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第十六章 強く激しく
第169話 チュートリアル:バトルしようぜ!
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「よろしくお願いします!」
「おう。その調子だと緊張はしてないみたいだな」
「さっきまでは緊張してましたけど、バトルとなると緊張なんて吹き飛びました!」
「そうか。血気盛んでけっこうけっこう!」
レーザー型の格子を潜って透明バリアが大吾と西田メンバーに張られ、二人はバトルルームの中で言葉を交わした。
「よっと」
大吾の左腕に光が集約すると丸い大き目な盾が出現。装着。カラーリングとしては赤、シルバー、赤、星マークと、完全にキャプテンアメリカのパクリだ。三井さんの隣に居る俺にも聞こえるくらい、「あれキャプテンアメリカだろ」と盛り上がっている。そうなんです。キャプテンアメリカです。
「あれ、西田さんの武器って槍じゃないんですか?」
そう。大吾の疑問は当然だ。西田メンバーの武器は一本槍なイメージで実際そうだ。しかし今手にしているのは長い棒。それを器用に回転させたりして手馴染みを確認している。
「大吾の言う通り俺は槍使いだが、今回は大吾の実力を見るために槍に見立てたロッドでいく」
「へぇー。いつもの槍じゃないってのは手加減ですか? 俺ってけっこうやるんで、舐めてると大けがしますよ?」
「おっと言うねぇ。舐めてるつもりはないし、本当は俺も槍で行きたいところだが、あいにく諸事情で槍が手元に無くてね……」
「じゃあ別の槍を使えばいいじゃないですか」
「浮気した相手が最高の具合だったら酔い痴れてしまう。これまで一緒に戦ってきた相棒に罪悪感が湧いてんだ……。だからロッドで勘弁な!」
「まぁ……そういう事なら?」
西田メンバーの事情は知っている。俺もあそこに居たからな。相棒が折れて武器が無いからトライデント貸したし。まぁ西田メンバーが言う浮気相手か。トライデントを携えた雷人姿の西田メンバー。あの力は家臣と同等の印象だった。
トライデントは返してもらったし、今は折れた槍を修復しているのだろう。
そんなことを思っていると――
――ブー!
と開始のブザーが鳴り響いた。
「ッ!!」
まずはダッシュし先行を仕掛けたのは大吾。姿勢を低くして走り、その勢いのまま盾を投擲。
――ッシュ!!
回転して威力が増した盾が肩にロッドを担いだ西田メンバーを襲う。
「よっと!」
振り回したロッドにタイミングよく盾が接触。グワン! と弾いた音が響き大吾の下へ戻るキャプテンアメリカの盾。
走り続けた大吾は西田メンバーに距離を詰めた。眉をひそめた大吾とは正反対に、西田メンバーの表情は依然と変わらず余裕の笑み。
西田メンバーの攻撃範囲に入った大吾。
「――」
ロッドの先端を大吾目掛けて突き立てる。
その攻撃は予想済み。そう言いたげな表情で盾を使って防ぎ、勢いよく外側に弾き返した大吾。
そのまま一歩進み接近戦へ移行。盾の角で殴打し流れを掴む。その攻め方がベターな大吾だけど、相手は他でもない西田メンバー。
「――」
弾かれたロッドを一瞬離し、持ち手を起点に弾かれたロッドを手の方向を変え一瞬で再度握り、突き立てる勢いのままロッドを振る。
大吾お得意のベターである一歩踏み出すその前に再び迫りくる攻撃。弾いたはずなのに、先端が遠いハズなのに、振りが早すぎる故、顔面を捕らえたロッドを避けれないと判断。
「――ック!!」
顔を反らして頬のバリアがガリガリと削れた。避けれないならインパクトを最小限に……。大吾の刹那的判断は間違ってないと俺も思う。
「――おおぉ」
一連のアクションが数秒程度。ダメージを最小限に抑えた大吾が一歩踏み出したと同時に、周りから驚愕したと声が上がる。
そしてここからが大吾のターン。接近戦に持ち込んだ大吾は逆水平の要領で盾の角で攻撃。西田メンバーの上半身を狙った。
「迷いが無いな」
「――ッ」
西田メンバーの言葉を聞いた途端、この時の大吾は静電気にも似た痺れを感じたらしい。
もちろんそれは西田メンバーが纏った雷な訳だけど、大吾は振るっていた盾から痺れを感じた。それは当然。盾に激突したのは雷を纏った右手の拳だったからだ。
(――棒を握ってないだと!?)
驚愕の表情を浮かべる大吾。戦ってる本人からすればロッドを握ってる右手が空手で拳を打ってきたと予想外。観戦してる俺たちからすれば、頬のバリアを削ったロッドはそのまま手放し、完全に両手フリーになった西田メンバーが見えた訳だ。
「オラ!!」
――バコ!!
「ぐあ!?」
雷により身体強化された西田メンバーの一撃。盾で防いだ大吾は衝撃に比例して大きく脚によるブレーキ跡を残した。
「ック!」
顔を上げた大吾。
「次は俺のターンね」
「!?」
――ガチィ!!
瞬時に迫った西田メンバーの雷を纏った拳が大吾を襲い、驚きながらもこれを盾でいなす大吾。
西田メンバーの殴打が何度も続き、大吾もそれに応える様に何度も盾で防ぐ。
(カウンターできるタイミングが計れねぇ!!)
大吾のカウンターが脅威だと知っている西田メンバー。故に不規則な軌道、不規則なタイミングで大吾の調子を合わせない西田メンバー。情報と経験の差が出ているのかもしれない。
「――ッ!」
ここで大吾、盾を床に攻撃して反動で大きく距離を取る。苦しくも僅かに掴んだタイミングで西田メンバーの拳が空ぶる。
「お」
「ッフゥ」
しかしものの一瞬で距離を詰められた大吾。最初の一撃を盾で受け止め、再び距離を取ろうとした瞬間――
「――ッ!?」
「させねぇよ!!」
右足の甲に西田メンバーの脚が踏みしめていた。
これ以上動かさない。その意志が取れる脚を踏むと言うダーティなプレイ。
ここで大吾動く。
「――ッ!!」
ダーティプレイなら同じダーティプレイ。
西田メンバー目掛けて突進。まさかのヘッドバット。
――ガコッ!!
音が響く。
しかし。
「反骨心があるか。頭突きになるわけだな」
「!?」
顎を捕らえた大吾のダーティプレイは予想していた西田メンバーに雷を纏う手で防がれた。
そして――
「お疲れさん」
――グサ。
「――ッカ」
雷で形成された雷の槍で胸を穿かれた大吾。
バリアが破壊さた。
《WINNER!!》
「くっそおおお!! 一回もダメージ与えれなかった!!」
「励め高校生。思ったより動けて驚いた!」
床に仰向けで大の字に成る大吾。負けた悔しさが大きいのか、張った声が大きい。
勝敗は決し、西田メンバーに軍配が上がった。
まばらな拍手が現役攻略者から贈られる。それは当然だろうと思う人も居れば、学生はよく頑張ったと誉める人もいるだろう。
「負けた負けた」
「ベストだと思うわ」
「あの人おちゃらけた印象だけど、マジで強いわ……」
バトルルームから出てきた大吾は思いのほか軽快な足取り。負けた悔しさはあれど西田メンバーと闘えてうれしかったのかもしれない。
そんなことを思っていると、反対側の入場口から西田メンバーが俺に目を合わせて来て次ぎは俺だとジェスチャーしてきた。
「次は勇次郎の番っスね」
「学んで来い! って言いたいところだけど、萌ちゃんなら勝ちそうだな」
「がんばるわー」
三井さんと大吾、野次馬と化したヤマトサークルメンバーの熱い視線を背に、俺は入場口に向かう。
『チュートリアル:バトルに勝とう』
「どうっすかなぁ……」
西田メンバーとのバトルか。楽しみだ。
「おう。その調子だと緊張はしてないみたいだな」
「さっきまでは緊張してましたけど、バトルとなると緊張なんて吹き飛びました!」
「そうか。血気盛んでけっこうけっこう!」
レーザー型の格子を潜って透明バリアが大吾と西田メンバーに張られ、二人はバトルルームの中で言葉を交わした。
「よっと」
大吾の左腕に光が集約すると丸い大き目な盾が出現。装着。カラーリングとしては赤、シルバー、赤、星マークと、完全にキャプテンアメリカのパクリだ。三井さんの隣に居る俺にも聞こえるくらい、「あれキャプテンアメリカだろ」と盛り上がっている。そうなんです。キャプテンアメリカです。
「あれ、西田さんの武器って槍じゃないんですか?」
そう。大吾の疑問は当然だ。西田メンバーの武器は一本槍なイメージで実際そうだ。しかし今手にしているのは長い棒。それを器用に回転させたりして手馴染みを確認している。
「大吾の言う通り俺は槍使いだが、今回は大吾の実力を見るために槍に見立てたロッドでいく」
「へぇー。いつもの槍じゃないってのは手加減ですか? 俺ってけっこうやるんで、舐めてると大けがしますよ?」
「おっと言うねぇ。舐めてるつもりはないし、本当は俺も槍で行きたいところだが、あいにく諸事情で槍が手元に無くてね……」
「じゃあ別の槍を使えばいいじゃないですか」
「浮気した相手が最高の具合だったら酔い痴れてしまう。これまで一緒に戦ってきた相棒に罪悪感が湧いてんだ……。だからロッドで勘弁な!」
「まぁ……そういう事なら?」
西田メンバーの事情は知っている。俺もあそこに居たからな。相棒が折れて武器が無いからトライデント貸したし。まぁ西田メンバーが言う浮気相手か。トライデントを携えた雷人姿の西田メンバー。あの力は家臣と同等の印象だった。
トライデントは返してもらったし、今は折れた槍を修復しているのだろう。
そんなことを思っていると――
――ブー!
と開始のブザーが鳴り響いた。
「ッ!!」
まずはダッシュし先行を仕掛けたのは大吾。姿勢を低くして走り、その勢いのまま盾を投擲。
――ッシュ!!
回転して威力が増した盾が肩にロッドを担いだ西田メンバーを襲う。
「よっと!」
振り回したロッドにタイミングよく盾が接触。グワン! と弾いた音が響き大吾の下へ戻るキャプテンアメリカの盾。
走り続けた大吾は西田メンバーに距離を詰めた。眉をひそめた大吾とは正反対に、西田メンバーの表情は依然と変わらず余裕の笑み。
西田メンバーの攻撃範囲に入った大吾。
「――」
ロッドの先端を大吾目掛けて突き立てる。
その攻撃は予想済み。そう言いたげな表情で盾を使って防ぎ、勢いよく外側に弾き返した大吾。
そのまま一歩進み接近戦へ移行。盾の角で殴打し流れを掴む。その攻め方がベターな大吾だけど、相手は他でもない西田メンバー。
「――」
弾かれたロッドを一瞬離し、持ち手を起点に弾かれたロッドを手の方向を変え一瞬で再度握り、突き立てる勢いのままロッドを振る。
大吾お得意のベターである一歩踏み出すその前に再び迫りくる攻撃。弾いたはずなのに、先端が遠いハズなのに、振りが早すぎる故、顔面を捕らえたロッドを避けれないと判断。
「――ック!!」
顔を反らして頬のバリアがガリガリと削れた。避けれないならインパクトを最小限に……。大吾の刹那的判断は間違ってないと俺も思う。
「――おおぉ」
一連のアクションが数秒程度。ダメージを最小限に抑えた大吾が一歩踏み出したと同時に、周りから驚愕したと声が上がる。
そしてここからが大吾のターン。接近戦に持ち込んだ大吾は逆水平の要領で盾の角で攻撃。西田メンバーの上半身を狙った。
「迷いが無いな」
「――ッ」
西田メンバーの言葉を聞いた途端、この時の大吾は静電気にも似た痺れを感じたらしい。
もちろんそれは西田メンバーが纏った雷な訳だけど、大吾は振るっていた盾から痺れを感じた。それは当然。盾に激突したのは雷を纏った右手の拳だったからだ。
(――棒を握ってないだと!?)
