117 / 218
第十二章 有りし世界
第117話 チュートリアル:そこは異世界
しおりを挟む
「な、な、何で……。どうして――」
揺れる白い瞳。
開かれる瞼。
震える声。
半歩下がった脚。
フードを捲ってしまう驚き。
呪いの様に、何かにとりつかれた様に、彼女の顔から眼を離せない。
朝日を反射する流れるような金髪ブロンド。
大きな目に長いまつ毛。
細い輪郭にシュッとした鼻。
ぷっくりと膨れた色素の薄い唇。
色白の肌と大人びた印象が違うが、間違いなく俺の愛する瀬那の顔。まるで鏡合わせの様に同じ顔がそこにはあった。
「――――っ」
心臓の鼓動が痛い。彼女の顔を見ていると混乱で頭がおかしくなりそうだ。
「――大哥」
「ッ!?」
肩にポンと置かれた手。ハッとした俺は、後ろのリャンリャンが細目を開いているのが見えた。
「白鎧は……、ベアトリーチェは瀬那ちゃんじゃないヨ」
リャンリャンの言葉ですぐに彼女の顔を見てしまう俺。
俺を安心させるためか知らないが、彼女の顔は微笑んでいた。
「せ、瀬那じゃないって――」
「顔は似てるけど、彼女には気が、仙気が無イ。……大哥。彼女はベアトリーチェだヨ。瀬那ちゃんじゃなイ」
「ッッ」
普段とは違う低いマジトーンのリャンリャン。冷静を欠けまともな考えが不可能な俺は、家臣のリャンリャンの言葉を信じるしかなかった。
「ふふ。すまないな、ティアーウロング。少し悪戯心を出してしまった」
「……いたずらだって? ……こっちは生きた心地しない」
クスリと笑う彼女――ベアトリーチェ。顔の殆どが同じだけど、色白な肌の色はもちろん笑った顔は、瀬那と違いどこか上品さがある。……瀬那に上品さが無いとは言ってない。
「エルドラドの報告で認識済みだが、ティアーウロングの番と私は同じ顔。何故かわかるか」
「つがいって……」
明るい声をしている瀬那と違い、ベアトリーチェの声は思った通りの中性的で少し低い。こうして違いが分かってくると、段々と俺も冷静になってきた。
「……あれだろ。室町時代にいたってされる果心居士とか? 見た人の一番怖い顔とかなんとか。その一番好きな人バージョン……とか……?」
「プ、ハハハ!」
何故笑うし。
「ハハハ。その果心居士が何かは知らないが、大外れだな」
「アイヤ~大哥……難しく考えすギ☆」
「なんだよ、お前はわかるのかよリャンリャン」
笑うベアトリーチェに首を振るリャンリャン。
「ヒントは私だヨ☆ わたし☆」
そう言って親指で自分の旨を指すリャンリャン。それを見た俺は、すぐさま一つの答えを導いた。
「え!? ロボットなのか!?」
「アッハハハハハ――――」
「アイヤ~……」
「なんだよ!? 違うのかよ!?」
爆笑されるは呆れられるは踏んだり蹴ったりだ。ヒント出されて難しく考えなかった答えがコレなのに……。
「ハハ、ふぅ。こんなに笑ったのは久しいな。……ティアーウロングは感情が豊なのだな」
「ッ!」
ベアトリーチェはそう言って俺に微笑みかけた。大人びているけど既視感有りまくるその顔で俺は一瞬ドキリとした。
「彼女と我は同じ存在であって全く違う者だ」
「……」
「極めて遠く、限りなく近い世界――我々は、別の魂を持つ、並行世界の同一人物だ」
「ってのがさっきのやり取りだよ」
「くっそー気を使って酒飲んでたらそっちの方が面白かったかぁー! こりゃ我がまま言って無理やり同席したかったぜー!」
「コレ凄い美味しいヨ!☆ 大姐(おねえさん)!☆ このシュウマイみたいなのもう一つ!☆」
場所は変わって宿屋が並列して開いている大衆酒場。声が大きい酒が入って気が強くなった客も居れば、黙々と食事する客。毛並みの良い女獣人をナンパしているエルフの男も居たりと、この城下町一広い酒場で俺たちはメシを喰っていた。
『チュートリアル:ホワイト・ディビジョンの食べ物を食べよう』
『チュートリアルクリア』
『クリア報酬:力+』
眉をハノ字にした俺の話が面白いのか、酒を飲んでいる人間体のエルドラドは爆笑し、心底悔しそうにしている。あとメシが普通に美味いのと、我が家のシェフのテンションが高い。
「おい宰相。コソコソ隠れて見てたんだろ? 萌くんのリアクションどうだった」
「エルドラド様。あまりティアーウロング様を辱めない方が良いかと……」
「相変わらず真面目なんだよお前はぁ。もっとユーモアを引き出せよー。ップ! 萌くんみたいにさ!」
並行世界の同一人物にして別人と説明された後、ベアトリーチェが城下町を見て回っては? とか言ったもんだからそれを好奇心に任せて二つ返事で了承。
さすがに城主が街に下りるのはマズイと言い、エルドラドに肘で小突かれている俺の目の前に座る人――細身の白の鎧を着た宰相なる人が案内役になった。
宰相の名前は知らない。エルドラド曰く宰相は宰相らしいし、俺もそれに乗っ取り彼の事を宰相と呼んでいる。
……つーかさ。
「おいコラキンピカ野郎。よくよく考えてみればベア――白鎧の素顔知っててあえて隠してたろ! マジで生きた心地しながったぞ!?」
「いやぁその反応見てると驚いた顔見れてないのが悔やまれるぜー! ブッハハハハハ!!」
「このバカチンがあ!! 俺を馬鹿にしやがって――」
面白おかしく笑うエルドラドに対して、ブチギレずんだもんみたくキレそうになった瞬間。
「――よう兄ちゃん、新顔か?」
「うお!? なんスか!?」
何事かと急に俺と肩を組んできた人を見ると、その人はオオカミぽい顔をした獣人だった。急な接近に陰キャの俺は思わずきょどる。毛並みはふわふわだ。
しかも獣人どころか耳の長いエルフの女性や鳥人の人、人型のスライムまでもがぞろぞろと集まって来た。
「そうカッカするなって。エルドラド様はいつも面白がるからほっときゃいいんだよ!」
「おいおいぃ、俺だって真面目な時あるぞ? ここら辺の酒場では見せない様にしてんだよー」
「……?」プルプルプル
「あら? ベッドじゃあんなに真面目だったのに?」
「おいぃ、それは言わない約束だったろぉ」
「ナニ? デハワタシト今夜ドウダ」
「俺はどんな種族だろうと抱くが、男とは寝ない主義なんだよ」
「……」プルプル
「あー……。お前は入れる穴が無いからなぁ」
なんかとんでもない連中が集まったと思ったら、とんでもない話をしだしたぞ。
特にエルドラドが節操無さ過ぎてヤバイ。キレイなエルフのお姉さんと一晩過ごしたのは抜ける同人誌で正直読める。BLは読めるけどケモナーBLとかニッチすぎて範囲外。俺のセレクションならスライムだな。一番抜ける。
「エルドラド様と宰相が連れてるって事は、兄ちゃんは迎えられたってこったな! はむ!」
オオカミ獣人が嬉しそうに笑って俺が注文したナニカの肉を頬張る。
「ソウカ。ソレハ良イ事ダ」
鳥人が鋭い眼つきで俺を見て首を縦に振る。
「あらかわいい坊や。今夜のお相手は?」
よろしくお願いしたいですはい。
「……」プルプル
ごめん、わからん。
「よーーーーし野郎共!! 今日は新人の歓迎祝いだ!! 乾杯いいいいいい!!」
――乾杯!!!!
埋め尽くされた席いっぱいのグラスが、歓迎の声と共と一斉に打ち付けられた。
そこからはもう騒がしいのなんのお祭り騒ぎ。急に異世界ファンタジーの世界にぶち込まれたのにこの歓迎。悪い気はしない。
「なんか君主のエルドラドだったり宰相にも砕けた態度だような」
「我々は敗残者。今の一時を必死に生きる生命なのです。故に、君主だろうと宰相だろうと、この町では小さな些事の扱い。それが我々の今なのです」
兜の口部に染み込んでいく酒。宰相も今言った例に漏れず、今を生きている者らしい。
「……あれ? リャンリャンどこ行った……?」
いつの間にかいなくなってる我が家の仙人。見渡しても姿が見えない。
「まぁひょっこり戻ってくるだろ」
「おまちー」
俺はそう言って運ばれた肉をかっ食らうのだった。
「……你是谁(あなたは誰)?」
場所は埃が積もる広い倉庫。
「……。……」
黒のフードの奥から光る目がリャンリャンを睨んだ。
揺れる白い瞳。
開かれる瞼。
震える声。
半歩下がった脚。
フードを捲ってしまう驚き。
呪いの様に、何かにとりつかれた様に、彼女の顔から眼を離せない。
朝日を反射する流れるような金髪ブロンド。
大きな目に長いまつ毛。
細い輪郭にシュッとした鼻。
ぷっくりと膨れた色素の薄い唇。
色白の肌と大人びた印象が違うが、間違いなく俺の愛する瀬那の顔。まるで鏡合わせの様に同じ顔がそこにはあった。
「――――っ」
心臓の鼓動が痛い。彼女の顔を見ていると混乱で頭がおかしくなりそうだ。
「――大哥」
「ッ!?」
肩にポンと置かれた手。ハッとした俺は、後ろのリャンリャンが細目を開いているのが見えた。
「白鎧は……、ベアトリーチェは瀬那ちゃんじゃないヨ」
リャンリャンの言葉ですぐに彼女の顔を見てしまう俺。
俺を安心させるためか知らないが、彼女の顔は微笑んでいた。
「せ、瀬那じゃないって――」
「顔は似てるけど、彼女には気が、仙気が無イ。……大哥。彼女はベアトリーチェだヨ。瀬那ちゃんじゃなイ」
「ッッ」
普段とは違う低いマジトーンのリャンリャン。冷静を欠けまともな考えが不可能な俺は、家臣のリャンリャンの言葉を信じるしかなかった。
「ふふ。すまないな、ティアーウロング。少し悪戯心を出してしまった」
「……いたずらだって? ……こっちは生きた心地しない」
クスリと笑う彼女――ベアトリーチェ。顔の殆どが同じだけど、色白な肌の色はもちろん笑った顔は、瀬那と違いどこか上品さがある。……瀬那に上品さが無いとは言ってない。
「エルドラドの報告で認識済みだが、ティアーウロングの番と私は同じ顔。何故かわかるか」
「つがいって……」
明るい声をしている瀬那と違い、ベアトリーチェの声は思った通りの中性的で少し低い。こうして違いが分かってくると、段々と俺も冷静になってきた。
「……あれだろ。室町時代にいたってされる果心居士とか? 見た人の一番怖い顔とかなんとか。その一番好きな人バージョン……とか……?」
「プ、ハハハ!」
何故笑うし。
「ハハハ。その果心居士が何かは知らないが、大外れだな」
「アイヤ~大哥……難しく考えすギ☆」
「なんだよ、お前はわかるのかよリャンリャン」
笑うベアトリーチェに首を振るリャンリャン。
「ヒントは私だヨ☆ わたし☆」
そう言って親指で自分の旨を指すリャンリャン。それを見た俺は、すぐさま一つの答えを導いた。
「え!? ロボットなのか!?」
「アッハハハハハ――――」
「アイヤ~……」
「なんだよ!? 違うのかよ!?」
爆笑されるは呆れられるは踏んだり蹴ったりだ。ヒント出されて難しく考えなかった答えがコレなのに……。
「ハハ、ふぅ。こんなに笑ったのは久しいな。……ティアーウロングは感情が豊なのだな」
「ッ!」
ベアトリーチェはそう言って俺に微笑みかけた。大人びているけど既視感有りまくるその顔で俺は一瞬ドキリとした。
「彼女と我は同じ存在であって全く違う者だ」
「……」
「極めて遠く、限りなく近い世界――我々は、別の魂を持つ、並行世界の同一人物だ」
「ってのがさっきのやり取りだよ」
「くっそー気を使って酒飲んでたらそっちの方が面白かったかぁー! こりゃ我がまま言って無理やり同席したかったぜー!」
「コレ凄い美味しいヨ!☆ 大姐(おねえさん)!☆ このシュウマイみたいなのもう一つ!☆」
場所は変わって宿屋が並列して開いている大衆酒場。声が大きい酒が入って気が強くなった客も居れば、黙々と食事する客。毛並みの良い女獣人をナンパしているエルフの男も居たりと、この城下町一広い酒場で俺たちはメシを喰っていた。
『チュートリアル:ホワイト・ディビジョンの食べ物を食べよう』
『チュートリアルクリア』
『クリア報酬:力+』
眉をハノ字にした俺の話が面白いのか、酒を飲んでいる人間体のエルドラドは爆笑し、心底悔しそうにしている。あとメシが普通に美味いのと、我が家のシェフのテンションが高い。
「おい宰相。コソコソ隠れて見てたんだろ? 萌くんのリアクションどうだった」
「エルドラド様。あまりティアーウロング様を辱めない方が良いかと……」
「相変わらず真面目なんだよお前はぁ。もっとユーモアを引き出せよー。ップ! 萌くんみたいにさ!」
並行世界の同一人物にして別人と説明された後、ベアトリーチェが城下町を見て回っては? とか言ったもんだからそれを好奇心に任せて二つ返事で了承。
さすがに城主が街に下りるのはマズイと言い、エルドラドに肘で小突かれている俺の目の前に座る人――細身の白の鎧を着た宰相なる人が案内役になった。
宰相の名前は知らない。エルドラド曰く宰相は宰相らしいし、俺もそれに乗っ取り彼の事を宰相と呼んでいる。
……つーかさ。
「おいコラキンピカ野郎。よくよく考えてみればベア――白鎧の素顔知っててあえて隠してたろ! マジで生きた心地しながったぞ!?」
「いやぁその反応見てると驚いた顔見れてないのが悔やまれるぜー! ブッハハハハハ!!」
「このバカチンがあ!! 俺を馬鹿にしやがって――」
面白おかしく笑うエルドラドに対して、ブチギレずんだもんみたくキレそうになった瞬間。
「――よう兄ちゃん、新顔か?」
「うお!? なんスか!?」
何事かと急に俺と肩を組んできた人を見ると、その人はオオカミぽい顔をした獣人だった。急な接近に陰キャの俺は思わずきょどる。毛並みはふわふわだ。
しかも獣人どころか耳の長いエルフの女性や鳥人の人、人型のスライムまでもがぞろぞろと集まって来た。
「そうカッカするなって。エルドラド様はいつも面白がるからほっときゃいいんだよ!」
「おいおいぃ、俺だって真面目な時あるぞ? ここら辺の酒場では見せない様にしてんだよー」
「……?」プルプルプル
「あら? ベッドじゃあんなに真面目だったのに?」
「おいぃ、それは言わない約束だったろぉ」
「ナニ? デハワタシト今夜ドウダ」
「俺はどんな種族だろうと抱くが、男とは寝ない主義なんだよ」
「……」プルプル
「あー……。お前は入れる穴が無いからなぁ」
なんかとんでもない連中が集まったと思ったら、とんでもない話をしだしたぞ。
特にエルドラドが節操無さ過ぎてヤバイ。キレイなエルフのお姉さんと一晩過ごしたのは抜ける同人誌で正直読める。BLは読めるけどケモナーBLとかニッチすぎて範囲外。俺のセレクションならスライムだな。一番抜ける。
「エルドラド様と宰相が連れてるって事は、兄ちゃんは迎えられたってこったな! はむ!」
オオカミ獣人が嬉しそうに笑って俺が注文したナニカの肉を頬張る。
「ソウカ。ソレハ良イ事ダ」
鳥人が鋭い眼つきで俺を見て首を縦に振る。
「あらかわいい坊や。今夜のお相手は?」
よろしくお願いしたいですはい。
「……」プルプル
ごめん、わからん。
「よーーーーし野郎共!! 今日は新人の歓迎祝いだ!! 乾杯いいいいいい!!」
――乾杯!!!!
