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第十八章 VS傀儡君主
第216話 チュートリアル:ジャンケン小僧
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「俺がぶっ殺す!! 文句無いよなぁ!!」
燃えるような赤い頭髪と同じく、熱く叫んだ人は灼焔君主クリムゾンフリードさん。飲んでいたお酒のグラスを叩き割りそうな程に強くテーブルに置き、さも当然のことの様にしゃしゃり出た。
「黙れ赤いの。貴様はおとなしくして居ればいい。今回は私が行く」
カウンター席から少し後ろを向いてフリードさんにそう言った藍嵐君主ネクロスさん。お気に入りの青いカクテルを側に置き、淡々とそう言った。
「お前こそおとなしくしてろよ青いの! ロシアかラシア知らねぇが凍った湖に行ってたろうが!! 順番的に俺なんだよ!!」
「順番などない。バイカル湖に開いたゲートは昔訪れた『氷結界の里』だった。里の事情を知る私が向かうのは当然だろう」
「なに得意ぶってんだロン毛野郎……! 俺は戦いたくてうずうずしてんだよ!! 何ならお前が相手してくれんのか? ああ?」
「私はいつでも構わないが?」
冷静なイケメンフェイスにキチガイイケメンフェイス。両者のメンチビームがバチバチと爆ぜてるけど、他のルーラーたちはどうだろうか。
赤と青。相いれない犬猿の仲なのは今までのやり取りで知ってるけど、こうも馬が合わないのはどうなんだろう……。
「私は争いを好まないから……」
「ぼ、ぼくも……」
俺の視線を感じ何が言いたいか察したヴェーラさんとガスタくんはすぐさま答えた。
「……」
相変わらず端のテーブルで静かにくつろいでいるバルムンクさん。首を横に振ったから争いを好まない系だった。
ここはBAR『黄金の風』
店内BGMはワザップに騙されたパッショーネ最強の男が裁判沙汰にまでしそうな物、ではなく、どこか子供らしさを残した大人な感じのピアノBGMだ。あくまで俺の感想な。
傀儡君主カルーディが人類に対し牙を剥き結構時間が経った。去年の夏に起きた泡沫事件以上の物量でモンスターが押し寄せているけど、事が事だけにルーラーの俺は慎重を期しなければならない。
瀬那や大吾、進太郎とダーク=ノワールの事が心配だけど、みんななら大丈夫だと信じてここにいる所存だ。
……いや、嘘つきました。めっちゃ心配です。家で待機してるリャンリャン曰く、人間が木人に変えられているとの報告。脳が勝手にマリオネットと変換してくれたけど、木人と聞いて鉄拳とジャッキーチェンの少林寺木人拳を思い出したのはここだけの話。
……ふざけてないよ? ホントに心配してるんだよ。瀬那も戦えるとは言えネガソニック・〇ィーンエイジ・ウォーヘッドと同じ十代の女の子。心配ないさとライオンに言われても心配なのは変わらない。
「カルーディより先にお前を焼いてやろうかあ? あん?」
「喋るなフリード。お前が口を開くと部屋の温度が上がる」
「ほぉ。ここに来て俺が熱い存在だと認めたか。興ざめだな」
「……別に褒めた訳では。これだからおつむが弱い奴は」
「誰がバカだこら!?」
ここで彼が動く。
「いい加減にしろお前ら。同胞殺しは白鎧が禁止しただろ? 親善試合ならまだしも、それに抵触するなら今から帰れ」
「……ふむ」
「ッチ」
アロハシャツを着た人間体のエルドラドが二人を止めた。
先ほどから何故二人が言い争っているのか。それは簡単だ。
「二人ともウルアーラの仇討に燃えるのは構わんが、カルーディを倒すのは俺。それとティアーウロングだと口酸っぱく言っただろうがぁ」
そう。今は亡きアトランティカの姫――ウルアーラさんの敵討ちを誰がするか揉めていた。
嫉妬に狂っていなかった時に世話になったと言っていたネクロスさんもだけど、激しい文言で誤解を生むフリードさんも人一倍情に熱いのは俺も知っている。
二人が言い争う程ウルアーラさんは大事な仲間だったんだと、彼女の魔力を受け継いだ俺は少しだけ泣きそうになった。
「お二人には悪いですけど、これだけは俺も譲れません」
「……」
静かに俺に視線を向けるネクロスさん。
「助けるために戦った。でもウルアーラさんは自分を顧みず、進んで俺に後を託したんです。……今でもウルアーラを貫いた感触が忘れられない。ホント、悔いても悔やみきれないですよ」
「……」スー
俺の言葉を聞いたフリードさんは鼻からため息を付いた。
文字通り、ウルアーラさんの意志は俺の中に魔力として今も息づいている。胸にそれを感じる度に、彼女の綺麗な笑顔が俺の脳裏に浮かんで止まない。
だからこそ、裏で糸を引いていたカルーディの事が許せないし、この事態を引き起こしたのもあってより一層憎しみが増すばかりだ。
「――ンク」
いつもの様に酒を飲んでいるエルドラド。
――――お前は俺が斃す。必ずな。
俺の隣でそう宣言した。静かに淡々と話したけど、明確な殺意と泣き出したい悲しみを俺はあの時エルドラドに感じた。
彼はウルアーラさんのことをあまり語らないけど、もしかしたら正気の彼女とは幾ばくかの物語があったのかも知れない。
そんな事を考えていると。
「――よーし分かった! お前ら二人にチャンスを与えてやろう」
「……は?」
急にやる気になったエルドラドに俺とネクロスさんは疑問視。フリードさんはチャンスと聞きニヤケが止まらないでいた。
「いいか? この世界に古から伝わる公正な心理戦――"じゃんけん"と言うものがある」
「「じゃんけん?」」
(マジかコイツ……)
「力のグー。知恵のチョキ。勇気のパー。この三つで構成され、それぞれに弱点がありそれぞれに美点がある。グーはチョキに勝ち、チョキはパーに勝ち、パーはグーに勝つと言った感じだ」
なんかハイラルのトライフォースみたいな説明しだしたぞ。
「なるほど……心理戦とはそういった……」
「互いにどれを出すかを予想して勝ちに行くのか。いいねぇ」
「なんだよお前らぁ。急に男の顔になっちゃってさぁ」
意気投合する三人。
「あらあら。見物ねぇ」
「し、心理戦って僕苦手だなぁ……」
「……」
なんか外野が盛り上がってるけどこれただのじゃんけんだからな?
「グーチョキパー……グーチョキパー……」
一人でブツブツと手を動かして確認するネクロスさん。
「俺はパーを出すがグーの気分だしチョキって選択もある!」
なんか拳に炎を纏わせて今か今かと息巻いてるフリードさん。
「おっほ♡ 俺の勝ち筋が見える見える~」
組んだ両手を裏返して隙間覗いてるけどそれ自分のさじ加減だからな。信用もクソもねぇぞ。
「よーしお前ら、じゃーんけーんぽい!! の合図で出すぞ~」
「いいだろう」
「いいぜ」
クワッドを組む俺たち。やる気に満ち溢れている三人とは違い、俺は終始真顔だ。
「おっと! 譲歩してチャンス与えたんだ、俺が勝ったらいたずらに付き合ってもらうぞ~」
アホがなんか言ってる。
「よーしいくゾ~!」
じゃーん――
けーん――
瞬間、俺の自慢の動体視力が見た。
「「「――ッ!!!」」」
軽く握った俺の手に対し、エルドラド、ネクロスさん、フリードさんの三人は目にも止まらぬ速さでグーチョキパーと手を動かし互いにけん制し合っていた。
そして。
――ぽん!!
「……ふむ」
ネクロスさん。グー。
「へぇ」
フリードさん。パー。
「なるほどなるほど」
エルドラドと俺、互いにチョキ。
勝敗付かず。
「あらあら」
「は、迫真……!」
「……」
外野。興奮。
「この場合は引き分けだ。もう一回やるぞー」
二人は無言で承諾。
俺は真顔で拳を作る。
じゃーん――
けーん――
「「「ッッッ~~~!!!」」」
再び高速で形を変える三者の手。
不敵に頬笑み、ニヤつきが止まらず、サングラスに四人の手が映りこんだ。
そして。
――ぽん!!
