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「変態!!ストーカー!!もうついてくるにゃぁぁぁ!!」
「タ…ターシャ…悪い!!悪かった!!」
「シャーー!!邪魔しにゃいで!!私の人生の邪魔するにゃぁぁ!!」
「ターシャちゃん。もうそれ位でやめとけ」

私は思いっきりあの人を踏んだり蹴ったりしていたのだがお客さんに止められた。

「そんな服で飛び跳ねると…な?」


忘れてた…

私の顔は一瞬で赤く染まった。

「み…見たにゃ?」
「「「「「「…………見てない」」」」」」
「絶対見たにゃぁぁ!!」

恥ずかしい…

「これは何の騒ぎだ?」
「で…殿下…」

殿下?

私は周りの人達が皆跪いたため真似して跪いた。

「で?何の騒ぎなんだ?」

え?
皆喋んない…
私に言えと!?

「そちらの方が…私につきまとってくるので…皆様のお力を借りて帰っていただこうとしていたのです…」
「ん?お前…生き残った猫娘ターシャか?」
「え…あ…はい」

私は思わず顔を上げた。

「やっぱりか…奴隷商人に捕まったって言ってたからな…ここにいたのか…」
「奴隷商人に捕まった…誰から聞いたんですか!!」

私は立ち上がって殿下の肩を掴んだ。

「タ…ターシャ!!」
「誰ですか!!誰から聞いたんですか!!」
「…多分…お前の父親。俺が到着した時にはもう死ぬ間際だった。助けられなくて…すまん」

お父さんが死ぬ前に…殿下に会った?

「…なんで…なんでお父さんを助けてくれにゃいのよぉ…お父さん…」
「すまん…出来る限りのことはしたんだが…」
「ターシャ。落ち着こう?お部屋行こう?殿下…すみません。少しばかり店内でお待ちいただけますか?」

アンジーは私を連れ店の2階に上がっていった。
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