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今世

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「油多い…やだ」
「…揚げ物もダメね…」
「せめてカロリーの高いものを食べてくれるといいのだけど…」
「俺の国から栄養高いものを持ってくるか?」
「ツィエロ。お願いするわ」

…油やだ
ギトギト…

「アリアお姉様。たくさんは食べられないんだよ?」
「…お茶会しましょう!!」
「そうね。久しぶりに皆集まったんだし」
「私達もそろそろ相手方のお国に行かなければならないもの」
「最後になるかもな」
「あら。それはないわよ」
「お父様のお誕生日には帰ってくるわ」
「リリーの誕生日はそっちに行くわよ」
「ありがとう」

えへへ
お誕生日の約束されちゃった

「じゃあ明日。お茶会しましょう?」
「お父様も誘って」
「お母様は誘わなくていいわよね。リリーのために開くんですもの」
「…誘わないの?」
「「「誘いたい?」」」

え?
だって仲間はずれはダメなんでしょ?
でも…お母様をいじめてたし…
でもいじめはいけないことで…

「きゅぅ…」
「「「「リリー!!」」」」

ツィエロお義兄様が倒れかけた私を支えてくれた。

「分かった。なら全員誘おう」
「「お義兄様!!」」
「ツィエロ!!」
「それで俺らがそばにいてやればいいだろ?」
「「「それもそうね」」」

エリザベスお姉様は話しながらツィエロお義兄様から私を奪い取った。

「リリー。今日は私のお部屋で一緒に寝ましょう?」
「エリザベスずるいわ!!ねぇアリアお姉様!!」
「そうよ!!」
「あらあら何を争ってるのよ」

その時お母様が歩いてきて私はお母様に抱きついた。

「リリーは私と寝るのよね?」
「リズ!!そんな話聞いてないよ!?」
「あら。今決めたもの」
「「「「お父様」」」」
「だったら僕も立候補するよ。リリー。誰がいい?」
「「「「「誰?」」」」」

私は首を傾げた。

「皆で一緒はダメなの…?」
「「「「「「可愛い…」」」」」」

…えと
ありがとう…?
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