147 / 218
第十四章 氷結界
第147話 チュートリアル:蠢き
しおりを挟む
「っく!」
「優星!」
立ち上がろうとした優星。しかし胸に鋭い痛みを感じ、思わず膝を着いた。支えるアキラも同じく寄り添うように膝を着く。
雷人と化した西田が、攻撃を加えたグングニルと共に空に消えたから二十分強。
明確に意識を取り戻した優星は状況をアキラに伺い、このまま寝てられないと思い立ち上がったが膝を着いたのだ。
「っく……」
下唇を噛む優星。
胸の痛み。骨に異常があるのかと心配したアキラだったが、痛がる事に音を上げないタフネスな優星の性格を思い出し、アキラは思った事を口にする。
「……痛がってもいいじゃない! 辛いなら言ってよぉ!」
「アキラ――」
アキラの怒声が辺りに響く。
「何でそんな顔するのよ!! 少しは私の身にもなってよぉお!!」
「アキラ……」
感情が高ぶるアキラの目じりには大粒の涙が浮かぶ。その様子を見て優星は堪らず抱き寄せた。
「――悔しい顔しないでよぉぉ……」
「……」
抱き寄せ互いの肩に顔を寄せる二人。泣きじゃくるアキラに対し優星は困りながらも、敵わないなと思った。
下唇を噛んだのは痛みではない。ファイブドラゴンの面々と西田の協力もあり、あまつさえすべてを出し切ったにも関わらず、轟龍グングニルを討つ事ができなかったからだ。
「――私、優星が死んじゃうって思った……」
それを分ったアキラは激怒した。自分の心配をよそに痛みではなく悔しさを出した優星。この調子ではいつか死んでしまう。しかし攻略者は常に死と隣り合わせの者。それを分っていながらも、心配でもあり攻略者としての優星の姿勢が正しいと、混乱したのだ。
「俺は死なない。アキラを残して死ねないさ……」
「優星……」
優しい目。潤んだ瞳。互いは見つめ合い、想いを交換するように口付けをした。
唇を離すと額を押しつけ合い、再び口付けをした。
そのまま舌を――
「――盛り上がるのは勝手だが場所を弁えろよなー」
「!? く、黒鵜ッ!!」
「ハハ、すまない」
烏丸 黒鵜。流石に見てられないと空気をぶち壊し腕を組んでの登場。
「貴様らの間柄は周知だが、所かまわず求めあうのは関心せんな」
「でも惹句ってば日本菓子のお店でお茶出されてキレてたよね? コーヒーしか飲まん! とか言ってさ」
「俺はコーヒーしか飲まん」
「所かまわずコーヒー求めてるお前に説得力ねぇよ」
チームファイブドラゴン、集結。
感情的になっていたアキラ。サークルメンバーといえど恋人とのキスを見られ流石に赤面。顔を上げられない。
優星は黒鵜の肩を借りながらも立ち上がり、サークルメンバーの無事を確め思わず笑顔になる。
「正直、今回ばかりはダメかと思った。驕ったつもりは無いが、努力不足だと感じずにはいられない」
少し震えている自分の手を見てそう言った優星。言葉にすることで、自分に戒めた。
「それは俺たちにも言える事だな。グングニルのインチキ回復のおかげで今後の課題が見えた」
「地力の底上げが必要だ」
「ダンジョンに潜って経験値を詰むのもいいけど、先ずは筋トレかなぁ」
黒鵜、惹句、流美はそれぞれの課題を見つけた。
中堅サークルとしての格を上げ、難易度の高い国連からの依頼もこなすファイブドラゴン。彼彼女らは決して弱くはない。弱り切ったとわいえ氷結界の轟龍 グングニルが強すぎたのだ。
これを機にサークルファイブドラゴンは快進撃を上げ続ける事となるが、それはまた別のお話。
「――ッ」
十六夜 アキラは直感に似たモノを感じとる。
それは確かな感覚だと優星も顔を合わせ同意見。
「いやあのさ、急にシリアスな顔されてもさ、俺らさっきまでアレ見てたし」
「「……」」
黒鵜の真顔に二人は困惑した。
高所である山の峰。来た道を辿るように峰の端に辿り着いた優星。
「……何なんだアレは」
優星とアキラが見たものは人。
しかしただの人ではない。人の形をしたモンスターの集団だった。
遠く離れたこの山の峰でも確認できる程の大きさを持つ人型モンスター。それが群れを成し、翼を持つ者、巨漢な者、筋骨隆々な者等々とバリエーションが豊。
既視感があると脳裏に過ったのはジブリの風の谷。火の七日間で登場した棒状の武器を持った巨人兵。
そのモンスターの足元には何やら蠢めいている。目が慣れ視認できると、それは蜘蛛にも似た水晶体のモンスターの蠢きだった。
「なんて数だ……!!」
優星が驚くのも無理はない。もはや集団という言葉すら当てはまらない密度。統率された軍隊の様に一直線に氷結界の里に向かっているのは明白だった。
優星。戦慄。
汗が止まらない。負傷している今、間違いなく乗り越えれない。例え万全な状態であっても、あの密度を乗り越える事が想像できない。
少なくともヤマトサークルを加えたこの面子であっても、絶望的なのは変わりないと思考する優星。
――優星たちは知らない。当然知らない。遠すぎてメッセージ画面すら出てこないのだからモンスターの名称すら知らない。
密度の中に一際巨体なモンスターが三体。
鳥の仮面を付け不敵に笑う魔神――『魔神 アンドレス』
腕を組み蝙蝠の様な翼を持ち不敵に笑う魔神――『魔神 レイオン』
赤をベースとし金の装飾を散りばめた鎧。紅い二翼の翼を畳み不敵に笑う魔神――『魔神 レヴィアタン』
それは遥か太古に存在した最高の地位を持つ魔神たち。
絶対的な自信があるのか、頬に氷結の系譜を持ち不敵に笑う表情は、これから起こる残虐かつ一歩的な蹂躙に心躍っているとも受け取れる。
氷の系譜を持つ魔神は三神だけではない。三神以外の魔神にもその系譜が見られ、同じく不敵な笑みを浮かべながら侵攻。
「――ッ」
この状況に混乱する優星。
このまま放置すればダンジョンブレイクを起こし、世界の危機が待ったナシだと分る状況。まさに絶望だが、優星は気づいた。
「あれは――」
瞬きした一瞬に、巨人の数が減っていると。
「ダメージを負った俺たちは見守る事しかできねぇよ」
一部始終を見ていた黒鵜。
呆れめではない。
生きて帰れると確信した面持ち。
それは当然だろう。
今、あの場で奮闘しているのは――
「――不流亜々々々々々々々々々!!」
「――ッ!?!?」
魔神 アンドレスの顔面に拳を叩きこみ倒れさせた黄龍仙。
「ッッッッ!!」
極太の落雷が地に落ち、そこから結晶体のモンスターを屠る無尽に広がる雷を生み出した雷人――紫髪の西田。
「散れ」
一歩進む度に蟲が結晶に還る攻撃。
瞬き一つすれば、進軍する魔神の四肢を切り落として掃討する撫子。
――絶対戦線。
里を囲む様に黒い線が書かれている。それは蠢いていて、近づくモンスターを人の手の形をした影が丁寧に丁寧に影の中に引きずり込む。
瞬間。優星の視界に黒い閃光が走る。
その後に大多数の虫を軽く巻き込みながら、魔神 レイオンの首がズルリと落ち、氷が砕ける様に消滅。この攻撃をしたのは他でもない。気品ある黒のコートを身に纏う幻霊君主 ティアーウロングだった。
魔神を山に叩きつける鬼神。
怒りの稲妻を轟かせる雷人。
屠畜場で事を成す様に淡々と斬る月下美刃。
そして、最高位の魔神であるレヴィアタンを脳天から両断した幻霊の主。
絶望的な状況をものともしない四つの存在。
「――」
呆然とする優星。
自分の強さなどたかが知れていると実感。
しかし憂いている暇はない。
息を飲む。
優星の瞳に映ったのは、山の後ろからゆっくりと姿を現わせた龍。
全員がその龍を認識したとたん――
「▽▲▽!!!!!」
三つ首の咆哮と共に、世界は時の歩みを止めた。
「優星!」
立ち上がろうとした優星。しかし胸に鋭い痛みを感じ、思わず膝を着いた。支えるアキラも同じく寄り添うように膝を着く。
雷人と化した西田が、攻撃を加えたグングニルと共に空に消えたから二十分強。
明確に意識を取り戻した優星は状況をアキラに伺い、このまま寝てられないと思い立ち上がったが膝を着いたのだ。
「っく……」
下唇を噛む優星。
胸の痛み。骨に異常があるのかと心配したアキラだったが、痛がる事に音を上げないタフネスな優星の性格を思い出し、アキラは思った事を口にする。
「……痛がってもいいじゃない! 辛いなら言ってよぉ!」
「アキラ――」
アキラの怒声が辺りに響く。
「何でそんな顔するのよ!! 少しは私の身にもなってよぉお!!」
「アキラ……」
感情が高ぶるアキラの目じりには大粒の涙が浮かぶ。その様子を見て優星は堪らず抱き寄せた。
「――悔しい顔しないでよぉぉ……」
「……」
抱き寄せ互いの肩に顔を寄せる二人。泣きじゃくるアキラに対し優星は困りながらも、敵わないなと思った。
下唇を噛んだのは痛みではない。ファイブドラゴンの面々と西田の協力もあり、あまつさえすべてを出し切ったにも関わらず、轟龍グングニルを討つ事ができなかったからだ。
「――私、優星が死んじゃうって思った……」
それを分ったアキラは激怒した。自分の心配をよそに痛みではなく悔しさを出した優星。この調子ではいつか死んでしまう。しかし攻略者は常に死と隣り合わせの者。それを分っていながらも、心配でもあり攻略者としての優星の姿勢が正しいと、混乱したのだ。
「俺は死なない。アキラを残して死ねないさ……」
「優星……」
優しい目。潤んだ瞳。互いは見つめ合い、想いを交換するように口付けをした。
唇を離すと額を押しつけ合い、再び口付けをした。
そのまま舌を――
「――盛り上がるのは勝手だが場所を弁えろよなー」
「!? く、黒鵜ッ!!」
「ハハ、すまない」
烏丸 黒鵜。流石に見てられないと空気をぶち壊し腕を組んでの登場。
「貴様らの間柄は周知だが、所かまわず求めあうのは関心せんな」
「でも惹句ってば日本菓子のお店でお茶出されてキレてたよね? コーヒーしか飲まん! とか言ってさ」
「俺はコーヒーしか飲まん」
「所かまわずコーヒー求めてるお前に説得力ねぇよ」
チームファイブドラゴン、集結。
感情的になっていたアキラ。サークルメンバーといえど恋人とのキスを見られ流石に赤面。顔を上げられない。
優星は黒鵜の肩を借りながらも立ち上がり、サークルメンバーの無事を確め思わず笑顔になる。
「正直、今回ばかりはダメかと思った。驕ったつもりは無いが、努力不足だと感じずにはいられない」
少し震えている自分の手を見てそう言った優星。言葉にすることで、自分に戒めた。
「それは俺たちにも言える事だな。グングニルのインチキ回復のおかげで今後の課題が見えた」
「地力の底上げが必要だ」
「ダンジョンに潜って経験値を詰むのもいいけど、先ずは筋トレかなぁ」
黒鵜、惹句、流美はそれぞれの課題を見つけた。
中堅サークルとしての格を上げ、難易度の高い国連からの依頼もこなすファイブドラゴン。彼彼女らは決して弱くはない。弱り切ったとわいえ氷結界の轟龍 グングニルが強すぎたのだ。
これを機にサークルファイブドラゴンは快進撃を上げ続ける事となるが、それはまた別のお話。
「――ッ」
十六夜 アキラは直感に似たモノを感じとる。
それは確かな感覚だと優星も顔を合わせ同意見。
「いやあのさ、急にシリアスな顔されてもさ、俺らさっきまでアレ見てたし」
「「……」」
黒鵜の真顔に二人は困惑した。
高所である山の峰。来た道を辿るように峰の端に辿り着いた優星。
「……何なんだアレは」
優星とアキラが見たものは人。
しかしただの人ではない。人の形をしたモンスターの集団だった。
遠く離れたこの山の峰でも確認できる程の大きさを持つ人型モンスター。それが群れを成し、翼を持つ者、巨漢な者、筋骨隆々な者等々とバリエーションが豊。
既視感があると脳裏に過ったのはジブリの風の谷。火の七日間で登場した棒状の武器を持った巨人兵。
そのモンスターの足元には何やら蠢めいている。目が慣れ視認できると、それは蜘蛛にも似た水晶体のモンスターの蠢きだった。
「なんて数だ……!!」
優星が驚くのも無理はない。もはや集団という言葉すら当てはまらない密度。統率された軍隊の様に一直線に氷結界の里に向かっているのは明白だった。
優星。戦慄。
汗が止まらない。負傷している今、間違いなく乗り越えれない。例え万全な状態であっても、あの密度を乗り越える事が想像できない。
少なくともヤマトサークルを加えたこの面子であっても、絶望的なのは変わりないと思考する優星。
――優星たちは知らない。当然知らない。遠すぎてメッセージ画面すら出てこないのだからモンスターの名称すら知らない。
密度の中に一際巨体なモンスターが三体。
鳥の仮面を付け不敵に笑う魔神――『魔神 アンドレス』
腕を組み蝙蝠の様な翼を持ち不敵に笑う魔神――『魔神 レイオン』
赤をベースとし金の装飾を散りばめた鎧。紅い二翼の翼を畳み不敵に笑う魔神――『魔神 レヴィアタン』
それは遥か太古に存在した最高の地位を持つ魔神たち。
絶対的な自信があるのか、頬に氷結の系譜を持ち不敵に笑う表情は、これから起こる残虐かつ一歩的な蹂躙に心躍っているとも受け取れる。
氷の系譜を持つ魔神は三神だけではない。三神以外の魔神にもその系譜が見られ、同じく不敵な笑みを浮かべながら侵攻。
「――ッ」
この状況に混乱する優星。
このまま放置すればダンジョンブレイクを起こし、世界の危機が待ったナシだと分る状況。まさに絶望だが、優星は気づいた。
「あれは――」
瞬きした一瞬に、巨人の数が減っていると。
「ダメージを負った俺たちは見守る事しかできねぇよ」
一部始終を見ていた黒鵜。
呆れめではない。
生きて帰れると確信した面持ち。
それは当然だろう。
今、あの場で奮闘しているのは――
「――不流亜々々々々々々々々々!!」
「――ッ!?!?」
魔神 アンドレスの顔面に拳を叩きこみ倒れさせた黄龍仙。
「ッッッッ!!」
極太の落雷が地に落ち、そこから結晶体のモンスターを屠る無尽に広がる雷を生み出した雷人――紫髪の西田。
「散れ」
一歩進む度に蟲が結晶に還る攻撃。
瞬き一つすれば、進軍する魔神の四肢を切り落として掃討する撫子。
――絶対戦線。
里を囲む様に黒い線が書かれている。それは蠢いていて、近づくモンスターを人の手の形をした影が丁寧に丁寧に影の中に引きずり込む。
瞬間。優星の視界に黒い閃光が走る。
その後に大多数の虫を軽く巻き込みながら、魔神 レイオンの首がズルリと落ち、氷が砕ける様に消滅。この攻撃をしたのは他でもない。気品ある黒のコートを身に纏う幻霊君主 ティアーウロングだった。
魔神を山に叩きつける鬼神。
怒りの稲妻を轟かせる雷人。
屠畜場で事を成す様に淡々と斬る月下美刃。
そして、最高位の魔神であるレヴィアタンを脳天から両断した幻霊の主。
絶望的な状況をものともしない四つの存在。
「――」
呆然とする優星。
自分の強さなどたかが知れていると実感。
しかし憂いている暇はない。
息を飲む。
優星の瞳に映ったのは、山の後ろからゆっくりと姿を現わせた龍。
全員がその龍を認識したとたん――
「▽▲▽!!!!!」
三つ首の咆哮と共に、世界は時の歩みを止めた。
31
お気に入りに追加
443
あなたにおすすめの小説
異世界帰りの底辺配信者のオッサンが、超人気配信者の美女達を助けたら、セレブ美女たちから大国の諜報機関まであらゆる人々から追われることになる話
kaizi
ファンタジー
※しばらくは毎日(17時)更新します。
※この小説はカクヨム様、小説家になろう様にも掲載しております。
※カクヨム週間総合ランキング2位、ジャンル別週間ランキング1位獲得
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
異世界帰りのオッサン冒険者。
二見敬三。
彼は異世界で英雄とまで言われた男であるが、数ヶ月前に現実世界に帰還した。
彼が異世界に行っている間に現実世界にも世界中にダンジョンが出現していた。
彼は、現実世界で生きていくために、ダンジョン配信をはじめるも、その配信は見た目が冴えないオッサンということもあり、全くバズらない。
そんなある日、超人気配信者のS級冒険者パーティを助けたことから、彼の生活は一変する。
S級冒険者の美女たちから迫られて、さらには大国の諜報機関まで彼の存在を危険視する始末……。
オッサンが無自覚に世界中を大騒ぎさせる!?
