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3章 妖の使いと死の呪い
17話
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『 妖の使い 』
路地裏で群がるガラの悪い男達。
「今回もたくさん儲かったな。」
「これでしばらくまた豪遊できますね。」
「これだから だまし は止められねえな。」
「まったくだ、世の中バカなやつらばかりで助かる。」
突然 目の前に何者かが来る。
「なんだお前!?」
「さてはさっきのことを聞いてたのか。」
「警察に突き出すのか、証拠はなに一つねえぞ。」
何者かはあることをすると男達は悲鳴を挙げる。
「 キャーーーーーーーー!! 」
華南は町中にいて、悲鳴を聞いて駆けつけると女性もののスカーフやハイヒールが落ちている。
別の場所ではブレスレットやピアス、さらにはバッグもある。
上空を大きな何かが横切る。
華南は探索していると妖を見かける
近くには段ボール箱と少量のエサがあり、妖は何かを喰らう。
妖は襲いかかり、口を大きく開けると華南は火の玉を飛ばす。
熱がっていると華南は刀で切って妖を消滅させる。
メタモは建物の屋上から眺める。
地上に降りてくると小学生くらいの女子がぶつかってくる。
「どうかしたの?」
それでも女子は逃げていき、その後で野獣のような妖が来る。
妖はメタモに襲いかかり、爪が体をかすめる。
攻撃を受けるとメタモの体は液状になって弾ける。
その後でメタモは妖の後ろに回り込んで頭にかかと落とし。
妖は四つん這いになって硬直する。
「なめられたもんだね、メタモちゃんに勝てるとでも?」
腕を剣に変形して妖の頭を真っ二つに割ると消滅する。
足元には飾りのついたヘアゴムが落ちている。
華南とメタモは合流。
メタモ「やっぱり変だよ、町の中静かなのに、やたら妖 多いし。」
不意を突くように妖が現れると二人を捕まえる。
メタモはすり抜けて妖をエビ反りのように固める。
華南は腕から離れると妖を切って消滅させる。
メタモ「危なかったね。」
華南「油断するとやられるな。」
二人は去るが死角で何者かが横切る。
大きな物音が聞こえてアパートの一室に来る。
人はいなくてまわりには乾いた状態の血や体液が充満。
上には縄でできた輪もある。
天井を見ると妖がいて大きな口で噛みつこうとする。
二人が応戦してる途中で妖は輪に首が通って縄を引きちぎる。
「――――――――――――――――――――――!!!」
ほとんど言葉にならない声だがかすかに“ 許さない ”と聞こえる。
妖は壁を突き破り、部屋から出ていく。
二人もアパートの階段を下りて追っていく。
走る途中でふらつきながら歩く男を見かけ、二人は立ち止まる。
男は少しだけ目が充血している。
「いや・・・ だ・・・・・・
死にたく・・・ ねえ・・・・・・」
男は倒れて二人は支える。
華南「まだ意識はあるな、 何があったんだ?」
「・・・怪しい、やつに・・・、襲われて・・・・・・
仲間の・・・・・・、やつらが・・・、 みんな・・・・・・」
男の脳裏、自分が身動き取れない状態で近くにいる男が黒く弾けていく。
拘束から解けても一歩も動けず、別の男は何かをするとその直後に黒く弾ける。
「うわあああああああ!!! イヤだあああッッッ!!
あいつは人間じゃねえッ!!!」
メタモ「ちょっと、落ち着きなよ。」
「こんなことになるなら・・・・・・!
俺のやってたことは間違いだったって・・・・・・!
どうか・・・、 たすけて、 くれ・・・・・・
くだ さ、 ・・・・・・」
三人のまわりに羽の生えた妖が数体来る。
華南とメタモは応戦。
メタモ「狙いはあいつみたい。」
華南「ここにいては危ない、逃げろ。」
男は逃げてる途中で目の前に来たのは人の足だけが二本。
「・・・・・・ 」
足からそれぞれ伸びると妖の姿に。
「わああああ!!」
男は妖の攻撃をふらつきながら避ける。
近くにあったアタッシュケースを持つと妖に向かって振る。
攻撃は当たるが途中から受けても抵抗がなくなり逆に反撃を受けて倒れる。
妖の攻撃をケースで受け止めると中が開き、大量の宝石が散らばる。
妖を追い払った華南とメタモは男の近くに来る。
華南「何ともなかったか?」
メタモ「待って、なにか 」
男は振り返ると目が赤く、両腕は猛禽類のように鋭く変化する。
二人に襲いかかる。
華南「何をする、目を覚ませ!」
メタモ「野獣みたいになってる、もうなにを言っても無駄だよ。」
メタモは傷を負わせるが怯む様子はなく弾き飛ばされる。
華南は刀を振り、男は両腕で受け止める。
「(この感じ、前にどこかで・・・)」
男に弾かれて華南は飛ばされ、同時に服から赤い石が出てくる。
男は落ちた石を取ろうとすると華南は火の玉をぶつけ、動かない間に回収。
「ああもう! 大人しくしなさい!」
メタモは肩車で乗り、男は振り落とそうとする。
そこに羽の生えた妖と獣のような妖が来る。
二体は男に攻撃するとその間にメタモは振り落とされる。
猛攻撃を受けていると男は黒い液体を吐き、宝石も混じる。
二体が喰らうような音がして華南とメタモは駆け寄ると二体は逃げて男は跡形もない。
メタモ「なにこれ、ムゴイ・・・」
二人の後ろを影が横切り、華南は気づく。
二人は謎の影を追って暗い倉庫に入る。
気配を感じ、華南は火の玉を飛ばすと影は弾き、天井の一部が壊れる。
日が当たり影は姿を現す、黒いマントを着た人物。
華南「!!」 メタモ「!!」
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
〔 ダークマン 〕
謎の存在。
ほとんど確認はされていないが世界の各所で目撃したという噂もあり。
この者の近くに妖がよく現れることから妖が行き来できるゲートとなっている説も。
(※正式名称は不明だが影や人目のつかないところに現れることからこのような名前を仮につけている)
(※妖の書デザイン:斉藤延廣)
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
路地裏で群がるガラの悪い男達。
「今回もたくさん儲かったな。」
「これでしばらくまた豪遊できますね。」
「これだから だまし は止められねえな。」
「まったくだ、世の中バカなやつらばかりで助かる。」
突然 目の前に何者かが来る。
「なんだお前!?」
「さてはさっきのことを聞いてたのか。」
「警察に突き出すのか、証拠はなに一つねえぞ。」
何者かはあることをすると男達は悲鳴を挙げる。
「 キャーーーーーーーー!! 」
華南は町中にいて、悲鳴を聞いて駆けつけると女性もののスカーフやハイヒールが落ちている。
別の場所ではブレスレットやピアス、さらにはバッグもある。
上空を大きな何かが横切る。
華南は探索していると妖を見かける
近くには段ボール箱と少量のエサがあり、妖は何かを喰らう。
妖は襲いかかり、口を大きく開けると華南は火の玉を飛ばす。
熱がっていると華南は刀で切って妖を消滅させる。
メタモは建物の屋上から眺める。
地上に降りてくると小学生くらいの女子がぶつかってくる。
「どうかしたの?」
それでも女子は逃げていき、その後で野獣のような妖が来る。
妖はメタモに襲いかかり、爪が体をかすめる。
攻撃を受けるとメタモの体は液状になって弾ける。
その後でメタモは妖の後ろに回り込んで頭にかかと落とし。
妖は四つん這いになって硬直する。
「なめられたもんだね、メタモちゃんに勝てるとでも?」
腕を剣に変形して妖の頭を真っ二つに割ると消滅する。
足元には飾りのついたヘアゴムが落ちている。
華南とメタモは合流。
メタモ「やっぱり変だよ、町の中静かなのに、やたら妖 多いし。」
不意を突くように妖が現れると二人を捕まえる。
メタモはすり抜けて妖をエビ反りのように固める。
華南は腕から離れると妖を切って消滅させる。
メタモ「危なかったね。」
華南「油断するとやられるな。」
二人は去るが死角で何者かが横切る。
大きな物音が聞こえてアパートの一室に来る。
人はいなくてまわりには乾いた状態の血や体液が充満。
上には縄でできた輪もある。
天井を見ると妖がいて大きな口で噛みつこうとする。
二人が応戦してる途中で妖は輪に首が通って縄を引きちぎる。
「――――――――――――――――――――――!!!」
ほとんど言葉にならない声だがかすかに“ 許さない ”と聞こえる。
妖は壁を突き破り、部屋から出ていく。
二人もアパートの階段を下りて追っていく。
走る途中でふらつきながら歩く男を見かけ、二人は立ち止まる。
男は少しだけ目が充血している。
「いや・・・ だ・・・・・・
死にたく・・・ ねえ・・・・・・」
男は倒れて二人は支える。
華南「まだ意識はあるな、 何があったんだ?」
「・・・怪しい、やつに・・・、襲われて・・・・・・
仲間の・・・・・・、やつらが・・・、 みんな・・・・・・」
男の脳裏、自分が身動き取れない状態で近くにいる男が黒く弾けていく。
拘束から解けても一歩も動けず、別の男は何かをするとその直後に黒く弾ける。
「うわあああああああ!!! イヤだあああッッッ!!
あいつは人間じゃねえッ!!!」
メタモ「ちょっと、落ち着きなよ。」
「こんなことになるなら・・・・・・!
俺のやってたことは間違いだったって・・・・・・!
どうか・・・、 たすけて、 くれ・・・・・・
くだ さ、 ・・・・・・」
三人のまわりに羽の生えた妖が数体来る。
華南とメタモは応戦。
メタモ「狙いはあいつみたい。」
華南「ここにいては危ない、逃げろ。」
男は逃げてる途中で目の前に来たのは人の足だけが二本。
「・・・・・・ 」
足からそれぞれ伸びると妖の姿に。
「わああああ!!」
男は妖の攻撃をふらつきながら避ける。
近くにあったアタッシュケースを持つと妖に向かって振る。
攻撃は当たるが途中から受けても抵抗がなくなり逆に反撃を受けて倒れる。
妖の攻撃をケースで受け止めると中が開き、大量の宝石が散らばる。
妖を追い払った華南とメタモは男の近くに来る。
華南「何ともなかったか?」
メタモ「待って、なにか 」
男は振り返ると目が赤く、両腕は猛禽類のように鋭く変化する。
二人に襲いかかる。
華南「何をする、目を覚ませ!」
メタモ「野獣みたいになってる、もうなにを言っても無駄だよ。」
メタモは傷を負わせるが怯む様子はなく弾き飛ばされる。
華南は刀を振り、男は両腕で受け止める。
「(この感じ、前にどこかで・・・)」
男に弾かれて華南は飛ばされ、同時に服から赤い石が出てくる。
男は落ちた石を取ろうとすると華南は火の玉をぶつけ、動かない間に回収。
「ああもう! 大人しくしなさい!」
メタモは肩車で乗り、男は振り落とそうとする。
そこに羽の生えた妖と獣のような妖が来る。
二体は男に攻撃するとその間にメタモは振り落とされる。
猛攻撃を受けていると男は黒い液体を吐き、宝石も混じる。
二体が喰らうような音がして華南とメタモは駆け寄ると二体は逃げて男は跡形もない。
メタモ「なにこれ、ムゴイ・・・」
二人の後ろを影が横切り、華南は気づく。
二人は謎の影を追って暗い倉庫に入る。
気配を感じ、華南は火の玉を飛ばすと影は弾き、天井の一部が壊れる。
日が当たり影は姿を現す、黒いマントを着た人物。
華南「!!」 メタモ「!!」
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
〔 ダークマン 〕
謎の存在。
ほとんど確認はされていないが世界の各所で目撃したという噂もあり。
この者の近くに妖がよく現れることから妖が行き来できるゲートとなっている説も。
(※正式名称は不明だが影や人目のつかないところに現れることからこのような名前を仮につけている)
(※妖の書デザイン:斉藤延廣)
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