「「「「――」」」」
俺とエルドラド。パー。
赤青コンビ。グー。
「「俺の勝ち」」(本田〇佑風)
勝者の余裕。
「クッソおおおおおおおお!!」
「バカな……」
敗者は汚泥を啜る。
「って事があったけど、負けたらどうしたんだよ」
「難癖付けて反故にする算段だったさ」
この男、信用度ゼロすぎる。
目の前の世界は赤、青、白のストライプ調の背景。
そして視界の端にメッセージ画面が。
ダンジョン名『傀儡師・哭悲』
『チュートリアル:ダンジョンに潜ろう』
『チュートリアルクリア』
『クリア報酬:力+』
この奥に、奴がいる。
燃えるような赤い頭髪と同じく、熱く叫んだ人は灼焔君主クリムゾンフリードさん。飲んでいたお酒のグラスを叩き割りそうな程に強くテーブルに置き、さも当然のことの様にしゃしゃり出た。
「黙れ赤いの。貴様はおとなしくして居ればいい。今回は私が行く」
カウンター席から少し後ろを向いてフリードさんにそう言った藍嵐君主ネクロスさん。お気に入りの青いカクテルを側に置き、淡々とそう言った。
「お前こそおとなしくしてろよ青いの! ロシアかラシア知らねぇが凍った湖に行ってたろうが!! 順番的に俺なんだよ!!」
「順番などない。バイカル湖に開いたゲートは昔訪れた『氷結界の里』だった。里の事情を知る私が向かうのは当然だろう」
「なに得意ぶってんだロン毛野郎……! 俺は戦いたくてうずうずしてんだよ!! 何ならお前が相手してくれんのか? ああ?」
「私はいつでも構わないが?」
冷静なイケメンフェイスにキチガイイケメンフェイス。両者のメンチビームがバチバチと爆ぜてるけど、他のルーラーたちはどうだろうか。
赤と青。相いれない犬猿の仲なのは今までのやり取りで知ってるけど、こうも馬が合わないのはどうなんだろう……。
「私は争いを好まないから……」
「ぼ、ぼくも……」
俺の視線を感じ何が言いたいか察したヴェーラさんとガスタくんはすぐさま答えた。
「……」
相変わらず端のテーブルで静かにくつろいでいるバルムンクさん。首を横に振ったから争いを好まない系だった。
ここはBAR『黄金の風』
店内BGMはワザップに騙されたパッショーネ最強の男が裁判沙汰にまでしそうな物、ではなく、どこか子供らしさを残した大人な感じのピアノBGMだ。あくまで俺の感想な。
傀儡君主カルーディが人類に対し牙を剥き結構時間が経った。去年の夏に起きた泡沫事件以上の物量でモンスターが押し寄せているけど、事が事だけにルーラーの俺は慎重を期しなければならない。
瀬那や大吾、進太郎とダーク=ノワールの事が心配だけど、みんななら大丈夫だと信じてここにいる所存だ。
……いや、嘘つきました。めっちゃ心配です。家で待機してるリャンリャン曰く、人間が木人に変えられているとの報告。脳が勝手にマリオネットと変換してくれたけど、木人と聞いて鉄拳とジャッキーチェンの少林寺木人拳を思い出したのはここだけの話。
……ふざけてないよ? ホントに心配してるんだよ。瀬那も戦えるとは言えネガソニック・〇ィーンエイジ・ウォーヘッドと同じ十代の女の子。心配ないさとライオンに言われても心配なのは変わらない。
「カルーディより先にお前を焼いてやろうかあ? あん?」
「喋るなフリード。お前が口を開くと部屋の温度が上がる」
「ほぉ。ここに来て俺が熱い存在だと認めたか。興ざめだな」
「……別に褒めた訳では。これだからおつむが弱い奴は」
「誰がバカだこら!?」
ここで彼が動く。
「いい加減にしろお前ら。同胞殺しは白鎧が禁止しただろ? 親善試合ならまだしも、それに抵触するなら今から帰れ」
「……ふむ」
「ッチ」
アロハシャツを着た人間体のエルドラドが二人を止めた。
先ほどから何故二人が言い争っているのか。それは簡単だ。
「二人ともウルアーラの仇討に燃えるのは構わんが、カルーディを倒すのは俺。それとティアーウロングだと口酸っぱく言っただろうがぁ」
そう。今は亡きアトランティカの姫――ウルアーラさんの敵討ちを誰がするか揉めていた。
嫉妬に狂っていなかった時に世話になったと言っていたネクロスさんもだけど、激しい文言で誤解を生むフリードさんも人一倍情に熱いのは俺も知っている。
二人が言い争う程ウルアーラさんは大事な仲間だったんだと、彼女の魔力を受け継いだ俺は少しだけ泣きそうになった。
「お二人には悪いですけど、これだけは俺も譲れません」
「……」
