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今世
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「アレク!!」
私はお部屋に入ってきたアレクに抱きついた。
「莉奈お姉ちゃんが全然お勉強教えてくれないの。固まっちゃった」
「ん?…あぁ。いいよ。放っておいて。勉強なら僕が見ようか?」
「王妃教育も全然進んでないのに…」
私はスカートをぎゅっと握った。
もっと優秀でなくちゃいけないのに
「あれ?また連絡がいってない?うち。ほとんど国王が政治とか行ってるんだよ?」
「…でも。お茶会とか…」
「王妃がやるのは妻として国王の横に立つこと。お茶会の招待客を決めること。まぁこれは大体専属メイドがやってくれるから特別に呼びたい人だけね」
…お母様は王妃教育は難しいんだって言ってたよ?
少しだけ教えてもらったけど…全然今みたいな感じじゃなかった
「あの…王宮の管理は…?」
「秘書がやってる」
「お掃除…」
「使用人の仕事。取らないでね?」
「お庭のお手入れ…」
「庭師の仕事。リリーの国ではそんなことしてたの?」
…お母様
嬉しそうにやってたよ?
お掃除とか土いじりとか好きみたいだったし
「…お母様の趣味?」
「かな。リナ。そろそろ動いて。リリーが不安になってるから」
アレクはリナの肩を叩いた。
「はっ!!優等生リリアーネ様いい…」
「戻ってきて」
「…殿下。妄想タイムを邪魔しないでくださいよ。せっかくリリアーネ様の制服姿が目に浮かんできたのに…」
あの…やめてね?
ちゃんと見せてあげるから…ね?
「…あ。でもよくよく考えたらリリアーネ様ってもう大学超えてる?いや…でもこの怯え方…小学生ぐらいだし…うん。許容範囲」
…きょよーはんい?
私はアレクと顔を見合わせて首を傾げた。
私はお部屋に入ってきたアレクに抱きついた。
「莉奈お姉ちゃんが全然お勉強教えてくれないの。固まっちゃった」
「ん?…あぁ。いいよ。放っておいて。勉強なら僕が見ようか?」
「王妃教育も全然進んでないのに…」
私はスカートをぎゅっと握った。
もっと優秀でなくちゃいけないのに
「あれ?また連絡がいってない?うち。ほとんど国王が政治とか行ってるんだよ?」
「…でも。お茶会とか…」
「王妃がやるのは妻として国王の横に立つこと。お茶会の招待客を決めること。まぁこれは大体専属メイドがやってくれるから特別に呼びたい人だけね」
…お母様は王妃教育は難しいんだって言ってたよ?
少しだけ教えてもらったけど…全然今みたいな感じじゃなかった
「あの…王宮の管理は…?」
「秘書がやってる」
「お掃除…」
「使用人の仕事。取らないでね?」
「お庭のお手入れ…」
「庭師の仕事。リリーの国ではそんなことしてたの?」
…お母様
嬉しそうにやってたよ?
お掃除とか土いじりとか好きみたいだったし
「…お母様の趣味?」
「かな。リナ。そろそろ動いて。リリーが不安になってるから」
アレクはリナの肩を叩いた。
「はっ!!優等生リリアーネ様いい…」
「戻ってきて」
「…殿下。妄想タイムを邪魔しないでくださいよ。せっかくリリアーネ様の制服姿が目に浮かんできたのに…」
あの…やめてね?
ちゃんと見せてあげるから…ね?
「…あ。でもよくよく考えたらリリアーネ様ってもう大学超えてる?いや…でもこの怯え方…小学生ぐらいだし…うん。許容範囲」
…きょよーはんい?
私はアレクと顔を見合わせて首を傾げた。
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