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本編

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…結論出しましょう
捕まりました♪
私はパパのお膝に座らされていた。
「シア…僕達がどれだけ心配したと思ってるの?隣国で見つけたとギオレットから連絡をもらってそこに行ったらいなくなってるし…」
…あ
そうだったね
…タマが持ってきたのはお店のコピーだもん
おばあちゃん達はちゃんと隣国にいるよ♪
さすがに現実の建物は入れられなかったんだって
もし火事とかが起きてもなんとか出来るようにって備えてたんだってさ
「もう離さないから」
「…パパ。よく考えて?シアとパパは血が繋がってないんだよ?」
「そんなの関係ないよ。シアは僕達の娘だよ」
「…シア。諦めなさい。もう逃げるのは無理よ。ここも包囲されてるわ。今度こそ転移も出来ないわね」
「えぇ…そんなぁ…まだ定番の偽物の店が出てきてないよ!?」
私がそう言うとタマは目を見開いた。
「あなた…仕入れに行っているのに気づかなかったの?店の名前は違うけどメニューはうちと全く同じの店があるのよ。味は最悪らしいわ。名前が違うおかげでまだ助かってるって感じだけどね。メニューのことを気づかれるとまずいわ」
…なんだと?
そんな美味しい展開を私が逃すとでも!?
私はパパの膝から降りてタマの手を掴み転移した。

「ふぅ」
「…魔法無効化のぎりぎり届かないところ分かってたのね」
「ん。何となく。こういうのってさ無限に距離がかせげるわけないでしょ?私ゲームとかで敵の攻撃範囲を見破るの得意だったの」
「そうなのね。あ。あの店よ」
私とタマはそのお店に入った。
「っらっしゃいませ」
…なんて気の抜けた挨拶
「シア。我慢よ。我慢」
「…ちっ」
私は固く握っていた拳を下ろした。
「席はこっちで~す」
…今度はぶりっ子か
「…シア」
「分かってる。我慢でしょ?あいつはぶりっ子あいつはぶりっ子…ダメだ。余計に腹たってきた」
「ほら。何か頼みましょう?」
私はメニューを開いた。
ふむふむ
…一緒だな
あのレシピを奪われた時のが流出したか…?
いや…でも位置固定の魔法とか色々かけたし…
「私は唐揚げ定食にするわ。シアは?」
「…お味噌汁とご飯とお茶と…あと単品で煮魚」
「注文もらいました~」
…敬語…っ!!
「シア。全部うちでしか出してないもの頼んだわね」
「1番私が手をかけたものでもあるからね。…ママのレシピじゃなかったらこの店ぶっ潰す…!!」
私のママは凄いんだから!!
その料理を貶すものに料理人をする資格はないっ!!
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