へぇ。美的感覚が違うんですか。なら私は結婚しなくてすみそうですね。え?求婚ですか?ご遠慮します

如月花恋

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本編

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ぜぇ…はぁ…ぜぇ…はぁ…
よ…よく寝込む人に…全力疾走は無理があった…
「どこまで行くの?結構奥まできたよね?」
びくっ!!
まだついてきてたぁ!!
私はまた走り出した。
本当はドレスで走っちゃいけないんだけどぉ!!
靴もどっか消えたし!!
リアルシンデレラだし!!
シンデレラは片足だけど私両足分無くなったし!!
また垣根を見つけてそこを曲がった。
そして固まった。
…うん
これは…見ちゃいけないやつだな
目の前で…男女がキスしていた。
深い方の。
ディープだよ
絶対舌入っちゃってるよ
「覗き見はよくないな~ティア」
私はロボットのように後ろを振り返った。
頭の中でギギギって音が聞こえた。
リュ…リュゼリオ殿下…
なんで…息きれてないの?
「…ん?あれ兄上だ」
え?
あれが?
あのちゅっちゅしてる人が?
…え~
マジ?
私は思わず2人を凝視してしまった。
「…くすっ。邪魔してやろ~」
え!?
この王子綺麗な顔してやることえげつない!!
リュゼリオ殿下はずんずんと2人の元へ歩いていった。
「こんなところで奇遇だね~あ・に・う・え♪」
見えますっ!!
私にはリュゼリオ殿下の後ろに悪魔がいるのが見えますっ!!
「…リュゼ!?」
「え!?」
令嬢は慌ててそこを去っていった。
「邪魔するなよ…せっかくいい感じのムードだったのによ」
「いやぁお邪魔だったみたいだね~戻ろうか~」
…待って
今…って…
「あ?僕ら?」
「うん。もう1人いるよ」
私は見られる寸前に転移した。

ぜぇ…はぁ…
え…詠唱無しはきついんだってば…
いつもは小声で囁いてるんだよ…
私は近くのベンチに座った。
そして背もたれに深くもたれかかった。
…あ
星がめっちゃ綺麗
日本じゃこんなに綺麗に見えないからなぁ…
空気が澄んでる証拠だね~
首を元に戻すと一瞬だけ黒いモヤのようなものが見えた。
…ん?
目を擦るとモヤは無くなった。
気のせい…か
遅くまで起きてるから目が疲れてきたのかな~
お母様達のところに戻ろ…
私は立ち上がってテラスの影に転移した。

…ふぃ
本日2度目の転移魔法…
私は目を動かして魔力量を確認した。
魔力は…そんなに減ってないね
ん?
いやぁ…目に見えないと不便だからさ
作ったんだよ
よくゲームとかであるインベントリとかHP・MPバーとか
おかげですっごく魔法が使いやすくなったよ
…さすがにスキルは無理だけどね
神様に会えるならお願いしようかな~
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