【完結】やり直し彼氏は今度こそ私を甘やかすつもりのようです

月(ユエ)/久瀬まりか

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深まる想い ※R-18

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 お風呂上がりは悠李のパジャマを貸してもらった。大きなサイズなので袖が余ってるし、ダボっとして身体が中で泳いでしまっている。

「俺のパジャマが……彼シャツになってる……めっちゃ可愛い……」

 悠李は嬉しそうにまた私を抱きあげた。

「じゃあ、月葉……寝室に連れて行ってもいい?」

 私は悠李の首に抱きついて頷いた。

 ブルーを基調にした寝室はシンプルで落ち着くインテリア。ダブルベッドにはきちんとカバーが掛けられている。
 布団をめくり、そっと私を横たえた悠李は、部屋の灯りを落とし間接照明に切り替えた。そしてベッドに上がり私をぎゅっと抱きしめる。

「月葉……ずっと月葉とこうするのが夢だった。俺、実を言うと本当に初めてなんだ。だから、もし痛かったらちゃんと言って欲しい」
「わかった……でももう私、すごく気持ちよくなってるのよ?」

 お風呂で高まった気持ちはこうして抱きしめられるともっと強くなっていく。早く悠李とひとつになりたいって。

 悠李は身体を反転させ私の上に覆いかぶさってきた。優しいキスをしながらパジャマを脱がせていく。
 さっきお風呂で全部見せたのに、こうやって悠李の手で脱がされていくとまた恥ずかしさが込み上げてくる。
 悠李は胸に顔を埋め柔らかさを楽しんでから、先端の蕾を口に含み唾液をまとわせて愛おしそうにしゃぶった。

「固くなっていて可愛いよ」
「やあ……ん……」

 それから悠李は丁寧に時間をかけて耳元や首筋、背中、脇……私の体中を隅々まで触り、キスをし、舌を這わせていった。こんなこと、今までされたことがない。
 私の息遣いがどんどん荒くなっていくのを、悠李はじっくりと楽しんでいるみたいだ。

「月葉、恥ずかしいとか思わないで。俺に全部見せて欲しいんだ」

 脚を持ち上げられ、太ももから爪先まで指でなぞられる。触るか触らないかの絶妙なタッチに焦らされ、もっと触って欲しくなってしまう。

「月葉、下着、脱がせるね……?」

 コクリと頷くとそっと脚からショーツを脱がされた。もうぐっしょりと濡れているそれを、悠李は鼻に当て匂いを吸い込む。

「いい匂いがする……たまらない……」

 そして私の両脚を大きく開き、顔を近づけてじっくりと眺め始めた。

「月葉のここ、とても綺麗だ……」

 脚を開かれじっと見られているだけなのに、私の秘部はどんどん蜜を溢れさせている気がする。恥ずかしさに頭がぼうっとしてどうにかなってしまいそう。

「悠李、そんなに長い間見つめないで。恥ずかしい……」
「だってほんとに綺麗なんだ。どれだけ見ていても飽きない」

 そう言って悠李の柔らかい唇を、すっかり固くなった私の花芽に押し当てた。

「あっ……!」

 突然の刺激に腰がビクンと跳ねる。ちゅ、ちゅと優しいキスを重ねてから悠李は自分の指を唾液で濡らし、そっと触れてきた。固い花芽に痛みを感じさせないように優しく、周りから攻めるようにじわじわと。
 そして時々力を入れ、また優しく。悠李のリズミカルな指に合わせて自然に腰がうねっていく。

「あっ……あんっ……」
「月葉、いっぱい溢れてきたよ……凄いな、こんなになるんだ」

 悠李がぺろりと舌で蜜を舐めとった。

「やぁ……っ!」
「甘い……甘くて美味しいよ、月葉」

 敏感な花芽に舌で蜜を塗り付け、また刺激していく悠李。私の腰は彼の舌を求めていやらしく上下に動いてしまう。

「あっ、だめ、いっちゃう……!」

 突然波が来たと思うとひくひくと中が痙攣し、脚を突っ張らせて達してしまった。   

 それと同時に悠李が指を蜜壺に入れていて、その刺激がまた私を導いていく。くちゅくちゅといやらしい水音が寝室に響き、シーツを濡らしていった。

「凄いよ月葉、指がめちゃくちゃ締め付けられてる……!」
「ああっ、悠李、指じゃ嫌……! 悠李のが欲しいの……!」

 悠李はすぐに指を抜き、避妊具を取って袋を破いた。その間も私の蜜壺はぴくぴくと反応を続けている。

「入れるよ、月葉……」
「ええ、悠李、早く来て……!」

 脚を開かれて大きなものがあてがわれ、ゆっくりと沈められていった。十分に濡れそぼった私の花弁はやすやすとそれを受け入れ、飲み込んでいく。私の中は悠李でいっぱいになり、何も考えられなくなった。

「月葉の中、温かい……うねるようにぎゅっと締めてくる……最高に気持ちいい。動いたらすぐに出てしまいそうだ」

 悠李は私をぎゅっと抱きしめたまま、動かずにいた。でも、私のほうがそれを我慢できなくなって、下から腰を打ち付け始める。

「月葉、そんなに動いたら……」
「いいの、お願い悠李、あなたも……!」
「月葉……!」

 がっと私の腰を掴んだ悠李は力強く腰を振り始めた。抽挿するたびに気持ちのいい部分に当たって、私は味わったことのない快感に夢中になっていた。

「くっ……! 月葉、月葉……!」

 悠李が達して、彼の身体は一瞬で汗だくになった。そして私の上に倒れ込み、(もちろん私を潰さないようにしてくれているけど)全力疾走したあとのように荒い息遣いになっている。

「月葉、ごめん……入れてからももっと月葉を気持ちよくしたかったのに、月葉の感じた顔を見たら我慢できなかった……」
「だって、私もじっとしてられなかったんだもの……それにね、こんなに気持ちよかったの初めてだわ」

(あっ……比べるような言い方になっちゃった? 大丈夫かな)

 悠李は気にする様子もなく、私の髪を撫でながら満足そうに笑った。

「良かった。これからもずっと、月葉の『一番気持ちいい』を更新していくつもりだから。俺の成長を待ってて」

(成長っていうか……今も十分上手だと思うんだけど。本当に初めてなの? 嘘じゃないよね? 経験豊富なはずの真吾のほうが全然、だめだったよ?)

 悠李の回復はとても早くて、そのあと一回、翌日起きてから二回、私たちは愛し合った。そして悠李の言う通り、回を重ねるごとに気持ちよさが増していく。その度に愛おしさも膨らんでいった。

(体も心も求め合い愛し合うことで私たち、ぐっと仲が深まったみたい……)
 
 
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