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12.ループ
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黒翼もやはり現場の回収に来るのが早かった。
爆発の塵と埃にまみれた里京と屡鬼阿はお互い会話を交わさなかった。
「報告ありがとうございました。すぐに国と共同で無事処理できました。」
緊迫な空気が張り詰める中、スティーブは二人に話しかけた。
「おっと、その姿どうしたんですか?」
スティーブは埃と塵をかぶったうえに上半身が血液まみれになっている屡鬼阿の姿に驚いた。
「…」
赤い瞳で屡鬼阿はスティーブに顔を向けた。
その姿はまるで修羅のようだった。
「あなたがあのモンスターを倒したのですか?」
屡鬼阿は少し両唇を開け、話そうとしたが、何かに気付き再び口を噤み、一足先に迎えの車に乗り込んだ。
その姿を、疑惑のまなざしでスティーブは目で追った。
「…随分要領がいいんだな。」
屡鬼阿の後ろを目で追うスティーブに里京は話しかけた。
「この事件は父の代でも取り扱ってましたから。」
「…13年前か。」
里京は上着についた埃を払い、警察が捜査をしている方向へと歩いて行った。
「どうしたんでしょう…」
スティーブは二人の様子に違和感を感じた。
ふと自分の目の前に名刺サイズのカードがひらひらと落ちてきた。
上方の道路を見上げるが警察が立ち入り禁止にしたのか、そこには誰もいなかった。
「なんだよ。これ…」
ライブを終え急いで特安に戻ってきた純鋭が見たものは、顔がなく胸に鉄パイプが刺さった化け物だった。
「あの時、純鋭のバンドが、ざわめく観客をむやみに避難させず、外に出さなかったからか大きな混乱はなかったが…」
『本日午後3時頃、○○区の幼稚園で爆発がありました。警察はテロだと見込み捜査を続けています…。』
「あー、また目立った感じですね。…それより屡鬼阿はどこに行ったんです?」
純鋭はあたりを見回した。
「彼女ならあれからずっと、部屋に閉じこもっていますよ。夕食もいらないみたいで…。」
スティーブは突然立ち上がり、自分の借りてる部屋に走って行った。
純鋭がいつもの書庫に行くといつもいるはずの屡鬼阿がいなかった。
「おーい。この疫病神―!出てこーい。」
屡鬼阿の部屋の前で純鋭が何度も声をかけているが一向に出てこない。
「何をしているんだ?」
純鋭の忙しない声に里京が歩いてきた。
「屡鬼阿が出て来ないんですけど。ぶち破ってもいいですか?」
里京は純鋭をみて一瞬固まったあと、頷いた。
「ドーン!」
純鋭は持っていた日本刀で扉を斬った。
「破るとは一体なんなんだ…」
純鋭と里京は屡鬼阿が居るはずの部屋をみて驚愕した。
「蛻の殻…」
純鋭は全開に開かれた窓を見た。
「馬鹿な…ここは3階だぞ。」
その騒ぎにスティーブも駆けつけた。
「屡鬼阿…さん……ところで里京さんこれを…。」
スティーブは一枚の名刺サイズのカードを里京に渡した。
”Dear my precious”
「また、新たな宛名か…。」
里京はまた眉間にしわを寄せた。
「新しくはないです。あなたはまだ刑事だったのであの時の事件の全貌を知らない。父の記録ではその宛名で同じようなサイズでその宛名が書かれていたと記録にあります…。」
スティーブは再び何かを考えるそぶりをした。
若者の街の通りを避け、煌びやかなハイブランド店が並ぶ坂道。
さまざまな格好の人間が通る。
赤髪に赤い瞳をしていても何の違和感もない屡鬼阿は髪飾りを探していた。
「…高い…」
足を止めていたショーウィンドウで気になるバレッタを見ていた時だった。
速足で坂を下る人の気配は気づいていたがよけきれず、横からの衝撃で屡鬼阿は尻餅をついた。
「あ、あぁごめんごめん。急いでぶつかってしまった。あ!本当ごめんね。それ壊しちゃったね。」
ぶつかってきた男性が指をさして示したのは、昨日の爆発の時に割れてしまったバレッタだった。
「あ、いや、これは…」
「弁償するから待ってて。」
男性は、そのまま一人で店に入りショーウィンドウに展示してあったバレッタを購入してそのまま屡鬼阿に渡した。
「あ、これ…」
「じゃぁ急いでいるから。」
男性はそういうと足早に屡鬼阿の前から去って行った。
屡鬼阿は少し嬉しかった。
さっそく近くの公園に行き、ベンチに座った。
宝飾が施されているバレッタを日の光で照らし、仰ぎ見た。
キラキラと輝く光が屡鬼阿には少し眩しすぎた。
「本当はこんなのが似合う人間ではないのにな…。ここにいる資格もないのに…」
屡鬼阿の脳裏に忘れていた記憶のすべてと今までの記憶の点が線で結ばれた。
膨大の量の記憶と、壊れてしまいそうなくらいの罪悪感が襲う。
自分の生きざまに嫌悪と憤怒の感情が湧いた。
「平和ボケ…していたわ。」
屡鬼阿な何かを決心したよう顔を上げ、切なく笑いながら、再び髪を束ね、バレッタを髪に着けようとした…。
「屡鬼阿がJoker?」
スティーブの言葉に純鋭は嫌悪した。
「今までこのメッセージからすべてが屡鬼阿さんと仮定して考えたことはないんですか?」
「いやそれは何回もあるが…だが、Jokerって南極に居たんだろ?少なくともあいつは、2年2か月は高校に通って出血も確認しているぞ?」
スティーブは純鋭を見つめた。
「里京さんも純鋭もPlay cards知っていますね?」
「トランプならほとんどの人がやったことがあると…」
「ならばJokerは通常何枚ありますか?」
里京がため息をついた。
「この世界に二人Jokerと呼ばれる存在がいるってことか…」
「はい。もし名付け親がそんな意図を含めJoker名付けていたら。 しかも所有格の言い回しということは複数いる可能性があり、すでにJokerを確保している個人または団体がいるということが絞り込める…。もし屡鬼阿さんをもう一人のJokerとして仮定するのであれば、今この特安の組織はどこの組織・世界に有利な位置にいる。絶対に保護しておかなければならない。」
「…俺たちもJokerと屡鬼阿が同一対象者の可能性もあると思い保護してきたが、まさかJokerにそんな深い意味があったなんてな…」
「もしだ、この過程で考えるのであれば、我々はRukia のあて名もmy pureciousも別も者たちが、そのJokerを狙っているということになるが…。」
スティーブは頭を抱えた。
「その通りです。Rukia 宛の差出人はJokerの実力や本物を確認するために人を襲った。今まで殺されたルキアという名前の子たちは、皆そのために犠牲になった…ということになりますね…。」
「その可能性の割合は何%か出ているのか?」
「あくまでも仮定…ですから。」
純鋭はなぜだかスティーブに腹が立ってきた。
「スティーブ…お前、前にJokerは人工的に作られた超大作と言ってたな…それって人間として扱わないってことか?」
スティーブは純鋭から目を伏せた。
「場合によっては…。」
その返答に純鋭は壁をたたき、部屋から出て行った。
爆発の塵と埃にまみれた里京と屡鬼阿はお互い会話を交わさなかった。
「報告ありがとうございました。すぐに国と共同で無事処理できました。」
緊迫な空気が張り詰める中、スティーブは二人に話しかけた。
「おっと、その姿どうしたんですか?」
スティーブは埃と塵をかぶったうえに上半身が血液まみれになっている屡鬼阿の姿に驚いた。
「…」
赤い瞳で屡鬼阿はスティーブに顔を向けた。
その姿はまるで修羅のようだった。
「あなたがあのモンスターを倒したのですか?」
屡鬼阿は少し両唇を開け、話そうとしたが、何かに気付き再び口を噤み、一足先に迎えの車に乗り込んだ。
その姿を、疑惑のまなざしでスティーブは目で追った。
「…随分要領がいいんだな。」
屡鬼阿の後ろを目で追うスティーブに里京は話しかけた。
「この事件は父の代でも取り扱ってましたから。」
「…13年前か。」
里京は上着についた埃を払い、警察が捜査をしている方向へと歩いて行った。
「どうしたんでしょう…」
スティーブは二人の様子に違和感を感じた。
ふと自分の目の前に名刺サイズのカードがひらひらと落ちてきた。
上方の道路を見上げるが警察が立ち入り禁止にしたのか、そこには誰もいなかった。
「なんだよ。これ…」
ライブを終え急いで特安に戻ってきた純鋭が見たものは、顔がなく胸に鉄パイプが刺さった化け物だった。
「あの時、純鋭のバンドが、ざわめく観客をむやみに避難させず、外に出さなかったからか大きな混乱はなかったが…」
『本日午後3時頃、○○区の幼稚園で爆発がありました。警察はテロだと見込み捜査を続けています…。』
「あー、また目立った感じですね。…それより屡鬼阿はどこに行ったんです?」
純鋭はあたりを見回した。
「彼女ならあれからずっと、部屋に閉じこもっていますよ。夕食もいらないみたいで…。」
スティーブは突然立ち上がり、自分の借りてる部屋に走って行った。
純鋭がいつもの書庫に行くといつもいるはずの屡鬼阿がいなかった。
「おーい。この疫病神―!出てこーい。」
屡鬼阿の部屋の前で純鋭が何度も声をかけているが一向に出てこない。
「何をしているんだ?」
純鋭の忙しない声に里京が歩いてきた。
「屡鬼阿が出て来ないんですけど。ぶち破ってもいいですか?」
里京は純鋭をみて一瞬固まったあと、頷いた。
「ドーン!」
純鋭は持っていた日本刀で扉を斬った。
「破るとは一体なんなんだ…」
純鋭と里京は屡鬼阿が居るはずの部屋をみて驚愕した。
「蛻の殻…」
純鋭は全開に開かれた窓を見た。
「馬鹿な…ここは3階だぞ。」
その騒ぎにスティーブも駆けつけた。
「屡鬼阿…さん……ところで里京さんこれを…。」
スティーブは一枚の名刺サイズのカードを里京に渡した。
”Dear my precious”
「また、新たな宛名か…。」
里京はまた眉間にしわを寄せた。
「新しくはないです。あなたはまだ刑事だったのであの時の事件の全貌を知らない。父の記録ではその宛名で同じようなサイズでその宛名が書かれていたと記録にあります…。」
スティーブは再び何かを考えるそぶりをした。
若者の街の通りを避け、煌びやかなハイブランド店が並ぶ坂道。
さまざまな格好の人間が通る。
赤髪に赤い瞳をしていても何の違和感もない屡鬼阿は髪飾りを探していた。
「…高い…」
足を止めていたショーウィンドウで気になるバレッタを見ていた時だった。
速足で坂を下る人の気配は気づいていたがよけきれず、横からの衝撃で屡鬼阿は尻餅をついた。
「あ、あぁごめんごめん。急いでぶつかってしまった。あ!本当ごめんね。それ壊しちゃったね。」
ぶつかってきた男性が指をさして示したのは、昨日の爆発の時に割れてしまったバレッタだった。
「あ、いや、これは…」
「弁償するから待ってて。」
男性は、そのまま一人で店に入りショーウィンドウに展示してあったバレッタを購入してそのまま屡鬼阿に渡した。
「あ、これ…」
「じゃぁ急いでいるから。」
男性はそういうと足早に屡鬼阿の前から去って行った。
屡鬼阿は少し嬉しかった。
さっそく近くの公園に行き、ベンチに座った。
宝飾が施されているバレッタを日の光で照らし、仰ぎ見た。
キラキラと輝く光が屡鬼阿には少し眩しすぎた。
「本当はこんなのが似合う人間ではないのにな…。ここにいる資格もないのに…」
屡鬼阿の脳裏に忘れていた記憶のすべてと今までの記憶の点が線で結ばれた。
膨大の量の記憶と、壊れてしまいそうなくらいの罪悪感が襲う。
自分の生きざまに嫌悪と憤怒の感情が湧いた。
「平和ボケ…していたわ。」
屡鬼阿な何かを決心したよう顔を上げ、切なく笑いながら、再び髪を束ね、バレッタを髪に着けようとした…。
「屡鬼阿がJoker?」
スティーブの言葉に純鋭は嫌悪した。
「今までこのメッセージからすべてが屡鬼阿さんと仮定して考えたことはないんですか?」
「いやそれは何回もあるが…だが、Jokerって南極に居たんだろ?少なくともあいつは、2年2か月は高校に通って出血も確認しているぞ?」
スティーブは純鋭を見つめた。
「里京さんも純鋭もPlay cards知っていますね?」
「トランプならほとんどの人がやったことがあると…」
「ならばJokerは通常何枚ありますか?」
里京がため息をついた。
「この世界に二人Jokerと呼ばれる存在がいるってことか…」
「はい。もし名付け親がそんな意図を含めJoker名付けていたら。 しかも所有格の言い回しということは複数いる可能性があり、すでにJokerを確保している個人または団体がいるということが絞り込める…。もし屡鬼阿さんをもう一人のJokerとして仮定するのであれば、今この特安の組織はどこの組織・世界に有利な位置にいる。絶対に保護しておかなければならない。」
「…俺たちもJokerと屡鬼阿が同一対象者の可能性もあると思い保護してきたが、まさかJokerにそんな深い意味があったなんてな…」
「もしだ、この過程で考えるのであれば、我々はRukia のあて名もmy pureciousも別も者たちが、そのJokerを狙っているということになるが…。」
スティーブは頭を抱えた。
「その通りです。Rukia 宛の差出人はJokerの実力や本物を確認するために人を襲った。今まで殺されたルキアという名前の子たちは、皆そのために犠牲になった…ということになりますね…。」
「その可能性の割合は何%か出ているのか?」
「あくまでも仮定…ですから。」
純鋭はなぜだかスティーブに腹が立ってきた。
「スティーブ…お前、前にJokerは人工的に作られた超大作と言ってたな…それって人間として扱わないってことか?」
スティーブは純鋭から目を伏せた。
「場合によっては…。」
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