2 / 2
1部活動体験編
しおりを挟む中学生に戻った彩音は、制服に着替えて、学校の教科書とかをカバンに入れ…髪を結び、靴に履き替えて、「ママ、行ってくるね…」
と、いい学校へと登校する。
学校へ着くと、一人の男子生徒が、私に話しかけてきた。
「お、彩音…相変わらず…早いな」
と話しかけてきて私は「大翔君こそ早いじゃないのよ…何?私に会いたかったとか?」
と、からかってみると「はあ?そ、そんなんじゃねーし、今日から部活動体験が始まるだろ?お前将棋好きなんだしさ、将棋部に入ろうぜ…奨励会もやめたんだろ?」
と言ってきた。
で、私は「ええ、そうね…やめたわ、でも女流棋士になるという夢はあきらめてないわよ…大翔君だってプロ棋士目指してるんでしょ…今は三段なんだって?」
と聞くと「まあな、今週末には三段リーグがあるんだ」
と言ってきた。
私は大翔君にこう言った。
「まあ、頑張んなさいよ…応援してるから」
と、言うと、大翔は「ありがとな…」
と、言ってくれた。
私と、大翔は家が隣同士の幼馴染で、趣味は違うけど…でも、夢だけは同じなんだ。
だけど、私は奨励会をやめて、大翔は三段という地位にいる。
大翔が、もしプロ棋士になって、遠い存在になってしまったら…もう彼には勝てなくなる。
部活動体験は私も将棋部にする予定だけどでも、私は、今までも大翔に勝ったことがなかったし、それに女流棋士になれたとしてもタイトル戦で大翔に勝てるのかな…私。
部活動体験が終わり、私と、大翔は、将棋部への入部を決め、顧問の先生に入部届を提出した。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
0
この作品の感想を投稿する
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる