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#1 年齢差のオメガバース
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シオン「それじゃあ、今日の練習はここまで。」
劇団科生徒全員・里菜「ありがとうございました─!」
今日の練習が終わり、帰る準備をする生徒達。
後輩A「先輩!今日は星堂先生と外食にでも行くんですか?♡」
里菜「うん!パスタ食べに行こうかなって思ってて。」
後輩A「パスタ!良いですね!楽しんできて下さい!それじゃあさようなら!」
里菜「は─い!さようなら~!」
里菜は後輩達と仲良く関わっているのだ。
レッスン室にシオンと2人きりになる。
シオン「ん──…里菜、お疲れ様。」
里菜「シオンちゃんもお疲れ様!」
里菜はシオンの唇にそっとキスをする。
シオン「ちょっと…!里菜!ここ学校よ!?////他の生徒に見られたら……」
里菜「いいじゃん!だってみんな、私とシオンちゃんが付き合ってる事知ってるんだから!♡」
シオン「もう…///♡…それじゃあ外食に行きましょ。」
里菜「うん!♡」
2人は学校を出て、パスタ専門店に来た。
店員「いらっしゃいませ──」
席に座り、メニューを見て注文をした。
里菜「ここのお店、小さい頃からずっと行ってて凄く美味しいんだよね~♪」
シオン「確かに美味しいわね。」
店員「お待たせしました。アーリオオーリオパスタと明太クリームパスタになります。」
店員はパスタをテーブルに置き、2人は食べる。
里菜「……久しぶりに食べたけど美味しいな~!」
シオン「そうね。なんだか懐かしい味がするわ。」
黙々と食べ進める。
里菜「……そういえば、シオンちゃんって自分がα(アルファ)だって知った時はどう思ったの?」
シオン「…私?私は…」
----------------------------------------------------------
5年前……
実は男女の他にもう1つの性があると存在している。当時、高校3年生だったシオンは検査を受け、その診断結果書が寮に届いた。里菜は高等部の寮に慌てて来た。
シオン「じゃあ……開けるわよ…。」
里菜「うん……」
病院から届いた白い無機質な封筒を開く。
シオン「……!」
里菜「え、?」
2人は手にした診断結果書を覗き込む。
そこには “α性” の文字が。
里菜「シオンちゃんって……アルファだったの…?」
シオン「………………里菜。貴方はもしかしたら、Ω(オメガ)じゃないかしら……。」
里菜「え……? でも、まだ検査受けてないから…何性か分かっていないし………」
シオン「……分かっているわ。里菜が検査を受けて、もしΩ(オメガ)だったら……私と里菜との子供が出来るかもしれないわよ。」
里菜「……!!」
子供…………
ずっと前から欲しかった。
同性同士で子供は出来ないけど……
私がΩなら子供は出来るかもしれない。
それから、里菜も病院で検査をして…
里菜は “Ω性” だと発覚した。
-------------------------------------------------------
そして、里菜は病院で出されている抑制剤を定期的に飲んでいるのだ。
シオン「でも私、里菜がΩで有ろうと無かろうとずっと好きよ。」
里菜「私も…!シオンちゃんが好き!ずっと永遠に……愛してる!!!!」
食べ終わり、2人は宿舎に帰る。
シオン「じゃあ私、先にお風呂に入るわね。」
里菜「うん!」
高校生になってから、里菜は高等部の寮ではなく宿舎でシオンと同棲している。
里菜「シオンちゃんは男役でも女役でも演技上手いから本当に凄いな~♡」
ソファに座って、スマホを見る里菜。
里菜「……キス…したいな。」
-----------------------------------------------------
1ヶ月前… 練習後のレッスン室で
シオン「里菜、ちょっといい?」
里菜「どうしたの?シオンちゃん?…ん、っ!!」
突然、シオンの唇と里菜の唇を重ねて塞いだ。
里菜「…っ、ん、な、に…っ…!!」
里菜の口が開いた瞬間に口の中にシオンの舌を入れる。
里菜「ん、めっ…ぅ、っ!」
舌を絡めて唾液を混ぜ合い、クチュ…と音が漏れ出しながら激しいキスを繰り返す。
里菜『も…っ、や、…め、っ て、…!』
里菜のとろっとした顔を見た シオンは満足したのか口を離した。
里菜「は、っ…ふ ぅ ぅ…っ…!」
糸引く唾液が2人の口の端から垂れて、なんだか生々しい。
シオン「里菜、…貴方って本当に可愛いわね…。」
里菜「何言ってるの…っ、!?私こんなキス初めてなのに…」
シオン「もっと… 可愛い里菜が見たいわ…。///ここ…濡れてるわよ…?///♡」
シオンは里菜の下着の中に手を入れる。
里菜「ちょっ、と…!触らないでっ…!!っあ、、…!!」
シオン「フフ。声が漏れ出しちゃって…///♡」
力を入れて、少しずつ手の動きを速めていく。
里菜「あ゛…っ!だ、だめぇ…っ!あ゛…っ!」
シオン「そろそろ限界が近いんじゃない?イッてる里菜を見せて欲しいわ…♡///」
里菜「あ゛ぁっ、…!イク…っ!イッちゃう…っ!!!」
レッスン室の中でくちゅくちゅといやらしい音が鳴っているのが恥ずかしい。
里菜は我慢の限界に達した。
里菜「ん゛っ、…!~~っ…!!」
シオン「里菜、上手にイケたわね。」
里菜「はぁ……シオンちゃん……何したの…?」
シオン「何って、里菜を気持ちよくしてあげただけよ?」
里菜「いやこんなことしちゃったらみんなにバレちゃうよ…」
----------------------------------------------------
シオンちゃんと初めてした 大人のキス…
レッスン室でやっちゃった事は秘密にしておかなきゃ…
シオン「里菜、お風呂入ったわよ。次は里菜が入ってきたら?」
里菜「……いや…。」
シオン「…?フフ。もしかして……私とやりたくなっちゃった?」
里菜「べ、別に…!? あ、明日も学校だし!!早く寝ないと!!」
シオン「そうね。あ、抑制剤は飲んだ?」
里菜「あっ…!忘れてた!ありがとう、シオンちゃん。」
里菜はコップに入れた水と白い紙袋に入ったカプセル2粒を取り出して、口に含んだ。
里菜「今日はシャワーで済ますから もう先に寝てて!」
シオン「分かったわ。おやすみ。」
里菜「うん!おやすみ!」
浴室に入り、里菜はシャワーを浴びる。
里菜 (私がΩだと分かってから、抑制剤を定期的に飲んでるから 未だにヒートなんて来たことないし…まぁ大丈夫かな…!でも……)
α(アルファ)ってΩ(オメガ)に妊娠させる事が出来るんだっけ。
シオンちゃんがα(アルファ)って…
…シオンちゃんは女性だから!
あれって………ついてないもんね……!
数日後…………
放課後、里菜と生徒達はレッスン室で練習する。
後輩B「坂口先輩、最近どうですか?ヒートとか…」
里菜「大丈夫!ヒートは来てないよ。」
後輩B「何かあったら教えてくださいね…?」
里菜「うん、ありがとう!」
もし万が一、ヒートが来たらいつでも避難出来るように準備室へ向かう事にしている。練習の時間になり、シオンがレッスン室へ入ってきた。
シオン「みんな、今日も練習始めるわよ。」
劇団科生徒全員・里菜「はい!」
まずは準備体操をして、みんなでダンスの練習から始める。
練習は疲れるけど、みんなと練習するのは楽しいな。
私がみんなを劇団四季の舞台に立たせてあげたい。
そして昼休みの時間になった。
◇
………なんか、おかしい。
身体が熱を持ったように熱くて、動悸もいつもより速い。
酷くなる前に廊下へ逃げ出してきたけれど、これ…もしかして…
里菜「ヒートが……、やって来そう、……、」
胸が締め付けられるような胸と、正体の分からない波が来そうな恐怖で、ガタガタと震えた。
里菜「…っ、怖い、怖い…、怖い……、!」
里菜は急いで準備室へ向かう。
「(……はやく、はやく、はやくっ……!)」
何とかレッスン室を出て、準備室はもう目の前、後は入るだけ、
「っ、あ゛、あぁ……!!?」
……だったんだけれど。
「(何…!!!?なにこれ…、身体がおかしい…、!立てない、!動けない……!、)」
本格的にヒートが始まってしまったようで。
里菜「た、助けて…っ!、誰か…っ!あ゛、ぁ、怖い゛ぃ…!」
涙を流しながら、ブルブルと震えて、その場で私は倒れた。
シオン「里菜……!!!」
里菜「シオン……ちゃん………、」
私の名前を呼ぶ、声がした。
身体も上手く動かなくて、私の肩を掴んだところで記憶は途切れた。
劇団科生徒全員・里菜「ありがとうございました─!」
今日の練習が終わり、帰る準備をする生徒達。
後輩A「先輩!今日は星堂先生と外食にでも行くんですか?♡」
里菜「うん!パスタ食べに行こうかなって思ってて。」
後輩A「パスタ!良いですね!楽しんできて下さい!それじゃあさようなら!」
里菜「は─い!さようなら~!」
里菜は後輩達と仲良く関わっているのだ。
レッスン室にシオンと2人きりになる。
シオン「ん──…里菜、お疲れ様。」
里菜「シオンちゃんもお疲れ様!」
里菜はシオンの唇にそっとキスをする。
シオン「ちょっと…!里菜!ここ学校よ!?////他の生徒に見られたら……」
里菜「いいじゃん!だってみんな、私とシオンちゃんが付き合ってる事知ってるんだから!♡」
シオン「もう…///♡…それじゃあ外食に行きましょ。」
里菜「うん!♡」
2人は学校を出て、パスタ専門店に来た。
店員「いらっしゃいませ──」
席に座り、メニューを見て注文をした。
里菜「ここのお店、小さい頃からずっと行ってて凄く美味しいんだよね~♪」
シオン「確かに美味しいわね。」
店員「お待たせしました。アーリオオーリオパスタと明太クリームパスタになります。」
店員はパスタをテーブルに置き、2人は食べる。
里菜「……久しぶりに食べたけど美味しいな~!」
シオン「そうね。なんだか懐かしい味がするわ。」
黙々と食べ進める。
里菜「……そういえば、シオンちゃんって自分がα(アルファ)だって知った時はどう思ったの?」
シオン「…私?私は…」
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5年前……
実は男女の他にもう1つの性があると存在している。当時、高校3年生だったシオンは検査を受け、その診断結果書が寮に届いた。里菜は高等部の寮に慌てて来た。
シオン「じゃあ……開けるわよ…。」
里菜「うん……」
病院から届いた白い無機質な封筒を開く。
シオン「……!」
里菜「え、?」
2人は手にした診断結果書を覗き込む。
そこには “α性” の文字が。
里菜「シオンちゃんって……アルファだったの…?」
シオン「………………里菜。貴方はもしかしたら、Ω(オメガ)じゃないかしら……。」
里菜「え……? でも、まだ検査受けてないから…何性か分かっていないし………」
シオン「……分かっているわ。里菜が検査を受けて、もしΩ(オメガ)だったら……私と里菜との子供が出来るかもしれないわよ。」
里菜「……!!」
子供…………
ずっと前から欲しかった。
同性同士で子供は出来ないけど……
私がΩなら子供は出来るかもしれない。
それから、里菜も病院で検査をして…
里菜は “Ω性” だと発覚した。
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そして、里菜は病院で出されている抑制剤を定期的に飲んでいるのだ。
シオン「でも私、里菜がΩで有ろうと無かろうとずっと好きよ。」
里菜「私も…!シオンちゃんが好き!ずっと永遠に……愛してる!!!!」
食べ終わり、2人は宿舎に帰る。
シオン「じゃあ私、先にお風呂に入るわね。」
里菜「うん!」
高校生になってから、里菜は高等部の寮ではなく宿舎でシオンと同棲している。
里菜「シオンちゃんは男役でも女役でも演技上手いから本当に凄いな~♡」
ソファに座って、スマホを見る里菜。
里菜「……キス…したいな。」
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1ヶ月前… 練習後のレッスン室で
シオン「里菜、ちょっといい?」
里菜「どうしたの?シオンちゃん?…ん、っ!!」
突然、シオンの唇と里菜の唇を重ねて塞いだ。
里菜「…っ、ん、な、に…っ…!!」
里菜の口が開いた瞬間に口の中にシオンの舌を入れる。
里菜「ん、めっ…ぅ、っ!」
舌を絡めて唾液を混ぜ合い、クチュ…と音が漏れ出しながら激しいキスを繰り返す。
里菜『も…っ、や、…め、っ て、…!』
里菜のとろっとした顔を見た シオンは満足したのか口を離した。
里菜「は、っ…ふ ぅ ぅ…っ…!」