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
序盤で殺される悪役貴族に転生した俺、前世のスキルが残っているため、勇者よりも強くなってしまう〜主人公がキレてるけど気にしません
そらら
ファンタジー
↑「お気に入りに追加」を押してくださいっ!↑
大人気ゲーム「剣と魔法のファンタジー」の悪役貴族に転生した俺。
貴族という血統でありながら、何も努力しない怠惰な公爵家の令息。
序盤で王国から追放されてしまうざまぁ対象。
だがどうやら前世でプレイしていたスキルが引き継がれているようで、最強な件。
そんで王国の為に暗躍してたら、主人公がキレて来たんだが?
「お前なんかにヒロインは渡さないぞ!?」
「俺は別に構わないぞ? 王国の為に暗躍中だ」
「ふざけんな! 原作をぶっ壊しやがって、殺してやる」
「すまないが、俺には勝てないぞ?」
※ カクヨム様にて、異世界ファンタジージャンル総合週間ランキング40位入り。1300スター、3800フォロワーを達成!
無能な悪役王子に転生した俺、推しの為に暗躍していたら主人公がキレているようです。どうやら主人公も転生者らしい~
そらら
ファンタジー
【ファンタジー小説大賞の投票お待ちしております!】
大人気ゲーム「剣と魔法のファンタジー」の悪役王子に転生した俺。
王族という血統でありながら、何も努力しない怠惰な第一王子。
中盤で主人公に暗殺されるざまぁ対象。
俺はそんな破滅的な運命を変える為に、魔法を極めて強くなる。
そんで推しの為に暗躍してたら、主人公がキレて来たんだが?
「お前なんかにヒロインと王位は渡さないぞ!?」
「俺は別に王位はいらないぞ? 推しの為に暗躍中だ」
「ふざけんな! 原作をぶっ壊しやがって、殺してやる」
「申し訳ないが、もう俺は主人公より強いぞ?」
※ カクヨム様にて、異世界ファンタジージャンル総合週間ランキング50位入り。1300スター、3500フォロワーを達成!
二度目の異世界に来たのは最強の騎士〜吸血鬼の俺はこの世界で眷族(ハーレム)を増やす〜
北条氏成
ファンタジー
一度目の世界を救って、二度目の異世界にやってきた主人公は全能力を引き継いで吸血鬼へと転生した。
この物語は魔王によって人間との混血のハーフと呼ばれる者達が能力を失った世界で、最強種の吸血鬼が眷族を増やす少しエッチな小説です。
※物語上、日常で消費する魔力の補給が必要になる為、『魔力の補給(少しエッチな)』話を挟みます。嫌な方は飛ばしても問題はないかと思いますので更新をお待ち下さい。※
カクヨムで3日で修正という無理難題を突き付けられたので、今後は切り替えてこちらで投稿していきます!カクヨムで読んで頂いてくれていた読者の方々には大変申し訳ありません!!
*毎日投稿実施中!投稿時間は夜11時~12時頃です。*
※本作は眷族の儀式と魔力の補給というストーリー上で不可欠な要素が発生します。性描写が苦手な方は注意(魔力の補給が含まれます)を読まないで下さい。また、ギリギリを攻めている為、BAN対策で必然的に同じ描写が多くなります。描写が単調だよ? 足りないよ?という場合は想像力で補って下さい。できる限り毎日更新する為、話数を切って千文字程度で更新します。※
表紙はAIで作成しました。ヒロインのリアラのイメージです。ちょっと過激な感じなので、運営から言われたら消します!
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
最弱の職業【弱体術師】となった俺は弱いと言う理由でクラスメイトに裏切られ大多数から笑われてしまったのでこの力を使いクラスメイトを見返します!
ルシェ(Twitter名はカイトGT)
ファンタジー
俺は高坂和希。
普通の高校生だ。
ある日ひょんなことから異世界に繋がるゲートが出来て俺はその中に巻き込まれてしまった。
そこで覚醒し得た職業がなんと【弱体術師】とかいう雑魚職だった。
それを見ていた当たり職業を引いた連中にボコボコにされた俺はダンジョンに置いていかれてしまう。
クラスメイト達も全員その当たり職業を引いた連中について行ってしまったので俺は1人で出口を探索するしかなくなった。
しかもその最中にゴブリンに襲われてしまい足を滑らせて地下の奥深くへと落ちてしまうのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる