憧れてた男子にフラれたのでバドミントン部に入って見返してやろうと思います。

序

　「すまない、お前とは付き合えない。」といきなりの言葉に、胸が締め付けられるのを感じる。

　
　「え？ちょっと待ってよ、なんで？あたしは、拓哉のことずっとかっこいいなあって思ってたのに、どうして付き合えないとかいうわけ？なら、せめて、理由、理由を聞かせてよ、でないと納得できない。」というと拓哉は「お前さ、イケメンアイドルのあにめとか、そういう系統のアニメが好きなんだろ？でも、俺は、美少女キャラたちが出てくるアイドルのアニメとか、そういう系統のアニメが好きなんだ、だから、お前の価値観を押し付けるような女は大嫌いなんだ、だから、お前とは付き合えない。」

　中学の卒業式で、ずっと憧れていた男の子、櫻崎　拓哉に告白したあたしは、ものの数秒で、フラれてしまった。あまりのショックにあきれて、しばらく口がきけなかった。


　「何よ、男子って、イケメンアイドルが好きなのがそんなにいけないことなわけ？
？男子だって、美少女キャラのアイドルが出るアニメを見て、きゃわ～とか、愛してるよ～とか言ってるくせに、私たちが、この子まじでかっこよくね～とか私はこのアイドルおしなんだ～っていうのはいけないっておかしいでしょ。いいもん、あいつのことなんか忘れて、4月からは、イマドキ女子高生ライフを送るんだ。」と言って、ベットにふて寝をしてしまった。最も、寝てばかりもいられない。

　「イマドキ女子高生ライフを送るとは言ったけど、私は今まで、イケメンアイドルのアニメが好きだからと言われて、拓哉にフラれたんだよね。だったら、それ系のアニメグッズやポスターを全部捨てて、この機会にショートヘアーにしてみよっと。」と言って、部屋にあったアイドルのポスターやアニメグッズなどをすべて捨て、散髪屋さんに行って、かみを切って、変わるための一歩を踏み出そうとしていた。