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第8話
闇の戦巫女 6
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メリナはショックを受ける私の肩に手を置くと慰めるように私の偉業を讃えてくれた。
「このシステムをご存じないのは仕方ありません。
階位の低い神は一度依り代を破壊されるとカナーンに再臨するまでに千年の時は必要だと言われています。
短命の人間には千年間の知識伝達する術などなく、討伐したと思った神が復活なされることを知る由も無かったのです。
(※カナーンとは物語の舞台となる世界の通称。)
しかも魔神シトリー様ほどの神を消滅させた勇者はいません。
だから、御存じなく勇敢に挑まれたのです。
魔神シトリー様ほどの神ならば、10年もあれば再臨が可能なことを・・・。」
「ローニャ様。それはつまり、貴女様がそれほど稀代の勇者だったという証拠です。
長きに渡って知られていない秘密に到達できたのは、あの神官騎士を並び立つに相応しい天才の貴女だったから可能だったこと。
どうぞ、御自分をお責めになられませんように。そして、お仲間の武勇をどうぞ誇ってあげてください。
貴女方は偉業を達成なされた勇者なのです。」
メリナの慰めを聞いて、仲間の死に意味があったと知り、私は涙をこらえきれずにいた。
走馬灯のように私の脳裏には共に戦った仲間の勇姿が浮かんでは消えた。
しかし、メリナは私に名誉を教えてくれたが、それと同時に絶望も教えてくれた。
「神は仰いました。
その偉業を讃え、再臨の暁には狂い死ぬまでローニャ様を抱くと。
ああ・・・っ!! な、なんて羨ましいっ・・・。」
そういいながらメリナの目はドンドン狂気的なほどに艶気が増していき、体は再び火照りだしたのか、息が荒くなり、やがて床に倒れ込んだ。
「だ、大丈夫っ!?」
慌てて私がメリナの体を抱き起そうとした時、彼女の目は既に正気を失っていた。
私がいるというのに己の乳房を抱きながら恍惚の表情で悶え始めていた。
「ああっ・・・。神がお与えになるあの快楽っ!!
わ、私・・・思い出しただけで・・・ああっ!!」
「メリナっ!? しっかりしてっ!!」
私が彼女を正気に戻そうと体をゆすっても彼女は正気に戻らず、やがて「ああああ~~~~っ!!」と、絶叫したかと思うと、全身を痙攣させながら失神してしまった。
メリナ・・・。その名の通り蜂蜜のように体を滴らせたまま意識を失った彼女を見ながら私は恐怖にとり憑かれる。
(こ、怖い・・・。わ、私もこんな目に合うのっ!?
快楽の虜にされ、理性を失ってしまうほど飼いならされてしまうのっ!?)
逃げなければ・・・。反射的にそう思ったが、体は行動に移せない。
恐怖のせいだけではない。
今は夜。そして、ここは闇の勢力の神殿。
力が増したチャームの呪いに囚われた私にはチャームの束縛に抗う事などできなかったの・・・。
(あら? ママ。何を逃げ出そうとしているのかしら?
貴女は私とここでお父様を待たなくてはいけないのよ?
そして、お父様の快楽と言う名の罰を受ければいいのよ。
貴女はお父様の快楽に抗えない。
そこの端女と同様にお父様に飼いならされたらいいのよ。
ふふふ。大丈夫。怖くなんかないわ。
そのときの貴女は、恐怖を感じる余裕もないほど快楽の虜にされ、理性なんか一瞬で失ってしまうんですから。)
「このシステムをご存じないのは仕方ありません。
階位の低い神は一度依り代を破壊されるとカナーンに再臨するまでに千年の時は必要だと言われています。
短命の人間には千年間の知識伝達する術などなく、討伐したと思った神が復活なされることを知る由も無かったのです。
(※カナーンとは物語の舞台となる世界の通称。)
しかも魔神シトリー様ほどの神を消滅させた勇者はいません。
だから、御存じなく勇敢に挑まれたのです。
魔神シトリー様ほどの神ならば、10年もあれば再臨が可能なことを・・・。」
「ローニャ様。それはつまり、貴女様がそれほど稀代の勇者だったという証拠です。
長きに渡って知られていない秘密に到達できたのは、あの神官騎士を並び立つに相応しい天才の貴女だったから可能だったこと。
どうぞ、御自分をお責めになられませんように。そして、お仲間の武勇をどうぞ誇ってあげてください。
貴女方は偉業を達成なされた勇者なのです。」
メリナの慰めを聞いて、仲間の死に意味があったと知り、私は涙をこらえきれずにいた。
走馬灯のように私の脳裏には共に戦った仲間の勇姿が浮かんでは消えた。
しかし、メリナは私に名誉を教えてくれたが、それと同時に絶望も教えてくれた。
「神は仰いました。
その偉業を讃え、再臨の暁には狂い死ぬまでローニャ様を抱くと。
ああ・・・っ!! な、なんて羨ましいっ・・・。」
そういいながらメリナの目はドンドン狂気的なほどに艶気が増していき、体は再び火照りだしたのか、息が荒くなり、やがて床に倒れ込んだ。
「だ、大丈夫っ!?」
慌てて私がメリナの体を抱き起そうとした時、彼女の目は既に正気を失っていた。
私がいるというのに己の乳房を抱きながら恍惚の表情で悶え始めていた。
「ああっ・・・。神がお与えになるあの快楽っ!!
わ、私・・・思い出しただけで・・・ああっ!!」
「メリナっ!? しっかりしてっ!!」
私が彼女を正気に戻そうと体をゆすっても彼女は正気に戻らず、やがて「ああああ~~~~っ!!」と、絶叫したかと思うと、全身を痙攣させながら失神してしまった。
メリナ・・・。その名の通り蜂蜜のように体を滴らせたまま意識を失った彼女を見ながら私は恐怖にとり憑かれる。
(こ、怖い・・・。わ、私もこんな目に合うのっ!?
快楽の虜にされ、理性を失ってしまうほど飼いならされてしまうのっ!?)
逃げなければ・・・。反射的にそう思ったが、体は行動に移せない。
恐怖のせいだけではない。
今は夜。そして、ここは闇の勢力の神殿。
力が増したチャームの呪いに囚われた私にはチャームの束縛に抗う事などできなかったの・・・。
(あら? ママ。何を逃げ出そうとしているのかしら?
貴女は私とここでお父様を待たなくてはいけないのよ?
そして、お父様の快楽と言う名の罰を受ければいいのよ。
貴女はお父様の快楽に抗えない。
そこの端女と同様にお父様に飼いならされたらいいのよ。
ふふふ。大丈夫。怖くなんかないわ。
そのときの貴女は、恐怖を感じる余裕もないほど快楽の虜にされ、理性なんか一瞬で失ってしまうんですから。)
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