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第十八章 VS傀儡君主
第205話 チュートリアル:ガンガンいこうぜ
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東京都、渋谷。
「うわあああ!?」
「ぐにょ」
「この野郎!!」
ハンプティダンプティを斬る男性。
「……」
「ファイアボール!!」
――ッド!!
グリーンエッグが爆ぜる。
「手足野郎!!」
「カラ」
「くらえ!!」
――ッザシュ!
二人の連携でレッグハンドールが横に斬られ消滅。
ガラス張りの建物の一階はほぼすべてのガラスが壊され、コンクリートの床に鋭利な破片として残る。
雰囲気重視のテラスは破壊しつくされ、見るも無残な姿に。
喫茶店が立ち並ぶこの区画は襲撃してくるモンスターの数が他と比べて多い現状だが、攻略者の奮闘と撃退免許持ちの一般人の結束により、押されるどころか何とかせめぎ合っている。
傀儡君主《マリオネットルーラー》カルーディ襲来に加えゲートによるモンスター投下。すれから既に一時間強と経っている。
グリーンエッグによる爆発、それに伴う人間のマリオネット化。あまりにも奇妙で一目でわかる異常。痛々しい悲鳴。すでに攻略者たちが助けられなかった人々がカルーディによって回収された。
「ぐにょ!」
「っく!?」
どのタイミングは定かではないが。
「……!」
「おわ!!」
光の無いモンスターたちの目に。
「カラカラ!!」
「きゃ!?」
明確な殺意が芽生えていた。
誰かが予想した。
――回収から殺戮に変わった、と。
抱き着こうと、掴もうと襲ってくるのではなく、拳を作り砕く、手刀を作り抉る、踵で蹴抜く。明らかに攻撃の質が変わった。
消して甘く見ていたわけではない。油断もしていない。それこそ必死で人々を守ろうと動いたが、攻略者たちの焦りは積る一方。
「はあ、はあ!」
「っく!」
肩で息をする者、額の汗を拭う者、しゃがみこんで息を整える者。普段から鍛えている攻略者たちや、波状攻撃や連携攻撃で撃退していった免許所持者たちの体力は、確実に擦り減っている。
しかしそんな中、攻撃性を露にしたモンスターたちを物ともせず、果敢に戦う一人の少女がいた。
「っは!!」
「カラ――」
金箍棒を巧みに扱いレッグハンドールを破壊。
「如意爆炎符!!」
――ドワオ!!
「――」
燃え盛る火球がグリーンエッグに直撃。爆発四散。
「混撃! 閃雷風衝《せんらいふんしょう》――」
可視化した巨大な緑の風に雷が帯電している。
焦げる様に消えていく符を持つ人差し指と中指が指さし。
「螺旋撃《らせんげき》ぃいい!!」
雷を纏う風が螺旋を描き、猛スピードでギャリギャリと削るドリルが形成。唸りながら突き進んでいき群れるハンプティダンプティたちがたちまち消滅。ドリルは風のエフェクトを残滓として残し消えた。
果敢に戦うのは少女だけではない。
「フー!!」
「フーフー!!」
「ッフー!!」
短い六本脚に小さな四つの羽。首と顔の無いしなやかな毛並みの獣――帝江。筋肉質の獣たちは突進という単純な攻撃でモンスターを撃破。
「んぱ」
「んぱんぱ」
「ッワン!!」
――ッブシイィィィ!!
中型犬程の大きさで、一つの顔に幾つもの小さな体が生え、忙しなく尾ひれを動かしている。宙を泳ぐこの生物の名は何羅魚《からぎょ》。
百発百中。頬を膨らませて水鉄砲を噴出す攻撃で見事にモンスターを粉砕。
ちんちくりんな見た目のモンスターが出てきたと警戒した攻略者たち。しかしながら傀儡の使徒を倒す雄々しき姿や、少女が召喚した獣だと見ていた攻略者たちの伝達により誤解を回避。
戦う獣。戦う魚。そして戦う少女。
彼女の名は朝比奈瀬那。
「みんな! ガンガンいこうぜー!!」
「「「フー!!!」」」
「「「ッワン!!!」」」
攻略者学園に通う、金色の卵であった。
如意棒を構えて臨戦態勢。
あまりある体力に加え一歩も怯まないその姿。
「――若いっていいな!!」
「負けらんねぇ!!」
「私たちも踏ん張らないと!!」
少女の意図せず、彼女の奮闘する姿を見て攻略者たちの士気が上がる。
しかし、顕著に士気が上がったのは男子陣。
「ッハ!!」
如意棒を振る。
「如意爆炎符!! 急急如律令!!」
かざす符。
符を吹きかけ仕草、激しく動くいて操る如意棒。その一連一連の行動に、瀬那の特徴的な胸部がゆさゆさと揺れる。夏場故に露出も多めで、褐色肌の長い谷間を覗かせ相乗効果。
――うおおおおおおおおお!!
男のサガ。男性陣の勢いが留まる事を知らない。
意気揚々とモンスターを倒すも、女性陣からの冷ややかな視線は知らなかった彼等。
(みんな頑張ってる。私も頑張らないと!!)
如意棒を強く握る理由がある。
それは一瞬チラと見た喫茶店。ガラス窓やテラス席、窓の骨組みが破壊、歪まれたその中には、避難所に非難しきれず、怯え、身動きが取れない人々が居た。
(瀬那……)
(瀬那っち)
(応援してるから!!)
そしてもちろん、瀬那の友人達であるギャルズもいる。
脳裏にフラッシュバックするのは去年の夏、泡沫事件。目の前で攫われた彼女の姿、悲鳴。
あまりにも無力さを感じた。あまりにも悔し涙を流した。
(もう、あんな事やあんな思い……。繰り返さない!!)
故に瀬那は、大きすぎる胸部に大きな大志を抱くのだった。
「♪~♪~」
この厄災を振り撒いた元凶、傀儡君主《マリオネットルーラー》カルーディ。ご機嫌なのか空中で口笛を吹き持っている杖を器用に回していた。
(この世界の人間も捨てたものじゃないなぁ~♪)
傀儡の臀部を思い出しペロリと唇を舐める。
北米、アジア、ヨーロッパ等々、全世界に傀儡を放ち男女問わず性癖の赴くままマリオネットに変え、彼が楽しめる程に回収した人類。
抵抗が激しいのは彼にとって予想外だったが、決めていた数を揃えた段階で快楽殺戮に移行した。
「ん~今すぐ快楽に浸りたいけどぉ、先にこの世界を破界してから浸るのもいい……。こうやって欲望を焦らすのも、また一興かな♪」
笑顔のカルーディ。彼の好みは形のよい胸部、形よいくびれ、形のよい臀部、そして形のよい脚である。大きすぎず小さすぎず、そして細すぎず太すぎず。カルーディの好みに合えば、それは最早男女と言った性別は関係ない。
ひたすらに性欲を吐露し、汚し続けたいのだ。
そんなカルーディ。
「――ん?」
「――ッハ!!」
抵抗の激しい地区を何気なく見て見ると、血気盛んで果敢に戦う少女が建物の影から姿を現した。
「ん~タイプじゃないなぁ」
尖りすぎている。それがカルーディが下した評価。
しかしふと、彼はこう思った。
(この世界の人間は尖っているのが好きな傾向があるねぇ♪ ボクからすれば何がいいのかサッパリだけど、ついでだし一つくらい持っとくか♪)
下賤な目が彼女を見下した。
「うわあああ!?」
「ぐにょ」
「この野郎!!」
ハンプティダンプティを斬る男性。
「……」
「ファイアボール!!」
――ッド!!
グリーンエッグが爆ぜる。
「手足野郎!!」
「カラ」
「くらえ!!」
――ッザシュ!
二人の連携でレッグハンドールが横に斬られ消滅。
ガラス張りの建物の一階はほぼすべてのガラスが壊され、コンクリートの床に鋭利な破片として残る。
雰囲気重視のテラスは破壊しつくされ、見るも無残な姿に。
喫茶店が立ち並ぶこの区画は襲撃してくるモンスターの数が他と比べて多い現状だが、攻略者の奮闘と撃退免許持ちの一般人の結束により、押されるどころか何とかせめぎ合っている。
傀儡君主《マリオネットルーラー》カルーディ襲来に加えゲートによるモンスター投下。すれから既に一時間強と経っている。
グリーンエッグによる爆発、それに伴う人間のマリオネット化。あまりにも奇妙で一目でわかる異常。痛々しい悲鳴。すでに攻略者たちが助けられなかった人々がカルーディによって回収された。
「ぐにょ!」
「っく!?」
どのタイミングは定かではないが。
「……!」
「おわ!!」
光の無いモンスターたちの目に。
「カラカラ!!」
「きゃ!?」
明確な殺意が芽生えていた。
誰かが予想した。
――回収から殺戮に変わった、と。
抱き着こうと、掴もうと襲ってくるのではなく、拳を作り砕く、手刀を作り抉る、踵で蹴抜く。明らかに攻撃の質が変わった。
消して甘く見ていたわけではない。油断もしていない。それこそ必死で人々を守ろうと動いたが、攻略者たちの焦りは積る一方。
「はあ、はあ!」
「っく!」
肩で息をする者、額の汗を拭う者、しゃがみこんで息を整える者。普段から鍛えている攻略者たちや、波状攻撃や連携攻撃で撃退していった免許所持者たちの体力は、確実に擦り減っている。
しかしそんな中、攻撃性を露にしたモンスターたちを物ともせず、果敢に戦う一人の少女がいた。
「っは!!」
「カラ――」
金箍棒を巧みに扱いレッグハンドールを破壊。
「如意爆炎符!!」
――ドワオ!!
「――」
燃え盛る火球がグリーンエッグに直撃。爆発四散。
「混撃! 閃雷風衝《せんらいふんしょう》――」
可視化した巨大な緑の風に雷が帯電している。
焦げる様に消えていく符を持つ人差し指と中指が指さし。
「螺旋撃《らせんげき》ぃいい!!」
雷を纏う風が螺旋を描き、猛スピードでギャリギャリと削るドリルが形成。唸りながら突き進んでいき群れるハンプティダンプティたちがたちまち消滅。ドリルは風のエフェクトを残滓として残し消えた。
果敢に戦うのは少女だけではない。
「フー!!」
「フーフー!!」
「ッフー!!」
短い六本脚に小さな四つの羽。首と顔の無いしなやかな毛並みの獣――帝江。筋肉質の獣たちは突進という単純な攻撃でモンスターを撃破。
「んぱ」
「んぱんぱ」
「ッワン!!」
――ッブシイィィィ!!
中型犬程の大きさで、一つの顔に幾つもの小さな体が生え、忙しなく尾ひれを動かしている。宙を泳ぐこの生物の名は何羅魚《からぎょ》。
百発百中。頬を膨らませて水鉄砲を噴出す攻撃で見事にモンスターを粉砕。
ちんちくりんな見た目のモンスターが出てきたと警戒した攻略者たち。しかしながら傀儡の使徒を倒す雄々しき姿や、少女が召喚した獣だと見ていた攻略者たちの伝達により誤解を回避。
戦う獣。戦う魚。そして戦う少女。
彼女の名は朝比奈瀬那。
「みんな! ガンガンいこうぜー!!」
「「「フー!!!」」」
「「「ッワン!!!」」」
攻略者学園に通う、金色の卵であった。
如意棒を構えて臨戦態勢。
あまりある体力に加え一歩も怯まないその姿。
「――若いっていいな!!」
「負けらんねぇ!!」
「私たちも踏ん張らないと!!」
少女の意図せず、彼女の奮闘する姿を見て攻略者たちの士気が上がる。
しかし、顕著に士気が上がったのは男子陣。
「ッハ!!」
如意棒を振る。
「如意爆炎符!! 急急如律令!!」
かざす符。
符を吹きかけ仕草、激しく動くいて操る如意棒。その一連一連の行動に、瀬那の特徴的な胸部がゆさゆさと揺れる。夏場故に露出も多めで、褐色肌の長い谷間を覗かせ相乗効果。
――うおおおおおおおおお!!
男のサガ。男性陣の勢いが留まる事を知らない。
意気揚々とモンスターを倒すも、女性陣からの冷ややかな視線は知らなかった彼等。
(みんな頑張ってる。私も頑張らないと!!)
如意棒を強く握る理由がある。
それは一瞬チラと見た喫茶店。ガラス窓やテラス席、窓の骨組みが破壊、歪まれたその中には、避難所に非難しきれず、怯え、身動きが取れない人々が居た。
(瀬那……)
(瀬那っち)
(応援してるから!!)
そしてもちろん、瀬那の友人達であるギャルズもいる。
脳裏にフラッシュバックするのは去年の夏、泡沫事件。目の前で攫われた彼女の姿、悲鳴。
あまりにも無力さを感じた。あまりにも悔し涙を流した。
(もう、あんな事やあんな思い……。繰り返さない!!)
故に瀬那は、大きすぎる胸部に大きな大志を抱くのだった。
「♪~♪~」
この厄災を振り撒いた元凶、傀儡君主《マリオネットルーラー》カルーディ。ご機嫌なのか空中で口笛を吹き持っている杖を器用に回していた。
(この世界の人間も捨てたものじゃないなぁ~♪)
傀儡の臀部を思い出しペロリと唇を舐める。
北米、アジア、ヨーロッパ等々、全世界に傀儡を放ち男女問わず性癖の赴くままマリオネットに変え、彼が楽しめる程に回収した人類。
抵抗が激しいのは彼にとって予想外だったが、決めていた数を揃えた段階で快楽殺戮に移行した。
「ん~今すぐ快楽に浸りたいけどぉ、先にこの世界を破界してから浸るのもいい……。こうやって欲望を焦らすのも、また一興かな♪」
笑顔のカルーディ。彼の好みは形のよい胸部、形よいくびれ、形のよい臀部、そして形のよい脚である。大きすぎず小さすぎず、そして細すぎず太すぎず。カルーディの好みに合えば、それは最早男女と言った性別は関係ない。
ひたすらに性欲を吐露し、汚し続けたいのだ。
そんなカルーディ。
「――ん?」
「――ッハ!!」
抵抗の激しい地区を何気なく見て見ると、血気盛んで果敢に戦う少女が建物の影から姿を現した。
「ん~タイプじゃないなぁ」
尖りすぎている。それがカルーディが下した評価。
しかしふと、彼はこう思った。
(この世界の人間は尖っているのが好きな傾向があるねぇ♪ ボクからすれば何がいいのかサッパリだけど、ついでだし一つくらい持っとくか♪)
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