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18.永遠に寄り添えると互いに思えた頃
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沢山の子供に囲まれ、沢山の孫に囲まれ、沢山の子孫に囲まれ。
私達は、どれだけ幸せな日々を暮らせるようになったんだろうか。
楽しく、時に辛くて、時に悲しくて。
けれど、寂しいと思う事はもう、なくなっていた。
私達はもう、一緒だったのだ。
コネクトせずとも私達はもう、ずっと一緒だと、あの時に気づけたのだから――
「ねえ貴方。地球に居た頃の事、覚えてますか?」
「学生だった頃か? ああ、覚えているとも」
「じゃあ、一つだけ、聞いてくださいな。私、ずっとずっと、言いたい事があって」
ベッドの中。一人横たわる私の妻は、力なく私の手を握りしめる。
私はそんな妻の手を取り、そっと、けれど放すことなく、ずっとずっと握っていた。
「私は、ずっと貴方の事を、好きだったんです。あの頃の私は、恥ずかしがり屋で、照れ屋で、男の子の事が苦手で……怖くって」
「知ってたさ」
「でも、ずっと言えなかったから……お付き合いした時も、プロポーズの時ですら、言えなかった、から……」
「ははは、お前、今になってそんな――」
――何もこんな事に言わなくたって。
そう思いながら、それでも妻の言葉に聞き入る。
「私……私、は、貴方の事がずっと気になって、お話したいって思って……その時から、きっと好きになっていて……ずっと、好きで……好きな気持ちが、強くなって……」
「……」
「だから、貴方が受け入れてくれると思えた時、確信できたあの時、嬉しかったんです……コネクトで、私の事を受け入れてくれて……そして、貴方の心を、本心を、理解できた、から……」
「必要だったかな?」
「あの時の私には、必要なモノでした」
今の私達には不要なコネクトも、その時の妻には必要だったのだ。
そう、彼女はいつだって臆病で、気弱で……そんな自分を隠しながら、必死に私に話しかけてくれていたのだから。
「解ってたさ」
「解って、いましたか?」
「ああ。解ってた。私も、お前の事が好きだったよ。ずっとずっと……気になっていたんだ」
いつだって、話しかけてきたのは妻の方からだった。
けれど、ずっと好みの女だった。
ずっとずっと「なんでこんなに俺好みの女が隣に座ってるんだ?」と、そんな事ばかり考えていたから、彼女の方から話しかけてきた時には大層驚かされたものだ。
ずっと、恥ずかしかった。照れ臭かった。
だって、そうだろう。私達は若かったのだ。
その時の私達は、互いの事を好き合っていても好きだとはっきり言えなかったくらい、初心だったのだから。
「……ふふっ、嬉しい」
「嬉しいか?」
「はい……貴方と一緒に暮らして……貴方と結婚して、沢山の子供に、孫に……その子供達まで見る事が出来て。そうして今、貴方にずっと伝えたかったことも伝えられて」
握りしめる手から、だんだんと力が抜けていくのを感じる。
その時が来たと解り、少しでも、少しでもいい顔を見せてやろうと、笑って見せた。
「私も、言いたい事があったんだ。聞いてくれ」
「でも、もう」
「すぐに終わるから。愛してる。好きなのも本当だが、好き以上に、愛してる」
「は、い。わたし、も――」
手の中の手が、最期に力を失った時。
目に湛えていた涙が、止め処なく溢れ……私の涙で、笑顔の妻の顔を濡らしてしまわない様に。
目を閉じた妻に、泣いている事を知られたくなくて。
私は……必死になって目を見開いて、笑おうとしていた。
愛している人がいた。
ずっと一緒に居られると思った人が、先に逝ってしまった。
その喪失感は埋めがたく、例え子孫に囲まれても、薄れる事はなかった。
虚しいばかりの日々。なぜ生きているのかも解らない毎日。
そんな中、私はどんどんとダメになり、おかしくなっていった。
そのまま何もかも忘れてしまうのが怖くなった。
そのまま、全てを失ってしまうような気がして……
私は家族に頼んで、地球の、あの街に連れて行ってもらった。
余命いくばくもない年寄りの、最期の頼みだと解ってか、嫌な顔一つせず、私を一人、この街に……街だった場所に、送ってくれた。
「ははは……そうだよなあ。百年以上経てば、土地は変わるもんなあ」
私の青春。私の幸せだった日々。楽しかった、椎名との毎日。
その思い出が、一歩歩くたびに思い出せられるというのに。
私の足という奴は、何故一歩も歩めなくなってしまっているのだろうか。
「だけど……だけど、だけど……っ」
幸せだった日々を思い出せばそれほどに、楽しかった毎日を夢見ればそれほどに、私は、泣いてしまう。
愛する妻が、愛した彼女が、好きだった椎名がいなくなった世界が、あんまりにも寂しくて、悲しくて。
私とは、こんなにも弱い生き物だったのかと、こんなにも情けない奴だったのかと思い……苦しくなった胸を抑え、倒れ込む。
(ああ、もう、だめ、か……)
その瞬間は、まもなくという頃だった。
心は落ち着かない。死は目の前まで迫っていて、とても怖くて。
こんなに怖いなら、椎名が死んだときに、自分も死んでしまえばよかったと、心の底から思いながら。
(……そうか。私には、椎名が居なきゃ、ダメだったんだ、な)
私はやっぱり、椎名なしには生きられない生き物だったのだ。
それが解ると、それを受け入れられると、この死すら救いのように思えて――
『わっ、わあああっ、イシイ君、何読んでるのっ!?』
『ふはははっ、椎名先生の内緒の小説、読んでやったりーっ』
『うわーっ、うわーっ! イシイ君のエッチ!変態! なんでそんな事するかなあ、もう……もうっ』
『いや、だって、お前の考えてる事、もっと知りたいし』
『うう……読まれたぁ……イシイ君に、乙女の妄想を読まれたぁぁぁぁっ』
『まあそう言うなよ。結構面白かったぜ? 椎名姫?』
『ふわぁぁぁっ!? やめてっ、お姫様呼びはっ、ほんとにまずいからーっ』
『まさかお姫様抱っこをご所望とは思わなかったぜ。さあ行くぞっ』
『えっ、ふぁっ……あ、あ、ああ……っ』
『……いかん、恥ずかしがりが限界点を超えたか』
「……ぷっ、はは、ははは……」
不意に、思い出してしまった。
全く、椎名という奴は。
人がノスタルジックに浸りながら死のうとしてるのに、中々シリアスにさせてくれない。
あまりにおかしくて、あまりにそれが幸せ過ぎて、そして、椎名が私の中にいつまでも息づいていたのだと気づいた。
『えへへ、イシイ君の中で息づいている私はそんな子なのです』
「ああ、確かにお前は、そんなキャラだったな」
いつだってそうだ。私を笑わせてくれるのは、椎名だけだった。
だから、だから、椎名といると楽しかったのだ。
なら、笑ってやらなきゃいけないじゃあないか。
アイツと共にある私が、泣いたまま死ぬなんて、情けないじゃあないか。
笑わなきゃ。笑って。笑い続けて。ずっとずっと笑って……そして……そして――
(――あいつと、いっしょの、ところに)
私は幸せだった。
あの日あの時、椎名と出会えて、椎名が話しかけてくれて。
椎名と結ばれて、椎名と結婚して、椎名と子供をもうけて、椎名と孫の誕生を祝って。
そうしてそうして……椎名と死に別れ、今、椎名の元に向かおうとしている。
何の悔いもない。この世界に、何も思い残す事などなかった。
幸せだった。幸せで、ずっと、幸せになりたくて。
幸せになれる場所へ、これから向かう。
静寂が支配し、何も感じられない真っ暗な中でも、何も怖くない。
全てが白に埋め尽くされ、無限に感じられる時がそこにあったとしても、私達の間に流れた時は、そんな些細なモノすら乗り越えられる、最高の一瞬だったのだから。
私達は、幸せだった。これからもきっと、ああ、そうだとも、きっと。ずっと。
「――イシイ君」
目の前には、愛した人が、恋した時の姿のまま、待っていた。
「待たせたな、椎名」
差し出された手を掴み、俺はまた――椎名とあの日々を過ごす。
私達は、どれだけ幸せな日々を暮らせるようになったんだろうか。
楽しく、時に辛くて、時に悲しくて。
けれど、寂しいと思う事はもう、なくなっていた。
私達はもう、一緒だったのだ。
コネクトせずとも私達はもう、ずっと一緒だと、あの時に気づけたのだから――
「ねえ貴方。地球に居た頃の事、覚えてますか?」
「学生だった頃か? ああ、覚えているとも」
「じゃあ、一つだけ、聞いてくださいな。私、ずっとずっと、言いたい事があって」
ベッドの中。一人横たわる私の妻は、力なく私の手を握りしめる。
私はそんな妻の手を取り、そっと、けれど放すことなく、ずっとずっと握っていた。
「私は、ずっと貴方の事を、好きだったんです。あの頃の私は、恥ずかしがり屋で、照れ屋で、男の子の事が苦手で……怖くって」
「知ってたさ」
「でも、ずっと言えなかったから……お付き合いした時も、プロポーズの時ですら、言えなかった、から……」
「ははは、お前、今になってそんな――」
――何もこんな事に言わなくたって。
そう思いながら、それでも妻の言葉に聞き入る。
「私……私、は、貴方の事がずっと気になって、お話したいって思って……その時から、きっと好きになっていて……ずっと、好きで……好きな気持ちが、強くなって……」
「……」
「だから、貴方が受け入れてくれると思えた時、確信できたあの時、嬉しかったんです……コネクトで、私の事を受け入れてくれて……そして、貴方の心を、本心を、理解できた、から……」
「必要だったかな?」
「あの時の私には、必要なモノでした」
今の私達には不要なコネクトも、その時の妻には必要だったのだ。
そう、彼女はいつだって臆病で、気弱で……そんな自分を隠しながら、必死に私に話しかけてくれていたのだから。
「解ってたさ」
「解って、いましたか?」
「ああ。解ってた。私も、お前の事が好きだったよ。ずっとずっと……気になっていたんだ」
いつだって、話しかけてきたのは妻の方からだった。
けれど、ずっと好みの女だった。
ずっとずっと「なんでこんなに俺好みの女が隣に座ってるんだ?」と、そんな事ばかり考えていたから、彼女の方から話しかけてきた時には大層驚かされたものだ。
ずっと、恥ずかしかった。照れ臭かった。
だって、そうだろう。私達は若かったのだ。
その時の私達は、互いの事を好き合っていても好きだとはっきり言えなかったくらい、初心だったのだから。
「……ふふっ、嬉しい」
「嬉しいか?」
「はい……貴方と一緒に暮らして……貴方と結婚して、沢山の子供に、孫に……その子供達まで見る事が出来て。そうして今、貴方にずっと伝えたかったことも伝えられて」
握りしめる手から、だんだんと力が抜けていくのを感じる。
その時が来たと解り、少しでも、少しでもいい顔を見せてやろうと、笑って見せた。
「私も、言いたい事があったんだ。聞いてくれ」
「でも、もう」
「すぐに終わるから。愛してる。好きなのも本当だが、好き以上に、愛してる」
「は、い。わたし、も――」
手の中の手が、最期に力を失った時。
目に湛えていた涙が、止め処なく溢れ……私の涙で、笑顔の妻の顔を濡らしてしまわない様に。
目を閉じた妻に、泣いている事を知られたくなくて。
私は……必死になって目を見開いて、笑おうとしていた。
愛している人がいた。
ずっと一緒に居られると思った人が、先に逝ってしまった。
その喪失感は埋めがたく、例え子孫に囲まれても、薄れる事はなかった。
虚しいばかりの日々。なぜ生きているのかも解らない毎日。
そんな中、私はどんどんとダメになり、おかしくなっていった。
そのまま何もかも忘れてしまうのが怖くなった。
そのまま、全てを失ってしまうような気がして……
私は家族に頼んで、地球の、あの街に連れて行ってもらった。
余命いくばくもない年寄りの、最期の頼みだと解ってか、嫌な顔一つせず、私を一人、この街に……街だった場所に、送ってくれた。
「ははは……そうだよなあ。百年以上経てば、土地は変わるもんなあ」
私の青春。私の幸せだった日々。楽しかった、椎名との毎日。
その思い出が、一歩歩くたびに思い出せられるというのに。
私の足という奴は、何故一歩も歩めなくなってしまっているのだろうか。
「だけど……だけど、だけど……っ」
幸せだった日々を思い出せばそれほどに、楽しかった毎日を夢見ればそれほどに、私は、泣いてしまう。
愛する妻が、愛した彼女が、好きだった椎名がいなくなった世界が、あんまりにも寂しくて、悲しくて。
私とは、こんなにも弱い生き物だったのかと、こんなにも情けない奴だったのかと思い……苦しくなった胸を抑え、倒れ込む。
(ああ、もう、だめ、か……)
その瞬間は、まもなくという頃だった。
心は落ち着かない。死は目の前まで迫っていて、とても怖くて。
こんなに怖いなら、椎名が死んだときに、自分も死んでしまえばよかったと、心の底から思いながら。
(……そうか。私には、椎名が居なきゃ、ダメだったんだ、な)
私はやっぱり、椎名なしには生きられない生き物だったのだ。
それが解ると、それを受け入れられると、この死すら救いのように思えて――
『わっ、わあああっ、イシイ君、何読んでるのっ!?』
『ふはははっ、椎名先生の内緒の小説、読んでやったりーっ』
『うわーっ、うわーっ! イシイ君のエッチ!変態! なんでそんな事するかなあ、もう……もうっ』
『いや、だって、お前の考えてる事、もっと知りたいし』
『うう……読まれたぁ……イシイ君に、乙女の妄想を読まれたぁぁぁぁっ』
『まあそう言うなよ。結構面白かったぜ? 椎名姫?』
『ふわぁぁぁっ!? やめてっ、お姫様呼びはっ、ほんとにまずいからーっ』
『まさかお姫様抱っこをご所望とは思わなかったぜ。さあ行くぞっ』
『えっ、ふぁっ……あ、あ、ああ……っ』
『……いかん、恥ずかしがりが限界点を超えたか』
「……ぷっ、はは、ははは……」
不意に、思い出してしまった。
全く、椎名という奴は。
人がノスタルジックに浸りながら死のうとしてるのに、中々シリアスにさせてくれない。
あまりにおかしくて、あまりにそれが幸せ過ぎて、そして、椎名が私の中にいつまでも息づいていたのだと気づいた。
『えへへ、イシイ君の中で息づいている私はそんな子なのです』
「ああ、確かにお前は、そんなキャラだったな」
いつだってそうだ。私を笑わせてくれるのは、椎名だけだった。
だから、だから、椎名といると楽しかったのだ。
なら、笑ってやらなきゃいけないじゃあないか。
アイツと共にある私が、泣いたまま死ぬなんて、情けないじゃあないか。
笑わなきゃ。笑って。笑い続けて。ずっとずっと笑って……そして……そして――
(――あいつと、いっしょの、ところに)
私は幸せだった。
あの日あの時、椎名と出会えて、椎名が話しかけてくれて。
椎名と結ばれて、椎名と結婚して、椎名と子供をもうけて、椎名と孫の誕生を祝って。
そうしてそうして……椎名と死に別れ、今、椎名の元に向かおうとしている。
何の悔いもない。この世界に、何も思い残す事などなかった。
幸せだった。幸せで、ずっと、幸せになりたくて。
幸せになれる場所へ、これから向かう。
静寂が支配し、何も感じられない真っ暗な中でも、何も怖くない。
全てが白に埋め尽くされ、無限に感じられる時がそこにあったとしても、私達の間に流れた時は、そんな些細なモノすら乗り越えられる、最高の一瞬だったのだから。
私達は、幸せだった。これからもきっと、ああ、そうだとも、きっと。ずっと。
「――イシイ君」
目の前には、愛した人が、恋した時の姿のまま、待っていた。
「待たせたな、椎名」
差し出された手を掴み、俺はまた――椎名とあの日々を過ごす。
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