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第十章 対抗戦 予選
第99話 チュートリアル:マセガキ
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「「おおおぉぉぉ!!」」
テーブルに並べられた四つのデカプリン。女子二人が目を輝かせて期待に胸膨らんでいるようだ。
置かれただけで柔らかく揺れるプリン。高校生男子たる俺は、真っ先に彼女のおぱぱーいを想起させる。
「デケぇ……(戦慄)」
二つの意味でデカいのだ。これが。
「これをプリンにかけるのか」
小瓶に入ったカラメルを手に取り、そっと傾けてバニラアイスに満遍なくかけ、メニューに載ってる絵の様に上から垂らす。バニラアイスから滴るカラメルの蜜が溶け込む様にプリンへ。そのままプリンをなぞり深く混ざる様にコーヒーに溶けていく。
「「おおおぉぉぉ!!」」
更に目を輝かす女子二人。やはり女子は甘いものが好きな人が多いな。
「魅せるねぇ。器用な店員並に上手いじゃん。喫茶店のバイトでもやってた?」
「いやぜんぜん。たださ、美味しくなーれ! って瀬那を想いながらかけました!」
「キャー素敵ィ! 萌だーい好き!」
ドヤァ……。
彼女の機嫌を取りつつ自分の株をあげるこの手腕! 一時期インスタントコーヒーにシロップを上手くかける謎の練習に凝っていた成果だ。
だがしかし、眼の形が♡になっているはずの瀬那は、♡じゃなくプリンになってるのは何とも度し難い。プリンに完全敗北した形だ。
「ほら、瀬那にもやってあげるよ」
「よろしくー!」
俺と同じくイイ感じに仕上げていくが、もう片方のカップルはどうやらひと悶着ありそうだ。
「♰ククク、甘味などは所詮女子供が喜ぶ物よ……。我にはこの、黒に染まりし苦汁が望ましい……。ククク……♰」
「あっそう。じゃあウチの飲みかけのコーヒーとそれ交換ね。はい」
「ぃいやいやいやいや!! 冗談だからつっちゃん! 食べるから! ちゃんと食べるから!!」
コーヒーとプリンが阿頼耶識システム詰んでるバルバトスみたいなムーブでテーブルの上を回転。息ピッタリな連携だ。
「「いただきまーす!!」」
「「……いただきます」」
元気な方と下がり気味な方。どっちが俺かわかるだろう……。
「んーおいひーー!!」
「美味し。本土からきた甲斐があった……!」
「……うん」
まぁ美味しいのは美味しいけど、予想してた通りの味のグラデーションで反応に困る……。こうやって何でも予想してイマイチな顔するのが陰キャで、心から喜んで感情を表現できるのが陽キャだ。俺はそう思う。
「♰ククク、うまい! ♰ククク、うまい! ♰ククク、うまい!」
ダーク=ノワールなのか煉獄○寿郎なのかどっちかにしろ。
「ンク。で? 二人はどうやって知り合ったの?」
瀬那、突然の質問。
「こいつとは家が隣の近所で、分かりやすく言うと幼馴染」
「うまい!」
フムフム。幼馴染か。何だか甘い話に成りそうだし、苦いコーヒーでもストロー使って飲もうかな。
「小さい頃から一緒で気が合うし、別に気遣いする仲じゃないから付き合ってる感じ」
「えーそうなんだ! 小さい頃からの幼馴染と恋人になる……! 恋愛漫画みたい!」
「そんな綺麗な感じじゃないけど。……中三の時にこいつの童貞奪って泣かせたから責任感じてるのもある」
「「ブッーーーーーー!?!?」」
思わず飲んでいたコーヒーを吹くほどのとんでもないワードが飛び出た。しかも戸島も同じく吹いている。
俺はすぐさまダーク=ノワールの顔を見た。物凄い脂汗と挙動不審の視線が目に見える。
「中三!? ツヤコって大胆!」
「アレはそう、熱い夏の七月の夏休みだった――」
赤面する瀬那に、急に昔語りを始める巨匠。
氏、曰く。
少女漫画で培ったえっちなシーンを試したいと思い行動に移す。
ちょうどいい所に竿役が。
度胸合体グレ○ラガンッ!!
満足する氏。
ピュアだったダーク=ノワール。女を知る。
そして今らしい。
とどのつまりこの戸島 司と言う男は。
暑い夏の日に仲の良い幼馴染の女の子が性欲マックスで襲ってきて、それを甘んじて受け、ねっとりしっぽり肉欲を貪ってグットアップしたと……。そういうことだ。
「それ抜ける同人誌ぃい!!」
「俺は襲われたんだよ!?」
「うるせえ! 俺がTSUTAYAで借りたGガン一気見してる他所で! お前はツヤコとマセガキか!? 普段イタイ格好してるくせにナニ気持ちよくなってんだよ!!」
「人には人の、辛い過去があるもんだ……」
「なに人には人の乳酸菌みたいな事言ってんだよ!」
決めた! 俺はこのダーク=ノワールをボコる! もちろんトーナメントで! そのためには勝ち進めなければならないけど!
「まぁ瀬那も彼氏応援するし、ウチもこいつ応援するからよろしくー」
「萌、私もいっぱい応援するから、つっくんに負けないでね!」
「モチ!」
ダーク=ノワールを見ながら返事した。
「♰花房 萌! 我と相まみえるまで、負けるんじゃないぞ!♰」
「それお前もだろ。一回戦で負けたらお仕置きな」
「お仕置きッ!? よよよ余計に負けられなくなった……!」
お仕置きというワードにダーク=ノワールが震えている。
「ん?」
瀬那も疑問を浮かべる顔。どうやら向こうのカップルのコミュニケーションの一つだろうか。非常に気になる所だが、いい加減続きのプリンを食べたくなった。
「とりあえず食うか」
それからは雑談や近況の報告などを話、豪快プリンを平らげた。上品な甘さで美味しかったし、また来ようと言った瀬那の想いは俺と同じだ。リピートするくらいは美味い。
ツヤコツカサカップルと別れそれぞれのデートへ突入。夕方で寒さも冷える時間。瀬那の手を握り、コートのポッケに手を突っ込み温め合う。外のイルミネーションを見ながら歩き、結局寮の門限ギリギリまで一緒に居た。
「んん――」
「――」
女子寮付近。周りに誰もいない事を確認し、口づけ。
「今日も楽しかった! 萌、家に着いたら連絡してね!」
「うん」
瀬那を見送り、スタスタと徒歩で帰宅。
「ただいまー」
『チュートリアル:帰宅しよう!』
『チュートリアルクリア』
『クリア報酬:速+』
暗い廊下に明りを付け、返事がないと思うと、そう言えばリャンリャンは遅くなることを思い出す。
瀬那の言付け通り帰って来たとスマホを操作してメッセージを送る。
リビングの扉を開け、スイッチを押してライトを点灯した。
そしてそいつは当然の様にソファーに座っていた。
「じゃましてるよハジメくん。デートと洒落込むとはキミも隅に置けないクソガキだな」
「テーブルに足を置くな」
「あ、ハイ。すみません」
サングラスをかけた小皺が多いナイスミドル、エルドラドが我が物顔で座っている。
もう突然現れても驚く事すら無くなった。それもこれも、リャンリャンと酒飲んで酔って絡んでくるわ、事あるごと無い事に現れて、「暇だから来た」という始末。
この中年、仕事してない説。
まぁ向こうの組織に仕事なんて概念があったらの話だけど。
「で? 今日は何の用だよ。これからサブスクでアニメ見るんだけど」
「まずはトーナメント出場おめでとう……。と言っておこうか。まぁ実力的に当然か」
「ありがとさんっと」
冷蔵庫を開けて冷たいお茶をコップに注ぎ飲む。
「実は君の顔を見に来たんだ。ハジメくんって面白い顔してるからさ」
「……え、もしかしてバカにしてる? 俺は元々この顔だよ!? 文句あるか!?」
急に煽られたから機械を使われたワッカ並に怒る。
「まあ怒るなよ。……ははーん、これはこれは……」
顎に手をやり、右へ左へと体を揺らし俺の観察してきた。その行動に俺はカチンときた。
「――ッ」
「おっとストップ。これには深い事情があるんだよ」
「どんな事情だよ!!」
「それは言えないなぁ~~」
そう言って金色の空間を出したエルドラド。このままだとどこかに行ってしまう。
