31 / 87
今世
30
しおりを挟む
私は流行病にかかってしまい寝込んでいた。
体が重い…熱い…寒い…
「リリー…頑張るのよ…3日を過ぎたら少しは楽になるから…」
「お…か…さま…」
私は撫でてくれるお母様の手に擦り寄った。
お母様だって病気なのに…
「側妃様。お体にさわります。姫様の看病は私共がしますから」
「いいのよ。これぐらいやらせて?陛下ももう1人の体じゃないんだって何もやらせてくれないのよ」
…1人の体じゃない?
お母様…妊娠?
妊娠すると体調が悪くなるって本に書いてあったし
私はあまり動かない体を駆使してお母様から離れた。
「リリー?」
「やだ…おか…さま…うつ…ちゃう…」
「あらあら分かっちゃったの?リリーは頭がいいのね」
お母様は私を抱きしめた。
「大丈夫よ。今回の流行病は子供の発症が多いの。大人に移った例は今のところないわ」
今のところならお母様が移る可能性もあるもん…
私…もう結婚出来る年なのに…
子供…なのかな
私はベッドに寝かせられ額の上にタオルを置かれた。
「大好きよ。リリー。たくさん寝て早く元気になりましょうね」
「…うん」
私はゆっくりと夢の中へ落ちていった。
体が重い…熱い…寒い…
「リリー…頑張るのよ…3日を過ぎたら少しは楽になるから…」
「お…か…さま…」
私は撫でてくれるお母様の手に擦り寄った。
お母様だって病気なのに…
「側妃様。お体にさわります。姫様の看病は私共がしますから」
「いいのよ。これぐらいやらせて?陛下ももう1人の体じゃないんだって何もやらせてくれないのよ」
…1人の体じゃない?
お母様…妊娠?
妊娠すると体調が悪くなるって本に書いてあったし
私はあまり動かない体を駆使してお母様から離れた。
「リリー?」
「やだ…おか…さま…うつ…ちゃう…」
「あらあら分かっちゃったの?リリーは頭がいいのね」
お母様は私を抱きしめた。
「大丈夫よ。今回の流行病は子供の発症が多いの。大人に移った例は今のところないわ」
今のところならお母様が移る可能性もあるもん…
私…もう結婚出来る年なのに…
子供…なのかな
私はベッドに寝かせられ額の上にタオルを置かれた。
「大好きよ。リリー。たくさん寝て早く元気になりましょうね」
「…うん」
私はゆっくりと夢の中へ落ちていった。
10
お気に入りに追加
500
あなたにおすすめの小説
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
隣の人妻としているいけないこと
ヘロディア
恋愛
主人公は、隣人である人妻と浮気している。単なる隣人に過ぎなかったのが、いつからか惹かれ、見事に関係を築いてしまったのだ。
そして、人妻と付き合うスリル、その妖艶な容姿を自分のものにした優越感を得て、彼が自惚れるには十分だった。
しかし、そんな日々もいつかは終わる。ある日、ホテルで彼女と二人きりで行為を進める中、主人公は彼女の着物にGPSを発見する。
彼女の夫がしかけたものと思われ…
隣の席の女の子がエッチだったのでおっぱい揉んでみたら発情されました
ねんごろ
恋愛
隣の女の子がエッチすぎて、思わず授業中に胸を揉んでしまったら……
という、とんでもないお話を書きました。
ぜひ読んでください。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる