追う者

篠原

文字の大きさ
上 下
184 / 278
第十六章 義時と真子の挙式 ~純白のドレスと運動靴!?~

第十六章 ⑮

しおりを挟む
そう。
まぁ、前職からの経験ですけど、
男性っていう生き物は、本当に、
『若い女の子』が大好き、です!
もう……って、ため息が出るほど。

特に、『女子大生』って響きに、ヤられ
てしまう男の人の多いこと、これは、
前職から学べたことの1つです!
そして、おそらく、これは、全世界
どこでもそうなのでしょう。




って、そんなのはどうでも良いんです。
そう。
こしまちゃんとやよいちゃん。
2人に寄って来る男性列席者の皆さん
のこと、ですね。
未婚男性陣は、当然、猛アタックして
いますね。
で、どう見ても結婚しているであろう
オジさんたちは……。
よく見れば、分かります。
イヤらしい気持ちとか皆無で、
単純に褒めているだけなのです。
そうです。既婚男性だけでなく、その
奥様方や既婚女性、未婚女性の方々も
2人のとこに行って、声をかけています
からね。


未婚男性は、ただ、「あわよくば!」
とか「連絡先聞いてやるゼ!」って
下心で近づき、アタックしています。
まぁ、これは『許容範囲』です。
で、既婚男性の皆さんやその奥様方、
それから女性陣は、純粋に、声をかけ
に行っているわけです、こしまちゃんと
やよいちゃんに。

こっからだと、声までは聞こえません
けど、「いや~、さっきのは凄かった
ねぇ」とか「お疲れ様!素晴らしかったわ」
と声をかけられているはず、2人は。



だって……。
本当に、二人は、さっき、スゴかった
ですから!!!

まさに、してやられました……ね。
良い意味で。


それは、つい先程の『余興』の時間の
出来事…。



あの夫の従弟たち、つまり、本人達曰く
【栄家ブラザーズ】の余興が終わった
のです。
ちなみに、彼らは、男4人で、
って言っても途中から栄家の親戚の
伯父様方も交じって来て……、
だから男7人で、某アイドルグループの
有名曲を歌ってくれたのですが…。

で、彼らが、列席者の皆さんからの
大拍手を受けて下がっていくと、
次は、予定通り、私側……、つまり、
新婦側の『余興』です!


私は、こしまちゃんとやよいちゃんに
頼んでいました。

なので、司会の村山さんが、二人を
呼びます。


すると、…………!
まぁ、予定通りと言うか、私は、最初から
知っていましたが、明慈大学の現役女子
大生の二人が、ホテルの人がうまく流し
出してくれたBGMにのって、
登場しました!!



列席者の間から割れんばかりの拍手が!
「うん?再入場の時より、大きいのって
気のせい?」と思ったのですが…、
まぁ、それは、どうでもいいですね…
…ハイ。

で、一気に騒がしくなる披露宴会場。
立ち上がる既婚&未婚男性陣の一部。
大急ぎで携帯を取り出したり、カメラを
用意する若い男性方の多いこと。
会場に鳴り響く指笛、指笛の嵐……!!



皆さん、何が起こったと思います?
『余興』のため新婦側の女性が2人
前に出て来ただけにしては、大げさ
過ぎません……?


答えは、簡単です。
実は、ドレスで来てくれていた2人が、
この時は、明慈のチアリーディング部
の衣装、つまりユニフォームで登場
したから、なのです!

村山さんが、「明慈大学の現役学生、
そして、チアリーディング部のお二方
です!」で、さらに、ワー&オォ~と
会場中が……。


で、男性も女性も関係なく、カメラや
携帯で……。
まぁ、ここまでは、ギリギリ想定内で
した、私も。
「かなり盛り上がるだろうなぁ」って
思ってましたからね。

だけど……。
その後に、起こったことって言ったら!
一言でいえば、「話が違うじゃない!?」
です…。















(著作権は、篠原元にあります)
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

秘密のキス

廣瀬純一
青春
キスで体が入れ替わる高校生の男女の話

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない

月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。 人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。 2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事) 。 誰も俺に気付いてはくれない。そう。 2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。 もう、全部どうでもよく感じた。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

脅され彼女~可愛い女子の弱みを握ったので脅して彼女にしてみたが、健気すぎて幸せにしたいと思った~

みずがめ
青春
陰キャ男子が後輩の女子の弱みを握ってしまった。彼女いない歴=年齢の彼は後輩少女に彼女になってくれとお願いする。脅迫から生まれた恋人関係ではあったが、彼女はとても健気な女の子だった。 ゲス男子×健気女子のコンプレックスにまみれた、もしかしたら純愛になるかもしれないお話。 ※この作品は別サイトにも掲載しています。 ※表紙イラストは、あっきコタロウさんに描いていただきました。

冬の水葬

束原ミヤコ
青春
夕霧七瀬(ユウギリナナセ)は、一つ年上の幼なじみ、凪蓮水(ナギハスミ)が好き。 凪が高校生になってから疎遠になってしまっていたけれど、ずっと好きだった。 高校一年生になった夕霧は、凪と同じ高校に通えることを楽しみにしていた。 美術部の凪を追いかけて美術部に入り、気安い幼なじみの間柄に戻ることができたと思っていた―― けれど、そのときにはすでに、凪の心には消えない傷ができてしまっていた。 ある女性に捕らわれた凪と、それを追いかける夕霧の、繰り返す冬の話。

処理中です...