「おいハゲ! ――」
「踏み込みが足りん!!」
ヒョイと避けられる。
「アディオース!」
「おい!?」
俺の怒り虚しく、光に包まれアイツは去って行った。
「……何だったんだよ」
この時の俺は、意味不明なエルドラドの行動が重要なものだったと、後から気づくのだった。
そして日にちは進んでいき、翌週の月曜日。
トーナメントが開催される。
テーブルに並べられた四つのデカプリン。女子二人が目を輝かせて期待に胸膨らんでいるようだ。
置かれただけで柔らかく揺れるプリン。高校生男子たる俺は、真っ先に彼女のおぱぱーいを想起させる。
「デケぇ……(戦慄)」
二つの意味でデカいのだ。これが。
「これをプリンにかけるのか」
小瓶に入ったカラメルを手に取り、そっと傾けてバニラアイスに満遍なくかけ、メニューに載ってる絵の様に上から垂らす。バニラアイスから滴るカラメルの蜜が溶け込む様にプリンへ。そのままプリンをなぞり深く混ざる様にコーヒーに溶けていく。
「「おおおぉぉぉ!!」」
更に目を輝かす女子二人。やはり女子は甘いものが好きな人が多いな。
「魅せるねぇ。器用な店員並に上手いじゃん。喫茶店のバイトでもやってた?」
「いやぜんぜん。たださ、美味しくなーれ! って瀬那を想いながらかけました!」
「キャー素敵ィ! 萌だーい好き!」
ドヤァ……。
彼女の機嫌を取りつつ自分の株をあげるこの手腕! 一時期インスタントコーヒーにシロップを上手くかける謎の練習に凝っていた成果だ。
だがしかし、眼の形が♡になっているはずの瀬那は、♡じゃなくプリンになってるのは何とも度し難い。プリンに完全敗北した形だ。
「ほら、瀬那にもやってあげるよ」
「よろしくー!」
俺と同じくイイ感じに仕上げていくが、もう片方のカップルはどうやらひと悶着ありそうだ。
「♰ククク、甘味などは所詮女子供が喜ぶ物よ……。我にはこの、黒に染まりし苦汁が望ましい……。ククク……♰」
「あっそう。じゃあウチの飲みかけのコーヒーとそれ交換ね。はい」
「ぃいやいやいやいや!! 冗談だからつっちゃん! 食べるから! ちゃんと食べるから!!」
コーヒーとプリンが阿頼耶識システム詰んでるバルバトスみたいなムーブでテーブルの上を回転。息ピッタリな連携だ。
「「いただきまーす!!」」
「「……いただきます」」
元気な方と下がり気味な方。どっちが俺かわかるだろう……。
「んーおいひーー!!」
「美味し。本土からきた甲斐があった……!」
「……うん」
まぁ美味しいのは美味しいけど、予想してた通りの味のグラデーションで反応に困る……。こうやって何でも予想してイマイチな顔するのが陰キャで、心から喜んで感情を表現できるのが陽キャだ。俺はそう思う。
「♰ククク、うまい! ♰ククク、うまい! ♰ククク、うまい!」
ダーク=ノワールなのか煉獄○寿郎なのかどっちかにしろ。
「ンク。で? 二人はどうやって知り合ったの?」
瀬那、突然の質問。
「こいつとは家が隣の近所で、分かりやすく言うと幼馴染」
「うまい!」
フムフム。幼馴染か。何だか甘い話に成りそうだし、苦いコーヒーでもストロー使って飲もうかな。
「小さい頃から一緒で気が合うし、別に気遣いする仲じゃないから付き合ってる感じ」
「えーそうなんだ! 小さい頃からの幼馴染と恋人になる……! 恋愛漫画みたい!」
「そんな綺麗な感じじゃないけど。……中三の時にこいつの童貞奪って泣かせたから責任感じてるのもある」
「「ブッーーーーーー!?!?」」
思わず飲んでいたコーヒーを吹くほどのとんでもないワードが飛び出た。しかも戸島も同じく吹いている。
俺はすぐさまダーク=ノワールの顔を見た。物凄い脂汗と挙動不審の視線が目に見える。
「中三!? ツヤコって大胆!」
「アレはそう、熱い夏の七月の夏休みだった――」
赤面する瀬那に、急に昔語りを始める巨匠。
氏、曰く。
少女漫画で培ったえっちなシーンを試したいと思い行動に移す。
ちょうどいい所に竿役が。
度胸合体グレ○ラガンッ!!
満足する氏。
ピュアだったダーク=ノワール。女を知る。
そして今らしい。
とどのつまりこの戸島 司と言う男は。
暑い夏の日に仲の良い幼馴染の女の子が性欲マックスで襲ってきて、それを甘んじて受け、ねっとりしっぽり肉欲を貪ってグットアップしたと……。そういうことだ。
「それ抜ける同人誌ぃい!!」
「俺は襲われたんだよ!?」
「うるせえ! 俺がTSUTAYAで借りたGガン一気見してる他所で! お前はツヤコとマセガキか!? 普段イタイ格好してるくせにナニ気持ちよくなってんだよ!!」
「人には人の、辛い過去があるもんだ……」
「なに人には人の乳酸菌みたいな事言ってんだよ!」
決めた! 俺はこのダーク=ノワールをボコる! もちろんトーナメントで! そのためには勝ち進めなければならないけど!
「まぁ瀬那も彼氏応援するし、ウチもこいつ応援するからよろしくー」
「萌、私もいっぱい応援するから、つっくんに負けないでね!」
「モチ!」
ダーク=ノワールを見ながら返事した。
「♰花房 萌! 我と相まみえるまで、負けるんじゃないぞ!♰」
「それお前もだろ。一回戦で負けたらお仕置きな」
「お仕置きッ!? よよよ余計に負けられなくなった……!」
お仕置きというワードにダーク=ノワールが震えている。
「ん?」
瀬那も疑問を浮かべる顔。どうやら向こうのカップルのコミュニケーションの一つだろうか。非常に気になる所だが、いい加減続きのプリンを食べたくなった。
「とりあえず食うか」
それからは雑談や近況の報告などを話、豪快プリンを平らげた。上品な甘さで美味しかったし、また来ようと言った瀬那の想いは俺と同じだ。リピートするくらいは美味い。
ツヤコツカサカップルと別れそれぞれのデートへ突入。夕方で寒さも冷える時間。瀬那の手を握り、コートのポッケに手を突っ込み温め合う。外のイルミネーションを見ながら歩き、結局寮の門限ギリギリまで一緒に居た。
「んん――」
「――」
女子寮付近。周りに誰もいない事を確認し、口づけ。
「今日も楽しかった! 萌、家に着いたら連絡してね!」
「うん」
瀬那を見送り、スタスタと徒歩で帰宅。
「ただいまー」
『チュートリアル:帰宅しよう!』
『チュートリアルクリア』
『クリア報酬:速+』
暗い廊下に明りを付け、返事がないと思うと、そう言えばリャンリャンは遅くなることを思い出す。
瀬那の言付け通り帰って来たとスマホを操作してメッセージを送る。
リビングの扉を開け、スイッチを押してライトを点灯した。
そしてそいつは当然の様にソファーに座っていた。
「じゃましてるよハジメくん。デートと洒落込むとはキミも隅に置けないクソガキだな」
「テーブルに足を置くな」
「あ、ハイ。すみません」
サングラスをかけた小皺が多いナイスミドル、エルドラドが我が物顔で座っている。
もう突然現れても驚く事すら無くなった。それもこれも、リャンリャンと酒飲んで酔って絡んでくるわ、事あるごと無い事に現れて、「暇だから来た」という始末。
この中年、仕事してない説。
まぁ向こうの組織に仕事なんて概念があったらの話だけど。
「で? 今日は何の用だよ。これからサブスクでアニメ見るんだけど」
「まずはトーナメント出場おめでとう……。と言っておこうか。まぁ実力的に当然か」
「ありがとさんっと」
冷蔵庫を開けて冷たいお茶をコップに注ぎ飲む。
「実は君の顔を見に来たんだ。ハジメくんって面白い顔してるからさ」
「……え、もしかしてバカにしてる? 俺は元々この顔だよ!? 文句あるか!?」
急に煽られたから機械を使われたワッカ並に怒る。
「まあ怒るなよ。……ははーん、これはこれは……」
顎に手をやり、右へ左へと体を揺らし俺の観察してきた。その行動に俺はカチンときた。
「――ッ」
「おっとストップ。これには深い事情があるんだよ」
「どんな事情だよ!!」
「それは言えないなぁ~~」
そう言って金色の空間を出したエルドラド。このままだとどこかに行ってしまう。
「おいハゲ! ――」
「踏み込みが足りん!!」
ヒョイと避けられる。
「アディオース!」
「おい!?」
俺の怒り虚しく、光に包まれアイツは去って行った。
「……何だったんだよ」
この時の俺は、意味不明なエルドラドの行動が重要なものだったと、後から気づくのだった。
そして日にちは進んでいき、翌週の月曜日。
トーナメントが開催される。
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