静かに俺に視線を向けるネクロスさん。
「助けるために戦った。でもウルアーラさんは自分を顧みず、進んで俺に後を託したんです。……今でもウルアーラを貫いた感触が忘れられない。ホント、悔いても悔やみきれないですよ」
「……」スー
俺の言葉を聞いたフリードさんは鼻からため息を付いた。
文字通り、ウルアーラさんの意志は俺の中に魔力として今も息づいている。胸にそれを感じる度に、彼女の綺麗な笑顔が俺の脳裏に浮かんで止まない。
だからこそ、裏で糸を引いていたカルーディの事が許せないし、この事態を引き起こしたのもあってより一層憎しみが増すばかりだ。
「――ンク」
いつもの様に酒を飲んでいるエルドラド。
――――お前は俺が斃す。必ずな。
俺の隣でそう宣言した。静かに淡々と話したけど、明確な殺意と泣き出したい悲しみを俺はあの時エルドラドに感じた。
彼はウルアーラさんのことをあまり語らないけど、もしかしたら正気の彼女とは幾ばくかの物語があったのかも知れない。
そんな事を考えていると。
「――よーし分かった! お前ら二人にチャンスを与えてやろう」
「……は?」
急にやる気になったエルドラドに俺とネクロスさんは疑問視。フリードさんはチャンスと聞きニヤケが止まらないでいた。
「いいか? この世界に古から伝わる公正な心理戦――"じゃんけん"と言うものがある」
「「じゃんけん?」」
(マジかコイツ……)
「力のグー。知恵のチョキ。勇気のパー。この三つで構成され、それぞれに弱点がありそれぞれに美点がある。グーはチョキに勝ち、チョキはパーに勝ち、パーはグーに勝つと言った感じだ」
なんかハイラルのトライフォースみたいな説明しだしたぞ。
「なるほど……心理戦とはそういった……」
「互いにどれを出すかを予想して勝ちに行くのか。いいねぇ」
「なんだよお前らぁ。急に男の顔になっちゃってさぁ」
意気投合する三人。
「あらあら。見物ねぇ」
「し、心理戦って僕苦手だなぁ……」
「……」
なんか外野が盛り上がってるけどこれただのじゃんけんだからな?
「グーチョキパー……グーチョキパー……」
一人でブツブツと手を動かして確認するネクロスさん。
「俺はパーを出すがグーの気分だしチョキって選択もある!」
なんか拳に炎を纏わせて今か今かと息巻いてるフリードさん。
「おっほ♡ 俺の勝ち筋が見える見える~」
組んだ両手を裏返して隙間覗いてるけどそれ自分のさじ加減だからな。信用もクソもねぇぞ。
「よーしお前ら、じゃーんけーんぽい!! の合図で出すぞ~」
「いいだろう」
「いいぜ」
クワッドを組む俺たち。やる気に満ち溢れている三人とは違い、俺は終始真顔だ。
「おっと! 譲歩してチャンス与えたんだ、俺が勝ったらいたずらに付き合ってもらうぞ~」
アホがなんか言ってる。
「よーしいくゾ~!」
じゃーん――
けーん――
瞬間、俺の自慢の動体視力が見た。
「「「――ッ!!!」」」
軽く握った俺の手に対し、エルドラド、ネクロスさん、フリードさんの三人は目にも止まらぬ速さでグーチョキパーと手を動かし互いにけん制し合っていた。
そして。
――ぽん!!
「……ふむ」
ネクロスさん。グー。
「へぇ」
フリードさん。パー。
「なるほどなるほど」
エルドラドと俺、互いにチョキ。
勝敗付かず。
「あらあら」
「は、迫真……!」
「……」
外野。興奮。
「この場合は引き分けだ。もう一回やるぞー」
二人は無言で承諾。
俺は真顔で拳を作る。
じゃーん――
けーん――
「「「ッッッ~~~!!!」」」
再び高速で形を変える三者の手。
不敵に頬笑み、ニヤつきが止まらず、サングラスに四人の手が映りこんだ。
そして。
――ぽん!!
「「「「――」」」」
俺とエルドラド。パー。
赤青コンビ。グー。
「「俺の勝ち」」(本田〇佑風)
勝者の余裕。
「クッソおおおおおおおお!!」
「バカな……」
敗者は汚泥を啜る。
「って事があったけど、負けたらどうしたんだよ」
「難癖付けて反故にする算段だったさ」
この男、信用度ゼロすぎる。
目の前の世界は赤、青、白のストライプ調の背景。
そして視界の端にメッセージ画面が。
ダンジョン名『傀儡師・哭悲』
『チュートリアル:ダンジョンに潜ろう』
『チュートリアルクリア』
『クリア報酬:力+』
この奥に、奴がいる。
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