっと考えてた
私はインベントリからレジャーシートを引っ張り出した。
「床で食べるのには少し抵抗あるもんね」
…そこで思い出した。
ここ治療所だった…
「…あ。皆様。お昼休憩にしてもよろしいでしょうか。休憩の後必ず治癒させていただきます。もし容態が急変した場合はすぐに言ってください。隣の部屋にいますので」
私はもう1つの部屋の方で食べることにした。
…見られながらってのは落ち着かないからね
あそこなら外と繋がってないし窓とあの患者さんがいる部屋に繋がるドアがあるぐらいだしね

私達はお腹いっぱいになるまで料理を堪能した。
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