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番外編
王子ルート 1
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僕が…彼女と出会ったのは僕が6歳の時の学園だった。
ただ精霊王の加護を貰っている子をこの国につなぎとめる
その為だけに僕ら王子は婚約を結ぼうと必死になるんだ
国のために
でもそんな考えは彼女に会った瞬間に消え去った。
国のためじゃなくて…
ただ単純に…
僕のために婚約者にしたい
僕はそう思った時にはもう行動に移していた。
でも…
この男…邪魔だな
確かチーチャス家の長男だったか?
…養子だろ
どうせ
「お兄ちゃん…黙って」
お兄ちゃん?
やっぱり兄と慕うんだね
君は
…君の口から紡がれる男の名は1人でいいのに
いや
違うな
僕の名前がいいのに
あぁ
そういえば…君が好きになった子と結婚するんだっけ?
「それは無理だよ」
僕は気づいた時には声に出していた。
「ど…うして?」
彼女は目を見開いていた。
どうして…?
だって?
そんなの…
君が好きになった子じゃなくて君を好きになる子と結婚するんだから
もちろん
僕も立候補するよ
…兄さんには渡さない
今回のことを父上に報告して婚約者候補から外してもらおう
…少しずつライバルを減らしていけばいい
「やだ…」
彼女は目から真珠のような涙を流した。
君は…涙さえも美しいね
6歳なのに
同い年なのに…
君は…
こんなにも僕を
魅了してしまうんだね
ただ精霊王の加護を貰っている子をこの国につなぎとめる
その為だけに僕ら王子は婚約を結ぼうと必死になるんだ
国のために
でもそんな考えは彼女に会った瞬間に消え去った。
国のためじゃなくて…
ただ単純に…
僕のために婚約者にしたい
僕はそう思った時にはもう行動に移していた。
でも…
この男…邪魔だな
確かチーチャス家の長男だったか?
…養子だろ
どうせ
「お兄ちゃん…黙って」
お兄ちゃん?
やっぱり兄と慕うんだね
君は
…君の口から紡がれる男の名は1人でいいのに
いや
違うな
僕の名前がいいのに
あぁ
そういえば…君が好きになった子と結婚するんだっけ?
「それは無理だよ」
僕は気づいた時には声に出していた。
「ど…うして?」
彼女は目を見開いていた。
どうして…?
だって?
そんなの…
君が好きになった子じゃなくて君を好きになる子と結婚するんだから
もちろん
僕も立候補するよ
…兄さんには渡さない
今回のことを父上に報告して婚約者候補から外してもらおう
…少しずつライバルを減らしていけばいい
「やだ…」
彼女は目から真珠のような涙を流した。
君は…涙さえも美しいね
6歳なのに
同い年なのに…
君は…
こんなにも僕を
魅了してしまうんだね
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