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四葉さんと会いました
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「ひな~!!次あれ~!!」
「…どんだけ取る気よ。店が悲鳴あげるぞ」
「大丈夫っ!!何とかするから!!」
「…金持ちが」
ふふふ
実はひなも私がお仕事してること知ってるんだよね~
アプリも小説も両方
…うん
バレた時はすごく恥ずかしかったよ
特に小説の方
だってね?
なつにおすすめしたい本があるって言ったから見に行ったんだよ?
…そしたら自分で出した小説だったんよ
しかもそれをめちゃくちゃキラキラした目で語るものだから私は赤面していくしかなかったんだよ…
(;´д`)トホホ…
「…白川。あれは?」
「あれはUFOキャッチャーですね。やりたいのですか?」
「…やりたいけど…私ゲームセンターも初めてだから…」
なぬ!?
私はその人に近づいていった。
「私UFOキャッチャー得意なので教えましょうか?」
「いいんですか!?」
「…お嬢様。少しだけですよ?旦那様に叱られますからね」
「だって…お父様ウザいんだもん。ちょっとくらい遊びに来てもいいでしょ?」
「…はぁ。門限は守るようにしてくださいね」
「あれ?うち門限あるの?」
…なるほど
この子筋金入りのお嬢様か
それにしても…このお爺さん白川かぁ
同じ苗字の人を私知ってるよ~
「…まぁ泣き落とせばなんとかなる!!」
「じゃあやりましょー!!」
「おー!!」
「…適度にですからね」
「…あなたも大変ですね。うちの子と似てます」
「お嬢様は大変愛らしく可愛らしいのですが…たまにこうやってお約束を守らないことがあるのが玉に瑕ですね…」
「あぁ。私もなつにしょっちゅうやられてます」
…なんだと?
私がいつ約束破ったんだ?
私は百円玉を入れながらひなを睨んだ。
「えっと…これを動かして…」
「あ。ここはアーム弱いんで気をつけた方がいいですよ」
「…アーム?あの上のやつですか?」
「そうですっ!!だからこの辺りを押してあげると…」
コロンと受け取り口にぬいぐるみが落ちてきた。
「簡単に取れるんですよ~」
「…重力の計算?」
「お?まさかの話が分かる人ですか~楽しいですよ~計算しながら遊ぶの~」
「初めてやったけどすごく楽しかったです。ありがとうございます。えっと…」
ん?
名前かな?
「私は相沢千夏です」
「私四葉華といいます」
四葉…四葉…
「四葉!?まさか本当に白川の身内だった!?」
「え?」
「…おや。誠人をご存じですか」
「えぇ!!彼はすっごく優秀で…あなたは彼のお父様ですか?」
「はい。白川拓人と申します」
…まさかの身内
白川~あんたのお父さんここにいるよ~
「息子がいつもお世話になっております」
「いえいえ。私も迷惑かけてますから」
「えっと…えっと…白川…息子いたの?え?奥さんいるの?姪っ子は前に聞いたけど…え?仕事人間じゃないの?」
「…お嬢様は私をなんだと思っていたんですか」
「一生うちに尽くすと誓った有能執事さん」
「…あながち間違いでもありませんね」
…マジか
執事か
執事なのか
本当に存在してたのか
私は女の子をじっと見た。
「ということは…白川のお父様の…雇い主?」
「雇ってるのはお父様ですっ!!私はその娘です!!」
「失礼しました。…じゃあこちらの名前の方がいいでしょうか…椎名千夏といいます。主にアプリ開発をしております」
「あ…私そこのゲームよくやってます」
「…お嬢様?」
「や…だって暇だったんだもん!!いいでしょ!!白川に関係ないしお勉強もしっかりやってるんだから!!」
「いけません。いつも睡眠不足になるんですから」
「最近はお昼寝してるもん!!」
…わお
なんか…うちみたいだな
私も睡眠不足で怒られたし
「むぅ…」
あ
可愛い
何この小動物みたいな子は
誰か~!!
私のパソコンをここへ持ってきて~!!
今すぐ書くから~!!
「あ…あの千夏…ちゃん?」
「千夏でいいですよ」
「お友達になってください!!」
「はいっ!!」
「なんと!!あのなつが!!ついに私以外の友達を…(泣)」
「ひな酷い!!」
私だって友達ぐらい作れるもん!!
…ちょっと王子と関わって関係が悪くなってるだけだもん
「あ。私のことも華と呼んでください」
「うん!!華!!あ…タメ口にしちゃった」
「私もタメ口にするからお互い様で!!」
私と華は手を取り合って喜んだ。
「感動の瞬間…」
「雛子様。ハンカチを」
「ありがとうございます…」
「だからひなは酷いってばぁ!!」
ひな…酷い
もう!!
今度送るテスト問題
1問だけ難しくしてやるぅぅ!!
「…あの」
「ん?」
「今日…千夏のお部屋に泊まってもいい?」
「お嬢様!!」
「いいよ~ママに連絡するね~」
メッセージを送るとすぐに承諾の返事が帰ってきた。
「いいって~」
「じゃあ白川!!私は千夏のお部屋に泊まるから!!」
「お嬢様!!ワガママも大概に…」
「逃げよっ!!白川に追いつかれる前に!!」
「うん!!あ!!ひな~!!また明日ね~!!」
私と華は家へ向かって全速力で走った。
「…どんだけ取る気よ。店が悲鳴あげるぞ」
「大丈夫っ!!何とかするから!!」
「…金持ちが」
ふふふ
実はひなも私がお仕事してること知ってるんだよね~
アプリも小説も両方
…うん
バレた時はすごく恥ずかしかったよ
特に小説の方
だってね?
なつにおすすめしたい本があるって言ったから見に行ったんだよ?
…そしたら自分で出した小説だったんよ
しかもそれをめちゃくちゃキラキラした目で語るものだから私は赤面していくしかなかったんだよ…
(;´д`)トホホ…
「…白川。あれは?」
「あれはUFOキャッチャーですね。やりたいのですか?」
「…やりたいけど…私ゲームセンターも初めてだから…」
なぬ!?
私はその人に近づいていった。
「私UFOキャッチャー得意なので教えましょうか?」
「いいんですか!?」
「…お嬢様。少しだけですよ?旦那様に叱られますからね」
「だって…お父様ウザいんだもん。ちょっとくらい遊びに来てもいいでしょ?」
「…はぁ。門限は守るようにしてくださいね」
「あれ?うち門限あるの?」
…なるほど
この子筋金入りのお嬢様か
それにしても…このお爺さん白川かぁ
同じ苗字の人を私知ってるよ~
「…まぁ泣き落とせばなんとかなる!!」
「じゃあやりましょー!!」
「おー!!」
「…適度にですからね」
「…あなたも大変ですね。うちの子と似てます」
「お嬢様は大変愛らしく可愛らしいのですが…たまにこうやってお約束を守らないことがあるのが玉に瑕ですね…」
「あぁ。私もなつにしょっちゅうやられてます」
…なんだと?
私がいつ約束破ったんだ?
私は百円玉を入れながらひなを睨んだ。
「えっと…これを動かして…」
「あ。ここはアーム弱いんで気をつけた方がいいですよ」
「…アーム?あの上のやつですか?」
「そうですっ!!だからこの辺りを押してあげると…」
コロンと受け取り口にぬいぐるみが落ちてきた。
「簡単に取れるんですよ~」
「…重力の計算?」
「お?まさかの話が分かる人ですか~楽しいですよ~計算しながら遊ぶの~」
「初めてやったけどすごく楽しかったです。ありがとうございます。えっと…」
ん?
名前かな?
「私は相沢千夏です」
「私四葉華といいます」
四葉…四葉…
「四葉!?まさか本当に白川の身内だった!?」
「え?」
「…おや。誠人をご存じですか」
「えぇ!!彼はすっごく優秀で…あなたは彼のお父様ですか?」
「はい。白川拓人と申します」
…まさかの身内
白川~あんたのお父さんここにいるよ~
「息子がいつもお世話になっております」
「いえいえ。私も迷惑かけてますから」
「えっと…えっと…白川…息子いたの?え?奥さんいるの?姪っ子は前に聞いたけど…え?仕事人間じゃないの?」
「…お嬢様は私をなんだと思っていたんですか」
「一生うちに尽くすと誓った有能執事さん」
「…あながち間違いでもありませんね」
…マジか
執事か
執事なのか
本当に存在してたのか
私は女の子をじっと見た。
「ということは…白川のお父様の…雇い主?」
「雇ってるのはお父様ですっ!!私はその娘です!!」
「失礼しました。…じゃあこちらの名前の方がいいでしょうか…椎名千夏といいます。主にアプリ開発をしております」
「あ…私そこのゲームよくやってます」
「…お嬢様?」
「や…だって暇だったんだもん!!いいでしょ!!白川に関係ないしお勉強もしっかりやってるんだから!!」
「いけません。いつも睡眠不足になるんですから」
「最近はお昼寝してるもん!!」
…わお
なんか…うちみたいだな
私も睡眠不足で怒られたし
「むぅ…」
あ
可愛い
何この小動物みたいな子は
誰か~!!
私のパソコンをここへ持ってきて~!!
今すぐ書くから~!!
「あ…あの千夏…ちゃん?」
「千夏でいいですよ」
「お友達になってください!!」
「はいっ!!」
「なんと!!あのなつが!!ついに私以外の友達を…(泣)」
「ひな酷い!!」
私だって友達ぐらい作れるもん!!
…ちょっと王子と関わって関係が悪くなってるだけだもん
「あ。私のことも華と呼んでください」
「うん!!華!!あ…タメ口にしちゃった」
「私もタメ口にするからお互い様で!!」
私と華は手を取り合って喜んだ。
「感動の瞬間…」
「雛子様。ハンカチを」
「ありがとうございます…」
「だからひなは酷いってばぁ!!」
ひな…酷い
もう!!
今度送るテスト問題
1問だけ難しくしてやるぅぅ!!
「…あの」
「ん?」
「今日…千夏のお部屋に泊まってもいい?」
「お嬢様!!」
「いいよ~ママに連絡するね~」
メッセージを送るとすぐに承諾の返事が帰ってきた。
「いいって~」
「じゃあ白川!!私は千夏のお部屋に泊まるから!!」
「お嬢様!!ワガママも大概に…」
「逃げよっ!!白川に追いつかれる前に!!」
「うん!!あ!!ひな~!!また明日ね~!!」
私と華は家へ向かって全速力で走った。
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