165 / 221
第十五章 階段を上る
第165話 チュートリアル:やりすぎた結果
しおりを挟む
『チュートリアル:朝ご飯を作ろう』
「♪~~」
小さめなフライパンに薄く油をひき中火。手をかざし、少し熱いと思ったらフライパンに卵を二つ投入。黄身が崩れない様にゆっくりと。このタイミングで用意した濡れ布巾の上にフライパンを移す。フライパンの温度を下げるためだ。
弱火に変えじっくり五分ほど。イイ感じ(俺の感覚)の頃合いなプルプル加減で火を止めた。
半熟のトロトロが大好きな俺はそれ一択。二つの広く浅めな木製の皿に盛り付けたタイミングで――
――ガシャ
少し焦げ目がついたイイ感じのトーストが二つトースターから頭を出す。
「あちち」
熱々なトーストをつまんで盛り付ける。プラスチック製のミニカップにはブロッコリーのマヨネーズ和え。それを皿に添え、瀬那が待つテーブルに運ぶ。
「おおおお!! 美味しそー!」
「ごめん。ジャム切らせてるからバターでいいよね」
「うん!!」
熱々のトーストの上にブロック状のバターを乗せる。
簡単にではあるけどインスタントコーヒーを注いだカップも食卓に並べる。ティファールに熱湯がイイ感じに残ってたので二人分のコーンスープもついでに作った。これもインスタント。
最後に糞おやぢ御用達のコンビニで買ったカットフルーツをガラスのカップに盛り付け、テーブルに並べたら完成。
「タイトルは『ちょっと彼女にいいところ魅せたいから少し頑張った俺の朝食』――完成!!」
「おおおおおおぉぉぉぉ!!」パシャパシャ
基本的にはリャンリャンが朝食を作ってくれるけど、普段めんどくさくて作らない俺がいきりたいが為に作りましたはい。瀬那も目をキラキラさせてさっそくフォトを撮っている。
デンデデン♪
『チュートリアルクリア』
『クリア報酬:力+』
当然チュートリアルクリアだ。
「「いただきます!!」」
トーストにかぶりつく瀬那。
「ンン~おいし~~」
ホクホク顔の瀬那をコーヒーを飲みながら見た。
トースト、目玉焼き、ブロッコリー、、コーンスープ、カットフルーツを全部平らげ、俺と瀬那はごちそうさまでしたを言った。
「食器洗いは私に任せて萌はコーヒー飲んでくつろいでてよ!」
「ありがとー」
食器洗いは瀬那に任せてテレビを点けてコーヒーを飲む。今日は日曜日で明日はゴールデンウィーク明けの登校日だ。テレビには旅番組が流れている。
朝日が窓から差し小鳥のさえずりが聞こえ、キッチンからは食器を洗う音が聞こえる。コーヒーを飲み何気ないテレビ番組を見る。
「……ふぅ」
なんて。なんて充実したひとときなんだろう。
目を瞑ればまるで瀬那と家庭をもったビジョンが見える見える。きっと子供は三人で年が近く、ここより広い部屋で仲良く遊んでいる。瀬那が食器を洗いながらわんぱくな子供たちを叱ったり、掃除している俺が宥めていたり……。
「……良い」
幸せな俺の未来予想図が脳内で描かれる。
立ち上がり、食器を洗う瀬那に堪らず後ろから抱き着いた。腕はお腹に、顔は瀬那の肩にうずめる。
「どうしたのー。息がくすぐったいんだけどー」
「瀬那さんのこと大好きです」
「知ってるーふふ」
丁度食器洗いが終わったエプロン姿の瀬那。手を拭いた瀬那は振り返り俺を抱きしめてくれた。俺も抱きしめる。これがリア充だと全俺が歓喜の涙を流している。
「私もだーい好き!」
「将来さ、子供何人欲しい?」
「んーーー。十人くらいかなー」
「へ、へー十人かぁ……」
いや多いな。いやマジで多いな。俺の未来予想図より七人多いんだが……。年一ペースだったら頑張り過ぎだろ。ビッグダディ並にどえらい世帯になるぞ……。
「ウーーー!」
瀬那が唇を突き出して俺にキスを求めている。俺も乗り気の半面この光景に我が両親を彷彿としたのは絶対に遺伝だと思う。
しかも目を><にしてるから可愛い。
「ウーーー!」
俺もノリで同じように唸ってキスしようとした瞬間。
――ガチャ
と玄関ドアが開く音。
「――我回来了(ただいま)☆」
我が家の仙人が旅行から帰ってきた。
「「!?」」
廊下を歩いて来る音が聞こえる。すぐさま抱き着いた状態から離れ、何も変な事ないよ、普通ですが、を髪をとかしたり服の皺を広げたりで装う。
――ガチャ
リビングの扉が開いた。
「おかえりーリャンリャン!!」
「師匠おかえりなさい!! 京都のお土産楽しみです!!」
相変わらずの中華風礼装。両手にはお土産であろう紙袋が何袋も持っていた。
「……你好☆」
バレたわ。なんか間があったから絶対にバレたわ。こいつら何かしてただろって絶対にバレたわ。もう俺に向けるニビ○ムのタ○シの様な細い眼がそれを物語っている。
「はいコレ☆」
「ありがとうございます!!」
瀬那が受け取った紙袋。どうやら生八つ橋だそう。他にも洋と和のベストマァッチ!!(ビルド風)の宇治抹茶と京都産豆乳を使った『京バアム』。百年愛される京都の定番和菓子『阿闍梨餅』といった有名どころを色々買って来たようだ。
とりあえず京都を満喫したリャンリャンにインスタントコーヒーを淹れた。
「お茶じゃないんだネ☆ 京都菓子だヨ☆」
「痛いとこ突くなぁ。まぁ飲んでよ」
「ガツガツガツ」
お土産を食べる瀬那。
俺も鴨サブレを食いながらコーヒーを飲むように催促。
「♪~」
美味しそうに食べる弟子を見て機嫌がいいリャンリャン。カップを傾けコーヒーを飲む仕草を見ていると、細目が少しだけ開眼。俺の隣に居る瀬那を見た。
瞬間。
「――ブフォ!?!?」
「――っ!?!?!?」
正面に居る俺に口に含んだコーヒーを噴射しやがった。
「ちょなんだよ!? あ゛~顔にも服にも!!」
「えええと! タオル! タオル持ってくるね!!」
キレる俺を無視して、パタパタと洗面所に向かう瀬那を目で追うリャンリャン。
瀬那がリビングから姿を消すと、開眼したイケメン仙人は俺を見て、すぐさまリビングを見渡す。
「萌、はいこれ」
「ありがとう。もう何なんだよ……」
「あと服脱いで。シミになっちゃう!」
服を脱いで上半身裸になる。そんな状況なのにリャンリャンは何かを確認しながら廊下へ行き、「アイヤー。アイヤー」と何回も呟きながら俺の部屋から風呂場まで隅々見て行った。
そしてリビングに戻ってきたリャンリャンが珍しく声を張って――
「――二人とも座りなさイ!!」
「「ハイ!!」」
俺と瀬那の戸惑いが一気に払拭され言われるがままに椅子に座った。
「色々言いたい事あるけド、先に言っておくヨ」
語尾に☆を付けていない真剣な表情のリャンリャン。その圧に俺と瀬那は思わず唾を飲み込んだ。
そして開眼したまま、リャンリャンはこう言った。
「いい、よく聞いテ。このままだと瀬那ちゃん――」
――仙女になっちゃうヨ。
「……ほえ?」
俺たちは大人の階段を上ったけど、どうやら違う階段にも脚をかけていた様だ。
「♪~~」
小さめなフライパンに薄く油をひき中火。手をかざし、少し熱いと思ったらフライパンに卵を二つ投入。黄身が崩れない様にゆっくりと。このタイミングで用意した濡れ布巾の上にフライパンを移す。フライパンの温度を下げるためだ。
弱火に変えじっくり五分ほど。イイ感じ(俺の感覚)の頃合いなプルプル加減で火を止めた。
半熟のトロトロが大好きな俺はそれ一択。二つの広く浅めな木製の皿に盛り付けたタイミングで――
――ガシャ
少し焦げ目がついたイイ感じのトーストが二つトースターから頭を出す。
「あちち」
熱々なトーストをつまんで盛り付ける。プラスチック製のミニカップにはブロッコリーのマヨネーズ和え。それを皿に添え、瀬那が待つテーブルに運ぶ。
「おおおお!! 美味しそー!」
「ごめん。ジャム切らせてるからバターでいいよね」
「うん!!」
熱々のトーストの上にブロック状のバターを乗せる。
簡単にではあるけどインスタントコーヒーを注いだカップも食卓に並べる。ティファールに熱湯がイイ感じに残ってたので二人分のコーンスープもついでに作った。これもインスタント。
最後に糞おやぢ御用達のコンビニで買ったカットフルーツをガラスのカップに盛り付け、テーブルに並べたら完成。
「タイトルは『ちょっと彼女にいいところ魅せたいから少し頑張った俺の朝食』――完成!!」
「おおおおおおぉぉぉぉ!!」パシャパシャ
基本的にはリャンリャンが朝食を作ってくれるけど、普段めんどくさくて作らない俺がいきりたいが為に作りましたはい。瀬那も目をキラキラさせてさっそくフォトを撮っている。
デンデデン♪
『チュートリアルクリア』
『クリア報酬:力+』
当然チュートリアルクリアだ。
「「いただきます!!」」
トーストにかぶりつく瀬那。
「ンン~おいし~~」
ホクホク顔の瀬那をコーヒーを飲みながら見た。
トースト、目玉焼き、ブロッコリー、、コーンスープ、カットフルーツを全部平らげ、俺と瀬那はごちそうさまでしたを言った。
「食器洗いは私に任せて萌はコーヒー飲んでくつろいでてよ!」
「ありがとー」
食器洗いは瀬那に任せてテレビを点けてコーヒーを飲む。今日は日曜日で明日はゴールデンウィーク明けの登校日だ。テレビには旅番組が流れている。
朝日が窓から差し小鳥のさえずりが聞こえ、キッチンからは食器を洗う音が聞こえる。コーヒーを飲み何気ないテレビ番組を見る。
「……ふぅ」
なんて。なんて充実したひとときなんだろう。
目を瞑ればまるで瀬那と家庭をもったビジョンが見える見える。きっと子供は三人で年が近く、ここより広い部屋で仲良く遊んでいる。瀬那が食器を洗いながらわんぱくな子供たちを叱ったり、掃除している俺が宥めていたり……。
「……良い」
幸せな俺の未来予想図が脳内で描かれる。
立ち上がり、食器を洗う瀬那に堪らず後ろから抱き着いた。腕はお腹に、顔は瀬那の肩にうずめる。
「どうしたのー。息がくすぐったいんだけどー」
「瀬那さんのこと大好きです」
「知ってるーふふ」
丁度食器洗いが終わったエプロン姿の瀬那。手を拭いた瀬那は振り返り俺を抱きしめてくれた。俺も抱きしめる。これがリア充だと全俺が歓喜の涙を流している。
「私もだーい好き!」
「将来さ、子供何人欲しい?」
「んーーー。十人くらいかなー」
「へ、へー十人かぁ……」
いや多いな。いやマジで多いな。俺の未来予想図より七人多いんだが……。年一ペースだったら頑張り過ぎだろ。ビッグダディ並にどえらい世帯になるぞ……。
「ウーーー!」
瀬那が唇を突き出して俺にキスを求めている。俺も乗り気の半面この光景に我が両親を彷彿としたのは絶対に遺伝だと思う。
しかも目を><にしてるから可愛い。
「ウーーー!」
俺もノリで同じように唸ってキスしようとした瞬間。
――ガチャ
と玄関ドアが開く音。
「――我回来了(ただいま)☆」
我が家の仙人が旅行から帰ってきた。
「「!?」」
廊下を歩いて来る音が聞こえる。すぐさま抱き着いた状態から離れ、何も変な事ないよ、普通ですが、を髪をとかしたり服の皺を広げたりで装う。
――ガチャ
リビングの扉が開いた。
「おかえりーリャンリャン!!」
「師匠おかえりなさい!! 京都のお土産楽しみです!!」
相変わらずの中華風礼装。両手にはお土産であろう紙袋が何袋も持っていた。
「……你好☆」
バレたわ。なんか間があったから絶対にバレたわ。こいつら何かしてただろって絶対にバレたわ。もう俺に向けるニビ○ムのタ○シの様な細い眼がそれを物語っている。
「はいコレ☆」
「ありがとうございます!!」
瀬那が受け取った紙袋。どうやら生八つ橋だそう。他にも洋と和のベストマァッチ!!(ビルド風)の宇治抹茶と京都産豆乳を使った『京バアム』。百年愛される京都の定番和菓子『阿闍梨餅』といった有名どころを色々買って来たようだ。
とりあえず京都を満喫したリャンリャンにインスタントコーヒーを淹れた。
「お茶じゃないんだネ☆ 京都菓子だヨ☆」
「痛いとこ突くなぁ。まぁ飲んでよ」
「ガツガツガツ」
お土産を食べる瀬那。
俺も鴨サブレを食いながらコーヒーを飲むように催促。
「♪~」
美味しそうに食べる弟子を見て機嫌がいいリャンリャン。カップを傾けコーヒーを飲む仕草を見ていると、細目が少しだけ開眼。俺の隣に居る瀬那を見た。
瞬間。
「――ブフォ!?!?」
「――っ!?!?!?」
正面に居る俺に口に含んだコーヒーを噴射しやがった。
「ちょなんだよ!? あ゛~顔にも服にも!!」
「えええと! タオル! タオル持ってくるね!!」
キレる俺を無視して、パタパタと洗面所に向かう瀬那を目で追うリャンリャン。
瀬那がリビングから姿を消すと、開眼したイケメン仙人は俺を見て、すぐさまリビングを見渡す。
「萌、はいこれ」
「ありがとう。もう何なんだよ……」
「あと服脱いで。シミになっちゃう!」
服を脱いで上半身裸になる。そんな状況なのにリャンリャンは何かを確認しながら廊下へ行き、「アイヤー。アイヤー」と何回も呟きながら俺の部屋から風呂場まで隅々見て行った。
そしてリビングに戻ってきたリャンリャンが珍しく声を張って――
「――二人とも座りなさイ!!」
「「ハイ!!」」
俺と瀬那の戸惑いが一気に払拭され言われるがままに椅子に座った。
「色々言いたい事あるけド、先に言っておくヨ」
語尾に☆を付けていない真剣な表情のリャンリャン。その圧に俺と瀬那は思わず唾を飲み込んだ。
そして開眼したまま、リャンリャンはこう言った。
「いい、よく聞いテ。このままだと瀬那ちゃん――」
――仙女になっちゃうヨ。
「……ほえ?」
俺たちは大人の階段を上ったけど、どうやら違う階段にも脚をかけていた様だ。
30
お気に入りに追加
456
あなたにおすすめの小説
異世界帰りの底辺配信者のオッサンが、超人気配信者の美女達を助けたら、セレブ美女たちから大国の諜報機関まであらゆる人々から追われることになる話
kaizi
ファンタジー
※しばらくは毎日(17時)更新します。
※この小説はカクヨム様、小説家になろう様にも掲載しております。
※カクヨム週間総合ランキング2位、ジャンル別週間ランキング1位獲得
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
異世界帰りのオッサン冒険者。
二見敬三。
彼は異世界で英雄とまで言われた男であるが、数ヶ月前に現実世界に帰還した。
彼が異世界に行っている間に現実世界にも世界中にダンジョンが出現していた。
彼は、現実世界で生きていくために、ダンジョン配信をはじめるも、その配信は見た目が冴えないオッサンということもあり、全くバズらない。
そんなある日、超人気配信者のS級冒険者パーティを助けたことから、彼の生活は一変する。
S級冒険者の美女たちから迫られて、さらには大国の諜報機関まで彼の存在を危険視する始末……。
オッサンが無自覚に世界中を大騒ぎさせる!?
クラス転移、異世界に召喚された俺の特典が外れスキル『危険察知』だったけどあらゆる危険を回避して成り上がります
まるせい
ファンタジー
クラスごと集団転移させられた主人公の鈴木は、クラスメイトと違い訓練をしてもスキルが発現しなかった。
そんな中、召喚されたサントブルム王国で【召喚者】と【王候補】が協力をし、王選を戦う儀式が始まる。
選定の儀にて王候補を選ぶ鈴木だったがここで初めてスキルが発動し、数合わせの王族を選んでしまうことになる。
あらゆる危険を『危険察知』で切り抜けツンデレ王女やメイドとイチャイチャ生活。
鈴木のハーレム生活が始まる!
[完結済み]男女比1対99の貞操観念が逆転した世界での日常が狂いまくっている件
森 拓也
キャラ文芸
俺、緒方 悟(おがた さとる)は意識を取り戻したら男女比1対99の貞操観念が逆転した世界にいた。そこでは男が稀少であり、何よりも尊重されていて、俺も例外ではなかった。
学校の中も、男子生徒が数人しかいないからまるで雰囲気が違う。廊下を歩いてても、女子たちの声だけが聞こえてくる。まるで別の世界みたいに。
そんな中でも俺の周りには優しいな女子たちがたくさんいる。特に、幼馴染の美羽はずっと俺のことを気にかけてくれているみたいで……
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる