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3章
64話 クリア
しおりを挟むふと目を覚ました和歌太郎
周囲は真っ暗だ。
何も見えない真の暗闇
(あれ?)
何故か声が出ない
困惑する和歌太郎は自身の記憶を探る。
(確かにイツカと戦ってて、爆発に巻き込まれて、馬……そう馬が頭に直撃したような。あれ?死んだ?…………いやいやいやいや!そんな、そんな死に方、死んでも死に切れないよ)
"ピコン"
和歌太郎が落ち込んでいると、暗闇の中、和歌太郎の背後の方から音が鳴った。
和歌太郎は音の方を振り返る。
そこには"緑色に輝く宝玉"が浮いていた。
和歌太郎は何も考えずに手に取る。
すると、部屋全体が輝き出し、
(眩しい)
目の前に虹色の文字が浮かんだ。
------------------
《クエストクリア》
報酬 緑の宝玉
報酬 質問権
報酬 全回復
報酬 ステータス強化
報酬 ランダムアイテム
------------------
(え!すごい報酬の量……)
あまりの報酬の数に驚く和歌太郎
《質問権を使用しますか?》
続けて表示される文字
《どのような質問にも回答可能》
(それは決まってる……)
和歌太郎の質問は最初から決まっていた。
それは和歌太郎の心の奥底にある後悔……そして、旅の目的
和歌太郎の物語はクライマックスへと加速する。
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