2 / 3
長尾×道枝
世界から彼を締め出して
しおりを挟む
駿「俺の事好き?ちゃんと好き?」
謙「好きやで。」
知ってる?みっちーのこと閉じ込めてしまいたいくらい好きって、危ないくらいに好きやってこと。
駿「俺は特別?俺には謙杜しかおらんよ。」
謙「みっちーのこと大切に思ってる。」
みっちー以外何も要らんよ。特別も何も、俺にはみっちー以外見えてないんやから。
駿「ずっと一緒にいてくれる?」
謙「うん。みっちーが俺から離れないなら。」
みっちーが俺から離れたくなっても、絶対に逃がさへんから。
いつも俺の重すぎる気持ちを隠して、まるでみっちーの方が俺のことを好きかのように思わせる。
みっちーは自分の気持ちの方が大きいんだと言うけれど、それは俺の作戦。
こうすれば、俺からの愛をもっともっとと求めてくれるから。
こうすれば、みっちーの瞳には俺しか映らないから。
……そう思っていたのに。
駿「じょーくん!」
嬉しそうに丈くんのもとに駆け寄る。
楽屋の端の方で丈くんに擦り寄ってる。
なんで。俺への気持ちはそんなもんなん?
イライラした気持ちを抑え込んで、
得意の笑顔でその撮影を乗り切った。
謙「みっちー!今日、俺の家来てや!」
駿「今日はじょーくんと…」
俺の嫉妬を悟られないように諦めの返事をしようとすると、
和「今日、丈くん用事あるからごめん!」
大橋くんが丈くんの腕を引いて楽屋を出た。
謙「来てくれる?」
駿「うん…。丈くんどうしたんやろ…?」
大切なメンバーだけど、今はもう彼の口から聞きたくない名前に再び苛立ちを感じながら帰路についた。
家に帰って、2人で普段通りゆったりと過ごしていた。
普段通りじゃないのは、彼が丈くんからのLINEの返信を待ってソワソワしていること。
…大問題だけど。
謙「みっちーと丈くんがイチャイチャしてた
から、大橋くん怒っちゃってるんちゃう?」
駿「そんなことしたかなぁ…?お説教されてるんかな…。申し訳ないなぁ。」
無自覚であの距離。あの甘い声での名前呼び。
もう、閉じ込めてしまいたくなるくらいに心配になってくる。
謙「丈くん、明日は腰痛そうに来るやろな。」
パッと彼の方に目をやると、真っ赤に頬を染める。
駿「…謙杜もお説教する?」
謙「えー?笑」
駿「お説教したい?」
本当は今すぐ彼をむちゃくちゃにしたい。
もう、誰にも見せられないくらいに俺色に染め上げたい。
謙「俺はみっちーが人と仲良くしてるの嬉しいからなぁ。そんなことせえへんよ。」
決して悟られないように。
俺に彼を溺れさせるための作戦を台無しにしないために。
謙「…みっちーがそれで離れたくなっても仕方ないよ。」
気持ちとは正反対の言葉には荷が重い本当の気持ちを乗せた。
駿「…離れて欲しい?」
今にも涙が溢れだしそうな程に瞳をうるませているみっちー。
謙「ううん。みっちーが俺の事好きでいてくれてるなら一緒にいたい。」
駿「…俺の事好き?ほんとに好き?」
涙を流しながら俺に答えを求める。
久々の優越感とみっちーの余裕のない泣き顔に劣情が募る。
謙「好きやで。」
駿「ならなんで、大橋くんみたいに俺のために怒ってくれたりせえへんの?」
謙「だから、それは…」
駿「嫉妬…してほしいって…思って…」
嫉妬して欲しい?みっちーの言葉に思考がフリーズする。
謙「嫉妬?」
駿「嫉妬は愛があったらしてしまうものやって、ネットで見て。俺、謙杜が誰かと楽しそうにしてたら苦しくて、おかしいんかなって思ってて…でも、それが謙杜のことが大好きって印ってわかって…」
まともに息も吸わずに一気に思いを漏らしたみっちーを抱きしめたくなる。
駿「俺は苦しくなるくらい謙杜のこと大好きやのに、謙杜はそんなことなくて…だから、謙杜のために俺ができることなんてなくて…」
どんどん悪い方向に転換されるみっちーの思考を止めずに見守るのが好きで。
俺のために狂っていく彼が美しく見えて。
駿「謙杜…好きってこういうことやんな…?」
虚ろな目で俺に問いかける。
駿「謙杜も苦しいくらい好きになって欲しいって思ったけど…でも…そんなことできないなら…」
狂ってる。
今、みっちーの中に存在するのは俺だけ。
ずっとこんなふうにいてくれたらいいのに。
そんな思いを込めて、キスをする。
みっちーが上手く息も出来ずに震えながら、
俺に縋るように俺の首に腕を回す。
唇が離れると寂しそうな顔をする。
駿「くるし…もっと…」
謙「かわいいなぁ。」
駿「もっと苦しくしてっ…」
間違った愛情表現を正すことなく、もう他になんていけないくらいに狂わせたくて。
謙「どうやって苦しくして欲しい?」
駿「俺の事使って…気持ちよくなって…」
謙「使うんやないよ。みっちーのこと大好きやから、みっちーと気持ちよくなりたい。」
大きく間違っているいつもの言葉を初めて訂正した。
駿「けんと…うれしっ…」
頭を撫でて、みっちーの奥深くに挿入する。
駿「あがっ…んんぐっ…」
謙「ここまではいってる。わかる?」
お腹をグッと押して、俺の形しか知らない彼にまた俺の形を教え込む。
駿「けんとやぁっ…くるしっ…もっとトントンしてえっ…」
謙「こう?」
俺が奥まで犯す度に嬌声が上がる。
駿「あっ…んぁぁっ…きもちい…?」
謙「みっちーの中、ギューって締め付けてる…上手やねっ…」
身体を跳ねさせて果てた彼の中で俺も果てた。
駿「あったかい…けんと…もっとして…」
もっともっと俺に堕ちて、幸せの闇に溺れて、世界から彼を締め出したい。
謙「好きやで。」
知ってる?みっちーのこと閉じ込めてしまいたいくらい好きって、危ないくらいに好きやってこと。
駿「俺は特別?俺には謙杜しかおらんよ。」
謙「みっちーのこと大切に思ってる。」
みっちー以外何も要らんよ。特別も何も、俺にはみっちー以外見えてないんやから。
駿「ずっと一緒にいてくれる?」
謙「うん。みっちーが俺から離れないなら。」
みっちーが俺から離れたくなっても、絶対に逃がさへんから。
いつも俺の重すぎる気持ちを隠して、まるでみっちーの方が俺のことを好きかのように思わせる。
みっちーは自分の気持ちの方が大きいんだと言うけれど、それは俺の作戦。
こうすれば、俺からの愛をもっともっとと求めてくれるから。
こうすれば、みっちーの瞳には俺しか映らないから。
……そう思っていたのに。
駿「じょーくん!」
嬉しそうに丈くんのもとに駆け寄る。
楽屋の端の方で丈くんに擦り寄ってる。
なんで。俺への気持ちはそんなもんなん?
イライラした気持ちを抑え込んで、
得意の笑顔でその撮影を乗り切った。
謙「みっちー!今日、俺の家来てや!」
駿「今日はじょーくんと…」
俺の嫉妬を悟られないように諦めの返事をしようとすると、
和「今日、丈くん用事あるからごめん!」
大橋くんが丈くんの腕を引いて楽屋を出た。
謙「来てくれる?」
駿「うん…。丈くんどうしたんやろ…?」
大切なメンバーだけど、今はもう彼の口から聞きたくない名前に再び苛立ちを感じながら帰路についた。
家に帰って、2人で普段通りゆったりと過ごしていた。
普段通りじゃないのは、彼が丈くんからのLINEの返信を待ってソワソワしていること。
…大問題だけど。
謙「みっちーと丈くんがイチャイチャしてた
から、大橋くん怒っちゃってるんちゃう?」
駿「そんなことしたかなぁ…?お説教されてるんかな…。申し訳ないなぁ。」
無自覚であの距離。あの甘い声での名前呼び。
もう、閉じ込めてしまいたくなるくらいに心配になってくる。
謙「丈くん、明日は腰痛そうに来るやろな。」
パッと彼の方に目をやると、真っ赤に頬を染める。
駿「…謙杜もお説教する?」
謙「えー?笑」
駿「お説教したい?」
本当は今すぐ彼をむちゃくちゃにしたい。
もう、誰にも見せられないくらいに俺色に染め上げたい。
謙「俺はみっちーが人と仲良くしてるの嬉しいからなぁ。そんなことせえへんよ。」
決して悟られないように。
俺に彼を溺れさせるための作戦を台無しにしないために。
謙「…みっちーがそれで離れたくなっても仕方ないよ。」
気持ちとは正反対の言葉には荷が重い本当の気持ちを乗せた。
駿「…離れて欲しい?」
今にも涙が溢れだしそうな程に瞳をうるませているみっちー。
謙「ううん。みっちーが俺の事好きでいてくれてるなら一緒にいたい。」
駿「…俺の事好き?ほんとに好き?」
涙を流しながら俺に答えを求める。
久々の優越感とみっちーの余裕のない泣き顔に劣情が募る。
謙「好きやで。」
駿「ならなんで、大橋くんみたいに俺のために怒ってくれたりせえへんの?」
謙「だから、それは…」
駿「嫉妬…してほしいって…思って…」
嫉妬して欲しい?みっちーの言葉に思考がフリーズする。
謙「嫉妬?」
駿「嫉妬は愛があったらしてしまうものやって、ネットで見て。俺、謙杜が誰かと楽しそうにしてたら苦しくて、おかしいんかなって思ってて…でも、それが謙杜のことが大好きって印ってわかって…」
まともに息も吸わずに一気に思いを漏らしたみっちーを抱きしめたくなる。
駿「俺は苦しくなるくらい謙杜のこと大好きやのに、謙杜はそんなことなくて…だから、謙杜のために俺ができることなんてなくて…」
どんどん悪い方向に転換されるみっちーの思考を止めずに見守るのが好きで。
俺のために狂っていく彼が美しく見えて。
駿「謙杜…好きってこういうことやんな…?」
虚ろな目で俺に問いかける。
駿「謙杜も苦しいくらい好きになって欲しいって思ったけど…でも…そんなことできないなら…」
狂ってる。
今、みっちーの中に存在するのは俺だけ。
ずっとこんなふうにいてくれたらいいのに。
そんな思いを込めて、キスをする。
みっちーが上手く息も出来ずに震えながら、
俺に縋るように俺の首に腕を回す。
唇が離れると寂しそうな顔をする。
駿「くるし…もっと…」
謙「かわいいなぁ。」
駿「もっと苦しくしてっ…」
間違った愛情表現を正すことなく、もう他になんていけないくらいに狂わせたくて。
謙「どうやって苦しくして欲しい?」
駿「俺の事使って…気持ちよくなって…」
謙「使うんやないよ。みっちーのこと大好きやから、みっちーと気持ちよくなりたい。」
大きく間違っているいつもの言葉を初めて訂正した。
駿「けんと…うれしっ…」
頭を撫でて、みっちーの奥深くに挿入する。
駿「あがっ…んんぐっ…」
謙「ここまではいってる。わかる?」
お腹をグッと押して、俺の形しか知らない彼にまた俺の形を教え込む。
駿「けんとやぁっ…くるしっ…もっとトントンしてえっ…」
謙「こう?」
俺が奥まで犯す度に嬌声が上がる。
駿「あっ…んぁぁっ…きもちい…?」
謙「みっちーの中、ギューって締め付けてる…上手やねっ…」
身体を跳ねさせて果てた彼の中で俺も果てた。
駿「あったかい…けんと…もっとして…」
もっともっと俺に堕ちて、幸せの闇に溺れて、世界から彼を締め出したい。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる