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序
しおりを挟む「梨乃?いつまで寝てるの?いい加減に起きなさい!学校遅刻しても知らないわよ・・・」と私を起こしに来るお母さんの声が聞こえる。
いつもの私なら「んーあと3時間寝かせて・・・」とお母さんに駄々をこねるところだが、学校に遅刻すると内申書に響くので直ぐにベットから起きて制服に着替えて、朝食のパンを口にくわえて、靴に履き替え自転車で学校へと向かう。
そして自転車で学校に向かっていると一人の男子生徒に絡まれたの
「よう、お嬢ちゃんお兄さんと今から遊びにでも行かねえか?」と誘われたの。
でも私は、「えーっと、今から学校もありますし、私学校に遅刻すると内申点に響いてしまいますので、あなたたちと遊んでる暇はないので、またの機会にということで私は学校に行きますね・・・」と言って断った。
そして学校に着き、自転車を駐輪場に止め、靴箱から学校指定のスリッパに履き替え自分のクラスに向かう。
教室に入ると、一人の男子生徒に「よ、梨乃相変わらず朝は弱いんだな・・・早めに寝れば遅刻は減るんじゃねーの?」と言われた。
それに対し私は「何よ、昨日の夜は小説を書いてたんだから仕方ないじゃない・・・」と彼に言い返す。
すると彼は「小説を書いてたって?本を読んだこともないお前が・・・笑わせんなよな・・・そんなウソバレバレだって・・・」と私のことを馬鹿にしてくる。
でも私は「嘘だと思うなら、私のスマホ見る?実際に見せてあげるわ?」と言って馬鹿にしてきた彼に小説を見せる。
そしたら彼は「ほんとに書いてたなんてな・・でもこの話、どこかで見たことのある話のような・・・」と言われた。
で私は「さ、さあ何のことかなあ・・・」とシラを切ってみた。
けど彼は「あ、これ・・お前のねーちゃんがかいてたやつじゃね?だって文体は違うけど、なんか書き方がお前のねーちゃんの書き方に似てるもん・・・」と言い当ててしまった。
私は「お姉ちゃんの書き方をまねて書いてみたのけどすぐばれるなら、やっぱり小説書くのやめようかな・・・」と言った。
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