驚愕の表情を浮かべる大吾。戦ってる本人からすればロッドを握ってる右手が空手で拳を打ってきたと予想外。観戦してる俺たちからすれば、頬のバリアを削ったロッドはそのまま手放し、完全に両手フリーになった西田メンバーが見えた訳だ。
「オラ!!」
――バコ!!
「ぐあ!?」
雷により身体強化された西田メンバーの一撃。盾で防いだ大吾は衝撃に比例して大きく脚によるブレーキ跡を残した。
「ック!」
顔を上げた大吾。
「次は俺のターンね」
「!?」
――ガチィ!!
瞬時に迫った西田メンバーの雷を纏った拳が大吾を襲い、驚きながらもこれを盾でいなす大吾。
西田メンバーの殴打が何度も続き、大吾もそれに応える様に何度も盾で防ぐ。
(カウンターできるタイミングが計れねぇ!!)
大吾のカウンターが脅威だと知っている西田メンバー。故に不規則な軌道、不規則なタイミングで大吾の調子を合わせない西田メンバー。情報と経験の差が出ているのかもしれない。
「――ッ!」
ここで大吾、盾を床に攻撃して反動で大きく距離を取る。苦しくも僅かに掴んだタイミングで西田メンバーの拳が空ぶる。
「お」
「ッフゥ」
しかしものの一瞬で距離を詰められた大吾。最初の一撃を盾で受け止め、再び距離を取ろうとした瞬間――
「――ッ!?」
「させねぇよ!!」
右足の甲に西田メンバーの脚が踏みしめていた。
これ以上動かさない。その意志が取れる脚を踏むと言うダーティなプレイ。
ここで大吾動く。
「――ッ!!」
ダーティプレイなら同じダーティプレイ。
西田メンバー目掛けて突進。まさかのヘッドバット。
――ガコッ!!
音が響く。
しかし。
「反骨心があるか。頭突きになるわけだな」
「!?」
顎を捕らえた大吾のダーティプレイは予想していた西田メンバーに雷を纏う手で防がれた。
そして――
「お疲れさん」
――グサ。
「――ッカ」
雷で形成された雷の槍で胸を穿かれた大吾。
バリアが破壊さた。
《WINNER!!》
「くっそおおお!! 一回もダメージ与えれなかった!!」
「励め高校生。思ったより動けて驚いた!」
床に仰向けで大の字に成る大吾。負けた悔しさが大きいのか、張った声が大きい。
勝敗は決し、西田メンバーに軍配が上がった。
まばらな拍手が現役攻略者から贈られる。それは当然だろうと思う人も居れば、学生はよく頑張ったと誉める人もいるだろう。
「負けた負けた」
「ベストだと思うわ」
「あの人おちゃらけた印象だけど、マジで強いわ……」
バトルルームから出てきた大吾は思いのほか軽快な足取り。負けた悔しさはあれど西田メンバーと闘えてうれしかったのかもしれない。
そんなことを思っていると、反対側の入場口から西田メンバーが俺に目を合わせて来て次ぎは俺だとジェスチャーしてきた。
「次は勇次郎の番っスね」
「学んで来い! って言いたいところだけど、萌ちゃんなら勝ちそうだな」
「がんばるわー」
三井さんと大吾、野次馬と化したヤマトサークルメンバーの熱い視線を背に、俺は入場口に向かう。
『チュートリアル:バトルに勝とう』
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西田メンバーとのバトルか。楽しみだ。
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