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番外編 月葉の質問
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ふと目が覚めた。時計を見ると二時過ぎ。隣にいる悠李が優しく微笑んで「目が覚めたの?」と聞いた。
明日は日曜日だからじっくりと愛されて、終わったあとそのままうとうとと寝てしまったみたい。悠李としたあとはいつもそうなってしまう。心地よい疲れが私を眠りへと誘うのだ。悠李は、いつもしばらくの間は起きて私の寝顔を見ているらしいけど。
(こんなにセックスが気持ちいいものだって、知ることができて良かった)
私は真吾と悠李の二人しかサンプルがないので、どちらが一般的なのかはわからない。でもどう考えても悠李のほうがいいに決まってる。
(どうして悠李はこんなに上手なのかな……?)
~~~~~
私が真吾と初めて結ばれたのは25の時。緊張と痛み、恥ずかしさでずっと目を閉じていたのを覚えている。
「え……月葉、本当に処女だったの?」
シーツについた赤い染みを見て驚いた真吾。
「そっか。俺、月葉の初めての男なんだ。嬉しいな」
そう言って抱きしめてくれたことが嬉しかった。
だけど回数を重ねても痛みはなくならなかった。勇気を出して「痛いの」と言ってみても、「それは月葉が慣れてないからだよ。そのうち良くなるって」そう言って取り合ってくれない。
今思えばあまり濡れていなかったのかもしれない。
「もう少し感じてくれたらいいんだけどな」
そんな風に言われて、声を出す演技をしてみたこともある。真吾もつまらないんだろうな、と思うと辛かった。
そのうちにだんだんとセックス自体が減っていって……私はそれを関係が安定したからだと思っていた。いや、思おうとしていた。だから求められることが減ってもそれを追求することはしなかった。
~~~~~
(こうして悠李と付き合うようになって、気持ち良さを覚えて、本当に幸せ。心も身体も満足してる。でもやっぱり、疑問なのよね……)
一人で考えないで疑問に思ったことはぶつけてみよう。私は悠李に質問してみた。
「ねえ悠李。本当にあの時が初めてだったの?」
「? そうだよ。だって俺月葉以外に勃たないもん」
「……っ、そうなの……? じゃなくてね、その、すごく上手だったというか、気持ち良かったから。どこで覚えたんだろ、って疑問に思って……」
すると悠李は嬉しそうに私を抱きしめた。
「ホント? そんなに気持ち良かった? 今はどう?」
「今は、もっとずっとずっと、気持ち良いよ……」
「やったぁ」
抱きしめた私の髪をくしゃくしゃにしながら撫で回す。
「俺さ、まあ一応男子だから本やビデオも見たことはあるんだけど。でも何というか、女の子を乱暴に扱うようなのは気分良くないんだよね。で、今回改めて月葉と付き合うことになった時に、ちゃんと女の子のこと学ぼうと思って勉強した」
「勉強?」
「うん。女性向けの小説や漫画、雑誌を読んで、女性がどういう風にされたいのかを研究した。あとは観察力と想像力かな。相手がどうされたいのかを見極めて、もっとこうしてあげたらどうだろうって想像することが大事かなって。自分のことは二の次でいいし、月葉が気持ち良くなってくれたらそれだけで俺も気持ち良い」
(そうか……テクニックとかそういうことじゃないのね。きっと真吾は自分が気持ち良くなることだけが大事だった。でも悠李は違う。私のことを大事にしてくれている。だから悠李とのセックスはこんなにも幸せなんだわ)
「ありがと、悠李」
ちゅっ、と音を立ててキスをすると悠李は笑って私に覆い被さってきた。
「じゃあもう一回……」
私たちの夜はまだまだ長い。
明日は日曜日だからじっくりと愛されて、終わったあとそのままうとうとと寝てしまったみたい。悠李としたあとはいつもそうなってしまう。心地よい疲れが私を眠りへと誘うのだ。悠李は、いつもしばらくの間は起きて私の寝顔を見ているらしいけど。
(こんなにセックスが気持ちいいものだって、知ることができて良かった)
私は真吾と悠李の二人しかサンプルがないので、どちらが一般的なのかはわからない。でもどう考えても悠李のほうがいいに決まってる。
(どうして悠李はこんなに上手なのかな……?)
~~~~~
私が真吾と初めて結ばれたのは25の時。緊張と痛み、恥ずかしさでずっと目を閉じていたのを覚えている。
「え……月葉、本当に処女だったの?」
シーツについた赤い染みを見て驚いた真吾。
「そっか。俺、月葉の初めての男なんだ。嬉しいな」
そう言って抱きしめてくれたことが嬉しかった。
だけど回数を重ねても痛みはなくならなかった。勇気を出して「痛いの」と言ってみても、「それは月葉が慣れてないからだよ。そのうち良くなるって」そう言って取り合ってくれない。
今思えばあまり濡れていなかったのかもしれない。
「もう少し感じてくれたらいいんだけどな」
そんな風に言われて、声を出す演技をしてみたこともある。真吾もつまらないんだろうな、と思うと辛かった。
そのうちにだんだんとセックス自体が減っていって……私はそれを関係が安定したからだと思っていた。いや、思おうとしていた。だから求められることが減ってもそれを追求することはしなかった。
~~~~~
(こうして悠李と付き合うようになって、気持ち良さを覚えて、本当に幸せ。心も身体も満足してる。でもやっぱり、疑問なのよね……)
一人で考えないで疑問に思ったことはぶつけてみよう。私は悠李に質問してみた。
「ねえ悠李。本当にあの時が初めてだったの?」
「? そうだよ。だって俺月葉以外に勃たないもん」
「……っ、そうなの……? じゃなくてね、その、すごく上手だったというか、気持ち良かったから。どこで覚えたんだろ、って疑問に思って……」
すると悠李は嬉しそうに私を抱きしめた。
「ホント? そんなに気持ち良かった? 今はどう?」
「今は、もっとずっとずっと、気持ち良いよ……」
「やったぁ」
抱きしめた私の髪をくしゃくしゃにしながら撫で回す。
「俺さ、まあ一応男子だから本やビデオも見たことはあるんだけど。でも何というか、女の子を乱暴に扱うようなのは気分良くないんだよね。で、今回改めて月葉と付き合うことになった時に、ちゃんと女の子のこと学ぼうと思って勉強した」
「勉強?」
「うん。女性向けの小説や漫画、雑誌を読んで、女性がどういう風にされたいのかを研究した。あとは観察力と想像力かな。相手がどうされたいのかを見極めて、もっとこうしてあげたらどうだろうって想像することが大事かなって。自分のことは二の次でいいし、月葉が気持ち良くなってくれたらそれだけで俺も気持ち良い」
(そうか……テクニックとかそういうことじゃないのね。きっと真吾は自分が気持ち良くなることだけが大事だった。でも悠李は違う。私のことを大事にしてくれている。だから悠李とのセックスはこんなにも幸せなんだわ)
「ありがと、悠李」
ちゅっ、と音を立ててキスをすると悠李は笑って私に覆い被さってきた。
「じゃあもう一回……」
私たちの夜はまだまだ長い。
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(執筆期間:2022/05/03〜05/24)
✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼
2022/05/30、エタニティブックスにて一位、本当に有難うございます!
✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼
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○表紙絵は市瀬雪さまに依頼しました。
(作品シェア以外での無断転載など固くお断りします)
○雪さま
(Twitter)https://twitter.com/yukiyukisnow7?s=21
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