7 / 36
青春のやり直し
しおりを挟む
「いや、ちょっと待って! 月葉、それどういうことだよ」
「どういうことだも何も、言った通りだけど」
「俺が誰とキスしたって?」
「だから、陽菜だって」
「陽菜って誰だよ!」
悠李の必死な顔を見て、私はあれが陽菜の嘘だったと悟った。だけどあの時陽菜は、はっきりと言ったのだ。悠李とキスした、と。
「私の……お姉ちゃん……一度だけ悠李が遊びに来た時に……」
頭がくらくらした。どうしてあの時私は陽菜を信じたんだろう?
「月葉、俺は絶対そんなことしてない。確か、目のゴミを取ってくれって頼まれたのは覚えてる。だけど俺が好きなのは月葉だったんだ。他の人とキスなんて、そんなことするわけない」
「だって……だってあのあと悠李は顔を赤くしてて……陽菜も、悠李にキスされたって言ってたし……」
もう記憶の彼方に封印したはずなのに、こうして口に出すと悲しさがこみ上げてくる。いつの間にか私は泣いていた。
観光客が泣いている私をちらちらと見ている。悠李は俯く私を抱きしめて、その視線から隠してくれた。
(腕の中に私がすっぽり収まってる……ホントに背が高くなったんだな……)
そんなことを考えながら、私は涙が枯れるまでそのまま泣き続けた。
「どう? もう落ち着いたか?」
私たちは屋上展望の下の階にあるラウンジにいた。ここも高層で眺めがいい。ゆったりとしたソファは外に向けて配置されていて、広々とした風景を楽しむことができる。私は柚子ソーダを注文し、悠李が持って来てくれた。
「うん。ありがとう」
「じゃあさ、詳しく聞かせてくれる?」
そう問われ、私は思っていることを全て話した。あの時二人の姿が重なっていてキスしているように見えたこと。陽菜のにやりと笑った顔。陽菜のことが可愛いと言った悠李の紅潮した頬。そして、悠李はきっと高校でモテるだろうから、傷つく前に別れたほうがいいと言われたこと。
ぽつりぽつりと話し終えた時、悠李はとても怒った顔をしていた。
「月葉、俺なりに今の話に答えてもいいか?」
「……うん」
「まず、俺はあの時キスなんてしていない。ただ、やけに身体を近づけてくるなとは思っていた。でもそれだけだ。姉さんを可愛いと言ったのは、月葉の家族だから褒めなくちゃと思ったから。そして俺の顔が赤くなっていた件。それは、月葉に対してだ」
「私?」
「あの時俺に姉さんのことを質問していた月葉、すごく真剣な顔で俺を見つめていただろ? 学校でもそんな至近距離で見つめられたことはなかったし、めちゃくちゃドキドキして……俺がときめいていたのは月葉になんだ」
(嘘……本当に?)
「俺は高校が別れたってずっと月葉と付き合っていくつもりだったし、実際高校で彼女は作ってない。月葉に振られたショックを引きずってた。だから君の姉さんに対して俺は今、猛烈な怒りを感じている」
悠李が嘘を言っているようには思えなかった。その目には怒りだけではなく悲しみもこもっていたから。
(じゃあ私は、勝手に悠李をジャッジして別れてしまったってことなのね……)
「ごめん悠李……実は私、母だけじゃなくて陽菜からもずっと容姿のこと貶されてた。姉が可愛いのはわかりきったことだけど、だからって私を比べて落とさないで欲しいってずっーと思ってた。そんな私が唯一自信を持てたのが……悠李と付き合えたことだった」
悠李は怒りの表情を消し、とても優しい顔で私を見つめている。
「それなのに私は悠李を信じずに陽菜の言うことを信じてしまったんだね。あの時私がちゃんと悠李に確かめていればこんなことにならなかったのに」
「俺だってそうだ。自分のショックばかりで、月葉がどんな思いで別れを告げたのか、もっと考えるべきだった」
お互いの目が合った。泣き腫らした目が恥ずかしくて、目を伏せる。すると悠李はそっと私の頬に触れた。
「泣いてる顔も可愛いよ」
「悠李って、そんなキャラだったっけ……」
思わずクスリと笑ってしまう。悠李は手を下ろし、慣れないことするもんじゃねえな、と言って頭をかいた。
「なあ月葉。誤解も解けたことだし、お互い付き合ってる人もいない。もう一度、やり直さないか」
「やり直すって……?」
「たった一か月の交際期間だったろ? 楽しい思い出も何も作れなかった。だからさ、新しい思い出をこれから一緒に作ってみないか」
(どうしよう……本当にそんなことをしていいのかな。今、お互いに好きだというわけじゃないのに……)
迷っている私の背中を悠李が軽く叩く。
「大丈夫! 絶対楽しくさせてみせるから。任せろって」
「……で、楽しくなったところで振るつもりじゃないの?」
「それはごめん! 俺が馬鹿でした!」
意地悪を言ってみた私に土下座する勢いで謝る悠李を見ていると、また笑みがこぼれる。中学生だったあの頃を思い出して。
(それに、意外といい提案かも。真吾のことを考える時間が少なくて済む)
「そうだよね、あの時デートもしてないし手も繋いでないし。青春のやり直し、しよっか」
「青春のやり直しか。いいね、その言葉。じゃあ今日からよろしく、月葉」
「こちらこそよろしく、悠李」
こうして私たちは十三年振りに交際を始めてみることにしたのだった。
「どういうことだも何も、言った通りだけど」
「俺が誰とキスしたって?」
「だから、陽菜だって」
「陽菜って誰だよ!」
悠李の必死な顔を見て、私はあれが陽菜の嘘だったと悟った。だけどあの時陽菜は、はっきりと言ったのだ。悠李とキスした、と。
「私の……お姉ちゃん……一度だけ悠李が遊びに来た時に……」
頭がくらくらした。どうしてあの時私は陽菜を信じたんだろう?
「月葉、俺は絶対そんなことしてない。確か、目のゴミを取ってくれって頼まれたのは覚えてる。だけど俺が好きなのは月葉だったんだ。他の人とキスなんて、そんなことするわけない」
「だって……だってあのあと悠李は顔を赤くしてて……陽菜も、悠李にキスされたって言ってたし……」
もう記憶の彼方に封印したはずなのに、こうして口に出すと悲しさがこみ上げてくる。いつの間にか私は泣いていた。
観光客が泣いている私をちらちらと見ている。悠李は俯く私を抱きしめて、その視線から隠してくれた。
(腕の中に私がすっぽり収まってる……ホントに背が高くなったんだな……)
そんなことを考えながら、私は涙が枯れるまでそのまま泣き続けた。
「どう? もう落ち着いたか?」
私たちは屋上展望の下の階にあるラウンジにいた。ここも高層で眺めがいい。ゆったりとしたソファは外に向けて配置されていて、広々とした風景を楽しむことができる。私は柚子ソーダを注文し、悠李が持って来てくれた。
「うん。ありがとう」
「じゃあさ、詳しく聞かせてくれる?」
そう問われ、私は思っていることを全て話した。あの時二人の姿が重なっていてキスしているように見えたこと。陽菜のにやりと笑った顔。陽菜のことが可愛いと言った悠李の紅潮した頬。そして、悠李はきっと高校でモテるだろうから、傷つく前に別れたほうがいいと言われたこと。
ぽつりぽつりと話し終えた時、悠李はとても怒った顔をしていた。
「月葉、俺なりに今の話に答えてもいいか?」
「……うん」
「まず、俺はあの時キスなんてしていない。ただ、やけに身体を近づけてくるなとは思っていた。でもそれだけだ。姉さんを可愛いと言ったのは、月葉の家族だから褒めなくちゃと思ったから。そして俺の顔が赤くなっていた件。それは、月葉に対してだ」
「私?」
「あの時俺に姉さんのことを質問していた月葉、すごく真剣な顔で俺を見つめていただろ? 学校でもそんな至近距離で見つめられたことはなかったし、めちゃくちゃドキドキして……俺がときめいていたのは月葉になんだ」
(嘘……本当に?)
「俺は高校が別れたってずっと月葉と付き合っていくつもりだったし、実際高校で彼女は作ってない。月葉に振られたショックを引きずってた。だから君の姉さんに対して俺は今、猛烈な怒りを感じている」
悠李が嘘を言っているようには思えなかった。その目には怒りだけではなく悲しみもこもっていたから。
(じゃあ私は、勝手に悠李をジャッジして別れてしまったってことなのね……)
「ごめん悠李……実は私、母だけじゃなくて陽菜からもずっと容姿のこと貶されてた。姉が可愛いのはわかりきったことだけど、だからって私を比べて落とさないで欲しいってずっーと思ってた。そんな私が唯一自信を持てたのが……悠李と付き合えたことだった」
悠李は怒りの表情を消し、とても優しい顔で私を見つめている。
「それなのに私は悠李を信じずに陽菜の言うことを信じてしまったんだね。あの時私がちゃんと悠李に確かめていればこんなことにならなかったのに」
「俺だってそうだ。自分のショックばかりで、月葉がどんな思いで別れを告げたのか、もっと考えるべきだった」
お互いの目が合った。泣き腫らした目が恥ずかしくて、目を伏せる。すると悠李はそっと私の頬に触れた。
「泣いてる顔も可愛いよ」
「悠李って、そんなキャラだったっけ……」
思わずクスリと笑ってしまう。悠李は手を下ろし、慣れないことするもんじゃねえな、と言って頭をかいた。
「なあ月葉。誤解も解けたことだし、お互い付き合ってる人もいない。もう一度、やり直さないか」
「やり直すって……?」
「たった一か月の交際期間だったろ? 楽しい思い出も何も作れなかった。だからさ、新しい思い出をこれから一緒に作ってみないか」
(どうしよう……本当にそんなことをしていいのかな。今、お互いに好きだというわけじゃないのに……)
迷っている私の背中を悠李が軽く叩く。
「大丈夫! 絶対楽しくさせてみせるから。任せろって」
「……で、楽しくなったところで振るつもりじゃないの?」
「それはごめん! 俺が馬鹿でした!」
意地悪を言ってみた私に土下座する勢いで謝る悠李を見ていると、また笑みがこぼれる。中学生だったあの頃を思い出して。
(それに、意外といい提案かも。真吾のことを考える時間が少なくて済む)
「そうだよね、あの時デートもしてないし手も繋いでないし。青春のやり直し、しよっか」
「青春のやり直しか。いいね、その言葉。じゃあ今日からよろしく、月葉」
「こちらこそよろしく、悠李」
こうして私たちは十三年振りに交際を始めてみることにしたのだった。
12
お気に入りに追加
273
あなたにおすすめの小説
極上の一夜で懐妊したらエリートパイロットの溺愛新婚生活がはじまりました
白妙スイ@書籍&電子書籍発刊!