糸引く唾液が2人の口の端から垂れて、なんだか生々しい。
シオン「里菜、…貴方って本当に可愛いわね…。」
里菜「何言ってるの…っ、!?私こんなキス初めてなのに…」
シオン「もっと… 可愛い里菜が見たいわ…。///ここ…濡れてるわよ…?///♡」
シオンは里菜の下着の中に手を入れる。
里菜「ちょっ、と…!触らないでっ…!!っあ、、…!!」
シオン「フフ。声が漏れ出しちゃって…///♡」
力を入れて、少しずつ手の動きを速めていく。
里菜「あ゛…っ!だ、だめぇ…っ!あ゛…っ!」
シオン「そろそろ限界が近いんじゃない?イッてる里菜を見せて欲しいわ…♡///」
里菜「あ゛ぁっ、…!イク…っ!イッちゃう…っ!!!」
レッスン室の中でくちゅくちゅといやらしい音が鳴っているのが恥ずかしい。
里菜は我慢の限界に達した。
里菜「ん゛っ、…!~~っ…!!」
シオン「里菜、上手にイケたわね。」
里菜「はぁ……シオンちゃん……何したの…?」
シオン「何って、里菜を気持ちよくしてあげただけよ?」
里菜「いやこんなことしちゃったらみんなにバレちゃうよ…」
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シオンちゃんと初めてした 大人のキス…
レッスン室でやっちゃった事は秘密にしておかなきゃ…
シオン「里菜、お風呂入ったわよ。次は里菜が入ってきたら?」
里菜「……いや…。」
シオン「…?フフ。もしかして……私とやりたくなっちゃった?」
里菜「べ、別に…!? あ、明日も学校だし!!早く寝ないと!!」
シオン「そうね。あ、抑制剤は飲んだ?」
里菜「あっ…!忘れてた!ありがとう、シオンちゃん。」
里菜はコップに入れた水と白い紙袋に入ったカプセル2粒を取り出して、口に含んだ。
里菜「今日はシャワーで済ますから もう先に寝てて!」
シオン「分かったわ。おやすみ。」
里菜「うん!おやすみ!」
浴室に入り、里菜はシャワーを浴びる。
里菜 (私がΩだと分かってから、抑制剤を定期的に飲んでるから 未だにヒートなんて来たことないし…まぁ大丈夫かな…!でも……)
α(アルファ)ってΩ(オメガ)に妊娠させる事が出来るんだっけ。
シオンちゃんがα(アルファ)って…
…シオンちゃんは女性だから!
あれって………ついてないもんね……!
数日後…………
放課後、里菜と生徒達はレッスン室で練習する。
後輩B「坂口先輩、最近どうですか?ヒートとか…」
里菜「大丈夫!ヒートは来てないよ。」
後輩B「何かあったら教えてくださいね…?」
里菜「うん、ありがとう!」
もし万が一、ヒートが来たらいつでも避難出来るように準備室へ向かう事にしている。練習の時間になり、シオンがレッスン室へ入ってきた。
シオン「みんな、今日も練習始めるわよ。」
劇団科生徒全員・里菜「はい!」
まずは準備体操をして、みんなでダンスの練習から始める。
練習は疲れるけど、みんなと練習するのは楽しいな。
私がみんなを劇団四季の舞台に立たせてあげたい。
そして昼休みの時間になった。
◇
………なんか、おかしい。
身体が熱を持ったように熱くて、動悸もいつもより速い。
酷くなる前に廊下へ逃げ出してきたけれど、これ…もしかして…
里菜「ヒートが……、やって来そう、……、」
胸が締め付けられるような胸と、正体の分からない波が来そうな恐怖で、ガタガタと震えた。
里菜「…っ、怖い、怖い…、怖い……、!」
里菜は急いで準備室へ向かう。
「(……はやく、はやく、はやくっ……!)」
何とかレッスン室を出て、準備室はもう目の前、後は入るだけ、
「っ、あ゛、あぁ……!!?」
……だったんだけれど。
「(何…!!!?なにこれ…、身体がおかしい…、!立てない、!動けない……!、)」
本格的にヒートが始まってしまったようで。
里菜「た、助けて…っ!、誰か…っ!あ゛、ぁ、怖い゛ぃ…!」
涙を流しながら、ブルブルと震えて、その場で私は倒れた。
シオン「里菜……!!!」
里菜「シオン……ちゃん………、」
私の名前を呼ぶ、声がした。
身体も上手く動かなくて、私の肩を掴んだところで記憶は途切れた。
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