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第十五章 階段を上る
第166話 チュートリアル:赤い糸
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「仙人になるための手っ取り早い方法は『内丹術』。つまり人体に内在する根源的生命力である『気』を凝集・活性化して心身を正していくのが一般的だネ☆」
落ち着きを取り戻した俺たちは、モノホンの仙人からご教授を受けていた。
人差し指を立てたリャンリャンがそう説明する。
「修行方法に歩行法や呼吸法があル☆ まぁ色々複雑な話に成るけど、要は仙道と呼ばれル☆」
「ふーん」
俺と瀬那はコーヒーを飲みながら聞く。リャンリャンの繰り返しになるけど、仙人になるには仙道をしなきゃならないのね。俺って頭悪いから繰り返して覚えないと……。
「私が仙気を循環してるのも内丹術になるんですか?」
ここで瀬那、俺が思っていたことをツッコんだ。
瀬那の質問が嬉しいのか、リャンリャンは白い歯を見せてこう言った。
「そうだヨ☆」
元気よく言ったリャンリャンに、思わず俺もコーヒーを吹きかけた。
「は!? 瀬那が強くなるために教えた修行方法が仙道だったて知ってて驚いたのかよ!? お前矛盾してるだろ!!」
「確かに瀬那ちゃんに教えた修行方法は仙道だけド、たかだか百年そこらしか生きれない人間には到底至れなイ☆ そもそも仙女になれる心身の地盤が整ってなイ☆」
「じゃ、じゃあ何で私が仙女に成りかけてるんですか?」
そうだよ(大先輩風)。仙女になるための地盤やら寿命がーとか言ってるけど、そもそも仙女に成れない話なのに因果関係おかしいだろ。
「……はぁ」
わざとらしく片手で頭を抱えるリャンリャン。大きなため息で少しイラついたのは内緒だ。瀬那の質問に答えるのが嫌では無いんだろうけど、言葉に詰まってる様子だ。
一秒二秒、沈黙した後、リャンリャンは重い口を動かした。
「――大哥。前に修行方法の一つとして、ある事を教えたの覚えてるかイ」
「……ある事?」
なんだろう。何なんだろう。何だっただろう。腕を組んで思い出そうとしてる俺を、心配そうに瀬那が見つめてくる。
巷で話題を呼んでいる犬系彼女みたいにウーウー唸って思い出して見ると――
「――はぁ……」
完全に思い出して溜息をついた。
「え、な、何なの? 怖いんですケド」
「いや、怖くない。あ、でもある意味怖いかも」
「どっち……」
困惑する瀬那の気持ちは当然だろう。俺もリャンリャンも大きなため息を付いたし。
「瀬那。やっぱスゲーわ。瀬那って凄い」
「マジで怖いんですけど……」
「あれだろリャンリャン。房中術だろ」
「そうだネ☆」
「ぼうちゅうじゅつ?」
「修行方法の一つだってさ」
房中術。互いの精を漏らさず男女の気を交えることで体内の陰陽の気の調和をうんたらかんたら。要は性行為で修行する立派な道らしい。
その昔、仙界である一人のヤリ○ンクソビッチ仙女が男共を食い散らかす事件が起きたらしい。リャンリャンの創作者である亮も襲われたらしいけど、撃退したそうだ。
しかし、頭の悪い俺でも分かる矛盾がある。
「そもそも房中術てさ、仙人同士でセックスするから意味あるんじゃないの?」
「せ、せっくす……」ボフッ
リャンリャンの前だからか、顔を赤くして頭から煙を出す瀬那さん。可愛い。
「俺仙人じゃないし瀬那も仙女じゃないじゃん。っていうかリャンリャン直々に仙気宿す才能無いって言われてるし、才能無さすぎてナメクジって言われてるじゃん」
「そこまで言ってないヨ☆」
さいですか。
「確かに二人とも仙人じゃないシ、そこら中に残留してる瀬那ちゃんの仙気の痕跡を見ても大哥の気は混じってなイ☆」
「だろうな」
「ハ、ハズカシイィィ……」
ますます赤くなる瀬那。可愛い。
つか開眼して家中の床と壁見てたのって瀬那の仙気を見てたのか。クイックルワイパーで拭いたりソファにファブリーズしたけど、そういった物は残るのか。
「結論から言うト、瀬那ちゃんの才能は私が見てきた中でずば抜けて輝いてル☆」
「うん」
「そして房中術という修行方法は瀬那ちゃんと相性抜群☆ 瀬那ちゃんの才能に房中術、そして常人離れした大哥の生命力が加わるとあら不思議、仙女になりかけてるネ☆」
「……!?!? 嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ――」
「萌!? どうしたの!?」
リャンリャンの一言で、俺は脳を破壊された。隣の瀬那が頭を抱える俺を心配してくれた。
「房中術が相性抜群ってアレかぁ……!! 同人誌みたいに知らない奴が瀬那を襲っても相性抜群ってことだよなあ!! そうだよなあリャンリャン!! 俺の心を壊さないでくれええええええええ!!!!」
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ。
瀬那がNTRれて俺にNYR報告の動画を送って来るなんて絶対に嫌だ!!
ムチムチ豊満ギャル人妻の瀬那が旦那の俺が留守の時に宅配に来たおやぢに襲われて俺に見せたアへ顔ダブルピースするのは嫌だ!!
攻略者の俺がヘマして左遷されてしまうのを瀬那に話した国連のクソ野郎が無罪放免の交渉に瀬那の体を求めて仕方なく俺のためと体を許すも段々快感が勝って最終的には完堕ちして帰ってきた俺の目の前でNTR報告してくるのは嫌だ!!
抜けるけど身に降りかかると心底嫌な例がこれだよ!!
「バカげた事妄想してるようけド、大哥が妄想してることは無意味だヨ☆」
俺は瀬那を見る。
「瀬那監禁していいイイよね瀬那は俺だけの女性だし他の人間なんてどうでもいいよね俺だけいれば幸せだよね俺さえいれば――」
「萌が壊れた……。目にハイライト無いんですケド……。病んでるってやつですよね、コレ」
「大哥バカだかラ☆」
俺を無視して話が続く。
「んーー。まぁ言葉を選ぶとすれば――」
瀬那大好き瀬那大好き瀬那大好き瀬那大好き瀬那大好き――
「運命の赤い糸。かナ☆」
「運命の……赤い糸……!!」
「好☆ 既に大哥無しじゃ生きれない体に成ってるネ☆」
「私と萌って運命で結ばれてるんですね!!」
「目がキラキラしてるネ☆」
「ロマンチックです!!」
「身に宿した膨大な仙気だけで仙女に昇華するなんて私の常識には無かったけど、そういった言葉でしか片付けられないヨ☆ 仙女に成らせる気で修行させた私だけど勢いだけそもそも無理だったしネ☆ まぁこのまま修行すると間違いなく仙女に成るから、仙女のいい所でも話していこうかナ☆」
好き好き大好き好き大好き好き好き大好き――
(もっとも大哥に宿った彼女の魔力が影響してる可能性もあるネ☆ さて、どうなることやラ☆)
――この後、瀬那にキスされて正気に戻った俺は、ここが最寄り駅だと気づいた。
「また明日ね!!」
「うん!! 明日!!」
姿が見えなくなるまで手を振った。
俺の隣の仙人も手を振っていた。
「アイヤー☆ 才能が有りすぎるのも考え物だネ☆」
「ポジティブに捉えよう。瀬那はもっと強くなる!」
明日はゴールデンウィーク明けの登校日だ。
ゴールデンウィークから朝のトレーニングチュートリアルをサボってたから、明日の朝は五時起きだな。
落ち着きを取り戻した俺たちは、モノホンの仙人からご教授を受けていた。
人差し指を立てたリャンリャンがそう説明する。
「修行方法に歩行法や呼吸法があル☆ まぁ色々複雑な話に成るけど、要は仙道と呼ばれル☆」
「ふーん」
俺と瀬那はコーヒーを飲みながら聞く。リャンリャンの繰り返しになるけど、仙人になるには仙道をしなきゃならないのね。俺って頭悪いから繰り返して覚えないと……。
「私が仙気を循環してるのも内丹術になるんですか?」
ここで瀬那、俺が思っていたことをツッコんだ。
瀬那の質問が嬉しいのか、リャンリャンは白い歯を見せてこう言った。
「そうだヨ☆」
元気よく言ったリャンリャンに、思わず俺もコーヒーを吹きかけた。
「は!? 瀬那が強くなるために教えた修行方法が仙道だったて知ってて驚いたのかよ!? お前矛盾してるだろ!!」
「確かに瀬那ちゃんに教えた修行方法は仙道だけド、たかだか百年そこらしか生きれない人間には到底至れなイ☆ そもそも仙女になれる心身の地盤が整ってなイ☆」
「じゃ、じゃあ何で私が仙女に成りかけてるんですか?」
そうだよ(大先輩風)。仙女になるための地盤やら寿命がーとか言ってるけど、そもそも仙女に成れない話なのに因果関係おかしいだろ。
「……はぁ」
わざとらしく片手で頭を抱えるリャンリャン。大きなため息で少しイラついたのは内緒だ。瀬那の質問に答えるのが嫌では無いんだろうけど、言葉に詰まってる様子だ。
一秒二秒、沈黙した後、リャンリャンは重い口を動かした。
「――大哥。前に修行方法の一つとして、ある事を教えたの覚えてるかイ」
「……ある事?」
なんだろう。何なんだろう。何だっただろう。腕を組んで思い出そうとしてる俺を、心配そうに瀬那が見つめてくる。
巷で話題を呼んでいる犬系彼女みたいにウーウー唸って思い出して見ると――
「――はぁ……」
完全に思い出して溜息をついた。
「え、な、何なの? 怖いんですケド」
「いや、怖くない。あ、でもある意味怖いかも」
「どっち……」
困惑する瀬那の気持ちは当然だろう。俺もリャンリャンも大きなため息を付いたし。
「瀬那。やっぱスゲーわ。瀬那って凄い」
「マジで怖いんですけど……」
「あれだろリャンリャン。房中術だろ」
「そうだネ☆」
「ぼうちゅうじゅつ?」
「修行方法の一つだってさ」
房中術。互いの精を漏らさず男女の気を交えることで体内の陰陽の気の調和をうんたらかんたら。要は性行為で修行する立派な道らしい。
その昔、仙界である一人のヤリ○ンクソビッチ仙女が男共を食い散らかす事件が起きたらしい。リャンリャンの創作者である亮も襲われたらしいけど、撃退したそうだ。
しかし、頭の悪い俺でも分かる矛盾がある。
「そもそも房中術てさ、仙人同士でセックスするから意味あるんじゃないの?」
「せ、せっくす……」ボフッ
リャンリャンの前だからか、顔を赤くして頭から煙を出す瀬那さん。可愛い。
「俺仙人じゃないし瀬那も仙女じゃないじゃん。っていうかリャンリャン直々に仙気宿す才能無いって言われてるし、才能無さすぎてナメクジって言われてるじゃん」
「そこまで言ってないヨ☆」
さいですか。
「確かに二人とも仙人じゃないシ、そこら中に残留してる瀬那ちゃんの仙気の痕跡を見ても大哥の気は混じってなイ☆」
「だろうな」
「ハ、ハズカシイィィ……」
ますます赤くなる瀬那。可愛い。
つか開眼して家中の床と壁見てたのって瀬那の仙気を見てたのか。クイックルワイパーで拭いたりソファにファブリーズしたけど、そういった物は残るのか。
「結論から言うト、瀬那ちゃんの才能は私が見てきた中でずば抜けて輝いてル☆」
「うん」
「そして房中術という修行方法は瀬那ちゃんと相性抜群☆ 瀬那ちゃんの才能に房中術、そして常人離れした大哥の生命力が加わるとあら不思議、仙女になりかけてるネ☆」
「……!?!? 嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ――」
「萌!? どうしたの!?」
リャンリャンの一言で、俺は脳を破壊された。隣の瀬那が頭を抱える俺を心配してくれた。
「房中術が相性抜群ってアレかぁ……!! 同人誌みたいに知らない奴が瀬那を襲っても相性抜群ってことだよなあ!! そうだよなあリャンリャン!! 俺の心を壊さないでくれええええええええ!!!!」
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ。
瀬那がNTRれて俺にNYR報告の動画を送って来るなんて絶対に嫌だ!!
ムチムチ豊満ギャル人妻の瀬那が旦那の俺が留守の時に宅配に来たおやぢに襲われて俺に見せたアへ顔ダブルピースするのは嫌だ!!
攻略者の俺がヘマして左遷されてしまうのを瀬那に話した国連のクソ野郎が無罪放免の交渉に瀬那の体を求めて仕方なく俺のためと体を許すも段々快感が勝って最終的には完堕ちして帰ってきた俺の目の前でNTR報告してくるのは嫌だ!!
抜けるけど身に降りかかると心底嫌な例がこれだよ!!
「バカげた事妄想してるようけド、大哥が妄想してることは無意味だヨ☆」
俺は瀬那を見る。
「瀬那監禁していいイイよね瀬那は俺だけの女性だし他の人間なんてどうでもいいよね俺だけいれば幸せだよね俺さえいれば――」
「萌が壊れた……。目にハイライト無いんですケド……。病んでるってやつですよね、コレ」
「大哥バカだかラ☆」
俺を無視して話が続く。
「んーー。まぁ言葉を選ぶとすれば――」
瀬那大好き瀬那大好き瀬那大好き瀬那大好き瀬那大好き――
「運命の赤い糸。かナ☆」
「運命の……赤い糸……!!」
「好☆ 既に大哥無しじゃ生きれない体に成ってるネ☆」
「私と萌って運命で結ばれてるんですね!!」
「目がキラキラしてるネ☆」
「ロマンチックです!!」
「身に宿した膨大な仙気だけで仙女に昇華するなんて私の常識には無かったけど、そういった言葉でしか片付けられないヨ☆ 仙女に成らせる気で修行させた私だけど勢いだけそもそも無理だったしネ☆ まぁこのまま修行すると間違いなく仙女に成るから、仙女のいい所でも話していこうかナ☆」
好き好き大好き好き大好き好き好き大好き――
(もっとも大哥に宿った彼女の魔力が影響してる可能性もあるネ☆ さて、どうなることやラ☆)
――この後、瀬那にキスされて正気に戻った俺は、ここが最寄り駅だと気づいた。
「また明日ね!!」
「うん!! 明日!!」
姿が見えなくなるまで手を振った。
俺の隣の仙人も手を振っていた。
「アイヤー☆ 才能が有りすぎるのも考え物だネ☆」
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