恋愛
早瀬 果歩はごく普通のOL。
あるとき、元カレに酷く振られて、1人でハワイへ傷心旅行をすることに。
そこで逢見 翔というパイロットと知り合った。
翔は果歩に素敵な時間をくれて、やがて2人は一夜を過ごす。
しかし翌朝、翔は果歩の前から消えてしまって……。
**********
●早瀬 果歩(はやせ かほ)
25歳、OL
元カレに酷く振られた傷心旅行先のハワイで、翔と運命的に出会う。
●逢見 翔(おうみ しょう)
28歳、パイロット
世界を飛び回るエリートパイロット。
ハワイへのフライト後、果歩と出会い、一夜を過ごすがその後、消えてしまう。
翌朝いなくなってしまったことには、なにか理由があるようで……?
●航(わたる)
1歳半
果歩と翔の息子。飛行機が好き。
※表記年齢は初登場です
**********
webコンテンツ大賞【恋愛小説大賞】にエントリー中です!
完結しました!
幼馴染はファイターパイロット(アルファ版)
浅葱
恋愛
同じ日に同じ産院で生まれたお隣同士の、西條優香と柘植翔太。優香が幼い頃、翔太に言った「戦闘機パイロットになったらお嫁さんにして」の一言から始まった夢を叶えるため、医者を目指す彼女と戦闘機パイロットを目指す未来の航空自衛隊員の恋のお話です。
※小説家になろう、で更新中の作品をアルファ版に一部改変を加えています。
宜しければ、なろう版の作品もお読み頂ければ幸いです。(なろう版の方が先行していますのでネタバレについてはご自身で管理の程、お願い致します。)
当面、1話づつ定時にアップしていく予定です。
やっぱり幼馴染がいいそうです。 〜二年付き合った彼氏に振られたら、彼のライバルが迫って来て恋人の振りをする事になりました〜
藍生蕗
恋愛
社会人一年生の三上雪子は、ある日突然初恋の彼氏に振られてしまう。 そしてお酒に飲まれ、気付けば見知らぬ家で一夜を明かしていた。 酔い潰れたところを拾って帰ったという男性は、学生時代に元カレと仲が悪かった相手で、河村貴也。雪子は急いでお礼を言って逃げ帰る。 けれど河村が同じ勤務先の人間だったと知る事になり、先日のお礼と称して恋人の振りを要求されてしまう。 ……恋人の振りというのは、こんなに距離が近いものなのでしょうか……? 初恋に敗れ恋愛に臆病になった雪子と、今まで保ってきた「同級生」の距離からの一歩が踏み出せない、貴也とのジレ恋なお話。
性愛 ---母であり、恋人であったあの人---
来夢モロラン
恋愛
静香と初めて出会ったのは、孤児の僕の里親になるため孤児院を訪れた時で、僕は小学六年生だった。僕を養子にした静香は、僕を着せ替え人形のように扱い、溺愛する。(養父母は在日朝鮮人)中学3年の時、奥手だった僕が静香に「自慰って何」と尋ねると、静香は「まだ知らなくても良いことよ」と一旦言うが、後日、高熱を出した僕の体をタオルで拭いてくれた後で、僕の性器を洗いながら教えてくれる。僕は高校生になり、同級生の美智子とステディな仲になる。僕は鉄男と静香の性行為を見てしまう。甘えていた養母の女の顔を見てショックを受けた僕は、静香と距離を置くようになる。静香はよそよそしくなった僕との修復を図るために、登別温泉に僕を誘う。混浴の大浴場で、静香は、僕がもう男の子を卒業して、男になろうとしていること、母親である自分を異性と意識していることに気づく。その後、鉄男は北朝鮮へ帰国する。僕は日本に残り、北大医学部に進むことにする。静香は、僕の大学合格を見届けてから帰国することにする。この話を聞いた美智子は、高卒後、僕と札幌で同棲すると宣言する。静香は次第に北朝鮮に行くことに迷いが生じる。僕が「お母さんの老後は僕が責任を持つから、一緒に札幌に行こう」と誘うと、静香は鉄男とは離婚し、日本に留まろうと決心する。そうした中で、僕は乳房に触ったりして、徐々に静香の体を求めるようになる。静香にも可愛くてたまらない僕を独占したいという気持ちがあり、やがて僕の自慰を静香が手伝うことが習慣となる。静香は最後の一線を越えることを中々許してくれなかったが、高三の春、洞爺湖温泉で二人は結ばれる。同時に、僕は美智子との交際も継続し、関係は深まり、美智子は若くて健康的な裸身を僕の視線さらすなど大胆な行動をとる。一方、静香は成熟した女として、僕に深い性の喜びを味あわせてくれる。最初は、静香が一方的にリードし、僕はお姫様に仕える召使だったが、やがて僕が静香の体をほしいままにむさぼり、時に静香が僕の奴隷となる。静香とのセックスは、僕を夢心地にさせ、震えさせ、無限の彼方に運んでくれる。僕の体と静香の体は離れがたく結びついており、両天秤に掛けるのはやめるべきと考えた僕は、美智子に「好きな人」がいると告げて別れる。その過程で、静香は美智子の涙を見て、自分が若い二人の仲を裂いたことを知る。大学入学試験の日に「養母が養子に性的虐待を行っている」という通報があったと言って、児童相談所の職員が尋ねてくる。強く否定して納得してもらう。僕は無事合格して、静香は五月に札幌に引っ越すことになる。入学式の前、静香と定山渓温泉で一夜を過ごす。静香は激しく燃える。その直後、静香は僕に黙って、北朝鮮に帰国し、後に、数年後に病死する。悲しい結果となったが、僕は母と子であって、男と女でもあったあの七年間ほど幸せな日々はなかったと思う。
冷徹御曹司と極上の一夜に溺れたら愛を孕みました
せいとも
恋愛
旧題:運命の一夜と愛の結晶〜裏切られた絶望がもたらす奇跡〜
神楽坂グループ傘下『田崎ホールディングス』の創業50周年パーティーが開催された。
舞台で挨拶するのは、専務の田崎悠太だ。
専務の秘書で彼女の月島さくらは、会場で挨拶を聞いていた。
そこで、今の瞬間まで彼氏だと思っていた悠太の口から、別の女性との婚約が発表された。
さくらは、訳が分からずショックを受け会場を後にする。
その様子を見ていたのが、神楽坂グループの御曹司で、社長の怜だった。
海外出張から一時帰国して、パーティーに出席していたのだ。
会場から出たさくらを追いかけ、忘れさせてやると一夜の関係をもつ。
一生をさくらと共にしようと考えていた怜と、怜とは一夜の関係だと割り切り前に進むさくらとの、長い長いすれ違いが始まる。
再会の日は……。
【完結】やさしい嘘のその先に
鷹槻れん
恋愛
妊娠初期でつわり真っ只中の永田美千花(ながたみちか・24歳)は、街で偶然夫の律顕(りつあき・28歳)が、会社の元先輩で律顕の同期の女性・西園稀更(にしぞのきさら・28歳)と仲睦まじくデートしている姿を見かけてしまい。
妊娠してから律顕に冷たくあたっていた自覚があった美千花は、自分に優しく接してくれる律顕に真相を問う事ができなくて、一人悶々と悩みを抱えてしまう。
※30,000字程度で完結します。
(執筆期間:2022/05/03〜05/24)
✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼
2022/05/30、エタニティブックスにて一位、本当に有難うございます!
✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼
---------------------
○表紙絵は市瀬雪さまに依頼しました。
(作品シェア以外での無断転載など固くお断りします)
○雪さま
(Twitter)https://twitter.com/yukiyukisnow7?s=21
(pixiv)https://www.pixiv.net/users/2362274
---------------------
『Goodbye Happiness』
設樂理沙
ライト文芸
2024.1.25 再公開いたします。
2023.6.30 加筆修正版 再公開しました。[初回公開日時2021.04.19]
諸事情で7.20頃再度非公開とします。
幸せだった結婚生活は脆くも崩れ去ってしまった。
過ちを犯した私は、彼女と私、両方と繋がる夫の元を去った。
もう、彼の元には戻らないつもりで・・。
❦イラストはAI生成画像自作になります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる