2 / 53
第1章
第2話 もっとド変態がいたぞ
しおりを挟む
もう限界だ。いくら発情期ではないとはいえ、ここまで性欲を高めて蜜を溢れさせていたら、オメガ独特の「惑わすにおい」が発せられてしまうかもしれない。オメガだと自ら知らせているようなものだ。
「んっっ!…っはあ!」
50分だけローターを入れるつもりが、もう1時間半も入れっぱなしだ。俺は、想像以上に同級生に慕われ、注目されているようだ。なかなかローターを抜く時間を確保できなかった。
無理もない。優秀なだけではなく、誰に対しても分け隔てなく接し、困っている人を見捨てない優しい心も持ち合わせている。何より、顔も良い。
そんな俺が、こんなド変態だとは誰も思わないだろう。自分にとって、授業中に自身の内奥にローターを入れることは、何にも変え難い快感をもたらす。
ただ、いつも以上に自身に滞在してしまったローターを抜いたら、何が起こるか分からない。あまり人が来ない、2号棟のトイレに行こう。
「っんぁ!っん……」
どんどん、声を我慢できなくなっている。とはいえ、トイレに着くまでは絶対に電源をオフにしないというマイルールは守りぬきたい。
「つ、着いたぁぁぁ…」
トイレに着くまでに何人かとすれ違ったが、幸い見知らぬ先輩などで、俺のことは気にも留めてなかった。今回もバレずに終わることができそうだ。
トイレの個室に入って、ローターの電源をオフにした。パンツを下ろすと、糸を引くようにべったりと愛液がまとわりついている。
ドンっ!!!!
ローターを抜こうとしたら、個室のサイドから何かがぶつかる音がした。
(誰だ!?)
「あぁ…ん、なつ…もう、だっめぇ…」
耳をそばだてていると、女性の喘ぎ声と、卑猥な軽快なリズムが身体に伝わってくる。
「あっ、もぅ…イクぅぅぅ!」
「……っイクぞっ」
隔てている壁が、激しく揺れたかと思うと、男女の「はあ、はあ、はあ…」といった息切れが大きく聞こえた。
…完全にセックスしとるがな。俺よりやばい奴らが隣にいる。
まあ、いい。昼休みの時間はまだ残っているので、この盛ったカップルがいなくなるのを待ってローターを抜くことにしよう。
パンツを履き直し、息を殺して待機することにした。
「んっっ!…っはあ!」
50分だけローターを入れるつもりが、もう1時間半も入れっぱなしだ。俺は、想像以上に同級生に慕われ、注目されているようだ。なかなかローターを抜く時間を確保できなかった。
無理もない。優秀なだけではなく、誰に対しても分け隔てなく接し、困っている人を見捨てない優しい心も持ち合わせている。何より、顔も良い。
そんな俺が、こんなド変態だとは誰も思わないだろう。自分にとって、授業中に自身の内奥にローターを入れることは、何にも変え難い快感をもたらす。
ただ、いつも以上に自身に滞在してしまったローターを抜いたら、何が起こるか分からない。あまり人が来ない、2号棟のトイレに行こう。
「っんぁ!っん……」
どんどん、声を我慢できなくなっている。とはいえ、トイレに着くまでは絶対に電源をオフにしないというマイルールは守りぬきたい。
「つ、着いたぁぁぁ…」
トイレに着くまでに何人かとすれ違ったが、幸い見知らぬ先輩などで、俺のことは気にも留めてなかった。今回もバレずに終わることができそうだ。
トイレの個室に入って、ローターの電源をオフにした。パンツを下ろすと、糸を引くようにべったりと愛液がまとわりついている。
ドンっ!!!!
ローターを抜こうとしたら、個室のサイドから何かがぶつかる音がした。
(誰だ!?)
「あぁ…ん、なつ…もう、だっめぇ…」
耳をそばだてていると、女性の喘ぎ声と、卑猥な軽快なリズムが身体に伝わってくる。
「あっ、もぅ…イクぅぅぅ!」
「……っイクぞっ」
隔てている壁が、激しく揺れたかと思うと、男女の「はあ、はあ、はあ…」といった息切れが大きく聞こえた。
…完全にセックスしとるがな。俺よりやばい奴らが隣にいる。
まあ、いい。昼休みの時間はまだ残っているので、この盛ったカップルがいなくなるのを待ってローターを抜くことにしよう。
パンツを履き直し、息を殺して待機することにした。
0
お気に入りに追加
70
あなたにおすすめの小説

ふれて、とける。
花波橘果(はななみきっか)
BL
わけありイケメンバーテンダー×接触恐怖症の公務員。居場所探し系です。
【あらすじ】
軽い接触恐怖症がある比野和希(ひびのかずき)は、ある日、不良少年に襲われて倒れていたところを、通りかかったバーテンダー沢村慎一(さわむらしんいち)に助けられる。彼の店に連れていかれ、出された酒に酔って眠り込んでしまったことから、和希と慎一との間に不思議な縁が生まれ……。
慎一になら触られても怖くない。酒でもなんでも、少しずつ慣れていけばいいのだと言われ、ゆっくりと距離を縮めてゆく二人。
小さな縁をきっかけに、自分の居場所に出会うお話です。

オメガ修道院〜破戒の繁殖城〜
トマトふぁ之助
BL
某国の最北端に位置する陸の孤島、エゼキエラ修道院。
そこは迫害を受けやすいオメガ性を持つ修道士を保護するための施設であった。修道士たちは互いに助け合いながら厳しい冬越えを行っていたが、ある夜の訪問者によってその平穏な生活は終焉を迎える。
聖なる家で嬲られる哀れな修道士たち。アルファ性の兵士のみで構成された王家の私設部隊が逃げ場のない極寒の城を蹂躙し尽くしていく。その裏に棲まうものの正体とは。

BL短編まとめ(甘い話多め)
白井由貴
BL
BLの短編詰め合わせです。
主に10000文字前後のお話が多いです。
性的描写がないものもあればがっつりあるものもあります。
性的描写のある話につきましては、各話「あらすじ」をご覧ください。
(※性的描写のないものは各話上部に書いています)
もしかすると続きを書くお話もあるかもしれません。
その場合、あまりにも長くなってしまいそうな時は別作品として分離する可能性がありますので、その点ご留意いただければと思います。
【不定期更新】
※性的描写を含む話には「※」がついています。
※投稿日時が前後する場合もあります。
※一部の話のみムーンライトノベルズ様にも掲載しています。
■追記
R6.02.22 話が多くなってきたので、タイトル別にしました。タイトル横に「※」があるものは性的描写が含まれるお話です。(性的描写が含まれる話にもこれまで通り「※」がつきます)
誤字脱字がありましたらご報告頂けると助かります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる