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第一片 女騎士、かの地にてイケメンと邂逅す
第一片 女騎士、かの地にてイケメンと邂逅す 1
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「おもてをあげよ」
アビエントラントの王、ロウタス一世ことロウタス・ヘス・アビエンゴースは、感情を排した声でそう命じた。
カリンの視界に、主君の幼い姿が映る。
玉座からおろした両脚が、ぶらぶらと所在なさげに揺れていた。
「調子はどうだ。大事ないか?」
「はっ。お気遣い痛み入ります」
カリンは胸に手をあて、感謝の意を示す。
「心身ともにすっかり癒え、万全の状態にございますれば、我が君のお命じになるまま、いつどこへなりとも向かう所存にて」
「頼もしいな」
少年王は、かすかに顔をほころばせた。
アビエントラント八千万の民を統べる身であれば、その重責はカリンの想像の及ぶところではない。
それだけに、時折こうして歳相応の表情を覗かせてくれると、家臣の身で畏れ多いことではあるが、ほっとするのである。
だが、そんな気分も、もうひとつの声が聞こえてきた瞬間にどこかへ飛んでいってしまう。
「さすがはグラニエラ家ご当主。比類なき大功を挙げられたというのにすこしも驕るところがない。まさに騎士の鑑ですわ」
玉座の横に立つ妖艶な美女が、絡みつくような視線を投げてよこした。
右尾丞相グローリアーナ・クラベリナ――比類なき大功というなら、彼女こそふさわしい。
アビエントラント軍の筆頭参謀として大陸統一を推し進めるための戦略を立て、地表人陣営の切り崩し、戦場における数々の献策など、八面六臂の活躍をした。
アルマミトラ討伐は、大陸統一事業の総仕上げであり、カリンなどは、彼女のお膳立てでおいしいところを持っていったにすぎない。
だが、民はわかりやすい英雄を欲する。
グローリアーナの役割は、どちらかといえば裏方寄りであり、実際に剣をふるって敵将を討ち取るような華々しさとは無縁である。
カリンがひと月あまりの療養を終え、かの戦いののちはじめての出仕という段になり、城から使者がやってきた。迎えをよこしたこともそうだが、彼らがわざわざ馬車を用意していたことに、はじめは苦笑を禁じ得なかった。
――なにを大袈裟な。
しかし、カリンはすぐに、その考えが間違いであったと悟る。
隠していたにもかかわらず、たちまち馬車は群衆に囲まれた。どこにでも鼻の利く者はいるのである。
口々にカリンの名を呼ぶ人々。歓呼を通り越して、もはや怒号である。自分は英雄になったのだと、否応なく実感できた。
無下に追い散らすことなどできはしないが、かといって、このままでは進むこともままならない。
窓をあけて手を振り、出仕せねばならぬから道をあけてほしいと訴えることで、ようやく馬車は前進を再開した。
それでも、ふだんの十倍以上、到着には時がかかってしまい、カリンはまず遅参したことを王に詫びねばならなかった。
「では、快癒して間もないところ相済まぬが、やってもらいたいことがある」
ロウタス一世が言った。カリンは間をおかず「なんなりと」と応じる。
だが、王が続いて発した言葉は、耳を疑うものだった。
「アルマミトラは、いまだ滅びておらぬ」
「まさか! そのようなことが……!」
御前にもかかわらず、カリンは大声をあげた。
あのとき、彼女の剣はたしかに邪神を貫いた。
その感触を、その断末魔を、その魂が弾け散る瞬間を、いまでもはっきりと思い描くことができる。
いや、待て。
……弾け……散る?
「心当たりがあるという顔ですね」
グローリアーナが艶然と微笑んだ。
「そう。我が配下の術師があの戦いを観測しておりました。それによれば、かの邪神めはカリン殿に致命傷を負わされた直後、自らの魂を砕いてべつの世界へと飛ばしたのです。我らに滅びたと錯覚させ、ものの見事に逃げおおせたのです」
カリンの巻き込まれた爆発は、邪神の魂が砕け散る際のものだったというわけだ。
おかげで彼女は、王都にあるグラニエラ家の屋敷で療養するはめになった。
「べつの世界……とは、奈落のようなものですか?」
カリンは訊ねた。
タイカと呼ばれるこの世界は、三重構造をしている。
すなわち第一層の『地表』、第二層の『奈落』、そして第三層の『冥海』である。
奈落人は、その名の示すとおり、奈落を発祥の地とする。
およそ千年前、地表と奈落を繋ぐ穴があき、奈落人の一部が地表へと出ていった。これがアビエントラント人の祖先である。
その後、穴は失われ、地表に取り残された奈落人は、元々第一層に住んでいた地表人との抗争を繰り返しながら現在に至る。
「いいえ。ここでいうべつの世界とは、時と空間の向こう側。平行し重なり合いながら存在する多元世界群のひとつのこと」
グローリアーナが答える。
「アルマミトラは、こちらの手の届かぬ場所にて力がもどるのを待ち、いずれ捲土重来をはかる心づもりかと」
「そこでだ、カリン・グラニエラ。そなたには向こう側へと旅立ち、かの地におるアルマミトラを、今度こそ討ち滅ぼしてもらいたい」
少年王の声に熱がこもる。
むろん、カリンの本心に否やはなかった。
邪神にとどめを刺し損ねたのだとすれば、それは己の落ち度であり、己の手で始末をつけたいと思うのは当然である。
その機会が与えられたことに自体には、素直に感謝の念を抱いた。
だが、カリンの嗅覚は、この話の裏にある不穏な匂いをも嗅ぎ取っていた。
視線を王から横にずらす。
まるでなにかを窺うようにこちらを凝視していた右尾丞相と、ばちりと目が合った。
慌てて顔を伏せる。
(悪いクセだ)
苦い思いで自戒する。
アルマミトラと対峙したときもそうだった。
どうも自分は、不用意に相手の目を覗きすぎる。
視線を利用して術をかけてくる者も多いから、注意せねばならぬとわかってはいるのだが……。
しかし、これで確信した。
グローリアーナの瞳にかすかに浮かぶ、嘲りを含んだ憐憫の色――この勅命を下すよう王に進言したのは彼女だ。
大きな敵がいなくなれば、戦場での英雄は中央の権力者にとって邪魔者となる。
カリンにそのつもりがなくとも、グローリアーナを追い落としたい勢力がカリンを担ぎあげようとするかもしれない。
以前よりカリンは右尾丞相とそりが合わず、そのことはよく知られた事実でもある。
まずいことに先の一瞬で、こちらが勘づいたということに、おそらくは勘づかれた。
断れば、どのような口実をでっちあげ、こちらを破滅させようとしてくるか、知れたものではない。
(まあ、どの道……)
カリンに断るという選択肢はなかった。
自分の右手首を見やる。飾り紐は、邪神との戦いでなくしてしまっていた。
アビエントラントの王、ロウタス一世ことロウタス・ヘス・アビエンゴースは、感情を排した声でそう命じた。
カリンの視界に、主君の幼い姿が映る。
玉座からおろした両脚が、ぶらぶらと所在なさげに揺れていた。
「調子はどうだ。大事ないか?」
「はっ。お気遣い痛み入ります」
カリンは胸に手をあて、感謝の意を示す。
「心身ともにすっかり癒え、万全の状態にございますれば、我が君のお命じになるまま、いつどこへなりとも向かう所存にて」
「頼もしいな」
少年王は、かすかに顔をほころばせた。
アビエントラント八千万の民を統べる身であれば、その重責はカリンの想像の及ぶところではない。
それだけに、時折こうして歳相応の表情を覗かせてくれると、家臣の身で畏れ多いことではあるが、ほっとするのである。
だが、そんな気分も、もうひとつの声が聞こえてきた瞬間にどこかへ飛んでいってしまう。
「さすがはグラニエラ家ご当主。比類なき大功を挙げられたというのにすこしも驕るところがない。まさに騎士の鑑ですわ」
玉座の横に立つ妖艶な美女が、絡みつくような視線を投げてよこした。
右尾丞相グローリアーナ・クラベリナ――比類なき大功というなら、彼女こそふさわしい。
アビエントラント軍の筆頭参謀として大陸統一を推し進めるための戦略を立て、地表人陣営の切り崩し、戦場における数々の献策など、八面六臂の活躍をした。
アルマミトラ討伐は、大陸統一事業の総仕上げであり、カリンなどは、彼女のお膳立てでおいしいところを持っていったにすぎない。
だが、民はわかりやすい英雄を欲する。
グローリアーナの役割は、どちらかといえば裏方寄りであり、実際に剣をふるって敵将を討ち取るような華々しさとは無縁である。
カリンがひと月あまりの療養を終え、かの戦いののちはじめての出仕という段になり、城から使者がやってきた。迎えをよこしたこともそうだが、彼らがわざわざ馬車を用意していたことに、はじめは苦笑を禁じ得なかった。
――なにを大袈裟な。
しかし、カリンはすぐに、その考えが間違いであったと悟る。
隠していたにもかかわらず、たちまち馬車は群衆に囲まれた。どこにでも鼻の利く者はいるのである。
口々にカリンの名を呼ぶ人々。歓呼を通り越して、もはや怒号である。自分は英雄になったのだと、否応なく実感できた。
無下に追い散らすことなどできはしないが、かといって、このままでは進むこともままならない。
窓をあけて手を振り、出仕せねばならぬから道をあけてほしいと訴えることで、ようやく馬車は前進を再開した。
それでも、ふだんの十倍以上、到着には時がかかってしまい、カリンはまず遅参したことを王に詫びねばならなかった。
「では、快癒して間もないところ相済まぬが、やってもらいたいことがある」
ロウタス一世が言った。カリンは間をおかず「なんなりと」と応じる。
だが、王が続いて発した言葉は、耳を疑うものだった。
「アルマミトラは、いまだ滅びておらぬ」
「まさか! そのようなことが……!」
御前にもかかわらず、カリンは大声をあげた。
あのとき、彼女の剣はたしかに邪神を貫いた。
その感触を、その断末魔を、その魂が弾け散る瞬間を、いまでもはっきりと思い描くことができる。
いや、待て。
……弾け……散る?
