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第十七章 傀儡の影
第183話 チュートリアル:お手合わせ
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「おいおい! ここニューヨークで一番のサークルと言えばエクストラスだろ!」
世界の交差点と言われる最も人通りが多いタイムズスクエア。
「そうだよ! サークル長のエッジに各隊長たち! 最高にクールだね!」
アメリカの象徴であり、世界を照らす自由の名称を持つ像――自由の女神の下。
「あってはならないんだけど、万が一にダンジョンブレイクが起きてもエクストラスが居るから大丈夫だ。彼らは最強のサークルだからね」
大都会にあるオアシス――セントラルパーク。
ニューヨーク中のどこでも、誰にでも、「ニューヨークで一番のサークルとは」という質問に、真っ先に「エクストラス」が上がる。
攻略者がダンジョンを踏破していく今なお続く黎明期。日本のサークル数を遥かの凌ぐアメリカのサークル。州に跨り総数は日本の数十倍。各州には最強を誇るサークルが点在する中、ニューヨークのエクストラスは頭一つどころか三つ四つ抜き出ていた。
それを証明したのは大国故の管理の目が行き届かないダンジョンのダンジョンブレイクである。
州ごとにダンジョンを管理し、国連に報告している体制だが、どうしても漏れがあり、日本ではあまりないダンジョンブレイクはどの大国でも頻繁では無いにしろ起こっている。
人的被害が及ぶダンジョンブレイク。州が誇るサークルたちにより鎮圧されるも、やはりどうしても難易度が高い強力なモンスターが出てくることもしばしば。それらを一手に片付けたのがサークルエクストラスだった。
サークル長であるエッジ・エクストラス。二十八歳。
綺麗なブロンドの髪に端正な顔立ち。高身長に加え抜群のルックス。
世界にダンジョンが現れたを機に彗星の如く現れ瞬く間に数々のダンジョンを踏破。サークルを設立し、選りすぐりの人財と奮起。とんとん拍子で大サークルに上り詰めた。
そのあまりにも輝かしい生き様と太陽の様に輝く容姿も相まって、雑誌の表紙からテレビCM。広告の顔にまで仕事がくる始末。攻略者でありながら一大スターに。
エッジの人気は今尚止まる事を知らない。
そんな輝かしい彼を支えるのは腹心の隊長たち。エッジと比較されがちではあるが、彼彼女らも一端の攻略者でありメディアに引っ張りだこといったエンターテーナーの側面も覗かせる。
「……ッ!!」
隊長の一人であるエルフェルト・エクストラスは戦慄した。
(この日本人、強い……!!)
「ありがとう。いいバトルだった」
「ッハハ! こちらこそだ」
握手。
エクストラスが誇る最新鋭のバトルルーム。そこで行われた親善試合。日本で最強と謳われるサークル――ヤマトサークルから派遣されてきた男である西田 信彦。彼は隊長の実力に近い他部隊の男をバトルで倒した。
「ふぅー。次は誰が彼の相手をするんだ?」
滝の様に汗を流す部隊の男。息を整えながら彼は笑顔でそう言った。
「おいお前行けよ」
「俺は観客なんだよ」
「ジャパニーズって意外と強いんだな」
誰も彼もニヤつきながら談笑。
(このバカたちは……)
しかし、エルフェルト含む数人の観客はこの日本人に対し末恐ろしさを感じていた。
(連戦に続く連戦……。実力はある彼の疲労は見て取れるけど、日本人の彼は連戦だというのに額の汗を拭う程度……)
エルフェルトは壁に寄りかかり腕を組む。
「ミッチー水ぅー」
「ほいッス。ノブさん疲れないんスか?」
「ンク――。まあ疲れはするけどまだまだいけるなぁ」
「あんまりバトルで勝ちまくると嫌われるッスよ」
「相手が子供でも勝てる時は勝つ。これ基本っしょ」
もう一人の派遣員である三井に水を貰いケラケラと笑う西田。まだまだ元気だと言わんばかり。
(他の数人も気づいてる。この日本人、互角の勝負を繰り広げているけど、その実笑顔を崩さずに戦っていた)
「――なんか笑顔で調子乗ってるって感じだよな」
(隣で話してる彼にそう見えたのは一つの側面。調子に乗っているのは事実だろうけど、その裏を返せば余力を残しているということ……。間違いなく私たち隊長と同レベル。流石は日本最強のサークルメンバーと言ったところかしら……)
明らかに実力の差が見て取れる。エルフェルトは西田を睨んだ。
「……な、なんかあの人睨んでね」
「ほら言ったじゃないスかぁ……。しかもあの美人さんはエルフェルトさんですよ。エクストラスの隊長の一人でサークル長の妹らしいッス」
西田は眉をハノ字にして目を見開く。
「だから見覚えあんのか」
「良かったスねぇ! とびきりの美人さんがノブさんに注目しるッスよ!」
「いや注目って言うか普通に怖い……。美人が睨むと怖いってマジだったんだな」
「……ノブさんいつもサークル長に睨まれてるのに今更?」
「あの人は美人だけどこう、違うだろ。お袋を思い出させるんだって」
撫子を怒らせたことを思い出してげんなりする西田。三井がニヤつく。
「ノブさんサークル長のことママだと思ってたんスねぇ」
「いや言い方……。今回の派遣と言う名の勉強報告書に変な事書くなよ?」
休憩がてら二人が話している間にも、西田の次の相手を募っていた。最初は日本人の実力はどうなんだとサークルメンバーたちが続々と挙手していたが、実力者相手に物怖じない西田に誰も挙手しない。顔を合わせ様子を伺うのが現状だった。
「ノブさんが勝ちまくるから誰も来なくなりましたよ」
「調子に乗り過ぎたかも……」
さすがに空気が悪いと感じた二人。部屋の端に居る案内役の黒服に声をかけそろそろお暇する選択肢を考えていると。
「――私が相手をするわ」
挙手したのは他の誰でもない。
エルフェルト・エクストラス――エクストラスの隊長だった。
「おい隊長がやるのか」
「こりゃ面白いぞ!」
「見ものだな」
ざわつく観客。
「プロテイン一袋だ。俺はエルフェルトに賭ける」
「おいおいそりゃ賭けになるか? 仕方ない。俺は日本人の彼に賭ける」
悪かった空気の先ほどとは違い、一気に活気づく観客。
「まったく……」
現金な奴らだとエルフェルトは溜息をつく。
「……」
「……」
バトルするぞと西田にアイコンタクトで対話。声をかけずそのまま西田とは対面の入り口に向かったエルフェルト。
「ほらお呼びッスよ」
「へいへい」
三井にドリンクを預け頭を掻きながら入り口に向かう西田。
(エクストラスの隊長だって? お手合わせだな……!)
バリアを身に纏ったエルフェルトを見て、西田はほくそ笑んだ。
世界の交差点と言われる最も人通りが多いタイムズスクエア。
「そうだよ! サークル長のエッジに各隊長たち! 最高にクールだね!」
アメリカの象徴であり、世界を照らす自由の名称を持つ像――自由の女神の下。
「あってはならないんだけど、万が一にダンジョンブレイクが起きてもエクストラスが居るから大丈夫だ。彼らは最強のサークルだからね」
大都会にあるオアシス――セントラルパーク。
ニューヨーク中のどこでも、誰にでも、「ニューヨークで一番のサークルとは」という質問に、真っ先に「エクストラス」が上がる。
攻略者がダンジョンを踏破していく今なお続く黎明期。日本のサークル数を遥かの凌ぐアメリカのサークル。州に跨り総数は日本の数十倍。各州には最強を誇るサークルが点在する中、ニューヨークのエクストラスは頭一つどころか三つ四つ抜き出ていた。
それを証明したのは大国故の管理の目が行き届かないダンジョンのダンジョンブレイクである。
州ごとにダンジョンを管理し、国連に報告している体制だが、どうしても漏れがあり、日本ではあまりないダンジョンブレイクはどの大国でも頻繁では無いにしろ起こっている。
人的被害が及ぶダンジョンブレイク。州が誇るサークルたちにより鎮圧されるも、やはりどうしても難易度が高い強力なモンスターが出てくることもしばしば。それらを一手に片付けたのがサークルエクストラスだった。
サークル長であるエッジ・エクストラス。二十八歳。
綺麗なブロンドの髪に端正な顔立ち。高身長に加え抜群のルックス。
世界にダンジョンが現れたを機に彗星の如く現れ瞬く間に数々のダンジョンを踏破。サークルを設立し、選りすぐりの人財と奮起。とんとん拍子で大サークルに上り詰めた。
そのあまりにも輝かしい生き様と太陽の様に輝く容姿も相まって、雑誌の表紙からテレビCM。広告の顔にまで仕事がくる始末。攻略者でありながら一大スターに。
エッジの人気は今尚止まる事を知らない。
そんな輝かしい彼を支えるのは腹心の隊長たち。エッジと比較されがちではあるが、彼彼女らも一端の攻略者でありメディアに引っ張りだこといったエンターテーナーの側面も覗かせる。
「……ッ!!」
隊長の一人であるエルフェルト・エクストラスは戦慄した。
(この日本人、強い……!!)
「ありがとう。いいバトルだった」
「ッハハ! こちらこそだ」
握手。
エクストラスが誇る最新鋭のバトルルーム。そこで行われた親善試合。日本で最強と謳われるサークル――ヤマトサークルから派遣されてきた男である西田 信彦。彼は隊長の実力に近い他部隊の男をバトルで倒した。
「ふぅー。次は誰が彼の相手をするんだ?」
滝の様に汗を流す部隊の男。息を整えながら彼は笑顔でそう言った。
「おいお前行けよ」
「俺は観客なんだよ」
「ジャパニーズって意外と強いんだな」
誰も彼もニヤつきながら談笑。
(このバカたちは……)
しかし、エルフェルト含む数人の観客はこの日本人に対し末恐ろしさを感じていた。
(連戦に続く連戦……。実力はある彼の疲労は見て取れるけど、日本人の彼は連戦だというのに額の汗を拭う程度……)
エルフェルトは壁に寄りかかり腕を組む。
「ミッチー水ぅー」
「ほいッス。ノブさん疲れないんスか?」
「ンク――。まあ疲れはするけどまだまだいけるなぁ」
「あんまりバトルで勝ちまくると嫌われるッスよ」
「相手が子供でも勝てる時は勝つ。これ基本っしょ」
もう一人の派遣員である三井に水を貰いケラケラと笑う西田。まだまだ元気だと言わんばかり。
(他の数人も気づいてる。この日本人、互角の勝負を繰り広げているけど、その実笑顔を崩さずに戦っていた)
「――なんか笑顔で調子乗ってるって感じだよな」
(隣で話してる彼にそう見えたのは一つの側面。調子に乗っているのは事実だろうけど、その裏を返せば余力を残しているということ……。間違いなく私たち隊長と同レベル。流石は日本最強のサークルメンバーと言ったところかしら……)
明らかに実力の差が見て取れる。エルフェルトは西田を睨んだ。
「……な、なんかあの人睨んでね」
「ほら言ったじゃないスかぁ……。しかもあの美人さんはエルフェルトさんですよ。エクストラスの隊長の一人でサークル長の妹らしいッス」
西田は眉をハノ字にして目を見開く。
「だから見覚えあんのか」
「良かったスねぇ! とびきりの美人さんがノブさんに注目しるッスよ!」
「いや注目って言うか普通に怖い……。美人が睨むと怖いってマジだったんだな」
「……ノブさんいつもサークル長に睨まれてるのに今更?」
「あの人は美人だけどこう、違うだろ。お袋を思い出させるんだって」
撫子を怒らせたことを思い出してげんなりする西田。三井がニヤつく。
「ノブさんサークル長のことママだと思ってたんスねぇ」
「いや言い方……。今回の派遣と言う名の勉強報告書に変な事書くなよ?」
休憩がてら二人が話している間にも、西田の次の相手を募っていた。最初は日本人の実力はどうなんだとサークルメンバーたちが続々と挙手していたが、実力者相手に物怖じない西田に誰も挙手しない。顔を合わせ様子を伺うのが現状だった。
「ノブさんが勝ちまくるから誰も来なくなりましたよ」
「調子に乗り過ぎたかも……」
さすがに空気が悪いと感じた二人。部屋の端に居る案内役の黒服に声をかけそろそろお暇する選択肢を考えていると。
「――私が相手をするわ」
挙手したのは他の誰でもない。
エルフェルト・エクストラス――エクストラスの隊長だった。
「おい隊長がやるのか」
「こりゃ面白いぞ!」
「見ものだな」
ざわつく観客。
「プロテイン一袋だ。俺はエルフェルトに賭ける」
「おいおいそりゃ賭けになるか? 仕方ない。俺は日本人の彼に賭ける」
悪かった空気の先ほどとは違い、一気に活気づく観客。
「まったく……」
現金な奴らだとエルフェルトは溜息をつく。
「……」
「……」
バトルするぞと西田にアイコンタクトで対話。声をかけずそのまま西田とは対面の入り口に向かったエルフェルト。
「ほらお呼びッスよ」
「へいへい」
三井にドリンクを預け頭を掻きながら入り口に向かう西田。
(エクストラスの隊長だって? お手合わせだな……!)
バリアを身に纏ったエルフェルトを見て、西田はほくそ笑んだ。
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