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会社って大変だよね〜
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「白川」
「何でしょうか」
「飽きた」
「…飽きないでください」
「アプリ開発は飽きないんだけどね~こう…簡単なセキュリティを突破していくだけって…つまんないんだよね」
「…日本最高の財閥のセキュリティを簡単と言わないでくださいよ…開発チーム泣きますよ?」
「泣かせとけ」
泣いて成長するもんだよ。
人ってのは。
「…どこの哲学ですか」
「あれ?声に出てた?」
…まずいまずい。
ただでさえ白川怖いんだから。
私は椅子の上で伸びをした。
「飽きた。華にもう渡していいかな」
「どこまで行ったんですか?」
「…1番深いところまで。知っちゃいけないこと知っちゃったよ」
「…はい?」
「来年度の計画。…おっと。これ話しちゃいけないな」
消されたくないし。
私はスマホを手に取り華に電話をかけた。
『もしもし』
「終わったよ~」
『…え!?どこまで行ったの!?』
「1番深いとこ~四葉のセキュリティって意外と甘いんだね。これなら簡単にハッキング出来ちゃうよ」
『それは千夏だけだと思うな…』
「…ん?白川もできるよね?」
「できませんよ。そんなこと。うちの会社では椎名様だけですよ」
「マジか」
私そんな凄かったのか。
「でも工夫した方がいいよ。パスワードとか簡単に特定できちゃうから。定番だけど、誕生日、創立記念日、名前の語呂合わせ…その辺は使わないで。あとは…四葉だからって『4』を使いすぎると法則性が分かってくるから注意ね」
『…パスワードの設定は私じゃなくてお祖父様だから…聞いてみるね』
「ん。あと私じゃないハッカーいたから攻撃しといた」
『ハッカー!?どこで見つけたの!?』
「浅い所で苦しんでたよ」
『なら大丈夫…かな』
私は髪の毛をいじり始めた。
『ありがとう』
「じゃあ新しいセキュリティ送るね~パスワードは…う~ん。指紋認証は意外とバレやすいし…何がいいかな」
『それはこっちで決めるよ。そこまで千夏の手を煩わせるわけにはいかないし』
「あ。ほんと?…きゃあ!!」
反り返りすぎて椅子ごと倒れてしまった。
『千夏!?』
「だ…大丈夫。じゃあ…新しいの…送っておくね」
『う…うん。ありがとう』
電話を切り机に置いた。
「いったぁ…」
「何をやってるんですか。…病院行きましょうか?頭をうったようですし」
「大丈夫…ちょっとたんこぶが出来るくらいだよ。それよりも新しいセキュリティ作るってこと皆に伝えてきて」
「かしこまりました」
白川が出ていくと倒れたままの椅子を直し腰掛けた。
「四葉のセキュリティで…パスワードも向こうが設定できるように…でも確か今の総帥って…華のお祖父様だったよね?認知症とかの心配もしなくちゃならないから…」
やべぇ。
全然決まんない。
「伝えてきましたよ」
「ありがとう。ねぇ。四葉のセキュリティって誰が管理してるのかな」
「そのための班が作られているようですよ。前に父から聞きました」
「班…かぁ。じゃあ数人の目にはとまるわけね…」
四葉のパスワードってすぐ分かるものはダメで…。
めんどい!!
もう全部丸投げしてしまおう!!
「よし決めた!!」
「何をですか?」
「パスワードは考えない!!もう華に任せる!!」
「…そうですか」
あれ?
反対すると思ったのに。
その時着信が来た。
…この着メロは…華?
「華。どうしたの?」
『あなたが華のお友達?』
『ちょっと!!お祖母様!!スマホ返してよっ!!』
…なんか…華のお祖母様が出てきたんですけど。
「はい。椎…相沢千夏と申します」
『あらあら。礼儀正しいご令嬢ね』
『だからお祖母様返してってば!!あ!!酷い!!私の身長分かってるよね!!高いところ行かないでよっ!!』
…なんか後ろカオスなんですけど。
「あの…」
『あぁ。あなたがうちのセキュリティを作ってくれるのよね?』
「え…あの…あ…はい」
『良かったわ。注文してもいいかしら』
「えっと…ものによると金銭の要求をする場合が…」
『お金ならあるから大丈夫よ』
…なんか怖い。
「…あの」
『とりあえず…映画でよくあるレーザー付けてくれないかしら』
「はい?」
…レーザーってあれだよね?
あの…部屋とか廊下に張り巡らされるやつ…。
「それだと警備員の巡回が出来なく…」
『あら。そこを埋めるのがセキュリティの力でしょう?』
怖いっ!!
華へるぷ!!
『お祖母様!!レーザーは無理だって!!いい加減返して!!』
「…あの…華」
『あ!!取れた!!はいはい。華だよ』
「…私この仕事おりたい」
『やめてっ!!お祖母様怒っちゃう!!』
「…無理…だ」
完成した時私死んじゃう。
友達が死んでもいいのか?と問いかけるとそれは嫌っ!!と返ってきた。
「…無理だよ。ごめん…やれるとこまではやる」
『あれ!?おりる話じゃなかったの!?あれれ!?』
…あ。
私言ってなかったか。
「お客様の意見は大事に。無理なことは無理と断る。でも最後まで諦めない。それがうちのモットーだから」
『ありがと…』
…あれ?
なんか華が…落ち込んだ気がする?
「何でしょうか」
「飽きた」
「…飽きないでください」
「アプリ開発は飽きないんだけどね~こう…簡単なセキュリティを突破していくだけって…つまんないんだよね」
「…日本最高の財閥のセキュリティを簡単と言わないでくださいよ…開発チーム泣きますよ?」
「泣かせとけ」
泣いて成長するもんだよ。
人ってのは。
「…どこの哲学ですか」
「あれ?声に出てた?」
…まずいまずい。
ただでさえ白川怖いんだから。
私は椅子の上で伸びをした。
「飽きた。華にもう渡していいかな」
「どこまで行ったんですか?」
「…1番深いところまで。知っちゃいけないこと知っちゃったよ」
「…はい?」
「来年度の計画。…おっと。これ話しちゃいけないな」
消されたくないし。
私はスマホを手に取り華に電話をかけた。
『もしもし』
「終わったよ~」
『…え!?どこまで行ったの!?』
「1番深いとこ~四葉のセキュリティって意外と甘いんだね。これなら簡単にハッキング出来ちゃうよ」
『それは千夏だけだと思うな…』
「…ん?白川もできるよね?」
「できませんよ。そんなこと。うちの会社では椎名様だけですよ」
「マジか」
私そんな凄かったのか。
「でも工夫した方がいいよ。パスワードとか簡単に特定できちゃうから。定番だけど、誕生日、創立記念日、名前の語呂合わせ…その辺は使わないで。あとは…四葉だからって『4』を使いすぎると法則性が分かってくるから注意ね」
『…パスワードの設定は私じゃなくてお祖父様だから…聞いてみるね』
「ん。あと私じゃないハッカーいたから攻撃しといた」
『ハッカー!?どこで見つけたの!?』
「浅い所で苦しんでたよ」
『なら大丈夫…かな』
私は髪の毛をいじり始めた。
『ありがとう』
「じゃあ新しいセキュリティ送るね~パスワードは…う~ん。指紋認証は意外とバレやすいし…何がいいかな」
『それはこっちで決めるよ。そこまで千夏の手を煩わせるわけにはいかないし』
「あ。ほんと?…きゃあ!!」
反り返りすぎて椅子ごと倒れてしまった。
『千夏!?』
「だ…大丈夫。じゃあ…新しいの…送っておくね」
『う…うん。ありがとう』
電話を切り机に置いた。
「いったぁ…」
「何をやってるんですか。…病院行きましょうか?頭をうったようですし」
「大丈夫…ちょっとたんこぶが出来るくらいだよ。それよりも新しいセキュリティ作るってこと皆に伝えてきて」
「かしこまりました」
白川が出ていくと倒れたままの椅子を直し腰掛けた。
「四葉のセキュリティで…パスワードも向こうが設定できるように…でも確か今の総帥って…華のお祖父様だったよね?認知症とかの心配もしなくちゃならないから…」
やべぇ。
全然決まんない。
「伝えてきましたよ」
「ありがとう。ねぇ。四葉のセキュリティって誰が管理してるのかな」
「そのための班が作られているようですよ。前に父から聞きました」
「班…かぁ。じゃあ数人の目にはとまるわけね…」
四葉のパスワードってすぐ分かるものはダメで…。
めんどい!!
もう全部丸投げしてしまおう!!
「よし決めた!!」
「何をですか?」
「パスワードは考えない!!もう華に任せる!!」
「…そうですか」
あれ?
反対すると思ったのに。
その時着信が来た。
…この着メロは…華?
「華。どうしたの?」
『あなたが華のお友達?』
『ちょっと!!お祖母様!!スマホ返してよっ!!』
…なんか…華のお祖母様が出てきたんですけど。
「はい。椎…相沢千夏と申します」
『あらあら。礼儀正しいご令嬢ね』
『だからお祖母様返してってば!!あ!!酷い!!私の身長分かってるよね!!高いところ行かないでよっ!!』
…なんか後ろカオスなんですけど。
「あの…」
『あぁ。あなたがうちのセキュリティを作ってくれるのよね?』
「え…あの…あ…はい」
『良かったわ。注文してもいいかしら』
「えっと…ものによると金銭の要求をする場合が…」
『お金ならあるから大丈夫よ』
…なんか怖い。
「…あの」
『とりあえず…映画でよくあるレーザー付けてくれないかしら』
「はい?」
…レーザーってあれだよね?
あの…部屋とか廊下に張り巡らされるやつ…。
「それだと警備員の巡回が出来なく…」
『あら。そこを埋めるのがセキュリティの力でしょう?』
怖いっ!!
華へるぷ!!
『お祖母様!!レーザーは無理だって!!いい加減返して!!』
「…あの…華」
『あ!!取れた!!はいはい。華だよ』
「…私この仕事おりたい」
『やめてっ!!お祖母様怒っちゃう!!』
「…無理…だ」
完成した時私死んじゃう。
友達が死んでもいいのか?と問いかけるとそれは嫌っ!!と返ってきた。
「…無理だよ。ごめん…やれるとこまではやる」
『あれ!?おりる話じゃなかったの!?あれれ!?』
…あ。
私言ってなかったか。
「お客様の意見は大事に。無理なことは無理と断る。でも最後まで諦めない。それがうちのモットーだから」
『ありがと…』
…あれ?
なんか華が…落ち込んだ気がする?
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