「心当たりがあるという顔ですね」
グローリアーナが艶然と微笑んだ。
「そう。我が配下の術師があの戦いを観測しておりました。それによれば、かの邪神めはカリン殿に致命傷を負わされた直後、自らの魂を砕いてべつの世界へと飛ばしたのです。我らに滅びたと錯覚させ、ものの見事に逃げおおせたのです」
カリンの巻き込まれた爆発は、邪神の魂が砕け散る際のものだったというわけだ。
おかげで彼女は、王都にあるグラニエラ家の屋敷で療養するはめになった。
「べつの世界……とは、奈落のようなものですか?」
カリンは訊ねた。
タイカと呼ばれるこの世界は、三重構造をしている。
すなわち第一層の『地表』、第二層の『奈落』、そして第三層の『冥海』である。
奈落人は、その名の示すとおり、奈落を発祥の地とする。
およそ千年前、地表と奈落を繋ぐ穴があき、奈落人の一部が地表へと出ていった。これがアビエントラント人の祖先である。
その後、穴は失われ、地表に取り残された奈落人は、元々第一層に住んでいた地表人との抗争を繰り返しながら現在に至る。
「いいえ。ここでいうべつの世界とは、時と空間の向こう側。平行し重なり合いながら存在する多元世界群のひとつのこと」
グローリアーナが答える。
「アルマミトラは、こちらの手の届かぬ場所にて力がもどるのを待ち、いずれ捲土重来をはかる心づもりかと」
「そこでだ、カリン・グラニエラ。そなたには向こう側へと旅立ち、かの地におるアルマミトラを、今度こそ討ち滅ぼしてもらいたい」
少年王の声に熱がこもる。
むろん、カリンの本心に否やはなかった。
邪神にとどめを刺し損ねたのだとすれば、それは己の落ち度であり、己の手で始末をつけたいと思うのは当然である。
その機会が与えられたことに自体には、素直に感謝の念を抱いた。
だが、カリンの嗅覚は、この話の裏にある不穏な匂いをも嗅ぎ取っていた。
視線を王から横にずらす。
まるでなにかを窺うようにこちらを凝視していた右尾丞相と、ばちりと目が合った。
慌てて顔を伏せる。
(悪いクセだ)
苦い思いで自戒する。
アルマミトラと対峙したときもそうだった。
どうも自分は、不用意に相手の目を覗きすぎる。
視線を利用して術をかけてくる者も多いから、注意せねばならぬとわかってはいるのだが……。
しかし、これで確信した。
グローリアーナの瞳にかすかに浮かぶ、嘲りを含んだ憐憫の色――この勅命を下すよう王に進言したのは彼女だ。
大きな敵がいなくなれば、戦場での英雄は中央の権力者にとって邪魔者となる。
カリンにそのつもりがなくとも、グローリアーナを追い落としたい勢力がカリンを担ぎあげようとするかもしれない。
以前よりカリンは右尾丞相とそりが合わず、そのことはよく知られた事実でもある。
まずいことに先の一瞬で、こちらが勘づいたということに、おそらくは勘づかれた。
断れば、どのような口実をでっちあげ、こちらを破滅させようとしてくるか、知れたものではない。
(まあ、どの道……)
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