埋め尽くされた席いっぱいのグラスが、歓迎の声と共と一斉に打ち付けられた。
そこからはもう騒がしいのなんのお祭り騒ぎ。急に異世界ファンタジーの世界にぶち込まれたのにこの歓迎。悪い気はしない。
「なんか君主のエルドラドだったり宰相にも砕けた態度だような」
「我々は敗残者。今の一時を必死に生きる生命なのです。故に、君主だろうと宰相だろうと、この町では小さな些事の扱い。それが我々の今なのです」
兜の口部に染み込んでいく酒。宰相も今言った例に漏れず、今を生きている者らしい。
「……あれ? リャンリャンどこ行った……?」
いつの間にかいなくなってる我が家の仙人。見渡しても姿が見えない。
「まぁひょっこり戻ってくるだろ」
「おまちー」
俺はそう言って運ばれた肉をかっ食らうのだった。
「……你是谁(あなたは誰)?」
場所は埃が積もる広い倉庫。
「……。……」
黒のフードの奥から光る目がリャンリャンを睨んだ。
40
お気に入りに追加
442
あなたにおすすめの小説
異世界帰りの底辺配信者のオッサンが、超人気配信者の美女達を助けたら、セレブ美女たちから大国の諜報機関まであらゆる人々から追われることになる話
kaizi
ファンタジー
※しばらくは毎日(17時)更新します。
※この小説はカクヨム様、小説家になろう様にも掲載しております。
※カクヨム週間総合ランキング2位、ジャンル別週間ランキング1位獲得
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
異世界帰りのオッサン冒険者。
二見敬三。
彼は異世界で英雄とまで言われた男であるが、数ヶ月前に現実世界に帰還した。
彼が異世界に行っている間に現実世界にも世界中にダンジョンが出現していた。
彼は、現実世界で生きていくために、ダンジョン配信をはじめるも、その配信は見た目が冴えないオッサンということもあり、全くバズらない。
そんなある日、超人気配信者のS級冒険者パーティを助けたことから、彼の生活は一変する。
S級冒険者の美女たちから迫られて、さらには大国の諜報機関まで彼の存在を危険視する始末……。
オッサンが無自覚に世界中を大騒ぎさせる!?
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
序盤で殺される悪役貴族に転生した俺、前世のスキルが残っているため、勇者よりも強くなってしまう〜主人公がキレてるけど気にしません
そらら
ファンタジー
↑「お気に入りに追加」を押してくださいっ!↑
大人気ゲーム「剣と魔法のファンタジー」の悪役貴族に転生した俺。
貴族という血統でありながら、何も努力しない怠惰な公爵家の令息。
序盤で王国から追放されてしまうざまぁ対象。
だがどうやら前世でプレイしていたスキルが引き継がれているようで、最強な件。
そんで王国の為に暗躍してたら、主人公がキレて来たんだが?
「お前なんかにヒロインは渡さないぞ!?」
「俺は別に構わないぞ? 王国の為に暗躍中だ」
「ふざけんな! 原作をぶっ壊しやがって、殺してやる」
「すまないが、俺には勝てないぞ?」
※ カクヨム様にて、異世界ファンタジージャンル総合週間ランキング40位入り。1300スター、3800フォロワーを達成!
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
18禁NTR鬱ゲーの裏ボス最強悪役貴族に転生したのでスローライフを楽しんでいたら、ヒロイン達が奴隷としてやって来たので幸せにすることにした
田中又雄
ファンタジー
『異世界少女を歪ませたい』はエロゲー+MMORPGの要素も入った神ゲーであった。
しかし、NTR鬱ゲーであるためENDはいつも目を覆いたくなるものばかりであった。
そんなある日、裏ボスの悪役貴族として転生したわけだが...俺は悪役貴族として動く気はない。
そう思っていたのに、そこに奴隷として現れたのは今作のヒロイン達。
なので、酷い目にあってきた彼女達を精一杯愛し、幸せなトゥルーエンドに導くことに決めた。
あらすじを読んでいただきありがとうございます。
併せて、本作品についてはYouTubeで動画を投稿しております。
より、作品に没入できるようつくっているものですので、よければ見ていただければ幸いです!
死んだら男女比1:99の異世界に来ていた。SSスキル持ちの僕を冒険者や王女、騎士が奪い合おうとして困っているんですけど!?
わんた
ファンタジー
DVの父から母を守って死ぬと、異世界の住民であるイオディプスの体に乗り移って目覚めた。
ここは、男女比率が1対99に偏っている世界だ。
しかもスキルという特殊能力も存在し、イオディプスは最高ランクSSのスキルブースターをもっている。
他人が持っているスキルの効果を上昇させる効果があり、ブースト対象との仲が良ければ上昇率は高まるうえに、スキルが別物に進化することもある。
本来であれば上位貴族の夫(種馬)として過ごせるほどの能力を持っているのだが、当の本人は自らの価値に気づいていない。
贅沢な暮らしなんてどうでもよく、近くにいる女性を幸せにしたいと願っているのだ。
そんな隙だらけの男を、知り合った女性は見逃さない。
家で監禁しようとする危険な女性や子作りにしか興味のない女性などと、表面上は穏やかな生活をしつつ、一緒に冒険者として活躍する日々が始まった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる